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まさかの。。

まさかここにきてR-18の小説・・・いや、SS書くとは思わなかったなーーー。
いやね、別に書いたこと無かったわけじゃないの。
公開しなかっただけなの。
もうね、見たければ行けばいいんじゃないかな?
完全自己責任で頼む。頁へ
内容については向こうで見てくれ、気にならないなら飛ばないでくれ・・・
あ、ちなみに宣伝したかったとかじゃないんだ・・・
ぶっちゃけこれくらいしか書くことがなかっただけなんだ。
最近、書くことまた無くなってきたからな・・・
来週もなに書いていいのやら・・・
じゃ、今日の所はコレで失礼!!ノシシ


~雪徒家のポスト~




「ナオさん」
学年が上がれば自然と要求されるレベルが上がるってことですね。
それはもう学んでいく中で慣れるしかありませんね。
大丈夫ですよ、きっとひと月経った頃にはそれなりに出来るようになってますって・・・多分。
無双によくあるキャラクタークリエイト的な奴ですね。。
個人的にはあの機能別にいらないんですよね・・・
無双のオリジナル武将にあまり魅力を感じないもので。
まあ悪魔で個人の感想ですけど・・・
名前は確かに躓きますね・・・
自分も以前ポケモンを始めた時、主人公の名前何にしようって迷いました。。
男だったら自分の名前とかつければいいんですけど、つい女主人公選んだもので・・・
結局自分がいま一番好きなキャラクターの名前とかをつけました。
その時、既に日付が変わったばかりで尚且つ友人と一緒だったため、かなりノリに任せて命名しましたが、最終的にかなり気に入りました。
だから、自分の好きな偉人だったり、を適当にもじってつけるのがいいんじゃないですか?
自分見たく、好きなキャラクターの名前にしちゃうってのも最終的には愛着が湧くかもしれません。。


~過去物語~「奏篇」(17)






私の振った『ミョルニル』がカシムを打つ。
カシムの姿が霧散して消し飛ぶ。
これも分身だったか・・・
どうやらこの肉分け分身はカシムの肉体から飛び散った体の一部、または血からも分身を作ることが出来るみたいだ。
力は数が増えれば増えるほど、一体あたりの力は落ちていく。
だけど・・・


瑠依
「くそぅ・・・この人数は反則臭いと思うんだけどなーーー・・・」



視界を覆うカシムの分身体・・・
360度全方位を軽く囲まれてしまっている。
気付いた時には既にこの量になっていた。
一人一人の力は確かに大したことはなく、虫を潰すように容易くあしらうことが出来る。
だけどこう周囲を囲まれると不味い・・・
何せ私の『雷化』は基本的に直進することしか出来ないのだ。
しかも『雷化』して移動をしたら、自分で決めた目標まで移動が終わるまでコントロールが効かない。
例えばの話だけど、移動を開始した瞬間に進路上に何かが間に入ってきたら・・・
そのまま私はそれとぶつかるしかなくなる。
軽く音速を超えるスピードでぶつかる訳だから、向こうもただでは済まない・・・
が、それは私自身も同じだ。
『雷化』と言っても、自身が本物の雷と化す訳じゃない。
生身の肉体なんだよね・・・そうなったら私自身も相当の痛手を受ける。
だから、いまこの状況では『雷化』を使えない・・・
それに、使えた所でこんなたくさんの分身の中から本体を探すのなんて無理な話だしね・・・


カシム
『ははっ!やっぱりあの『雷化』って奴は万能じゃないみたいだな・・・』
カシム
『そもそも、お前が『雷化』してる時にオレの攻撃が効いてた・・・
つまりは、完全に肉体が雷に変化しているわけではなく、生身の肉体ってことだ・・・』

カシム
「そうなると、雷速で移動している時も物理的接触には耐えられないことを意味してる。
だったら、進路を阻んでやればいい。」



驚くほどに的を射ている・・・
私が攻撃されたのはたったの一度きり、それだけで私の『雷化』を見破るなんて尋常じゃない。
相当の場数を踏んでる証拠だ。
私は『ミョルニル』を握る手に力を込めた。


瑠依
「それがどうしたって?
別に私の技が『雷化』だけだと思わないで欲しいね・・・!






空気が変わった・・・
オレはソレが何を意味するのか何となくだが察する。
この野郎、何かデカイのをぶっ放すつもりらしい。


カシム
『させるかよ!!』



分身一体一体は確かに貧弱だ・・・
だが、一斉に押しつぶせば力の非力は関係無い。
そもそも質量はオレ自身と一緒。
つまり、この数百の荷重が一気にかかれば圧死させることなど容易い。
周囲を囲まれてるのだから逃げることは実質不可能。


カシム
「まあ、少しは楽しめた・・・いいぜ、もう死んでも。

瑠依
「誰が・・・死ぬって!?



一際激しい放電が奴の周囲を焼きつくした。
その力の奔流は奴の手に握られた槌へと収束していく。
余波で軽く分身体が三分の一は吹き飛ばされた。
一蹴、そんな言葉がふさわしい。
やはり、この人数だと一人一人の耐久値は蚊以下だ・・・
軽い魔術の余波でこのザマだ。


瑠依
来たれ、雷精!唸れ、雷鳴!!轟け、雷轟!!!
『ヴォルティック・カタストロフ』!!!!!



振り下ろされた奴の槌。
それが地面へと振り下ろされ、地表を砕いた瞬間、遥か上空から巨大な魔力の塊が降り注ぐ。
その一撃は周囲一体を焼きつくし、オレの視界をみるみるうちに侵食する。


カシム
「おいおい、マジかよ・・・こりゃあ・・・!






この技は大気中の電子を結合し、魔力による操作でそのエネルギーを肥大化させて放つ超極大の破壊呪文。
まあ、本気で撃ったわけじゃないけど・・・
そもそも本気でやったら火山の活動を促進しちゃって噴火とかしちゃうからね・・・
それに、奏をギリギリ巻き込まない程度に撃ったから範囲も見た目ほど広くはない。
更に言うなら、本来下準備のチャージに数分はかけるのを、ほぼ数秒でやったからか、肉体への負荷が半端じゃない。
私は自然と膝を折り、『ミョルニル』にもたれかかる。
意識が軽く朦朧とする。
完全に魔力を使い果たした。
威力の大半を自身の魔力で補った結果だ、仕方がない。
だけど、これなら流石のカシムも動けるまで回復するのに時間がかかるはず・・・


瑠依
「か、奏・・・今のうちに逃げよう・・・山を、降りよう・・・」


・・・!・・・!!!



あれ、おかしいな・・・
奏が何か言ってるはずなのに声がまるで聞こえない・・・
ああ、それだけ私も疲弊してるってことなのかな。
意識をしっかり持ち直さないと・・・こんな所で落ちられない・・・


瑠依
「かな・・・」



その言葉が、喉から出ることはなかった。
背中に走る激痛、胸から突如として噴出す血飛沫・・・
視線が自身の胸元へと向く。
そこから突き出ている金色の短刀・・・
そして背後から感じる巨大なオーラ・・・
私は口から血を吐きながら声を絞りだす。


瑠依
「な、何で・・・どうして・・・」

カシム
「ああ、言ってなかったか?
何も分身出したり、不死身だったりするのだけがオレの技じゃないんだぜ?



非情にも抜かれる短刀。
私は地面へ引き寄せられるように倒れ伏した。
意識も先程より遠のいていくのが分かる。
自分の血が流れ出ていくのが分かる。
それはとても暖かく、そして逆に自身の体はみるみるうちに冷たくなっていく感覚に襲われた。




私は元々何をしたかったのだろう・・・
この日まで特に考えること無く、ただ流されるままにカシムに付いてきた。
カシムはあの日に言った、「お前の罪を償う方法がある」と・・・
それは結局ここで身を投げて死ぬことだった。
それはいい、正直死ぬことはある意味で私の本望とも言える。
過去にあったあの事件で、私は強いトラウマを持った。
そのトラウマの所為で吸血行為ができなくなるほど・・・
自分の犯した罪と、その罰を受けること・・・
それは私が生きている意味と同じだ。
どうしたら償える、どうしたらこの傷を癒せる・・・
ずっと考えていた・・・
だけど、答えなどでない。
ユータ達と過ごす中で、少しづつだが心の傷は癒えていた。
夏以降、たまに愛依から吸血することもあり、少しづつだが感覚を思い出しつつあった。
だが、長年吸血行為から離れていたからか、私は昔ほど血を欲することはなくなっていた。
だが、心の傷は癒えても・・・罪が消えてなくなった訳ではなく、その罰を受け、償わなければならない・・・
それが心に枷をつけ、肝心な所で体が動くことはなかった。
薄情者だ・・・
目の前で大事な人が傷つけられて何も出来ないなんて・・・
結局、あの時から私は何一つ変わってなど居ない・・・
ただ、大事な人が傷つくのを黙ってみているだけの、薄情者だった。


『今度は、ちゃんと守るから・・・』


体の奥から声が響く。


『愛依の傍で、ずっと愛依を守るよ。』


それは私が交わした約束に相違ない
瑠依の体が地面に吸い寄せられるように倒れ伏す。
それを見た瞬間、私は燃え滾るこの感情を抑えることは出来なかった。
それは凄く単純な、分かりやすい感情・・・
ただ、ただ・・・カシムへの怒りが、私の心を、体を突き動かす。
その瞬間、私のなかで何かが外れかかる音がした。



カシムーーーーーーーーーー!!!!!



私は走った。
手にはナイフを握り、ただカシム目掛けて駆ける。
ナイフへと『魔力』と『氣力』を集中させる。
そのオーラが紅く輝き、刀身を覆う。
『紅乱舞刀』を纏わせたナイフでカシムの体を切り裂く。
それが霧散して消える。
いつの間に入れ替わったのか、分身だった。


カシム
『なんだよ奏・・・』

カシム
「危ないだろ、流石のオレも『紅乱舞刀』で攻撃されたら痛いじゃ済まないんだが・・・」


「もう、嫌なんだよ・・・
目の前で誰かが殺されるのを黙って見てるなんて!!

カシム
『そりゃあオカシイんじゃないのか?
全部お前が悪いんだろ・・・あの時だってそうさ。
人間を信じるからあんなことになったんだ・・・


・・・!!

カシム
人間は自分と違う存在を絶対認められないんだ・・・
それはこの『魔法界』だって同じことだ。』


「それでも、それでも私は・・・!」



耳を、目を逸らしたい気持ちを必死に押さえつけ、私はカシムを見つめる。
四人、カシムの今の人数だ。
『波動』を使えれば、魔術を無効化することで分身を消し飛ばすことも可能だけど・・・
それが無い以上、自力で分身を倒して本体であるカシム自身を叩くしか無い。
私は踏み込む。
カシムは散開せず、固まるようにして待ち構えている。
何かの罠かも知れないが、気になんかしていられない。
この首に刻まれた呪印を解呪させて、早く瑠依を連れて山を降りなければ・・・
それだけが私を突き動かす。



紅乱舞刀(こうらんぶとう)』、『具現神器(モード)断罪与えし神罰宝剣(ダーインスレイブ)』!!!



振り下ろした左手のナイフがカシムを霧散させる。
続けて突き出した右手のナイフがもう一人のカシム消えて散った。
突き出した右手を右へと大きく振るい、もう一人カシムも粉微塵に吹き飛ばした。
残るカシムは一人、つまりこいつが本体・・・
私は両手を胸の前で交差させると、カシムへ向けて☓を刻み込むように振るう。
カシムの体が☓字に上下別れる。
狙うは上半身。
何故なら脳を破壊するのがもっとも効率よく再生に『魔力』を使わせることが出来るから。
私達の不死身の特性は永遠の物ではない。
それは内蔵している『魔力』で得ている一時的な不死身にすぎない。
完全なる不死身、そんなものは太古の昔に滅んだという。
そのため、再生を繰り返し行わせることで『魔力』の枯渇を引き起こせれば、カシムを倒すことは可能だ。
それは以前、私が死にかけたことで実証済みだ。
さきほどまで瑠依に何度か殺されている。
しかもかなりメチャメチャに・・・
あれだけの損傷を治すのにはかなりの『魔力』を使うはず。
それに吸血鬼の『魔力』補給源は人の生き血しか無い。
それ以外に『魔力』を溜め込む術はなく、自然に回復する分の『魔力』以上を内包したいなら血を摂取するしか無い。
が、その吸血行為をこの数日間しているのを見ていない。
それだけで過信するのは危険だけど、こいつに勝つには何度も複雑な人体再生を繰り返させて、魔力切れを起こさせるのが一番だ。



具現神器(モード)禁じられし災厄の魔剣(レーヴァテイン)』!!!



両手に握ったナイフを縦に『魔氣』で固定、オーラを巨大化させることで一対の紅蓮の炎を纏わせた大剣を具現化する。



「今更かもしれない、でも、それでも!!守るって決めたんだよ!!
愛依を、守るって決めたんだ!!!



振り下ろした大剣がカシムの体を一文字に切り裂き、その体を焼き尽くす。
レーヴァテインの炎は例え不死の体でも焼き尽くす。
つまり、一時的とはいえカシムの肉体を完全消滅させることができる。
だが、それでも再生するだろう。



「何度でも来い・・・もう迷わない!
私は、信じるぞ!愛依やユータ達を・・・!」

カシム
「そっか・・・そりゃあ残念だ。」



奏の遥か上空。
そこに浮かぶのはカシムだった。
再生するにしても早過ぎる・・・
完全消滅からの再生は少なくとも数分はかかると踏んでいた・・・
そのため、この状況に私は少なからず不安を感じ始める。



「まさか、さっきのも分身?」

カシム
「・・・はっ!お前と正面から戦う必要はないからな。
分身一体をオレと全く同じ人体構成で作っておいたのよ。」


「ちっ、メンドクサイ技ばっか覚えやがって・・・」

カシム
「だが、使えるだろ?」


「・・・」

カシム
「まあ、お前と戦ってやってもいいけどよ・・・あんまオレにも時間がないんだわ。
悪いけどよ、もう動かなくていいぜ?」



カシムの指が乾いた音を鳴らす。
すると、私の体から一気に力が抜ける。
膝が折れ、地面に倒れ込んだ。
指一本たりとも動かせなくなる。
心無しか、首元の呪印が脈をうっているように感じる。


カシム
「その呪印は逃亡防止用の呪印だ。
お前の動きを束縛することも可能なんだよ。」



カシムは私の側に降り立つと、その手を伸ばし私の首根っこを掴んだ。
そして私の体を引き上げると、ゆっくりと火口へ歩いて行く。


カシム
「実は色々御託を並べたけどな・・・
この火口に身を投げるのは何もお前じゃなくても良かったのさ・・・


「あ・・・な・・・!」

カシム
「封印を解く鍵は、一つの命
それがこの火山を活性化させ、蘇るのさ・・・
終末の大火(ラグナロク)』が・・・!



火口の淵、そこから激しい熱が立ち上ってくる。
私の体はカシムに支えられ、どうにか宙に浮いている。
下には煮えたぎる溶岩の池が見えた。


カシム
「良かったな・・・これでエリーゼの所に逝けるぞ?
お前の願い、叶いそうだな・・・」


・・・!!

カシム
「じゃあな、奏・・・あの世で他の奴らにもよろしくな。」



カシムの手が離される。
私の体は火口内へと落下していく。
数メートル落ちた辺りで皮膚が焼けている感覚に襲われる。
が、体を動かすこともできなければ、痛みに呻くことも出来ない。
ホントにこれで死ぬのか・・・
これが、罰なのか・・・
償えるのか、こんなことで・・・
大切な彼女を奪った罪を・・・
マントに火がついた、その火が全身をゆっくりと焼いていく。
自然と瞳を閉じていた・・・
このまま焼けて、灰になって、死んで・・・
それで何もかもから開放されるのかと思えば、何だか納得もできそうだった・・・


『馬鹿野郎!!勝手に諦めんな!!!』


そんな声が聞こえた気がした。
私は瞳を見開き、視線を下へと向けた。
その先から、つまり溶岩の中から何かが飛び出してきた。
全身を覆う赤く燃え滾る炎の膜。
それに体を掴まれる。
掴まれると同時に全身をとても冷たい何かが覆い、全身から火の手が消え失せ、火傷になっている部分からは鈍い痛みのみがする。
そして一気に山頂の遥か上空へと飛び出した。



「あ・・・」



そっと手が伸ばされ、私の首元を優しく撫でた。
すると、何故か首にあった違和感が消え、体の自由が戻る。
月を背に照らされたその顔に、奏は一筋の涙を流した。



ユータ・・・!

優太
「おう、悪いな・・・ちょっと遅れた。
って、これ蓮の時も言った気がするな・・・」


「と、と言うか,お、お前・・・どうして溶岩の中を普通に出てこれるんだよ!
普通に考えてオカシイぞ!?」

優太
「ああ、似たような修行をちょっとやってたもんでな・・・
溶岩でやったのは初めてだったけど・・・
原理としては、全く同じ属性同士なら基本的にダメージを受けないっていうアレだ。」


「えと、つまり・・・溶岩と同じ力で身を包んで溶岩内を移動してきた、と?」

優太
「ああ、そんな感じです・・・」


「おま、無茶しすぎだろ!!
上手くいかなかったら溶けて死んでるところじゃないか!!

優太
「それを言ったらお前だって生きるの諦めてたろ?



ユータの真剣な物言いに、私は文字どうり言葉を失う。
そのとうりだった・・・
死ねば楽になれると、考えてしまっていた数秒前の自分の思考を思い出す。



「だって、私は・・・許るされないようなことをして・・・
ただでさえ、吸血鬼っていうだけで迫害の対象にされる・・・
そんな私と一緒にいたら、お前たちまで巻き込んじゃうかもって!!
そう思ったから・・・」

優太
「知るかそんなこと・・・
世界が何だ、吸血鬼だからなんだってんだ。
オレにとって・・・奏は奏なんだよ


「は、え?」

優太
例え世界中の誰もが、お前のことを認めなくても・・・
それで世界中の全てが敵になろうとも・・・
オレが、オレ達だけはずっとお前の味方で居てやんよ!
信じろオレを、オレ達を!家族だろうが!!!



心の枷が、砕けて散ったような気がした。
自然と涙の粒が零れ落ちる。
顔をグチャグチャに濡らしながら、嗚咽混じりに、私はつっかえつつも、どうにか一言だけ絞りだすように囁いた。



「私、生きてても・・・いいのか?」



それを受け、ユータは自信満々に私をまっすぐ見つめる。
月を背にしているからか、凄く眩しく見えて、真っ直ぐ見つめるのが辛くなるくらいに、その顔は輝いているように見えた。


優太
「たりめぇだ・・・お前はオレの、大事な妹だからな・・・」


ぶっ!



その言葉は文化祭準備の時に言っていた言葉そのものだった・・・
あの時点では軽い冗談だとばかり思っていた。
と言うか、この状況で言われても正直パッとこない。
しかし、不思議と嫌な気などまるでなかった。
むしろ、喜んでいる自分がいることに困惑さえする・・・



「お、お前・・・それ、本気で言ってたのかよ・・・」

優太
「ああ、割と本気だ。」


「んな決め顔で言うなよ・・・。」



でも、口から出るのは普段どうりの悪態ばかり・・・
しかしそんな私のことを嫌わず、ましてやこんな所まで追いかけてきて、ボロボロになりながら妹だと言ってくれる・・・
こんな側にいたんだ、私のことを本気で想ってくれる人が・・・
妹、悪くないかもな・・・と、思ってしまう。
そう思うと、自然とこみ上げてくる気持ちをそのまま口にだすことが出来た。



「ユータ・・・」

優太
「んー?」


「ありがとう。」

優太
「礼は帰ってから聞いてやるよ・・・それより、ほれ。」



ユータは私に小さな小瓶を手渡してくる。
中に真紅の液体が入っている。


優太
「霊薬エリクシル、の十倍液だ。
何かあった用に常に持ち歩いてるんだ。
それを愛依に飲ませてやれ・・・傷の治りを促進してくれる。」


「ホントか!?」

優太
「ああ、でも十倍液だから薄めてあるんだよ・・・
完全治癒には程遠い、できるならスグに蓮の所に連れてってやってくれるか?
蓮はほら、あの空に浮いてる飛空艇が見えるだろ?
あそこに居るからよ。」



そう言いつつ、視線だけ向け私に位置を知らせる。
ユータは瑠依の近くに私を下ろし、私達に背を向ける。



「ユータ?お前は行かないのか?」

優太
「落とし前はつけないとならねぇだろ・・・
悪いけど先に行ってろ、スグに追いかけるさ・・・
この野郎を火口に叩き落としてからな!!

カシム
「へぇ・・・言うな、人間・・・!」



カシムはこちらへ向き直ると、視線をユータへ移す。
ユータもそれを受けて、腰に下げた『黒龍』を抜き放つ。


優太
よくもオレのカワイイ妹二人に手ぇ上げてくれたな・・・
きっちりその分お返ししてやるからありがたく思え・・・

カシム
「オレに二度も負けた奴が良く吠えやがる・・・」

優太
「あぁ?さっきのはテメェに負けたわけじゃねぇだろ。」


「ユータ、ホントに大丈夫なのか?」

優太
「おぅ、心配すんな。
オレにはとっておきの秘策がある。
お前はできるだけ早くここから離れろ・・・
『螺豪』に残ってる奴らにも同じことを伝えてくれ。
じゃないと、巻き込まれる。」


「・・・・・うん、分かった!
ちゃんと帰ってこいよ!?
帰ってこなかったら許さないからな!!

優太
「任せとけ・・・オレは溶岩の中からですら生きて生還した男だぜ!」


「ああ、そうだったっけ・・・
気をつけろよ、信じて待ってる。」



それだけ言い残すと、私は背中から蝙蝠の羽に似た羽を生やし、月の照らす夜空を羽ばたいた。
チラリと一回だけ後ろを振り向く。
ユータの全身を激しいオーラが覆う。



「信じてる・・・信じてるからな、絶対勝てよ・・・兄さん(ユータ)。」







続く。。
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[ 2014/04/18 00:00 ] 小説(連載版) | TB(0) | CM(1)

そういえば、「のうりん」っていう作品を御存知ですか?
「ニャル子さん」同様、GA文庫が出したパロディ多めの作品なんですが、タイトルの通り農業高校を舞台にした作品なんです。
まだ私はアニメしか見てませんが、ギャグ中心で進められつつ農業の厳しさを取り扱っていて久しぶりに原作を買い集めたくなりました。
全12話なので時間に余裕があるときにお勧めします。但し8話は自己責任で…

[ 2014/04/18 05:51 ] [ 編集 ]

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