チュンチュンカード。。

真姫
ヴェェエエエエエエ!!!?

花陽
うぇええっ!?ま、真姫ちゃんどうしたの?」

真姫
「え、うん・・・ラブカストーン買おうと思ったら、またクレジット決済で買えなくなってるのよ・・・
またサポートにメールしなきゃか~~・・・
これ意外と対応が遅い時もあって急いでる時とか不便なのよね・・・」

花陽
「そうなんだ・・・
それで、なんでラブカストーン買おうなんて思ったの?
あ、にこちゃんのイベント中だからそのために?」

真姫
「いや、一年生限定ガチャで花陽が欲しくて・・・」

花陽
え!?は、花陽!??

真姫
「(しまった・・・!つい反射的に答えちゃった!!)
あ、えっと、その・・・花陽の未覚醒が多くて・・・
そ、それを覚醒させたいな~~って?」

花陽
「あ、そうだったんだね!
そういえば真姫ちゃんのユニット見たことないな~~・・・
いい機会だから見てみたいかも。」

真姫
ヴェエエエエエ!!?
(そ、それは不味い!!全ユニット花陽だらけなのを見られたらある意味取り返しの付かないことに!!)
あ、え、えと・・・ま、また今度にしない?
今日はその・・・いつもと違うユニットで組んでるから・・・」

花陽
「そっかーーー・・・
じゃあ、部員に誰が居るのかとか見てみたいな!
真姫ちゃん結構強い部員持ってそうだから見せてもらいたいな~~ってずっと思ってたんだ~~。」

真姫
ヴェェエエエエエ!!?
(そ、それはもっと不味い・・・!
花陽のURを複数枚覚醒させてる上に、花陽全種取り揃えてます状態の部員リストを見られたら絶対に変な目で見られる!!)
あ、えっと・・・実はこれ、メインのアカウントじゃなくて・・・
いわゆるサブなのよサブ・・・
だからそんな良い部員は入ってないの、悪いわね・・・

花陽
「・・・・・」

真姫
「(あれ、何か花陽が凄く怪しい目で私を見つめてる!?
ま、不味いわ・・・もしかして嘘ってバレて!??)」

花陽
「真姫ちゃん・・・」

真姫
「な、なに!?」

花陽
「実は、凛ちゃんばっかり集めてるのを見られるのが恥ずかしくて隠してるの?

真姫
「え・・・?」

花陽
「や、やっぱりそうなんだね・・・
そうだよね、真姫ちゃん、凛ちゃんのこと大好きだもんね!
だから真姫ちゃんの大切な凛ちゃんコレクションをそんな簡単に見せたりなんてできないよね・・・!
ごめんね、無理言って・・・」

真姫
「いや、ち、違うわよ!!
凛なんて一枚も残ってないわよ!!!

花陽
「え、じゃあどうして?」

真姫
「ほら、もう勝手に見ればいいでしょ・・・」

花陽
「あ・・・花陽ばっかり・・・」

真姫
「(終わった・・・
完全無欠に終わった私の人生・・・
思えば凛とのこと勘違いされてからずっとモヤモヤしてたわね・・・
でも、それも今日で終わり・・・
これでもう花陽は私の事幻滅するわよね・・・
終わったわ・・・何もかも・・・)」

花陽
「わぁ、凄い!
真姫ちゃん、花陽のカード全種類集めてくれたんだね!
わぁ、嬉しいな~~。。」

真姫
「え・・・き、気持ち悪くないの・・・?
だって、そんなに何枚も何枚も・・・同じ部員集めて、絆稼いで・・・
URのユニットに至っては絆30000くらい稼いじゃってるし・・・」

花陽
気持ち悪くないよ!
嬉しいよ、だって真姫ちゃん、花陽のこと好きでいてくれてるんだなって・・・
花陽はそう思ったよ。
だから、気持ち悪くなんてないよ。。」

真姫
「は、花陽・・・!」

花陽
「そ、それにしても本当に凛ちゃん居ないね・・・
と言うか、他のみんなも居ないけど・・・」

真姫
「ああ、それは・・・
手に入れて、覚醒させてから絆稼いで、稼ぎ終わったら基本的に花陽のレベル上げに使ってるから!

花陽
「そうなんだ~~。。
でも、もっと他のみんなも使った方が良いんじゃないかな・・・?」

真姫
「いいのよ、別に・・・他のみんなは・・・
私は、花陽が、花陽さえ居てくれれば・・・

花陽
「え・・・?」

真姫
「(い、勢いに乗って凄いこと口走っちゃったーーーー!!
ど、どうしよう!で、でも・・・これは逆にチャンスのような気も・・・!!)」

花陽
「ま、真姫ちゃん・・・それって、えっと・・・」

真姫
「あ、あの・・・だから、私は・・・花陽のことが・・・!


やっほーーーー!!真姫ちゃん、かーよちーん!!
遅れてごめんニャ~~~~。。」

真姫
「あんたホント毎度毎度タイミング悪いのよ!!
狙ってるの!?狙ってるんでしょ!???
私と花陽の仲を引き裂こうと必死になってんでしょ!??


「え~~~?
なんのことか分かんないニャ~~~~。。」

真姫
ぐぬぬぬ・・・・!!


「それより真姫ちゃん、ハイこれ。」

真姫
「ん、何よコレ・・・チュンチュンカードじゃないの。」

花陽
「真姫ちゃん、その言い方だと一部の人しか分からないと思うよ?」

真姫
「いや、そもそも選ばれし人しかこのSS読んでないでしょ・・・
みんなきっと分かる!分からなければググるに決まってるから大丈夫!!


「すっばらしい丸投げニャ!
真姫ちゃんがクレカ決済できなくて困ってるみたいだったから買ってきたニャ!」

真姫
「ん、何で私がそういう状況だって知ってるのよ・・・」


「えーーー、別に~~~。。
ただそんな気がしただけだよ~~~。。」

真姫
「・・・・・まあいいわ。
はい、お金。
これで貸し借り無しよ。」


「うん、じゃあ帰りにコレでラーメンでも食べに行くニャ!」

真姫
「早速使うの!?
全く、しょうがないわね・・・特別よ?」


「うん!かよちんも行くよね!?」

花陽
え!?う、うん・・・行こうかな。」

真姫
??? 花陽?」

花陽
「(真姫ちゃん、結局花陽に何を言おうとしてたのかな・・・
気になるけど、もう聞けるようなタイミングじゃないし・・・)」



私は・・・花陽のことが・・・!


花陽
「(その先は、なんて言おうとしたの?
ねぇ、真姫ちゃん・・・)」



~雪徒家のポスト~




「ナオさん」
夏バケーション羨ましいです。。
まあ、そんなことは置いといて・・・
夏バケーションを有意義に且つお金をかけずに過ごすですか・・・
なかなかに難しいですね。
自分は基本的にお金をかけないでってのがなかなか思いつかないんですよ。
こと自分のこと以外となると・・・
なのでここは自分のやりたいことを探しながらゆるやかに夏バケーションを過ごすことをおすすめします。。
何かなんのアドバイスもできずにスンマセンorz


~過去物語~最終幕「由紀篇」(6)


第六話「それぞれの日常~力押しの作法①~」




優太
魔氣(イクシード)』!!!



全身を覆う赤黒いオーラ。
『魔力』と『氣力』を同時に圧縮し、身に纏うことで発現する肉体強化術の最上位技法・・・
それが『魔氣』だ。
通常、会得するのに数年を要すると言われるそれこそ高難度の技だが、オレはそれを目の前に居る老練の男からみっちり叩きこまれ、数日で会得、そして数ヶ月で完成形の習得に至っている。
オレの物覚えがいいのか、それとも目の前のジジイの教えがいいのか・・・
今となってはどっちなのか分からない。
目の前のジジイ、アルヴィスが視線だけでこちらに合図を送る。
どうやら早くかかってこいと言っているようだ。
なら遠慮することはない。
オレは足を力強く踏みしめると一気にジジイへと突っ込む。
その速度は瞬間的に音を超えた。
ジジイはそれを涼しい顔で追いかけてくる。
右手に握った『黒龍』を振り下ろす。
音速で踏み込んだはずだが、その一撃は軽くその手に握られた『白龍』で防がれる。
見えていたのだろうか・・・
いや、確実に見えていた。
眼が確実にこちらの動きを追ってきていたのは確認済みだったからだ。
つまり目の前のこの男相手に音速超えの攻防を挑んでも当然のように防がれてしまうということだ。
やはり化け物だ・・・
同じ人間とは到底思えない。
それもその筈・・・
なにせこの男はこの『魔法界』に三人しか居ないとされる『三強』の一人、『白銀』の二つ名を持つ男・・・アルヴィス・S・フォークハートその人だ。
人攫い事件の折、何故か目を付けられ・・・
その後、時計塔でのドレイクとの戦いでオレの内に眠る『黒炎龍』の力を見出され、修行を見てくれることとなった。
その後も幾度と無く修行をつけられ、今では随分と色々な事ができるようになった。


優太
具現武装(フォーム)』・『展開(オン)』・鬼斬左文字(おにぎりさもんじ)!!!



オレは瞬時に『黒龍』を鞘に収めると、その両の手に『魔氣』を収束させる。
そして頭の中でイメージを思い描き、それを固定化させる。
すると、収束していた『魔氣』が変質し、形を変えていく。
見る見るうちに肥大化したその『魔氣』は2mはあるだろう巨大な両刃の大剣へと変わる。
その刀身を薄ぼんやりと光り輝く赤い炎が包み込んでいる。
『具現武装』、それは『魔氣』を高密度に収束させ、自身の強いイメージを具現化させる『魔氣』派生技だ。
基本的にイメージが強ければどんなものでも具現化は可能で、主にこういった武器や防具といったものを具現化させて使うのが基本的だ。
オレは握った『鬼斬左文字』を横一閃に振るう。
先程よりも速度は死んでしまっているが、それを上回るパワーがある。
いくらジジイでもこの質量を持った得物を『白龍』を裸の状態で防御するはずがない。
単純に、『白龍』は日本刀だ。
日本刀の真価はその切れ味にある。
基本的には日本刀での戦闘で、鍔迫り合いなどは普通行わない。
刃こぼれを起こしてしまい、切れ味が著しく低下するからだ。
なので、普通ならこの場合、この攻撃を回避するか、『魔氣』を『白龍』に纏わせて防御するか・・・
究極的にはこの二択だろう。
もし、ジジイがこの攻撃を回避ではなく防御で受けるとしたら・・・
オレの思惑が実ることになる。
ジジイは『白龍』に白く輝くオーラを纏わせた。
『魔氣』、つまり防御の構えだ。
取った!
そう確信した。
何故なら・・・


アルヴィス
!!? これは・・・!」



『鬼斬左文字』が触れた瞬間、『白龍』に纏わされていた『魔氣』が消える。
正確には吸収されたが正しい。
それを瞬時に悟ったジジイは『白龍』を上方へ回転させるようにして、『鬼斬左文字』の軌道を微かに上へとズラした。
その僅かなズレを身を屈めてやり過ごした。
オレはそのまま後方へと一度飛び退き、距離を開けた。
するとジジイが楽しそうに話しかけてきた。


アルヴィス
「なるほど、吸収か・・・考えたのう。」

優太
「一発で見抜くの・・・?
勘弁しろよ・・・秘密兵器だぞコイツは・・・」



『具現武装』には特殊な能力を一つ付けることが出来る。
オレの持つこの『鬼斬左文字』の効果は吸収。
それはオレの持つもう一つの特殊な技からヒントを得て付与した力だ。
基本的に何でも吸収するが、これは剣その物が相手の『魔力』、『氣力』、『魔氣』を吸収する。
吸収されたエネルギーは消失し、その分『鬼斬左文字』の力が増すということだ。
これにより、ジジイが防御する場合に限って、『白龍』に何も纏わせない状態で防御することになる。
実質、防御を封じたことになる。
が、ことはそこまで簡単ではない。


アルヴィス
「それで、どうするんじゃ?」

優太
「いや、実はコレ以上のことは考えてない・・・」

アルヴィス
「じゃろうな・・・ワシの防御を封じる程度ではワシを詰ませた事にはならんからのう。
そもそも、防御ではなく回避優先にすればよいだけの話しだしのう。」

優太
「そ、それをされると結局イタチごっこだ・・・
できるなら防御してください・・・
そしたら武器破壊してオレの勝ちってことに・・・」

アルヴィス
「ならんは阿呆・・・
この『白龍』はお前の『黒龍』と同じ龍素材で鍛えあげられた業物じゃぞ・・・
そう簡単に折れるわけ無いじゃろうが・・・」

優太
「そ、そういうもんか・・・
ちぇっ・・・じゃあ今回もオレの負けだ・・・」



オレはその手に形作った『鬼斬左文字』を霧散させる。
『具現武装』は結局の所『魔氣』で形作った物なので、オレが力を解けばおのずと消える。
今回のはそもそも修行の一環とはいえ、ジジイに一撃入れるのが主目標の修行だった。
ここの所はずっとその修業の繰り返しで、今のところ一度も成功したことはない。
あの闘技大会最後、エキシビジョンマッチでの一発は本当に紛れだったのかもしれない・・・


アルヴィス
「諦め早いのう・・・」

優太
「今日はちょっとこの後用事があるんだよ・・・
ちょっと鳳仙と千草と約束しててな、一緒に魔獣討伐の依頼をしに行く予定なの。」

アルヴィス
「なるほどのう・・・
なら、一ついいことを教えてやろう。」

優太
「んあ、何だよ・・・」



オレは立ち止まってジジイの方に向き直る。
そしてジジイが咳払いをした所で、嫌な予感がしたので話し始める前に一度確認を入れた。


優太
「その話、長いだろ?」

アルヴィス
「ん、そうじゃな・・・少しばかり長いかのう。」



案の定長い話だった。
ジジイは長話をする時、かならずその前に咳払いをするクセがある。
これは最近気付いたんだが、


優太
「マジかよ・・・急いでるんだけど、オレこれでも・・・」

アルヴィス
「役立つ話じゃから聞いていけ。
無駄な話はできるだけ省く。」



オレは渋々といった感じでジジイの話に耳を傾ける。
確かにジジイの話の長さは異常だが、それでも役に立たなかったことはない。
やはりこれでも『三強』の一人・・・
積んできた経験は、オレなんかとは比べ物にならない事の証明でもあった。


アルヴィス
「そもそものう優太、お前は勘違いしとるぞ。」

優太
「急になんだよ・・・何を勘違いしてるって?」

アルヴィス
「ワシの防御を封じることばかりで、崩すということは考えなかったのか?」



崩し。
それは柔道に存在する技法だ。
それは単純に相手の攻撃や防御に合わせて相手の力の流れを利用し、体勢を保てなくし、その隙をつくというのが一般的だろう。
だが・・・


優太
「いや、ジジイ相手にそういった技かけてもほとんど意味ねぇじゃん・・・
逆にオレの崩しに崩しを重ねてきて、逆にオレが崩されるなんてもう何度も経験してるんだ・・・
同じ失敗何度も繰り返すわけにもいかねぇだろ。」



そう、そもそもジジイにそういった崩しは逆効果で、オレの崩しの方向を見てからそれを利用した崩しを丁寧にかけ直してくるのだ・・・
ホント嫌になったのを覚えている。


アルヴィス
「そうじゃな・・・じゃが、それは技による崩しの話じゃろう。
力技による崩しなら・・・どうじゃ?」

優太
「力技による崩し?」

アルヴィス
「そうじゃな、単純に相手の防御に対して自分の出せる全力を叩きつけてみれば話が簡単だと思うんじゃが・・・」

優太
「はぁ?そんな単純な力押しで相手の防御が突破できたら苦労しねぇよ・・・
障壁突破型の技ならまだしも、オレにはそういった技は無いんだ・・・
普通に強い攻撃をバカ正直に撃ち込んで、防御した側に逆に崩されたらどうすんだよ・・・」

アルヴィス
「いや、それは分からんぞ?
もしかしたら、それをする余裕すらなくなるかもしれんからな・・・」

優太
「??? どういう意味だよ・・・」

アルヴィス
「相手にしているのが人間ならば、引けない状況というのがあるんじゃ。
特に、自分が得意とする分野で勝負を挑まれた時、相手は引くことはないぞ。
なにせ得意なんじゃからな。
負けるはずがないと思うじゃろう?」

優太
「そうかー?ジジイクラスにもなったら通用しないと思うけど・・・」

アルヴィス
「ワシとて人間じゃ・・・
間違った判断を下すときもある
完璧な行動が常に取れる人間などこの世におらん・・・
失敗して、落ち込んで、それでも立ち上がり、そこから新しく一歩を踏み出す。
それが人間のあり方じゃ・・・

優太
「何で急に教訓みたいな話になってるんだよ・・・」

アルヴィス
「おっと、そうじゃな・・・
関係のない話はせんと言ったはずじゃったな・・・」

優太
「いいよもう・・・
ジジイの老後の楽しみなんだろ、無駄話をするのがさ・・・」

アルヴィス
「お前軽くバカにしとるじゃろ・・・
そんなこと言う奴には明日からの修行に基礎修行をやらせることにするぞ?」

優太
「それは勘弁しろマジで・・・
あの地味な修行を今更もう一回とか辛すぎる・・・」

アルヴィス
「ふん、まあ今回は大目に見てやるが・・・
口の聞き方には気をつけんとあらぬ誤解を受けることもあるぞ。」

優太
「そうだな・・・注意するよ・・・」









鳳仙
「あ、ダンナーー!!こっちこっち!!



本部に戻ると、いの一番にそんな大きな声が聞こえた。
確認するまでもなく鳳仙だ。
相当楽しみにでもしているのか、ここからでもその機嫌の良さが伺える。
オレはゆっくり鳳仙と千草が待つテーブルへと向かった。


千草
「ちょっと遅かったね。」

優太
「ああ、少しだけジジイの話しを聞いてたからな・・・
ま、ためにはなったけどさ。」

鳳仙
「別に良いよそんなことは!それより、何を倒しに行く?」



鳳仙はテーブルの上にたくさんの依頼書を広げる。
ざっと見ただけでも100枚以上はありそうだ・・・


優太
「こんなに種類あるのか・・・」

千草
「うん、何だか戦団階級が最高位のSSSになったからか、かなり幅広く依頼が請けられるようになったんだよね。」

鳳仙
「そうそう。。
今まで受けたくても受けられなかったような、幻獣種系の討伐も請けられるようになって!
オレはこの『シャジャレギス』って言うのの討伐に行きたいな!
討伐難度SSSだって!滅茶苦茶強そうで燃えるじゃん!!」

千草
「と、鳳仙は言ってるけど・・・?」

優太
「オレはなんだって構わないけど・・・そいつは止めといた方がいいと思うぜ?」

鳳仙
「え、なんで?」

優太
「報酬が割に合わない。」

鳳仙
「報酬?」

優太
「討伐難度の割に報酬がAランクの魔獣討伐とさして変わらないだろ?
多分それ複数のグループ参加型の依頼だと思うぞ・・・」

千草
「あ、ホントだ・・・
依頼内容の所にそう言った表示がされてる。」

優太
「戦団階級のことで少しばかり反省して、手引書にひと通り目は通した。
そしたらそういうのの説明も載ってたよ。
複数グループ参加型の依頼もあるって・・・
だけどそれはグループの数が多ければ多いほど、報酬も分配される仕組みだ。
だから自ずと、グループ数が増えれば一つのグループに対する報酬も減っていく訳だな。
更に言うと、報酬は均等に分配される仕組みだ。
だから、どれだけ活躍しても、逆にどれだけ活躍しなくても報酬は変わらない
な、割に合わないだろ?」

千草
「言われてみれば確かにそのとおりかもね・・・」

鳳仙
「そっかーー報酬とかはどうでもいいけど、折角なら報酬も高くあげたいもんね。」

優太
「そういうの考えた上で、これなんてどうだろうか?」



オレは一枚の依頼書を掲げる。
二人の視線がオレの掲げた依頼書に向けられる。
そして二人は口々にその内容を読み上げていく。


鳳仙
「討伐対象『ギャリバートル』、討伐難度S、報酬額・・・・・12万G!!?」

千草
「マジかよ破格!!よくこんなの見つけたねユウ君!」

優太
「まあ、多分曰く付きなんじゃないか?
日本円に換算すると120万か・・・
悪く無いと思うけどやるか?」

鳳仙千草
「「やるやる!」」

優太
「だよな、じゃあ鳴に出してくるわ。」

千草
「やったーーー!
40万もあれば随分遊べるじゃん!!
何に使おうかなーーーー!」

鳳仙
「ダンナとの討伐楽しみだなーーー!
足は引っ張らないようにしないと・・・!」



二人はそれぞれ思い思いのことを呟きながら準備を始めた。
それを横目で確認しながら鳴に依頼書を手渡し、依頼を開始した。
オレにとって自主的な初仕事・・・
どうなることやら・・・





続く。。
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[ 2014/08/08 22:00 ] 小説(連載版) | TB(0) | CM(1)

ここ一週間やることが無さ過ぎて艦これやるか、ゼノギアスやるか、無駄に外歩くかしかやってませんよ。
そういえば漸くバイクが治りました。
けど、メット持ちながら4㎞先のバイク屋まで歩くのはきつかったですよ。
[ 2014/08/08 22:45 ] [ 編集 ]

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