正直最近。。

ブログ用のSSすら書いてねぇ・・・
どんだけ時間あっても、気付いたらスクフェスしたりモンハンしてるんですよ。。
いやーーー、春夏秋前半くらいまでずっと仕事してたからかな~~。
時間あると全部趣味に回しちゃってるわ~~~。。
SSのストックもうぶっちゃけ今年更新分くらいしか残ってねぇわ~~。
もう来年更新分のからはストックなくなるから毎週書き下ろすか、もしくはまたどこかで時間作って溜め直すしか無いわ~~。
あ~~・・・・・・・・・鬱だ・・・・
どうも、時間さえあればげ~むばかりしている、今年も24,25に予定など無い雪徒さんです!!
予定といえばあれだ・・・ラブライブのCDとBlu-rayでるじゃん。
それに絶賛にこイベ中じゃん!
仕事もあるし、もしかしてその2日は予定ありありなんじゃないのかこれは・・・!!
あはははは!そうだよそうだよ、これだけ色々あったら予定ありますって言っていいよね!!
うるせぇ泣いてねぇよ!!!
じゃ、今日の所はコレで失礼!!ノシシ


~雪徒家のポスト~




「ナオさん」
集中力は最低限必要ですね。
まあ、そもそもそんな無理にやる必要もないので自分の時間と都合つけて適当にやってください。
ほら、オレはもう両足沼に突っ込んで沈んでるから戻れないし、戻る気サラサラ無いからいいんですけど・・・
踏み越えちゃならないラインって、あると思うんですよね。。


~愛生語~「ことほのうみ」(1)





穂乃果
「よーーし、今週も張り切っていくよーーー!!」

海未
「どうしたんですか突然、そんなに気合いを入れて・・・」

穂乃果
「え?ついに穂乃果達の出番がきたんだよ!?
そりゃあ気合いもいれるよ~~。。」

海未
「出番、とは?」

穂乃果
「もーーう海未ちゃんは鈍いな~~。。
ほら、真姫ちゃんとか花陽ちゃん、凛ちゃんがやってたあのコーナーに私達も出演することになったんだよ!」

海未
「何ですかそれは!私、聞いてません!!」

穂乃果
「うん、あえて海未ちゃんには黙ってたからね。」

海未
「なんでですか!?(ちょっとショック)」

穂乃果
「いや、言ったら出演断られそうだったし。」

海未
「そうですね!知ってたらまず出ませんね!!
できるなら今からでもこの場を立ち去りたいくらいです!!」

穂乃果
「そんなに嫌なの!?」

海未
「い、嫌というか・・・
そんな、私のとりとめのない話を全国の方々から読まれるなんて・・・恥ずかしい!」

穂乃果
「いや~~、そもそも本当に限られた人しか読まないから大丈夫だと思うよ。」

海未
「そういう問題ではありません!
そもそも本当に無理です!
気の利いた話などできませんし、それこそ言葉に詰まって話が続かなくなるかも・・・」

穂乃果
「え、でも今は自然に話せてるよね?」

海未
「それは・・・何の変哲もない会話だからです。」

穂乃果
「海未ちゃんそれだよ!」

海未
「え?」

穂乃果
「その何の変哲もない話をすればいいんだよ!
別に特別なことはしなくたっていいんだよ、だって自然なままの私達を見てもらうコーナーのはずだよ!」

海未
「最後の方、何か小声で言いませんでしたか?」

穂乃果
「言ってないよ!気のせいだよ!!」

海未
「自然なまま、ですか・・・
それなら、できる、かもしれません。」

穂乃果
「大丈夫できるよ!」

海未
「その自信はどこから来るんですか・・・
全く、穂乃果にまた上手いこと乗せられたような気がします。」

穂乃果
「まあまあ海未ちゃん、そんなことは置いておいて何かしようよ!」

海未
「その前に一ついいですか?」

穂乃果
「なに?」

海未
「ことりの姿が見当たらないのですが・・・」

穂乃果
「ああ、ことりちゃんなら置いてk・・・
ちょっと用事があって遅れるって!」

海未
「いま何か言いかけませんでしたか?」

穂乃果
「そんなことないよ!」

海未
「そうですか?
まあ、遅れるなら仕方ありませんね。
それで、何かとは、何ですか?」

穂乃果
「うーーーん・・・そうだなーーー・・・」

海未
「まさかとは思いますが、考えてないとか言うのではないでしょうね?」

穂乃果
「そ、そんなことないよ!
ちゃんと考えてるよ・・・え、えーーーっと・・・
じ、じゃあ、穂乃果とイチャイチャするのと、穂乃果と愛を育むのと穂乃果と結婚するのどれがいい!?

海未
「何を言い出すんですか急に・・・!」

穂乃果
「さあ、海未ちゃん選んで!
海未ちゃんはどれがいい!?」

海未
「え!?まさか本当にその中から選ばないとならないのですか!?
と言うか、言い方が違うだけでほとんど全部同じ意味じゃないですか!!」

穂乃果
「同じじゃないよ!
イチャイチャは友達以上恋人未満の微妙な距離感を楽しめるし、愛を育むは恋人同士としての深い触れ合いとかが楽しめるでしょ、結婚ってなったらもうそれは愛の頂点!二人でどこまでもいけそうだよ!」

海未
「ほ、穂乃果?い、一度落ち着いたほうが・・・」

穂乃果
「穂乃果は落ち着いてるよ!
海未ちゃん、悪いようにはしないから早く選んで!
私、海未ちゃんの選択を尊重するから!!」

海未
「ですからそれ以前の問題で・・・!」

穂乃果
「もう!海未ちゃんこんなに言ってるのにまだそうやってはぐらかすの!?」

海未
「待ってください本当に!!
いくらなんでもこんな急にそんな重い選択肢選べません!!」

穂乃果
「じゃあいいよ!海未ちゃんが選ばないなら穂乃果が勝手に選んじゃうよ!?」

海未
「えぇ!?そ、それはちょっと・・・!
わ、分かりました!え、選びますから・・・!!」

穂乃果
「本当!?」

海未
「(この勢いだと『好きだ!結婚しよう!!』とか言われそうですからね・・・
さ、流石にけ、結婚は・・・
ん、待ちなさい園田海未!それだと結婚以外なら大体OKみたいじゃないですか!!
だ、ダメですそんな!いくら親友とはいえ、穂乃果の人生を左右してしまうようなことだけは・・・!
で、ですがどうすれば・・・他二つのどちらを選んでも良い方向にはいかないような気がしてなりません・・・)」

穂乃果
「海未ちゃん、まだ決まらない?」

海未
「も、もう少しだけ待ってください・・・!
(そもそも何を真剣に考えてるんですか私は・・・
そうです!穂乃果もきっと本気で言ってるわけじゃないはず・・・!
つい穂乃果に乗せられて焦ってしまいましたが、冷静に考えれば答えは簡単。
こんなのは話のネタにすぎないはずです。
そもそも女同士なのですから、穂乃果も本気でそういったことをしてきたりはしないでしょう。)
決めました、そ、それではその・・・穂乃果とイチャイチャするの方で・・・」

穂乃果
「おおぅ、やっぱりそれか~~。
多分それ選ぶだろうな~~って思ってたんだ!」

海未
「そ、そうなんですか?
穂乃果にしてはちゃんと考えているのですね。」

穂乃果
「うん!ちゃ~~んと考えてるよ!
じゃあ、海未ちゃん!ちょっとごめんね。。」



そう言って穂乃果が急に私に抱きついてきます。
それはいつものことなので気にもしなかったのですが・・・
何故か急に胸の辺りに顔を埋め、スーハースーハーと大袈裟に呼吸をしてきます。


海未
!!? ほ、穂乃果!??」

穂乃果
「海未ちゃん、良い匂い。
それに、すごくあったかい・・・心臓の音も聴こえるよ?
えへへ、緊張してるの?さっきから心臓の音、早くなってってるよ?」

海未
「な、何をしてるんですか!!
は、破廉恥です!!は、離れてください・・・!」

穂乃果
「嫌だよ~~!
海未ちゃんがイチャイチャしたいって言ったんだよ?」

海未
「い、言いましたけど!
こ、こんなのだ、ダメです!!」

穂乃果
「ダメじゃないよ。
だって別にやましい気持ちなんてないよ。
ちょっとした過剰なスキンシップの一環で・・・」

海未
過剰すぎます!!

穂乃果
「もうちょっとだけこうさせてよ・・・
お願い、海未ちゃん・・・」

海未
「ほ、穂乃果・・・
う、うぅ・・・、でも、でもやっぱりダメです!!」



『そうだよダメだよ!!』


穂乃果
「あ、ことりちゃん。
遅かったね!」

ことり
「もーーう、穂乃果ちゃん抜け駆けなんてズルいよ~~!」

海未
「こ、ことり!!た、助かりました!!
ほ、穂乃果をどうにかしてください・・・!
さっきから離れてくれないんです!」

ことり
「ふ~~~ん、そうなんだ~~。
じゃあ、ことりも一緒にやる!」

海未
「そうです!ことりも一緒に・・・え?」

ことり
海未ちゃ~~ん!もぎゅ。。

海未
ぬあっ!!!??

ことり
「海未ちゃん、良い匂い・・・」

海未
「あなたまでなに言ってるんですか!??
私は止めてくださいと・・・!」

ことり
「う~~~ん、でもここで止めちゃうと、ことりが海未ちゃんに抱きつけないから~~。」

海未
「どういうことですか!??」

穂乃果
「それはね!穂乃果もことりちゃんも海未ちゃんが大好きってことだよ!!

海未
はいっ!?

ことり
「そうそう、だからこれはその証のハグなの。
特に変な気持ちとかは無いんだよ?スーハースーハー

海未
だから匂いをかがないでください!!
だ、ダレカタスケテくださいーーーーーーーーーーーーー!!!






続く。。






~過去物語~最終幕「由紀篇」(20)


第二十話「あの日あの時(1)」




オレは、空っぽだ・・・今も昔も・・・。
何かを変えられるって信じてた。
自分の意志を通せば、何だって出来るんだって・・・
そうやって思い始めていたんだ・・・
だけど、だけどそれはただの夢幻・・・
オレは・・・空っぽだ・・・もう、何も、無い・・・












中学生の頃、いや・・・正確には小学生高学年に上がった頃からだった・・・
オレはよく親に怒られるようになった。
褒められることも少なく・・・いや、全く無くなったと言ってもいい。
テストの点数が悪ければ怒られ、何か悪さをすれば怒られ・・・
そんなの、いま考えれば当然のことで、何度思い返しても、アレは自分が悪かったな・・・と思い返すことばかりだ。
だけど、その時のオレはそんなことに対して不平不満を募らせていた。
勉強が出来ないのがそんなに悪いのか、自分が楽しいと思ったことをするのがそんなに悪いことなのか・・・
年を重ねるごとに、それはどんどん強く膨らんで、オレは何時の日か反抗期の時期をむかえてか、よく親と口論になることが多くなった。
その度に、オレは言い負かされて、その度にイライラはドンドン募り、逆に勉強はしなくなったし、遊んでばかりいた。
それがオレに出来る反抗の形だったのかもしれない・・・
それで何かが変わるわけでもないのに・・・
それに気付かなかったオレは、そんな小さくて、惨めな反抗を続けていた。
親との溝は深まるばかりで、オレはそれに対してその時は何とも思っていなかった。
オレのことを否定する親が悪い・・・
オレは何も悪くない・・・
オレは、オレは・・・自分が正しいと思ったことをしているだけだ。
それの、何が悪いっていうんだ・・・
何で誰も分かってくれない・・・
何で誰もオレのこと認めてくれない・・・
何で、何で、何で・・・みんなして、オレのことを否定するんだよ!!!
そんな言葉を胸の中で何度も反芻していくうちに、オレはすっかり親の言うことなど聞かなくなっていた。




中三に上がり、受験を控えているというのにオレは別に勉強などすることもなく、ただただ毎日を楽しく過ごすことだけを考えていた。
勉強をする振りだけはしていたが、その裏で親からくすねた金で中古のげ~むを買い漁り、受験生とは思えないようなげ~む漬けの日々を基本的には続けていた。
みんなは必死に塾に通い、テストの点数に一喜一憂する中で、オレは一人でバカなこと続けていた。
勉強なんかより、遊んでいる方が楽しかったし、それでオレは幸せだったから良かったのだ。
そんなわけだから、テストの点数も悪く、学年での順位も下から数えたほうが早い。
それが受験間際まで続いた。
しかし、そんなオレでも受験には成功し、晴れて合格することはできた。
簡単な話で、ウチのことを最大限に利用したから上手くいったのだ。
オレの目指した高校の学科は、農業分野の学科だった。
早い話、ウチは農家で、それを将来的に継ごうと思ってるのでそれの勉強をするために入学を希望しました的なことを面接で言っただけだ。
この年から受験の制度が変わり、オレの受けた高校は前期募集の時には面接のみの試験だった。
内申書の中身には自身がなくとも、面接でそういう将来のこと、家のことを持ち出すと有利だと言われたのをそのままやっただけだ。
それは上手いことはまり、オレは高校進学を無事に果たせたというわけだ。
受験から解放されたオレは、今まで以上に羽目を外し始めた。
そして、そんなときにあの事件は起きた。
オレの人生をここまで狂わせた衝撃の事件・・・






旅行に行こうと提案された。
それはいわゆるオレの合格を祝うための目的半分、ただ母親が行きたかっただけの、何の変哲もない旅行の提案。
オレは二つ返事で断った。
勿論の如く口論になる。
嫌なものは嫌だと突っぱねるオレに対して、親は言う。


『そうやって嫌なことからいつまでも逃げてばかりでどうするんだ!
いつまでも逃げてればどうにかなるなんて思うなよ!!
そんな逃げ腰の奴が高校に行ってうまくいくわけ無いぞ!!!
自分の実力で勝ち取ったわけでもないのに、いつまでも偉ぶってるんじゃない!!!』



言い方はキツイが、正論だった。
そのとうりなんだ・・・
オレは何一つ実力で勝ち取ってなどいない。
それが分かっていたから、オレはさらに腹が立って声を張り上げていた。
でも、結局正論に勝てるわけもなく、泣きながらその場は負け惜しみだけ言って部屋に逃げ込んだ。
まるで子供だ・・・
自分の思い通りにならないから騒いで、挙句の果てに逃げる・・・
何一つ正しさ何て無い・・・
オレは、それを分かりかけていた・・・
それが逆に腹立たしくって、旅行には結局行かなかった。
気分的には清々した・・・
親と顔を合わせなくてもいいと思うだけで、オレは人生最高の絶頂感を味わっていた。
祖父母は昼間は外仕事で畑にいるので、日中は家にいるのは自分だけ・・・
自由だった。
何者にもとらわれず、好き放題できることの開放感に幸福すら覚えるほどに、オレは浮かれていた。
それがすぐさま絶望へと急転直下するのに、時間なんて必要なかった・・・




その夜にもその報せはきた。
すっかり夜も更けた時の事だった・・・
電話が鳴っているのに気付いてオレは起きた。
こんな時間に一体誰だよ・・・
電話に出ると、知らない男の人からだった。
寝惚けていたせいか、正直殆ど話は耳に入ってこない・・・
ただ、その一言だけがハッキリと耳に突き刺さった。


『ご家族の方が交通事故にあわれて、手は尽くしましたが・・・残念ながら、お亡くなりになられました・・・


は?
何だかドラマとかそういうのでよく聞くようなセリフで、現実味がまるで無かったのだけは覚えている。
つい聞き返してしまっていた・・・
何度聞いても、その電話は、オレの家族が全員事故で亡くなったという報せだった・・・




よくある高速道路での事故だった・・・
強引に車線変更しようとしたトラックに巻き込まれて中央分離帯に数百メートル押し付けられながら引きづられるように走行されたらしい。
車はかなり潰れていて、中は血でベットリと汚れていた。
そして、そこから遺体を引きずり出すのも大変だったようだ・・・
もう、誰が誰なのか分からないほどにグチャグチャに潰れ、千切れてしまった家族だったであろう極彩色の肉片を見せられた時は、その場で吐き出したくらいだった・・・
その光景を思い出すだけで、オレは今だに吐き気をもよおしてしまう・・・
グロテスクな肉の塊に気持ち悪さを覚えたからじゃない・・・
後悔という名の深くて黒くて粘ついたそんな気持ち悪い感情の波が心を蝕み、胸を締め付けて・・・
それが食道を迫り上がってきて、吐出される・・・
それだけでも、オレは苦しかったのに・・・
現実はさらにオレを打ちのめしてきた。
家族の葬儀の日、祖父母が事故で他界した・・・
火葬場へ行く途中で、逃走中の強盗犯の車が信号無視で突っ込んできたのだ。
オレはたまたまその霊柩車には乗っていなかったので助かった・・・
だけど、そこで死んでいればと何度も後悔することになる。
そこから、オレの孤独な生活が始まった・・・






未成年を一人で住ませるのはどうなのかと親族会議で議題にはされるものの、誰一人として引き取るとか言う人はいなかった・・・
それはそうだ・・・誰だってこんな面倒背負い込みたくはない・・・
オレはその会議に嫌気が差して、勝手に一人で自活することを決めた。
幸い、家族全員の貯金はそれなりの量があり、しばらく生活するのには困らなそうだった。
米は売っていない分が残っていたし、野菜も少しだけなら畑に残っていた。
食事についても特に問題はない。
問題なのは、学費やその他の水道光熱費だ・・・
貯金を食いつぶしていてはスグに底をついてしまう・・・
だけど、今は特に何もやる気にならず、オレはただ日々を無為に過ごしていた。
後悔・・・
ただそれだけしか無かった・・・
失って初めて知ることもあるとかよく聞くけど・・・まさにそのとおりだなって思う。
オレは、今まで何のためにちっぽけな反抗をしていたんだろう・・・
オレは、一人で生きてきたんじゃないのに・・・
一人じゃあ、何もできないくせに・・・
何度もバカだった自分を思い出しては、泣いて喚いた・・・
それしか出来なかった・・・
そうすることでしか、自分を保てなくなっていた・・・
衰弱した体、折れかかった心・・・
何も、何も無い・・・
オレは空っぽだ・・・
大切な人達だと、失ってから初めて知って・・・
それを激しく後悔している・・・
オレは、何を支えにして生きていけばいいんだろう・・・
何度問いかけても、誰も応えてくれない・・・
オレは、一人だ・・・
誰も、居ない・・・
何も、無い・・・
残ったのは後悔と、何時までも胸から溢れ出してくる哀しみだけだった・・・
時だけが無情にも流れて、気付いた時には春になっていた。
それは、入学式の訪れをオレに知らせてくれた。






春。
みな、とても輝いて見えた。
オレは一人、自分だけ場違いだなと感じながらも・・・ただ入学式の席に座っていた。
体育館での式の後、教室での軽い説明があり、それが終わった後は解散となった。
他のみんなは親と一緒に帰路についていく。
オレはただ一人、自転車置場に向かった。
一緒に来るはずだった親も居ない・・・
当初予定していた自転車通学の予行代わりと思って、今日も自転車で来ていたのだ。
そこでふと、オレは何を思ったのか、コンクリートの地面に落ちていた桜の花びらを手に取り、目の前まで持ってくる。
そう言えば、今年は花見をしなかったな・・・
一緒に行く相手も居ない自分には、まずありえないイベントなのだが・・・
今年はさらに家族を亡くしたショックから、今日まで何もやる気も起こらず、家でただげ~むを惰性で続け、面白くもないテレビ番組を流し、コンビニやスーパーで買った弁当やお惣菜を食べて、風呂に入って寝て・・・
それの繰り返しだった。
折角久しぶりに外に出たのだ・・・
少しくらいは違うこともしないとな・・・
いつまでも、後ろや下ばかり見ていても仕方がない・・・
オレは前を向き、体を反転させると、校舎内を歩いてみることにした。




桜並木という程ではないが、敷地内には四季の花や樹木が多く植わっていて、見ているだけでも心の療養になるように思えた。
南側のグラウンドでは野球部が今日も練習に精をだしていた。
飛び交う声が校舎中に響き、そのやる気だけはハッキリと伝わってきた。
西側のグラウンドは少し南側のものより狭く見えたが、そのグラウンドをもの凄い速さで走り抜けていく陸上部の部員が見える。
ゴールと同時にタイムを聞いて愕然としている。
素人目には早そうに見えても、タイム的にはダメだったのかもしれない。
そんな日常の練習風景がまるで別の世界のように見えたのは、きっとまだオレの心が現実に戻りきれていないことの証なのかもしれない。
そのまま道なりに進むと、左手に武道場、右手に温室?のような物が何棟も立ち並んでいた。
温室の西側には小さな校門があり、そこで校舎は終わりだということが見て取れた。
小中とそんな大きな学校では無かったので、高校に入学して初めてこんな広い校舎のある所で勉強をすることになる。
なんだか今から逆に不安な気持ちになってしまう。
本当に自分はここでやっていけるのだろうか・・・
聞いた話によると、途中で中退する生徒が何人も出たりするらしい。
基本的に高校は義務教育ではない。
途中中退が認められているのだ。
実際に理由としては、学校が面倒になった、赤点を取って留年するくらいなら辞めるといった辺りが主な理由らしい。
でも、たまに何か問題を起こして自主退学させられるケースもあるらしいけど・・・
それもニュースとかでよく聞いたりするような、全く自分とは関係のない世界・・・だと思っていた。
だけれど、自分にとっても無関係ではないのだ・・・
家族を、まるで漫画やアニメ、ドラマのように急に亡くすなんてことが現実に起こってしまった・・・
それはつまり、『何が起こるかわからない』ということをオレに強烈な痛みと対価にして教えてもらった。
明日は我が身・・・とはよく言ったものだ。
まさに、関係無いと思っていたことが、自分にふりかかってきた・・・
それを思えば、オレが何かに挫折して、途中で高校を辞めてしまう可能性もある、ということを完全否定することなど出来なかった。
まあでも、この時のオレは、心が本当に疲れていて、あることないこと想像しては、マイナスの方にばかり捉えて考えてしまっていた。
それが、さも当然だとばかりに・・・




ふらふらと校舎内を歩きまわって、程よく疲れたオレは、そろそろ帰るか・・・と足を駐輪場の方へと向けていた。
でも、外の空気を吸い、自分の足で歩いたことが少しばかりリフレッシュになったのか、思ったよりは気分が良くなっていた。
このまま、もしかしたら立ち直れるかな・・・
そう思えるほどには気分転換になった。
そして調度、武道館を過ぎたあたりで、左側から風が吹き抜けた。
風に乗って、桜の花びらが散り、オレの顔や体に降り注ぐ。
そして、視線が自然と風の吹いた方へと向いた。
その先で、オレは新しい『運命』と言う名の『絶望』に出逢う・・・






あの日あの時・・・オレが彼女に出会ったのは、きっと『運命』だった・・・『奇跡』だとさえ思った・・・
そうやって、思ってた。
こうなるまでは・・・何一つ疑ったりしなかった・・・
オレは、空っぽだ・・・
今も昔も、何一つ、満たされることなんて・・・無いんだ・・・





続く。。
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[ 2014/12/21 00:00 ] 小説(連載版) | TB(0) | CM(1)

そっかー。ここの「ことほのうみ」は世間一般でよく見られる海未とことりがほのキチ(褒め言葉)のパターンじゃなくて
穂乃果とことりがうみキチ(褒め言葉)のパターンか。
結構珍しいですよねこのパターン。

そういえば、つい先ほど3年生最大の課題「Vベルト変速機」の製図がようやく終わりました。
これのおかげでイベントには出遅れるし、机兼ベットが汚くなるしで大変でした。
でもこれでこの製図の直し以外では手書き製図はやる必要が無くなりました。
[ 2014/12/21 23:17 ] [ 編集 ]

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