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~海語~「水着と海水浴とイカと地球外生命体と変態達篇」

~海語~「水着と海水浴とイカと地球外生命体と変態達篇」






優太
「副題長ぇぇぇぇええええええええええええ!!!!!そして季節感無視しすぎじゃぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!画面の向こうは既に『秋』だっつーーの!!!」

雄大
「何にツッコんでるんだハカセは・・・。」

板垣
「アレだよ・・・暑さで心も体もボロボロなんだろ。きっと・・・」





雄大
「夏だ!」

駿一
「海だ!!」

尾崎
「天国だーーーーーーーーーーーーー!!!」

駿一
「いやいや天国は違うでしょ?」

尾崎
「違くねぇよ!!女の子達と一緒に海水浴なんて十分すぎるほどに天国だろうがぁ!!!」

大野
「駿一はアレだろ。男にしか興味無いから女の子要らないんだろ。」

駿一
「そうだね。オレは雄大一筋さ!!」

雄大
「キモいわ!!!」

駿一
「そんなこと言って・・・雄大もオレのことを・・・」

雄大
「オレは梓一筋だーーーーーーーーーーーー!!!」

優太
「最初は唯一筋だったのによく言うよなーーー。」

平山
「まあまあ、肝心なのは今じゃんか。」

優太
「そりゃあそうだな。ジョリ、良いこと言うぜ!」

須田
「ぶっちゃけると・・・昨夜は興奮のあまり寝られなくて2、3回ほどアレしてしまった。」

優太
「マジか須田・・・それはそれで凄いな。」

尾崎
「須田っち!オレもだよ・・・。まあオレは5、6回したけどな。」

全員
「「「「「「「うわ・・・引くわぁーーー。。」」」」」」」

尾崎
「何でだよ!!みんなだってしただろ!!?」

雄大
「いや、これくらいのことでそこまでは普通しないと思う。」

大野
「妄想だけでそこまではなーー。」

板垣
「幼女以外は興味無いし・・・。」

駿一
「雄大以外興味ありません。」

雄大
「死ね。」

駿一
「ツンだよね?デレあるよね?助手のデレ良かったもんね!!」

雄大
「知らねぇよ!!つか女に興味無かったんじゃないのかよ!!!」

駿一
「二次と三次は違うでしょーー。」

雄大
「ダメだコイツ・・・マジでどうにかしないと・・・!!」

平山
「全く・・・オレが言うのも何だけど、バカしか居ないな・・・。」

須田
「そういうジョリだって若干もっこりしてっぞ!!!」

平山
「鍛えてあるからな・・・。」

須田
「何をどうやって!!!?」

平山
「そりゃあ毎日大人の玩・・・」

優太
「はいそれ以上は禁止ーーーー。完全に教育上いくない!!」

駿一
「そういうハカセももっこりしてっぞ♪」

優太
「おいみんなーーーコイツマジでボコろうぜーーー。」

駿一
「バッチこいやーーーーーーーーーーー!!!!!」

優太
「あ、やっぱ止めよう。ただ喜ばせるだけだ・・・」

駿一
「えぇーーー!!止めちゃうのーーー!!?ハカセ!男なら一度言ったこと曲げんなよ!!」

優太
「知るか・・・。しかし、学校行ってる奴は夏休みだったりするんだろうけど・・・仕事してる奴らはよく来れたな。」

尾崎須田
「「基本女の子見たさに来ました!!!」」
優太
「うん。凄くさわやかに言ってるけど最低な発言ですからね。自重しようねーーー。」

尾崎
「だって千草ちゃんが来るって言うから・・・。」

須田
「オレも蓮さんが来ると言うから・・・。」

駿一
「雄大が『やらないか?』って誘ってきたから・・・。」

雄大
「言って無ぇよ!!!」

優太
「雄大スルーだ。鋼のスルースキルをここで身につけるしかない・・・駿一を見てみろ・・・あの嬉しそうな顔。雄大の反応を見て完全に有頂天だぜ?」

雄大
「くっ!!何時の間にか人を困らせることでも快感を得るようになったって言うのか!!?」

駿一
「雄大限定でね!!」

雄大
「そんな補足いらねぇよ!!!!」

優太
「雄大!スルー!スルー!!」

雄大
「がっ・・・!!く、くそーーーー!オレはただみんなと遊びに来ただけなのに!!何でこんな目に・・・!梓が来ないって分かった時点で来なければよかったのか・・・。」

大野
「まあまあ・・・そこまで思いつめなくても・・・。」

優太
「おっちゃん。本人的にはかなりダメージ高いと思うから・・・」

大野
「それもそうか・・・。」

尾崎
「それより千草ちゃんはまだか!!?色々待ちきれないぜ!!!」

優太
「千草限定かよ・・・。」

板垣
「尾崎よぉ・・・女の子の支度には時間がかかるものなのさ・・・。」

尾崎
「うん。分かってはいるんだけど・・・どうも待ちきれん。その間にも妄想と言う名のオレの小宇宙(コスモ)が広がっていく!!!」

優太
「エラク壮大な妄想ですね・・・。」

駿一
「オレとしてはこういう場面で『お待たせーーー!』とか言って後から女の子が来るって言う黄金パターンを殺したい。」

尾崎
「黙れ駿一ーーーーーーー!!!それはプール&海水浴の神への冒涜だぞ!!!」

優太
「今日はエラク壮大な表現が多いな・・・流行ってんの?」

須田
「とりあえずシュタゲは面白かった。ハカセ、Blu-rayとか集めてないの?」

優太
「いや、アレは金が無くて手出して無いや。でも欲しいよなーーー。お金貯めて買いたい所だよ。。」

尾崎
「まずなーーー!!そのありきたりな展開が良いんだろうが!!!」

優太
「あれ、あの説教続くの?間に小ネタ挟んだから違う話になると思った。」

須田
「ハカセはシュタゲ誰が好きだった?」

優太
「最初から最後まで紅莉栖派でしたが何か?」

尾崎
「お前なぁああああ!!話が始まってまず最初に女の子が水着姿で登場したとするよ・・・そこに男がふらふらと『わりぃ!待ったーー?』とか入って来てみろ!!それまでの空気ぶち壊しだろ!!!男要らねぇ!!ってなるだろ!!!つか何で男の水着姿を大ゴマで見せられなくちゃならないんだ!!?『○きメモ』のガールズサイドか何かか!!!?」

須田
「オレは最初まゆり派だったんだけどさーーー。何か最後の方の助手のデレにやられたって感じかなーーー!」

優太
「アレはビビっと成らざるを得ないよな!オレもシュタゲの話となるとその話ばっかりだよ!」

尾崎
「こういうのはなぁああ!!まず最初につまんねぇ男の描写で期待値上げてから女の子を出すのが全ての人的に正しい成り行きなんだよ!!分かったか!!?分かったなら海に沈んで頭冷やしてこい!!!」

駿一
「まさかの水攻めですかぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ!!!!!!!!??喜んでぇぇぇぇぇっぇぇぇぇぇえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!

大野
「駿一は、バカだな・・・。」

優太
「あ、終わった?」

大野
「そういえばハカセ。」

優太
「ん?」

大野
「今回はみんなで一緒に来ないでハカセ達は別々に来たけど・・・何で?」

優太
「え?あーーーー、何と言うのかな・・・オレもあの旅行以来色々ありまして・・・。」

平山
「何だ何だ?何かあったのか?オレに話してみろよ!親友じゃなイカ!!」

優太
「え・・・いや、別に大したことじゃないんだけど・・・あのさ、」



??
「パパーーーーーーー!!」



小さな女の子の声がした。
一同はその声のする方に目を向ける。
そこには小柄な一人の少女が一生懸命に駆けてくる姿があった。
心なしかこちらに向かって来ているように見える。


板垣
「ちょ、ちょ、ちょ・・・ブフゥーーーーーーーー!!!」

優太
「ギャーーーーーーーーーーー!!!板垣が突然眼鏡を外したと思ったらイキナリ鼻血をーーーーー!!!」

板垣
「せ、説明しよう・・・板垣は眼鏡キャラということをアピールするためにこのようなどこぞで見たことがあるような展開になったのである・・・。」

優太
「分かった!!分かったから眼鏡をかけろ!!つーかむしろこのネタは直球すぎるからもう二度と使うな!!ちなみにオレは千歳が大好きだーーーーーーー!!!」

須田
「あ、さらりとぶっちゃけた。」

優太
「お前らには分からないだろうがなぁ、眼鏡で関西弁という時点でオレのツボを押しまくってるんだよ!!ああ、あと妙におばあちゃんっぽいところとかグッっとくる!!それにアニメ版の声優が豊崎さんだぞ!!何て言うかオレのためにあるキャラだよ!!!」

??
「パパーー?」

雄大
「おおぅ?お、お嬢ちゃん?お父さんとはぐれちゃったのかな?」

??
「ううん。」

須田
「え、でもじゃあ何で?お父さんはどこに?」

??
「パパ。」



少女は何の迷いも無く一人の男を指差した。
その先に居たのは紛れも無く優太なわけで・・・


優太
「え、えっと・・・その・・・あーーー、うーーー、・・・む、娘の綾香だ。よろしくしてやってくれ。」

綾香
「ふくしまあやかです!よろしくおねがいしま・・・」



綾香がその言葉を言い終わるや否や、その場に居た全員が綾香の目も忘れて優太に殴りかかった。
とりあえず綾香は一人ポカーーーンとしながらその様子を眺めていた。
しかし、やっと状況を把握したのかスグに止めに入った。
だが、時既に遅くお父さんは天に召された後だった・・・








尾崎
「それで・・・誰との子なんだ?千草ちゃんじゃあるまいな??」

優太
「いや、だから違うんだよ!!あの子は確かにオレの娘だけど・・・そういう誰との子って訳じゃないんだって!!て言うか冷静になれみんな!綾香はどう見ても小学生だ!!」

板垣
「ああ、小学四年生くらいと見た・・・。」

優太
「ああ、そのとうりだ。今年11になった!そしてここから冷静に考えろ!!オレは今18だ。綾香が11ってことは、オレが7歳の時にそういうことをしないとならない訳で・・・」

須田
「まさかハカセがそんな小さな時から性欲を持て余して大人の女性とあんなことやこんなことをしていたなんて・・・羨ましすぎる!!!!!」

優太
「だから違ぇって言ってるだろうが!!!!」

綾香
「パパーーー。お話終わったーー?」

優太
「あ、いや。まだだ。もう少し向こうで砂遊びしててくれるか?」

綾香
「うん。早く終わらせて一緒に遊ぼうね!」

優太
「ああ。」

雄大
「じゃあ、そういうのが全部無かったとして・・・あの子は一体なんなんだよ・・・。」

板垣
「水着はAラインだな・・・いわゆるワンピースドレス型か。ピンクの花柄とか狙いすぎな気もするが小学生と言うことを考えれば無問題。そしてなによりあのすっぽりと頭に被った麦わら帽子が良い!!凄く良い!!!」

優太
「板垣・・・綾香に手を出す気なら明日の朝日が拝めなくなるがいいんだな?」

板垣
「ハカセ・・・勘違いするな。オレはただ幼女を生温かく、そしてヌルヌルと足の先から頭の先まで見つめていたいだけなんだ!そこに居てくれるだけでいいんだ!!!」

優太
「もの凄く生々しいわ!!」

平山
「それで、真面目な話・・・どういう訳?」

優太
「いや・・・その、なんだ・・・簡単に言うと綾香は孤児なんだ。」

須田
「親が居ないってことか?」

優太
「ああ。オレが出逢った・・・いや、保護した時は既に親元から連れて来られた後みたいだった。それで、調べたら親御さんはもう既にこの世に居ないって・・・。」

大野
「割と酷い話だな。あの前回までのお気楽な空気からこんな展開になるとは思わなかった。つか、こういうシリアスネタは他でやるんじゃ?」

優太
「いや、そこら辺は知らねぇけど・・・。とにかく、親元を離れてしばらくの間色々と口で言うのも煩われるようなことを受けていた所為か、綾香はほとんどの記憶を失ってしまっていたんだ。」

雄大
「なるほど・・・。見た目より幼い喋り方をするのも記憶が無くなってるからか・・・。」

優太
「アイツが目覚めた時、目の前に居たのがオレだったんだ。何かその所為かオレに一番懐いちゃってさ。その内オレのことを父親だと思うようになって・・・。」

尾崎
「そ、そうか・・・そんなことが、変な趣味に目覚めたとかそういうのじゃないんだな・・・。」

優太
「ま、そんな訳でオレが引き取って、最近コッチに連れて来て・・・」

平山
「コッチ?」

優太
「あ、いや。今のは違った。忘れてくれ。(『魔法界』のことだけは一般の人間にバラす訳にはいかないんだった。アブねーアブねー。。)」

綾香
「パパーーー!!見て見てーー!」

優太
「ん?」

綾香
「ガン○ムーー!」

須田
「無駄にクオリティ高ぇぇえええ!!!つか、砂で作れるレベルじゃねぇよ!!確実に!!!ホントに小学生か!??」

優太
「おお、よくできたなーー。」

綾香
「次はシャ○ザク作るからパパも一緒に作ろうよーーー!」

優太
「ああ。遠慮しとくわ・・・。」

綾香
「分かったーーー!じゃ、あやか一人で頑張るからパパは待っててねーー!!」

優太
「おぅ。」

駿一
「ただいまーーー。」

須田
「あれ、駿一早かったね。」

駿一
「一人で水に沈んでても、楽しくない・・・。」

優太
「ああ、誰かに沈めて欲しい訳ね・・・。」

駿一
「そうなんだよ!!やっぱりオレは誰かに責められないとダメだ!!雄大!オレを男にしてくれぇぇえええええ!!!」

雄大
「お前を男にする過程でオレが全てを失うわーーーーーーーー!!!」

駿一
「二人なら乗り越えられると信じてる!!」

雄大
「むしろ壁にぶつかって死ね!!!」

駿一
「そんな激しい雄大も好きだぜ!!」

雄大
「ハカセーーーーーーーーー!!どうにかしてくれーーーー!!!」

優太
「無茶な・・・。」

雄大
「駿一をどうにかしてくれたら昼飯好きな物奢る!!!」

優太
「え、マジで?」

雄大
「マジで!!」

優太
「相当切羽詰ってるな・・・。分かったよ。どうにかしてみよう。確かに今回のは酷い。」

雄大
「ハカセーーー!!恩に着る!」

優太
「駿一ーーー。お前どうしたんだよ・・・何かおかしいぞ?」

駿一
「オレはいつでもこんなだろ?」

優太
「いや、何て言うかいつもより押しが強いって言うか・・・。」

駿一
「そんなこと言って!!ホントはハカセが雄大とイチャラブしたいからオレが邪魔なんだな!!?」

優太
「すいませんそういうのマジで勘弁してくれよ・・・オレは普通に女の子が大好きだよ。最近だって紅莉栖とか菜子とかエリーゼとかレイアとか千歳とかアッカリーーンとかとか色んな女の子に萌え萌えキュンしちゃってるんだよ!!!」

尾崎
「ハカセーーー言ってて恥ずかしくないのかーーー。」

優太
「バカ野郎!!全然恥ずかしく無ぇよ!!!コレくらいで恥ずかしがってたらなぁ!オタクやってらんねぇんだよ!!!つか女を見ればハァハァしてるお前にだけは言われたくないわぁぁぁあ!!!!!!」

綾香
「何だか分からないけどパパかっこいい!!」

優太
「ははは、褒めるな綾香。パパ、調子に乗っちまうぜ・・・!」

綾香
「パパーー、見て見てーーー!シャアザ○作ろうとしたら間違ってシナ○ジュになっちゃった!でもこれはこれでかっこいいよね!」

須田
「またもハイクオリティーーーーーー!!もはやそっちの方に才能開花しかかってますよこの幼女!!!つか○ク作る過程でシナン○ュにならないよね!!確実に故意にやったよね!!!」

綾香
「すだっちーーー!あんまりほめるなよーーー!あやか、調子に乗っちまうぜ・・・!」

須田
「ある意味ホントの家族以上にシンクロ率高ぇよこの二人・・・シンクロ率400%で完全に同化しちゃうパターンじゃないですかね・・・。つか『すだっち』って・・・」

優太
「兎に角だ・・・駿一、冷静になれ。まずはこれを見ろ。」

駿一
「え、なになに?」

優太
「この動画を最初から最後まで見ればあ~ら不思議。なんと女の子のことしか考えられなくなります。」

駿一
「うっひょおおおおおおおおお!!雄大最高ーーーーーーーーーーーーー!!!!」

雄大
「むしろさらに酷くなってますが!!?」

優太
「むむっ・・・逆効果だったか・・・まさかエロ動画見せた反動でさらに男好きに磨きがかかるなんて・・・駿一、恐ろしい子!」

雄大
「感心してる場合かーーーーーーーー!!!つか、どんだけ酷い動画見せたんだよ!!ちょっと見せてみろ!!」

優太
「いいよ。ほら。」

雄大
「うっ・・・こ、コレは・・・い、良いじゃねぇか・・・。」

優太
「だろ?」

尾崎
「あ、ハカセ次オレも見たい!」

須田
「オレもオレも!!」

綾香
「あやかもーーーー!」

優太
「綾香は砂遊びしてようねーーー。」

綾香
「えーーーー、むぅ・・・パパのいじわるぅ~~。」

板垣
「見せてやれよ!!可愛いだろ!!!」

優太
「おいワザと間違ったんだよな?そこは可愛いじゃなくて『可哀想』じゃなイカ?普通に考えて・・・」

板垣
「いや、イジケてる綾ちゃんも可愛いな、と!!」

優太
「いやどうでもいいよ・・・。」

駿一
「兎に角オレは雄大が好きなんやーーーーーーーー!!もう止まらないんやーーーーーーーーー!!!」



本日一番の奇声を上げつつ駿一は雄大を力任せに砂浜に押し倒す。
そして雄大の上に馬乗りになると凄まじい力で雄大を押さえつけた。
周囲から「キャーーー!!」とかピンクい声が聞こえた気がしたが・・・気のせいだろう。
気のせいであって欲しい。


雄大
「わ、ちょ、お前マジで止めろ!!は、離れろーーーーーーーー!!!」

優太
「ば、バカ!駿一!冗談でもそれはやりすぎ・・・!!」

駿一
「冗談やない!!ワイは本気なんや!!好きや雄大!!結婚してくれーーーーーーーーー!!!!!」

雄大
「断る!!!」



ベローーン!!


雄大
「うわっ!!?何すんだよ!!!気持ち悪い!!」

駿一
「これは、嘘をついてる味だぜ・・・ジョルノ・ジョバーナ!!」

優太
「何で急にそんな懐かしいネタ引っ張り出してきてるんだよ!!つか、ジョルノ違う!彼は雄大やって!!!」

雄大
「な、何だよ・・・どうしちまったんだよ駿一!!マジでおかしいぞ、お前!」

優太
「確かに・・・どうなってんだ?」

駿一
「うへへ、へへへへへへへへへっへ!!!!!」

優太
「仕方ねぇなこのアホは・・・。雄大!駿一を突き飛ばせ!!」

雄大
「あ、ああ!!」



雄大はすぐさま両腕に力を込めると力一杯駿一を突き飛ばす。
駿一は激しく尻もちをつくも、スグに身を起こし雄大に向かってにじり寄る。


駿一
「ゆーーーーーーだーーーーーいーーーーーーーーーーー!!」

優太
「テメェは・・・もう少し頭冷して来い!!!」



優太は駿一の目の前に踏み込むと、右の足を後ろに振り上げた。
そしてその足に魔力を練り込み、駿一目掛けて放つ。


優太
『超銀河彗星脚』!!!!!」



ドボッ!!!!!


と腹に思いきり優太の足がめり込む。
駿一はそのまま海までまっすぐ飛んでいった。
海面を水切りのように何度も跳ねて10回くらい跳ねたのちに巨大な渋きを上げて海底に沈んだ。


雄大
「ハカセ・・・流石にやりすぎたんじゃ・・・。」

優太
「大丈夫だ・・・。あれくらいじゃあ駿一は死なない。むしろ今頃海の底で満面の笑みを浮かべてるだろうよ。」





優太
「しかし何だこの流れは・・・まさかまたそういう流れ?もうこういうのやらないんじゃなかったのかよ・・・。」

尾崎
「それより流石に千草ちゃん達遅くない?彼此三十分は経つけど・・・」

優太
「・・・まさか、この何かと関係してるのか?」

大野
「ちょっと過剰に反応しすぎじゃないの?駿一はちょっと興奮のあまり周りが見えなくなっただけかもしれないじゃん?」

優太
「そうなのかなーーー。それならいいんだけど・・・。」

平山
「でも確かにみんな遅いなーーー。見に行く?」

須田
「覗きか!!?」

平山
「しねぇよそんなこと!!!」

雄大
「はぁ・・・何でもいいから早く女の子の水着が見たい・・・。むしろ早く癒されたい・・・。女の子最高!!!!」

優太
「こっちはこっちで色々不味いことになってるし・・・。」

尾崎
「ん?なぁ、あの娘スゲェレベル高くねぇ?」

須田
「え、どれ?」

尾崎
「ほら、あそこのパーカー羽織った青いビキニ姿の・・・。」

須田
「うほっ、確かにレベル高ぇな。パーカーで肌が隠れているとはいえ、かなりの持ち主!!彼女、何かを持ってるぜ・・・。ま、オレは蓮さん一筋ですけどねーーー。」

尾崎
「そんなこと言ったらオレだって千草ちゃん一筋だよ!!」

大野
「あれ?何かあの娘、こっち来るよ?」

平山
「マジだ!しかも何かホっとしてるぞ!!?どういうことだ!!」

尾崎
「あれぇ~~~?まさかオレの魅力を感じちゃったのかな~~?モテる男は辛いな~~もう!」

???
「お待たせして申し訳ありません。その、予想以上に着替えに手間取りまして・・・。」



その場に居るみなの頭上に「?」マークが浮かぶ。
予想していたのと違う言葉がでてきたからだ・・・。
その少女は深く頭を下げたあと、少し恥ずかしそうに頬を染めながらある男を見つめてこう言った。


???
「そ、その・・・このような水着を着るのは初めてで・・・どうでしょうか?優太様。」

優太
「え、あーーーー・・・うん。似合うとおも・・・」



その言葉を言い終わるや否や、またもその場に居た全員から優太は殴る蹴るの暴行を受けた。
少女はあたふたしつつもどうにかして止めたが、以前のダメージがまだ残っていたからかご主人様はまた天に召された。。








須田
「で・・・この超絶素敵に可憐なお姉さんは一体誰なんだ?」

優太
「簡単に言うとエリスはオレのメイドだ・・・。」

尾崎
「ハカセ・・・妄想もいいかげんにしろよ・・・。」

優太
「いや、妄想じゃないよ。ちゃんと現実だよ。なぁ、エリス。」

エリス
「はい、お初にお目にかかります。優太様のお世話をさせてもらっているエリスと申します。」

尾崎
「おいおいおいおいおいおいおいおいいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!!!!!!!」

優太
「何だ尾崎落ち着け。」

尾崎
「落ち着けるか!!何でハカセの周りにはこんな綺麗だったり可愛い人ばかり集まるんだーーーーーーー!!!!」

優太
「いや、気付いたら居たって言うか・・・。」

尾崎
「すざけんなぁぁあああああああああ!!!素人童貞の分際で女の子だけはたくさんはべらせやがってーーーーーーーー!!!」

綾香
「えりすーー、『しろーとどーてー』ってなーーに?」

エリス
「えぇ!?あ、いえ・・・綾香様はまだ分からなくても大丈夫ですよ・・・。」

綾香
「そうなのーー?じゃあいくつになったら教えてくれるーー?メモしておくから教えて~~。」

エリス
「そうですね~~。綾香様が18歳ほどになったら適当でしょうか・・・。」

綾香
「そうなんだーーー。ほとんどの単語を18過ぎるまで教えてもらえないんだよねーーー。どうして?」

板垣
「綾ちゃんメモを取るなんて偉いね!どんなことが書いてあるのかな?」

綾香
「えとねーー、ほとんどが教えてもらえなかった単語の覚え書きだよ~。」

板垣
「例えばどんなのがあるんだい?」

綾香
「えーーーとねーーー。さっきの『しろーとどーてー』でしょ、『へんたいしんし』、『ひとづま』、『NTR』、『りょーじょく』、『らんk』・・・」

板垣
「ごめんなさい。オレが悪かった。もうそれ以上読まないで・・・流石に幼女にそんな単語言われて興奮するほどオレは変態紳士じゃないんで・・・」

綾香
「そっかーーー、いたがきは『へんたいしんし』じゃなくて、ただの『しんし』なんだねーーー。」

板垣
「Exactly!!」

優太
「そのネタも大量に使って来てるからもう使うの止めれーーー。」

板垣
「あのさ、オレのキャラの方向性についてなんだけど・・・もう眼鏡妄想キャラ(どう考えても彼女ですホントにありがとうございました)と変態紳士キャラどっちがいいと思う?」

優太
「もうどっちも兼用でよくね!?変態って部分が完全に一致してますからね!!」

板垣
「分かった!!幼女妄想モードに入る!!!」

優太
「入るな!!メンドイから!!!!!!!!」

須田
「小ネタなげぇよ!!!話逸れまくりだからね!!どんだけ作者は話を引き延ばしたいんだよ!!?」

優太
「ほら、カイジよりはマシじゃねぇ?」

尾崎
「ああ、アレは酷いな・・・。」

優太
「アレが味の一つになりかけてるが大丈夫だろうか・・・。」

須田
「いやいや待て待て・・・!!完全に話すり替えようとしてるよね!ハカセ自身引き延ばす気満々だよね!!」

優太
「いや、聞きたいことがあるならズバッっと脈絡なく始めてくれよ。じゃないと何時まで経っても進まないぞーーー。」

須田
「じゃあ聞くけど・・・エリスさんのスリーサイズを教えてください。」

優太
「エリス、いくつー?」

エリス
「すいません。セクハラで訴えていいでしょうか?」

優太
「どうぞどうぞ。。」

須田
「いや待って!!脈絡も無く話を始めようとした弊害でついつい本音を言ってしまっただけなんだーーーーーーーー!!!」

エリス
「あ、もしもし警察ですか?はい、今ちょっと変な男性にスリーサイズを聞かれまして・・・」

須田
「何か何時の間にかオレの人生終了のお知らせーーーーーーー!!!?」

優太
「エリスーー、あんまり冗談がすぎるとアイツ壊れちゃうから勘弁してくれないか?」

エリス
「す、すいません!つい私も悪ノリを・・・!須田様、申し訳ありませんでした。」

須田
「え、あーうん。オレも何かごめんなさい。調子に乗りました。。」

優太
「そうだぜ・・・いくらなんでもスリーサイズをイキナリ聞いたって普通答えてくれるわけないだろ・・・。」

エリス
「それはそうです。優太様にだって教えたこと無いことを初めて会った方に教えられる訳無いです。」

須田
「え・・・そ、その原理でいくとハカセになら教えてもいいってことですか!!?」

エリス
「えっ!?あ、いえ・・・別に深い意味とかは無いですよ!!ゆ、優太様は私のご、ご主人様ですから!!」

須田
「あぁーーーーまあ言わんとしたいことは分かった気がするけど・・・よく分かんねぇや。」

優太
「とりあえずそんな感じでエリスはオレが雇ってる専属メイドなんだよ。今回は良い休暇になると思ったから連れては来たけど・・・ま、予想道理の展開にはなったかなーーー。。」

尾崎
「そういえばエリスちゃん。」

優太
「おい、一応オレ達より一つ上だぞ・・・ちゃん付けはどうだろうか・・・。」

尾崎
「え、そうなの!?」

エリス
「あ、歳は気にしなくて結構ですから・・・。別に私はどう呼ばれても構わないですし。」

尾崎
「じゃあエリスちゃんで!!」

優太
「まあエリスが良いなら別にいいけどさーーー。」

尾崎
「千草ちゃん達が流石に遅いと思うんだけど・・・着替えにそんなに手間取ってるの?」

エリス
「ああ~、ちょっと千草様が色々な意味で暴走なされて・・・その所為で女子更衣室はかなりカオスな展開になってます。綾香様は優太様と遊びたいあまりササっと着替えて行かれたので私もそれにならってササっと出て来たかったのですが・・・水着というのを着慣れていないもので少々手こずってしまいました。」

優太
「何だよエリス、水着着たこと無いのか?」

エリス
「ええ。そんな機会ありませんでしたから・・・。」

優太
「あ、それもそうだったか。わりぃ。」

エリス
「いえ、大丈夫です。気になさらないでください・・・それより、優太様。」

優太
「ん?」

エリス
「その、この水着・・・変じゃないでしょうか?さきほどは聞きそびれてしまいましたので・・・もう一度評価の方をお願いします。」

優太
「あ、ああ・・・そのことか。大丈夫。スゲェ似合ってるよ!正直、目のやり場にこm・・・あーーー、違う間違った。そのパーカーの上から見える胸の谷間が最高にエロいぜ!!」

エリス
「え?」

優太
「あっ・・・・・・(やべっ!!つい本音が!!不味い!何か色々不味いこの空気!!!)」

エリス
「あ、あの・・・み、水着のことを聞いたのですが・・・。」

優太
「あ、ああ!!分かってるよーーー!?その、アレだよ!!ジョークって奴さ!!」

エリス
「じょ、ジョーク?あ、冗談でしたか・・・。」

優太
「そうそう!!いくらなんでもそこまでストレートにエロいだの何だの言ったりはしないって!!!」

エリス
「そ、そうですよね。でもちょっと残念です・・・優太様が私のこと、少しは意識してくれてるのかと思ったのですが・・・」

優太
「え、何?」

エリス
「な、何でも無いです!!私、綾香様の相手してきますので・・・し、失礼します!!」

優太
「あ、エリスーーー。綾香が海に入りたいって言ったらちゃんと体操とかさせてから入らせてくれよーー!」

エリス
「はい!分かりましたーーー!」

雄大
「いやーーーああいうおっとり巨乳タイプもいいなぁ~~~~。」

優太
「うわ、ついに雄大が壊れた・・・」

平山
「相当駿一から受けたダメージが大きかったみたいだね・・・。」

優太
「おーーーい雄大。あんまり巨乳がどうたらって言ってると梓が泣くぞーーー。」

雄大
「バカ野郎ーーーーー。そこら辺はちゃんと線引きするわーーーい!妄想とかそういうのは巨乳とがいいです!!!リアルは梓でニャンニャンする!!!」

大野
「おい、マジで頭のネジ何本か飛んだんじゃないか?」

尾崎
「大丈夫だ。ここには落ちてない・・・。」

大野
「言葉のあやーーーー!ホントに外れたりするわけないだろ!!!」

雄大
「うふ、ふへへへへへへっへへへへへへ・・・エリスさんいいなぁ~~大人の女性って感じで~~~~。。」

優太
「いや、大人って一歳しか違いませんが・・・。」

雄大
「そこにグッとくるんだよ!!!ヤベェ・・・ちょっとお近づきになってくる!!!」

優太
「あ、雄大!!・・・たく、ホントに大丈夫かアイツ・・・。」

平山
「ねぇーー流石にもう待ってるの退屈だよーーー。オレ達も遊びに行こうぜー?」

須田
「確かに・・・流石にあんまり待ってるって言うのもアレだもんねーー。悪いけど先に行っちゃおうか?」

優太
「そうだな。オレも流石にこのまま時間が過ぎるのは勘弁だし、行くか!」



『あ、優太ーーーー!!みんなーーーー!!ごめーーん!待ったーーー!!?』


優太平山大野尾崎須田
「「「「「ここにきてまさかの黄金パターーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!」」」」」
由紀
「は?何が?頭のネジでも飛んだの??」

優太
「いや、あまりにテンプレどうりでもう叫ぶしかないかなーーーと。」

由紀
「それより優太見て見て!水着新しくしてみたんだけど・・・」

優太
「ああ、うん似合うよーーー。スゲェ良いと思うーーー。(とりあえず変なことは言わないようにして適当に褒めておこう。これなら間違っても殴られたりはしないだろう。。)」



由紀が着ているのは薄紅色(とかちょっとカッコよく書いてあるが結局の所は「赤」)のビキニだった。
ビキニは三角がたになっており、布の面積が少々小さく、。横からも前からも少し胸が見えた。
胸元に寄せられた布がリボンの形に結ばれている。ギャザーと言うらしいが、良く知らん・・・
由紀は少々顔を赤らめながら優太から視線を一度外した。


由紀
「そ、そっか。に、似合うのか・・・。良かった。。」

優太
「しかし赤とはかなり目立つの選ぶな。」

由紀
「だってみんなが落ち着いてるような色をことごとく取るから。もうこれしか被らないのが無くって・・・。」

優太
「別に色の違いなんてどうでもいいことじゃないか・・・。」

由紀
「そういう仕様なの!!色が被ったらダメなの!!」

優太
「そ、そうか?ま、まあ別にそれはそれでいいけどさ。」


「ふぅーーー、やっと解放されたよーーー。チーちゃんが無理矢理凄い水着着せようとするからびっくりしたよーーー。」

優太
「おお、唯も来たのか。」

鳳仙
「ダンナーーーーーーー!!一緒に遠泳しよーーーー!!」


「すみません皆さん、遅くなりました。」

愛依
「あ、パラソル張っといてくれたんですね。ありがとうございます!」


「やっほーーーーーーーい!!海だーーーーーー!!泳ぐぞーーーーーーーー!!」

優太
「おお、栓が外れたようにみんな来たなーーー。」



由紀の言ったとおりみんな色とりどりの水着を身に着けていた。
蓮は白地のビキニに、腰から膝くらいまでを覆うように青いパレオを身に着けている。
よく見るとビキニのストラップ部分は青のヒモ、ボトムのサイドに付いているストラップ的なヒモは白だ。
白と青が良いバランスで配置されている。


優太
「蓮、そのパレオ良いな!何かグッっとくるbb」


「そうですか?男性の方は露出が少なくなるので嫌うとか聞きますけど・・・」

優太
「そうなのか?オレは別にそうは思わないけど。それに、何か可憐な感じが出てて個人的には好きだけどなー。」


「そ、そうですか・・・それは、良かったです。」

鳳仙
「ダンナーー!とりあえず泳いでいい限界ラインまで競争しよう!」



鳳仙はセパレーツタイプの水着で、基本は黒地で脇の下辺りから腰まで赤いラインが申し訳程度に入っている。
色気とかそういうのは無いが鳳仙らしくていいと思った。
鳳仙は今にも海に飛び込んで行きそうだったので優太は軽く鳳仙の肩を掴んでそれを止めた。


優太
「まあ待て鳳仙。とりあえず準備体操しようぜ。」

鳳仙
「あ、それもそうだね!!準備体操無しで泳ぐと足とか攣って大変だもんね!!」


「ユウちゃんユウちゃん。私の水着変じゃない?」

優太
「変も何もオレはよく分からんが・・・大丈夫だと思うぞ。」



唯は薄いオレンジ色のこれまたビキニタイプの水着を着用していた。
えらくビキニ率が多い気がするのは気のせいなのか・・・
唯のはボトムがスカートの用になっており、由紀や蓮と色以外での差別化はされているようだ。
さらに胸元に白いフリルが付いていたりと全体的に普通に女の子らしい水着だった。



「ええと、そういうことじゃなくてね・・・似合うかなーーって。」

優太
「ああ、それはバッチリだ。可愛い。」


「ホント!?わーーい!ユウちゃんに褒められたーー!」

由紀
「はっ・・・どうせ優太は誰にだって似合うとか言えば済むと思ってるんでしょ・・・。」

優太
「ソ、ソンナコトハナイデスヨ・・・。。」


「もの凄い片言ですね・・・」

優太
「いや、確かに誰かれ構わず似合うとか可愛いと言ったのは悪いとは思うが・・・でもホントにみんな似合ってるし可愛いから・・・と言うかそれ以上の表現方法が分からないんです。すみませんOrz」

由紀
「ま、まあ・・・それは本当みたいだからいいわ。」


「そうですね。ここは良しとしましょうか。」

優太
「ありがとうございますーーーー。。」

愛依
「おにいちゃんおにいちゃん。」



後ろから声をかけられたので振り返る。
そこには愛依がちょっと焦った様子で立っていた。
愛依は黄色のワンピース型の水着姿だった。
飾りと言う飾りも無く、全体的にシンプルで着飾らない辺りが愛依らしいと思った。


優太
「愛依?どうしたー?」

愛依
「カナちゃんが妙にテンションが高くて・・・どうしよう。」


「ひゃっほーーーーーーーーー!!久しぶりに泳いじゃうぞーーー!がおーーーー!!」

優太
「どうしたんだろうな・・・。もしかして泳ぐの好きなのか?吸血鬼なのに??」

愛依
「そういえば前々からシャワーとか平気で浴びてたし、川に飛び込んだり・・・今考えると水とか苦手じゃないみたいだね。」

優太
「ま、楽しそうだからいいのかな・・・。」



そう言いつつ優太は視線を奏に向ける。
奏は綾香と同じ黒のAライン、ワンピースドレス型の水着を着ている。
綾香のと違って胸の部分に切れ込みが入っている。
胸の切り込みやその下辺りに白いラインが走っており、その中心に割と大きめのリボンが付いている。
奏にしては可愛いのを選んだな・・・と少し感心した。
しかしああやって黒い水着を着られると奏の肌の色がどれだけ白いのかがよく分かる。
何となく見つめているとその視線に気付いたのか奏はとてとてと近付いてきた。
そして普段からは考えられないような上機嫌な声で話しかけてきた。



「ユータも一緒に泳ぐか!?今からホーセンと競争するんだけど!!」

優太
「いや、オレは遠慮しとくわ。」


「なんだーーー、まあ別に無理にとは言わないけどなーー。」

愛依
「それよりカナちゃん。ちゃんと日焼け止め塗った?」


「うん。塗った塗った。。」

愛依
「良かった。カナちゃん肌白いから焼けると凄そうだから塗っといた方がいいから・・・。」


「それは分かってる・・・昔色々失敗して痛い思いしたからな。」

鳳仙
「おーーーい!奏!行くぞーーー!!」


「分かったーーー!じゃあ愛依、ユータ行ってくるなーーー。」

愛依
「うん。」

優太
「ああ。」

愛依
「おにいちゃんはどうするの?」

優太
「さあ、特に決めてない。て言うかさっきから妙に静かだと思ったらみんなして海に行っちまったみたいだ・・・アレほど女の子の水着がどうたらって言っといて・・・」

愛依
「え?」

優太
「いや、何でも無い。オレも泳ぐかなーーー。」

由紀
「優太もしかして暇!?じゃあ、私と向こうで遊ぼう!」



そう言うと由紀は右腕に抱きついてきた。
あまりにも唐突だったので少しびっくりした。
あと案の定柔らかい物に挟まれて思考がちょっとアッチの方へシフトしかけたがギリギリ踏み止まった。


由紀
「いいでしょ?」

優太
「あーー、まあいいけど・・・」


「ユウちゃん!私と向こうで遊ぼうよーーー。」



オレが多少思案している間に今度は左腕に唯が抱きついてきた。
これまた唐突で少しびっくりした。
まあ、柔らかかったよ。


優太
「え、え・・・え??」

由紀
「ちょ、唯!私が先に誘ったんだけど・・・」


「え、そうなの?じゃあ由紀ちゃんも一緒に遊べばいいんじゃないかな?」

由紀
「ぐっは!!流石は天然!!何か普通なら修羅場になりそうな物をあっさり流してきおった!!」

優太
「そ、それだ唯!!良いこと言った!!よし由紀!悪いけど二人の要求を同時に聞くにはこれしかない!!三人一緒に遊ぶぞ!!」

由紀
「むぅ~~~~、しょうがないなーーー。分かったよぅ~~~。。」


「えへへ、ごめんね由紀ちゃん。」

由紀
「もういいわよ・・・。はぁ、何でこんな展開に・・・この前人気投票一位だったじゃん!!少しくらい優遇しろよ!!!」

優太
「そういうメタ発言は止めなイカ?」


「止めなイカーーーー。。」

由紀
「クソ・・・天然強ぇ・・・勝ち目が見えない・・・」









綾香
「ブーーーーーーーーーっ!!!しょっぱ!!海の水しょっぱーーーーーーーーー!!!」

エリス
「何てお約束展開してるんですか綾香様!大丈夫ですか?」

綾香
「う・・・もうあやかはダメみたい・・・えりす~~、ぱ・・・パパのこと、お願いね・・・ガクッ!!」

エリス
「いやいや、そんな冗談はやめてください綾香様・・・て言うかそんなのどこで覚えてきたんですか・・・。」

綾香
「えーーと・・・昨日の昼くらいに、かなねーが見てた昼ドラの最後で親友同士が一人の女を取り合って最終的に止めに入った女が二人に刺されたあとに言った台詞で・・・」

エリス
「綾香様、そういうのは見ないでいいです。教育上よくないので・・・」

綾香
「えーーー何でーーーー!?面白いのにーーー!!」

エリス
「確かにその部分だけ聞いたらちょっと気になったりはしますが・・・綾香様にはまだドラマは早いと思います。」

綾香
「むぅ~~~~~!えりすのケチ!!」

エリス
「何でもいいです。私は優太様から綾香様の面倒を見るように言われてますから・・・。」

綾香
「じゃあパパが良いって言ったら見てもいい!?」

エリス
「そんなに見たいんですか・・・優太様が良いと言う訳が無いと思いますが、優太様が良いと言うなら私に止める権利はありませんね。」

綾香
「よーーーし!!じゃあ後でパパにたのんでみよーーーっと。えりすーーー、もっと遠くまで泳いでいい?」

エリス
「あまり沖から離れるのはよくありませんよ。私ですら足がつかない所もありますからね。」

綾香
「あやかは浮き輪があるし、えりすはおっぱい大きいから大丈夫じゃないのーー?」

エリス
「綾香様・・・コレはそういう用途でついてる訳ではないんですよ・・・。」

綾香
「え、そうなの?じゃあ、何に使うの!?」

エリス
「そ、それは・・・色々、です。」

綾香
「色々って?」

エリス
「綾香様にはまだ早いです。」

綾香
「またそれーーー!??」

エリス
「世の中にはそういうのが多いんですよ。」

綾香
「うぅーーーー、じゃ、じゃあ・・・何でそんなに大きいの?あやかのそんな大きくないよ?」

エリス
「綾香様はまだ成長途中ですから・・・もう少ししたら膨らんできますよ。」

綾香
「ホント!?えりすみたいにバインバインになれる!!?」

エリス
「ばい・・・!??あ、綾香様・・・それはどこで覚えたんですか・・・?」

綾香
「えっとねーーー、れんねーの読んでた本に書いてあったよーーー。」

エリス
「そ、それも綾香様には色々早いのでもう少し大きくなってから・・・」

綾香
「それはもういいから・・・あやかもバインバインになれる?」

エリス
「さ、さあ・・・それは分かりませんが・・・」

綾香
「パパもバインバインなのが好きみたいだし・・・パパのためにもあやか頑張ってバインバインになるぞーーーー!!」

エリス
「あ、綾香様・・・せめて『胸が大きくなる』とかそういう言い回しにしてください・・・。」

綾香
「うん!!じゃあ、胸が大きくなってバインバインになれるように・・・!!」

エリス
「バインバインを止めてくださいーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」





雄大板垣
「「良い。。」」
雄大
「小さな女の子に振り回されるエリスさんも素敵だーーーーー!」

板垣
「綾ちゃんマジ天使・・・ぺろぺろしたい!!!」

雄大
「おい板垣・・・頼むからマジで止めろよそういうの・・・洒落にならないからな。」

板垣
「そこまで変態じゃないわーーーーーーーーー!!!て言うかそういう雄大こそ浮気はよくねぇぞ!!」

雄大
「ば、ばっきゃろう!!!浮気なんてそんなのじゃねぇ!!オレはただ・・・エリスさんが素敵すぎて生きるのが辛いだけだーーーーーーー!!!」

板垣
「いやいや待て待て完全に浮気一歩手前ですよ・・・。」

雄大
「だから違いますーーーー!!ちょっとお近づきになってお茶とかしたいだけですーーーー!!」

板垣
「いやいや待て待てそれを浮気って言うんだよ?」

雄大
「兎に角!!エリスさんとお近づきになるためにオレはこのまま尾行をしようと思う。」

板垣
「ああ、ストーカーして弱みを握ってNTRしようって訳な。鬼畜だな・・・」

雄大
「板垣・・・お前危ないジャンルのげ~むやりすぎ・・・そんな鬼畜展開好きじゃ無ぇよ・・・やるなら正々堂々正面から押し倒す!!!」

板垣
「すんませーーーーん!!この人絶対浮気願望ありますーーーーー!!!梓ちゃんを誰か呼べぇーーーー!!」

雄大
「何だ板垣・・・お前は尾行しないのか?」

板垣
「そんなのするに決まってるだろうが。幼女はオレが見守る!!!」

雄大
「とりあえずコイツは色々とダメだな・・・。」

板垣
「お前もな・・・。」






「須田さんは遊びに行かれないんですか?」

須田
「あ、オレちょっと尾崎に連れ回されて疲れちゃってさ・・・今は休憩中。」


「そうでしたか。まあ、いくら遊ぶだけとはいえこう暑いと熱中症や日射病が怖いですからね。ちゃんと細目に水分と塩分を補給しないと・・・」

須田
「それもそうだね。ちょうど喉も乾いたし・・・何か飲み物買ってくるよ。ついでに買ってこようか?」


「いいんですか?」

須田
「うん。ついでだしね。愛依ちゃんもどう?何かあればだけど・・・」

愛依
「あ、はい。じゃ、じゃあカルピスをお願いします。」


「私はサラッと爽快みかん味ジュースをお願いします。」

須田
「分かった!」

愛依
「蓮さんは泳がないんですか?」


「元々泳ぎに来た訳じゃないですから・・・。」

愛依
「ま、まあ海水浴に来たからと言って絶対泳がないとならない訳じゃないですからね・・・。」


「愛依さんは遊ばないんですか?私に気を使う必要ありませんよ?荷物もちゃんと見てますから・・・。」

愛依
「わ、私泳ぐの得意じゃないんですよ・・・。」


「泳がないにしてもやれることはあると思いますよ。」

愛依
「読書とか・・・ですか?」


「それもいいものですよ。まあ、他の物をおススメしますが。」

愛依
「そうですね。カナちゃんが戻ってきたら、私も遊ぶことにします。」


「ええ、折角ですからね。まあ、私はずっとここに居ますが・・・。」

愛依
「そ、そんなに日の下に出たくないんですか?」


「そういう訳じゃないですよ・・・。ただ・・・あまり人前で肌を晒すのが恥ずかしいだけです。」

愛依
「それならビキニじゃなくてもっと露出の少ない水着にすればよかったんじゃ・・・。」


「ちょ、調度サイズが合うのがこれしか無かったんです・・・。」

愛依
「あ、そうだったんですか?」


「愛依さんや奏さんのようなワンピースが良かったんですよ私だって・・・。そうしたらサイズが無いって言われて・・・ホント仕方なくこの水着を・・・まあ優太さんが似合うと言ってくれたので良しとしますけど・・・。」

愛依
「あ、そういえばこのサイズは私ので最後でしたもんね・・・すみません。で、でもその水着似合ってますよ!!パレオだって普通そんなに似合いませんよ・・・蓮さんだから良いんです!!」


「そうですか?パレオも極力露出を少なくしようと思って買ったんですが・・・思いのほか好評ですね。」

愛依
「確かにおにいちゃん絶賛してましたからね。」


「あ、あそこまで反応してくれるとは思ってませんでした。」

愛依
「おにいちゃんってパレオが好きなんじゃないですか?」


「あの反応は確かにそうかもしれません・・・優太さんの好みは多種多様で分からないですね・・・。」

愛依
「気になるんですか?」


「え・・・あーーー、アレですよ。別に深い意味は無いですよ。ちょっとした知的好奇心がですね・・・!」

愛依
「ふふふ、そうですか。そういうことにしておきます。」


「そ、そういう愛依さんこそ優太さんのことをどう思ってるんですか?」

愛依
「おにいちゃんはおにいちゃんです!」


「そうですか。そうですね・・・。」

須田
「お待たせーーーー!!買ってきたよ!」


「ありがとうございます。調度カラカラになった所です。」

須田
「はい、頼まれてた奴。」

愛依
「冷たい。ありがとうございます。」


「おいくらですか?お金払いますよ。」

須田
「いいんだよ!奢りなんだから気にしないで!」


「でも、それでは何だか申し訳ないです・・・。」

須田
「なら、僕とこれからセシボーンでもどうだろう?」


「え・・・い、いまここでですか!?は、恥ずかしいです・・・。」

須田
「大丈夫です。僕がリードしますから・・・」


「あ・・・っ!そ、そんなイキナリ・・・須田、さん・・・みんな見てますから・・・!」

須田
「僕だけを見てください蓮さん。そうすれば恥ずかしくなくなりますよ・・・それと、今は僕のこと正人って下の名前で呼んでくださいますか?」


「あ・・・んっ・・・!ま、正人さん・・・せ、セシボーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!」

須田
「なーーーんてことにならないと思うけどねーーー!!分かってますけどねーーーー!!!」


「ど、どうしたんですか?須田さん、イキナリ奇声なんて上げて・・・頭のネジが飛びましたか?」

須田
「はい!!蓮さんとならどこへだって飛んで行けます!!!」


「は、はぁーーー・・・それはどうも・・・。」





尾崎
「須田っちはどこか行っちまうし・・・千草ちゃんは居ないし・・・オレはどうしたらいいんだ・・・。」

大野
「いやいや、普通に遊べばいいと思うよ。」

尾崎
「そんなシンジ君展開いらねぇんだよ!!使い古されてるんだよそのネタ!!」

大野
「ネタのダメだしされても困るんだが・・・。」

尾崎
「しかし何で千草ちゃん居ないんだ?オレは千草ちゃんが居ないと生きていけないのに・・・」

大野
「その法則が正しかったら確実にお前仕事してられないだろうが・・・。」

尾崎
「崩壊寸前なんだよ!!やめてくれよ!!不完全燃焼なんだよ!!!」

大野
「既に言ってることの意味が分からん・・・。日本語でおkだろ・・・。」

尾崎
「いやーーー、色々不完全燃焼でさーーー。」

大野
「色々って?」

尾崎
「あ、ごめん。不完全燃焼って言ってみたかっただけだから・・・。」

大野
「殴りてぇ・・・。」

??
「お!!ザッキーー!オノーーー!!やっと見つけたよーー!みんな先に行っちゃうからまよ○キっちゃってさーーーーー!!」

尾崎
「はっ!!その声はもしや千草ちゃん!!?おおっ!!やっとオレの海水浴がはじま・・・ブフウーーーーーーーーーーー!!!!」

大野
「おい!!イキナリ鼻血噴出してどうしたんだよ!!?板垣のキャラが移ったか!?」

尾崎
「ふへ・・・ふへへへへへへへへっへへへへへっへ!!!!!か、神はオレを裏切らなかったーーーーー。」

大野
「マジでどうしたんだ尾崎ーーーーーーーーー!!!」

千草
「ありりーーー?ザッキーにはちぃーっとばかり刺激が強すぎたかなーーー?」

大野
「はぁ?一体何を言って・・・って千草さんその水着!!!??」

千草
「へへっ、似合う?」




鳳仙
「ぷはっ!!」

平山
「ふぅーーー!!流石に早いな鳳仙!」

鳳仙
「ジョリこそやるなーーー!流石はダンナの親友を名乗るだけはあるぜ!」

平山
「そういう評価もどうなんだろうか・・・。」

鳳仙
「しかし・・・アイツには負けるな・・・。」

平山
「ああ、うん。アレはちょっとオカシイよな。」


「あははははーーーーーー!!どうしたんだよ二人ともーーー!早くしないと置いて行っちまうぞーーー!!」

平山
「あんなに小さな体のどこにあんな力が・・・」



サクッ。。


平山
「ギャーーーーーーーーーーー!!!何か額にナイフ的な物ガガガ!!!」


「ちっさい言うなボケーーーーーーーーーーー!!!」

鳳仙
「おい落ち着けジョリ!大丈夫だ!軽く刺さったぐらいだから!」

平山
「いやそれって結局刺さっちゃってるってことじゃんかよ!!めっさくさ血出てますからーーーー!!」


「全くナオヒサは情けないなーーー。ユータならこれくらい屁でもないぞーーー。。」

平山
「ハカセは色んな意味で打たれ強いからだよ!!オレはこういう刃物的な物への耐性が極端に低いんだよ!!」

鳳仙
「ああ、まあそれはそうだろうなーー。でもそれくらいなら舐めとけば治るだろ。」

平山
「そんな民間療法じゃあダメだと思うが・・・。」

鳳仙
「ま、とりあえず帰って蓮にでも診てもらえば確実だな!」

平山
「で、帰るためには泳ぐしかないと・・・殺す気か!!?」


「大丈夫だって火山の噴火に巻き込まれても生きてるような奴が居るくらいだから・・・。」

平山
「ハカセそんなことまでしたの!!?それ既に人間の限界超えてるだろ!!」

鳳仙
「いや、正しくは違うんだけど・・・まあいいか説明するの面倒だから。」






「あ、見てユウちゃん!あの店のメニューの中においしそうなかき氷があるよ!!」

由紀
「え、ホント!!?」

優太
「あの・・・遊ぶんじゃ・・・。」


「予定変更してあのお店でかき氷食べよう!!」

由紀
「唯たまには良いこと言うわね!!賛成!!」

優太
「まさかとは思うけど・・・二人ともお金は・・・」

由紀
「「持ってないよ。。」」
優太
「ウソだろ!!?小銭くらい持ち歩こうな!!オレもそんなには持ってないぞ・・・。」


「すいませーーーん!この『白玉いちご練乳クロス』一つお願いしまーーーす!」

由紀
「あ、私この『白玉あんみつミルクボーン』一つーー!!」

優太
「既に注文しちゃった!!??こいつら人の話聞く気ねぇ!!」


「ユウちゃんは何食べる?」

由紀
「優太はこの『萃香バーエクセレント』とか好きそうじゃない?」

優太
「いや、それ確実に違うスイカ出て来ちゃうだろ・・・。いいよオレはドリンク一杯あれば・・・じゃあ、コーラで。」

???
「注文は以上でよろしいでゲソ?」

優太
「ん?ゲソ??」


「わ、見て見てユウちゃん!この店員さん頭が触手みたいにうねうねしててちょっと可愛いよ~~。」

優太
「・・・あのさ、唯・・・それってまさか・・・。」

イカ娘
「な、人の触手に勝手に触るなでゲソ!!失礼な奴でゲソ・・・もっと常識って物を勉強した方がいいんじゃなイカ!?」

由紀
「優太ーーー。何かどう考えてもアレな感じのが見えるんだけど・・・。」

優太
「由紀、悪いオレも見えるから幻覚じゃないわ・・・。」

イカ娘
「???な、何でゲソ?私、何かオカシイでゲソ?」









イカ娘
「『白玉いちご練乳クロス』と『白玉あんみつミルクボーン』とコーラ一つお待ちどうさまでゲソ。」

優太
「・・・。」


「このかき氷美味しい!!まあ、どこら辺がクロス何だか分からないけどねーーー。」

由紀
「ホントだ。美味しい。イキオイで注文したからちょっと心配だったんだけど・・・コレはいけるわ~~。確かに何がボーン何だか分からない。」

優太
「繋げて読んで見ろ。」


「クロス・・・」

由紀
「ボーン・・・」

由紀
「「クロスボーンガ○ダ○か!!」」
優太
「こんな分かり辛いネタ仕込みやがって・・・あーーーー分かっちゃう自分がとてつもなく情けない・・・」


「由紀ちゃんのも食べてみたいな~。私のも少し上げるから少しちょうだ~い?」

由紀
「いいわよ。はい、あ~ん。」

優太
「仲睦まじく食べてる所悪いんだが・・・何で普通に話が進行してるんだか分かんないんだけど。もう少しまとまったツッコミは無いのか?」


「ツッコミ?ああ、イカちゃんのこと?」

優太
「そうそう。。何でそんな当たり前のように進むの?」

由紀
「何と言うか・・・ねぇ?」


「メタ発言になるけど副題にもう『イカ』って書いてあるからね~。何時かは出ると思ってたし・・・。」

由紀
「そうそう。。そんな感じ~~。白玉ウマウマ~~。」


「最近は『あんけ~と』の上下に出没してたしね。」

由紀
「二期始まったし。」


「雪徒さんずっと『イカ』だの『ゲソ』って言う語尾を使い続けてたりもしてたしね~~。」

由紀
「以上の観点から見て・・・この流れは自然!!」

優太
「なぜだろう・・・そこまで複雑な伏線を最初から考えて立ててきたとは思えない。むしろここまで流れに乗って書いたら結構伏線めいた物が乱立してて都合がいいからそういう感じとして使いました感がもの凄くあるのに妙に納得がいくわ~~。」

雪徒
「Exactly!!」

優太
「何が『そのとうりでございます!!』だぁーーーーーーーーー!!!」


「ユウちゃんどうしたの?イキナリ奇声あげて・・・暑くて頭がおかしくなっちゃった?」

優太
「え・・・あれ?今ここに雪徒が居たんじゃ・・・」

由紀
「めんまじゃないんだから要る訳無いでしょ・・・」

雪徒
「Exactly!!」

優太
「よし、二回目だからスルーしよう。うんそうしよう。。」


「ユウちゃん。疲れた時はね、甘い物とか食べるといいんだよ?かき氷食べて元気出してね。はい、あ~~ん。」

由紀
「ちょ!!なにを自然な流れで食べさせようとしてるのよ!!私もやる!優太、あ~ん。」

優太
「いや待て待てオレはいいから二人で食べろよ!別にオレ疲れて無いし・・・!」

由紀
「「い・い・か・ら!!」」
優太
「謹んでいただきます。」

イカ娘
「女の尻に敷かれるなんて情けない男でゲソ。」

優太
「バカ野郎!唯はともかくな、由紀は怒らせると恐いんだよ!命の危機なんだよ!!」

イカ娘
「そ、そんなに危険人物には見えないでゲソ・・・。」

優太
「人は見た目で判断できないもんだ~~。」

イカ娘
「おお、それはよく分かるでゲソ。知り合いにそういう奴が居るからなでゲソ。」


「それより何でイカちゃんはこんな所に居るの?」

イカ娘
「ふっ・・・!よく聞いてくれたでゲソ!流石はこの語の『メインヒロイン』を名乗るだけはあるでゲソ!!なかなかに聡い奴じゃなイカ・・・。」

由紀
「ごめん、訂正しておくけど『メインヒロイン』なのは一応私なんですが・・・」

イカ娘
「背景は黙ってろでゲソ!!アッカリーーーンとか言ってればいいじゃなイカ!!」

由紀
「どんだけ失礼なのよコイツ!!はっ!どうせ私はアッカリーーーン的なキャラですよ!!影が薄いですよ!最終的にオチを担当させられたりしますよ!!人気投票で一位だったのも実は私が毎日一票づつ入れてたからだよ!!」

優太
「おい、イキオイ余って何かもの凄いこと暴露してるぞ・・・アレはマジなのか?マジだったら問題じゃね?」


「うーーーーん、ムードに流されてるだけで本当じゃないと思うな~~。多分。」

イカ娘
「べ、別にそこまでは言って無いでゲソ・・・」

由紀
「うっさい!アンタみたいなポッと出のゲストキャラに私の気持ちが分かるもんか!」

イカ娘
「それは・・・分からないでゲソ。」

由紀
「ですよねーーーー!!私は・・・!」

優太
「あ、何か長くなりそうだから無視していいぞ。」

由紀
「ウォオオオオオオイ!!」

優太
「由紀・・・例えお前がアッカリーーーン的なキャラクターだったとしても、人気投票で不正を働いていようと・・・オレは変わらずお前の傍に居るからな。」

由紀
「優太・・・。うん!私もうウダウダ言うの止める~~!」

優太
「(計画どうり・・・)」


「ユウちゃんユウちゃん。」

優太
「ん?」


「私とも一緒に居てくれるよね?」

優太
「・・・・・、そ、そりゃあ・・・もちのロンだぜ。」

由紀
「ジトーーーーーーーーーーーーーーーーっ・・・」

優太
「い、いや・・・由紀、こ、これはその・・・!」

由紀
「まーーーーーーーーーーーねーーーーーーーーー。優太がそういう誰にだって優しい人だってのは知ってますけどね~~~。」

優太
「何て言うか・・・ごめんなさいでしたーーーーーーーーー!!!」

イカ娘
「何かお前凄いんだか凄くないんだか紙一重な奴でゲソ・・・。」

優太
「人生ってのはな・・・辛くも辛い物なんだよ・・・。」

イカ娘
「それはそうと・・・さっきの慰めの言葉だって、結局の所はアッカリーーーンだと言うのは否定してなかったような気がするのは気のせいでゲソ?」

優太
「悪ぃ!!オレちょっと向こうでアッカリーーーンしてくる!!」

由紀
「まあまあそんな急がなくても・・・私が直接アッカリーーーンにしてあげるよ!!!」

優太
「いや、ちょ・・・まっ!!!アッカリーーーン!!!!!





エリス
「ふぅー、ふぅーー・・・あ、綾香様・・・もう少しゆっくり・・・」

綾香
「だらしないぞーーーえりす!早くしないとお昼になっちゃうよ!」

エリス
「お昼?もうそんな時間ですか?」

綾香
「うん!あやかの腹時計がそう言ってる!!」



グ~~~~~!!


エリス
「ようするにお腹が空いたんですね?」

綾香
「うん。そーともゆーー!」

エリス
「そういうんですよ。それじゃあ荷物を取ってから皆さんと一緒に食べに行きましょうか。」

綾香
「うん!」

雄大
「おっと・・・エリスさん!奇遇ですね!!」

板垣
「おっと・・・綾ちゃん!奇遇だね!!」

エリス
「奇遇?御二方ともさっきからずっと後を付いて来られてましたよね?」

雄大
「ギクッ!?いや・・・それは勘違いですよエリスさん。たまたま僕達と行く方向が同じだっただけですよ・・・。」

板垣
「そう!たまたま!!全てはたまたまなのさ!!」

エリス
「はぁ・・・そういう偶然もあるんですね。でも調度良かったです。今から戻って皆さんとお昼に・・・」

雄大
「それなら問題ありません!!僕達がとっておきの店を調べておきましたので!!」

綾香
「とっておき~~?」

板垣
「そそ。綾ちゃんも気にいると思うよ!」

綾香
「ホント?じゃあ行くーーー!!」

エリス
「綾香様、まずは皆さんと合流してから・・・」

雄大
「大丈夫です!皆にはもう伝えてあるのでその店で合流できると思います!」

板垣
「(え、そうなの?)」

雄大
「(嘘に決まってるだろ。エリスさんも綾香ちゃんもきっとハカセが居ないと来ないだろ?だったらこういう風に言っておけばとりあえずその店に連れていけるだろ?)」

板垣
「(なるほど・・・セコイけど確実な手だな・・・!オレも乗った!!綾ちゃんとのランチを満喫するために!!)」

エリス
「あの・・・二人でコソコソ何をお話ししているんですか?」

板垣
「何でも無いでーーす!!兎に角二人とも行きましょう!」

綾香
「うん!!」

エリス
「すみません。何から何まで・・・」

雄大
「いいんです・・・エリスさんのためですから!」

綾香
「ユーダイはえりすに気があるの?」

エリス
「あ、綾香様!!イキナリ何を言い出すんですか!??」

綾香
「だってさっきからユーダイ、えりすにばっかりやさしくしてる気がするよーーー?」

エリス
「そんなのたまたまですよ!!す、スイマセン雄大様・・・。」

雄大
「謝る必要何てありませんよ・・・子供の言うことですから。」

エリス
「ほ、本当に申し訳ありません。後でよく言い聞かせておきます・・・。」

雄大
「ハハッ!別にそこまでしなくてもいいですよ。(クソ・・・ガキの分際で結構鋭いじゃなイカ!ま、本人が気付いていないなら問題無いか。)」

エリス
「それでは行きましょうか。そのお店はどんな所なんですか?」

雄大
「何だかメズラシイ店員が居るらしいですよ?」





須田
「ん・・・、そろそろお腹空きませんか?」


「・・・そういえばそうですね。」

愛依
「調度お昼みたいですよ。」


「え、もうそんな時間ですか?須田さん、結局午前中ずっと居られましたけど良かったんですか?」

須田
「そんなの問題無いっすよ!!(蓮さんと居れただけでも嬉しいのに愛依ちゃんと言うオプション付きだったから個人的にもの凄く満足です。。)」

愛依
「お昼どうしましょうか?何か買ってきます?」

須田
「それなんだけど・・・オレが事前に調べておいたオススメのお店ってのがあるんだけど・・・。」

平山
「須田君マジかよ!!そんなことまで調べてたのかーーー!!気が利くなーーー!!」

須田
「うおっ!!?ジョリ!?」

平山
「ただいまーーー!!」

鳳仙
「あれ、他のみんなは?」


「まだ帰って来てませんね。みなさんまだどこかで遊んでいるのではないですか?」

愛依
「カナちゃんおかえり~~。」


「うん。ただいま~~愛依。。」

平山
「もうこの際だからここに居る奴らだけで先にその店に行って席とか確保した方が良くないかな?」


「そうですね。その方が効率がいいかと・・・。他の方にはメールで場所を送信しておきましょう。」


「うーーー、ちょっとハシャギすぎたかな・・・腹減ったなーーーー。」

鳳仙
「じゃあ向かいながら連絡用のメールは送るとして・・・荷物とパラソルはオレとジョリと須田で手分けして運ぼうぜ。」

平山
「分かった!」

須田
「(あ、あれ~~~~??ハーレムフラグが途中まで立っていた筈なのに突然へし折れたぞーーーー?)」

平山
「須田君、パラソル持って!」

須田
「うぅ~~~~~、さよなら・・・オレのハーレム・・・!」

平山
「何を言ってるんだコイツは・・・」






ピルルルルルルル・・・!!


大野
「ん?メールだ。」

千草
「お、私も。」

尾崎
「なになに?『上記のお店で昼食にするので集合願います。荷物等はちゃんと持って行くので心配無用です。』か。」

大野
「どうする?」

千草
「私は行くよ~~。お腹空いたし・・・この水着でみんなをビックリさせたいしね!」

尾崎
「いや・・・できればそれはオレ以外の人に見せないで欲しいんですが・・・。」

千草
「ごめんよザッキー!私はみんなの物なのさ!!」

大野
「ごめん要らない。」

尾崎
「ふざけんなおっちゃん!!!それは千草ちゃんに対する冒涜だぞ!!」

千草
「止めて!!私のために争わないで!!」

大野
「ごめん向こうが一方的に突っかかって来たんですけど・・・」

千草
「ま、ちょっと言ってみただけだから心配すんな。。」

大野
「いや、別にどうでもいいけどさ・・・」

尾崎
「それより千草ちゃん。真面目な話・・・衆人環視の中でその上着脱がないでね。」

千草
「ダイジョーブダイジョーブ!!私もそこまで変態的な趣味は持ち合わせてないから!!」

大野
「とか言いつつオレ達に会うまで普通に浜辺を闊歩してたじゃんかよ・・・。」

千草
「オノッチは細かいなーーー。男ならそんなの性欲でカバーするくらいしなさい!」

大野
「おいダメだよコイツ確実に変態の花が満開だよ!!絶対に確信犯だよ!!!」

尾崎
「でもそんな露出癖のある千草ちゃんが好きです。」

大野
「・・・・・・・何でオレはこんなアブノーマルな連中と一緒に居るんだ・・・午後からは違う奴らと組みてーー真面目に・・・」

千草
「さぁて!気を取り直して行くぞその店へ!!」





優太
「うぅ・・・!やっとアッカリーーーンから帰ってこれたぞ・・・!」

由紀
「おかえり~~。大丈夫だったーー?」

優太
「送った張本人がよくもまあイケシャアシャアとしてられるなーーーーー!!」


「まあまあユウちゃん・・・ここは一つ甘い物でも食べて落ち着こうよ。」

優太
「て言うかお前らまだ食ってたのかよ!!!オレが帰ってくるまでの一時間ほど食べ続けてたとか勇者だなマジで!!」

由紀
「それより優太、お腹空いてない?」

優太
「え、ああ・・・空いてるかな。」

イカ娘
「まあ調度昼だからなでゲソ。」

優太
「まだ居たのか?もう出番は終わったものだと思ってたぜ。」

イカ娘
「副題まで取り上げられてるのにこの程度の扱いだったら酷くなイカ!!?」


「ねぇ、イカちゃん。注文いいかな?」

イカ娘
「まだ食べる気だったのでゲソか!!?」


「さっきまでのはデザートだよ~~。お昼はちゃんと違うの食べるよーー。。」

優太
「ちなみに唯さん、お金の方は・・・」


「ユウちゃん・・・。」

優太
「何だ?」


「今月・・・結構ピンチなんだ。」

優太
「で?」


「奢って?」

優太
「そんな満面の笑みで頼まれたってどうにもならないよ!!?オレもそんな持ち合わせが・・・」


「足りない分は、体で返すから・・・。」

優太
「はっ!!?」

由紀
「優太・・・勘違いしてないよね~~~?体ってそういう意味じゃないからねーーー。」

優太
「ばっ!!?おま、そんなの分かってるわーーーー!!」


「え?夜に布団の中で色々してあげようと思ってたんだけど・・・」

優太
「い、色々・・・!お、お前ちゃんと意味分かって言ってるんだろうな!?」


「わかんないよ~~。チーちゃんにこういう時にはこう言えって言われてて・・・ユウちゃんこう言われると嬉しいんでしょ?」

由紀
「優太ーーーーー?もう一度アッカリーーーンさせてあげようか~~~?」

優太
「こういう時に無条件でオレが悪いって感じにするの止めてくれません!??唯もそういう冗談要らないから!!分かったよ!ここはオレが立て替えるよ!!今度仕事手伝ってくれ!箱作りでいいから!!」


「うん。分かった!!」

由紀
「優太ーーーー、私はーーーー?」

優太
「え?」

由紀
「唯だけ立て替えてくれるのって何か不公平だよねーーー?」

優太
「いや・・・それはそうなんですけど・・・オレももう流石にこれ以上は・・・」

由紀
アッカリーーーン・・・。」

優太
「謹んで立て替えさせていただきます!!!!!」

由紀
「流石は優太!!大好きーーー!」


「私もユウちゃん大好きーーー!」



二人に両側から抱きつかれた。
普段ならあたふたしそうな場面だがオレの思考は完全に違う方向にドライブインしていたので夢見心地な感覚を完全スルーしていた。
周りの男連中からかなり恨めしい目で睨み付けられてる気もしたがもうそんなのどうでもいい。
オレは自分の心に浮かんだただ一つの真実の言葉を発するだけだった。


優太
「愛の言葉とかよりも、お金がほしぃーーーーデス。。」

イカ娘
「何か流石に不憫に見えてきたでゲソ・・・。」









須田
「確かココだったかな?」


「『華海の冠』・・・ん?何かどこかで聞いたことがあるようなネーミングじゃないですか?」

愛依
「どうでしたっけ?私はちょっと思い出せないんですけど・・・。」


「別に何でもいいよーーーー。腹減ったーーーー・・・キンキンに冷えたトマト食べたい・・・」

平山
「あれ、あそこに居るのハカセ達じゃん!オーーーイ!!」

優太
「ん?あれ、何でお前らここに?」


「さきほどメールをしたんですが・・・気付きませんでしたか?」

優太
「え?あ、ホントだ。しかし凄い偶然だな。たまたま居ただけなんだが・・・まさかここが集合場所になるとは。」

愛依
「おねえちゃんと由紀さんも居たんですね。調度良かったです。」


「あれーーー?愛依にみんなどうして居るのーー?」

由紀
「何かみんなもここでお昼にする予定だったみたいよ?」


「そうなんだーーー。ま、大人数の方が楽しいもんね!」

鳳仙
「えーーーと、全部で何人だっけ?どう考えても椅子が足りないよな。」

平山
「確か・・・17人くらいじゃなかったけ?」

鳳仙
「そっか、じゃあこの机を繋げれば大丈夫かな・・・スイマセーーーン!机少し動かしていいですかー?」

イカ娘
「あーーーー、勝手にすればいいんじゃなイカーーーー?」

須田
「じゃあ、ちゃちゃっと済ませちゃおうか。(あれ?何か今スゴイのが居た気がしたが・・・き、気のせいだな。うん。。)」


「私はもう動けないから任せたーーー。」

優太
「どんだけ疲れてんだよ!!ハシャギすぎだ・・・。」


「だってーーーー、泳ぐのが楽しいんだからしょうがないだろーーーー。」

優太
「たく・・・帰り疲れて歩けないとか言ってもおぶってやらないからな。」


「へぇーーーんっ!そんなの平気だもんねーーーそこまで子供じゃないもんねーーーー!」

優太
「子供と言えば・・・綾香はどうした?一緒じゃないのか??」


「エリスさんが付いてるから大丈夫だとは思いますが・・・あ、そういえばエリスさん携帯持ってませんでしたっけ?そうなると伝わってないかもしれません。」

優太
「あっ・・・そういえばそのことすっかり忘れてたな・・・。今度持たせないとな。」

愛依
「あれ、あそこに居るのエリスさんと綾香ちゃんに雄大先輩と板垣先輩じゃないかな?」

優太
「おっ、良かった雄大達と一緒だったのか・・・オーーーーイ雄大!板垣ーーー!!」

雄大
「なっ!!?お前ら何でその店に!??」

優太
「何でって・・・みんなで昼飯をここで食おうってメールを蓮がしてたじゃんかよ・・・見てないのか?」

板垣
「あ、あれ!?ホントだ!!何かそんなのきてた・・・」

雄大
「う、ウソだろ!!!?オレとエリスさんの昼食タイムガガガ!!!!」

優太
「おい雄大、声に出てるぞ大丈夫か?」

雄大
「畜生ハカセテメェ~~~・・・オレの邪魔ばっかりしやがって・・・!!」

優太
「だから何でオレの所為になるんだよ!!つか雄大、昼飯何でも奢ってくれるんだよな?オレもう頼んであるから勘定は頼んだ。。」

雄大
「そういえばそういう話もあったわーーーーーーーーーー!!!エリスさんのことばっか考えてて忘れてたよーーーーーーーー!!」

優太
「だからお前メチャクチャ声に出てるから。心の声モロ聞えだから・・・。エリス、綾香のことありがとな。午後はオレが面倒見るからお前は好きにしてていいぞ。」

エリス
「いえ、それなら私も一緒にお世話をさせてください。綾香様のお相手は私の大切な仕事の一つですから。」

綾香
「パパーーーあやかお腹空いたーーー。」

優太
「おう、早くコッチに上がって来い。好きな物食べていいからな。」

綾香
「ホント!!?からい物ある!!?痛いくらいからいのがいいな!!」

優太
「いやいや・・・お前痛いくらいってどんだけだよ・・・また辛党に磨きがかかったな・・・。味覚障害にならないか心配だ。」

須田
「そういえば尾崎とかおっちゃんが居ないね。」

鳳仙
「そんなこと言ったら千草とか駿一もどうしたんだ?」

優太
「駿一は来るか分からないなーーー。今頃海底に沈んでるだろうし・・・。」

鳳仙
「えぇーーー!!?助けなくていいの!?」

優太
「助けるも何もぶち込んだのオレだしな・・・まあ心配しなくてもその内帰ってくるさ。。」

鳳仙
「い、一体何があったんだ・・・」

雄大
「止めてくれ!!思い出したくないぃぃぃいいいいいいいいいいいいい!!!!」


「思い出すのも悍ましいようなことがあったようですね。」

綾香
「私このちょうあつあつはばねろいためていしょくってのがいい!!」

優太
「全部ひらがなだから何が何だか分からないが・・・それマジで食べれるのか?」

綾香
「うん!あやか、はばねろ大好きだもん!!」

優太
「ま、まあ綾香がそこまで言うなら・・・ホント大丈夫か?こっちのイカ焼き定食の方がいいんじゃなイカ?」

綾香
「えーーーー、あやかイカ嫌いーーー。」

イカ娘
「ちょっと待つでゲソ!!嫌いとは聞き捨てならないでゲソ!!」

須田
「うわぁ・・・全力でスルーしようと思っていたのに絡んできちゃったよ・・・」

綾香
「わぁーーー!おねえちゃんのかみのけウネウネしてていいなーー!さわっていい!?」

イカ娘
「って、言ったそばから引っ張るなでゲソ!!私の触手は子供の玩具じゃないでゲソ!!」

板垣
「むしろ大人の玩具だよなーーー。」

優太
「板垣・・・お前ってどんだけもの凄い性癖増やせば気が済むの?これ以上増やすと犯罪者予備軍の仲間入りだよ?」

板垣
「幼女好きで獣耳好きで触手好き・・・どこが変だって言うんだ!!?」

優太
「全部だよ!!!」

イカ娘
「兎に角!!食べもしないでイカを嫌うとは言語道断でゲソ!」

綾香
「ちゃんと食べたことあるよー?だってイカって固いだけで何が美味しいのか分からないんだもん・・・。」

イカ娘
「え、食べたことあるんでゲソ?じゃ、じゃあ・・・私がとっておきのイカ焼きを用意してやるでゲソ!!それを食べてから好き嫌いを決めればいいじゃなイカ!」


「何かもの凄く一方的に話が進んでなイカーーー?」

イカ娘
「とりあえずそこで待ってるでゲソ!!私がもの凄く美味しいイカ焼きを持ってくるでゲソーーーーーーー!!!」

優太
「て言うか同胞を食われるのは良いのか?」


「優太さんそこはツッコまない方向でいきましょう。」

優太
「それもそうなんだが・・・あ、決まった奴から適当に頼んじゃえよ。オレ達はもう頼んであるから気にすんな。」

綾香
「パパーーーあやかのたのんでーーー!」

優太
「ああ、分かったよ。マジでいいんだよな?」

綾香
「うん!」

優太
「よーーーし、言ったからには残さず食べるんだぞーーー。すいませーーーん!」

???
「はーーーい!ただいまーーー!!」

須田
「お、ついでだからオレ達も頼んじゃおうか。オレはやきそばにしとこう。」

雄大
「そうだなーーー。オレも同じで良いや。」

板垣
「オレ綾ちゃんと同じのにしよう~~。」

平山
「ラーメンとチャーハンどっちにすっかなーー。」

鳳仙
「半チャーラーメンにすれば?」

平山
「それだ!!ってそんな頼み方ありなのか?」

鳳仙
「聞いてみればいいじゃん。良ければオレも同じのね。あ、スープはとんこつな~。」


「私は軽めの物で・・・シーフードサンドイッチ、これにしておきますか。それと・・・この白玉抹茶ヴァニラァフルクロスと言うのが気になりますね・・・。」


「おっ!!何かこのTOMATOMAトマトってメニュー気になるな・・・頼んでみようかな。」

愛依
「え、本当に頼むの?大丈夫かな・・・私は無難にイカ墨パスタにしておこうかな。」

エリス
「冷やし中華・・・食べたこと無いんですよねーーー。注文してみましょうか・・・」

???
「お待たせしましたーーー!って・・・あれ?ユウタ、君??」

優太
「え、かすみ?」

かすみ
「ユウタ君だーーーー!!久しぶりーーー!!GW以来だねーーー!」

優太
「あ、ああ。って、あれ?何でお前がここに?バイト??」

かすみ
「違うよ~~~!この海の家は私達の傘下の一つなんだよ~~。」


「『華々の冠』と『華海の冠』・・・なるほど、色々と引っかかる訳ですね。」

すみれ
「ちょっとかすみ・・・注文聞くだけなのに何をして・・・ってユウタさんじゃないですか!!」

優太
「おぅ、すみれも居たのか。お久~~。」

すみれ
「お久しぶりです。今日はどうしてここへ?」

優太
「いや、ちょっと日帰りで遊びに来たんだけど・・・まさかお前たちが居るとは思わなかったな。」

すみれ
「そうだったんですか・・・。私達は例の如くこの店からヘルプを頼まれたので手伝いに来たんですよ。」

かすみ
「あーーーー、でもいいなーーー。折角の海何だから私も遊びたいなーーー。」

すみれ
「仕事が早く片付けば私から店長に頼んでもいいけど?私も少しくらい遊びたいし。」

かすみ
「ホント!!?じゃあ頑張って仕事しちゃうぜ!!!とりあえずみんなの注文を聞こうかな~~。」

須田
「じゃあ、やきそば二つ。」

平山
「半チャーラーメンって大丈夫?」

かすみ
「大丈夫だよーーー。チャーハン半分のラーメン一杯だよねーー?」

平山
「そうそう。それを二つ。スープはとんこつで。」

エリス
「この冷やし中華という物を一つお願いします。」

愛依
「じゃあ、イカ墨パスタ一つで。」


「TOMATOMAトマト!!!」


「シーフードサンドイッチ一つと白玉抹茶ヴァニラァフルクロスを一つでお願いします。」

優太
「あ、あと超ATUATUハバネロ炒め定食って言うのを二つ・・・でいいんだよな?」

綾香板垣
「「バッチコーーーーイ!!」」
かすみ
「えーーーと・・・?やきそば二つ、半チャーラーメン二つ、冷やし中華一つ、イカ墨パスタ一つ、TOMATOMAトマト一つ、シーフードサンドイッチ一つ、白玉抹茶ヴァニラァフルクロス一つ、超ATUATUハバネロ炒め定食が二つ・・・でよかったっけ?」

すみれ
「お客様にため口で話すな・・・。」

かすみ
「あうっ・・・だってユウタ君達は知り合いだからついつい気が緩んだだけだもん!以上でよろしいですか?」

優太
「ああ。」

かすみ
「じゃあ少し待っててね~~。」

すみれ
「スグに作りますので。ゆるゆりっててお待ちください。」

優太
「そんな所まで無理にネタ使わなくていいよ!!むしろクドいんだけど!!」

板垣
「クドっていいよね・・・。」

優太
「うわ・・・またウザいの始まっちゃった・・・あ、ちなみにオレは鈴派なのでクド話は付き合いあえないのぜ?」





??
「ここか・・・ふふふ、今度こそオレの物にしてやるぞ・・・ふへへへへっへへhっへへへへえhっへえ~~~~~~-------!!!!!」









かすみ
「もうめんどくさいので注文された品全部お待たせしましたーーーー!!」

優太
「スゴイ適当!!」

かすみ
「だっていちいちメニュー言い直すのメンドクサイんだもん。」

優太
「それはそうか・・・。」


「おおっ!!愛依!見ろ!このTOMATOMAトマトって奴はどうやらトマトの中にトマトが入ってて、そのトマトの中にトマトがさらに入ってて、さらにそのトマトの中にミートソーススパゲッティが入ってるぞ!!何だこれ!私のためにあるメニューだよ!!そう思わなイカ!!?」

愛依
「そ、それは凄いね・・・む、むしろどうやってそんなに重ねたんだろうとか思ったりはするけどツッコまないようにするよ・・・。」


「うん!そんなの些細な問題だもんな!!あ、て言うか作り方聞けばユキが作ってくれるかな!?」

由紀
「まあ、作り方が分かれば・・・それなりの物は作れると思うけど・・・。」


「マジで!!?よし!かすみーーーあとでコレ作った人に会わせてくれよーーー。」

かすみ
「別に構わないけど教えてくれるかは知らないよ?」


「大丈夫だ。あの手この手で絶対に吐かせてみせる!!」

優太
「違う物吐かせるなよーー。」


「ユータ・・・お前は何で私をそういう低レベルな認識でしか見れないんだよ!」

優太
「いや、実際そうだし・・・取り繕うスキ無いし。」


「てへへ・・・それほどでも~~。」

優太
「褒めてない褒めてない。。」

板垣
「かっれええええええええええええええええええええええええええええええええええええええん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

優太
「何だ板垣・・・そんなにコ○ド○アスの新シリーズが気になるのか?アレって幼女出たっけか?あ、つか真面目に○アスって見たこと無いんだよねーーー。ま、その内DVDBOXなりBlu-rayBOX出るよね。」

板垣
「ち、ちが・・・!!かっれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

優太
「あ、辛い?」

板垣
「み、水!!水をぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

優太
「あ、コレ飲みかけだけど・・・」

板垣
「サンキューーーーー!!!ぐばぁああああああああああああああああああああああああ!!!口の中が痛いぃぃいいいいいいいいいいいいいいい!!!水飲んでも辛く感じるぅぅうううううううううううううううううう!!!!!!!!」

優太
「おいおい大丈夫かよ・・・。」

板垣
「大丈夫に、見えるか?かっれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

優太
「そんな微妙にゆきあつっぽく言われても困るんですが・・・。」

板垣
「誰だよ!!めんま以外分かんねぇよ!!!」

優太
「めんまは分かるの!!?言っとくがアレは幼女じゃ・・・」

板垣
「子供Ver超萌えるだろうがぁぁぁあああああああああああああああああああああああかっれーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」

優太
「いや、つかそんな叫んでまで食わなくても良いと思うんだけど・・・。」

板垣
「あ、アレを見ろ・・・」

優太
「あ?」

綾香
「むはーーーーーーーーーっ!!この刺激堪らないよーーーーー!!やっぱり夏は辛い物に限るよねーーーー!あーーー・・・っむ!!」

優太
「あーーーーーーーーーーーーー。」

板垣
「あ、綾ちゃんがあんなに美味しく食べている物を・・・残すなんてできない!!幼女愛好家として!!!!」

優太
「全然かっこよくねぇから・・・。つか、板垣・・・綾香は相当の辛党だ。あまり無理しすぎるとお前の胃袋・・・って言うか下手するとお前の消化器官が消化されちまうぞ?」

板垣
「幼女のためなら・・・構わない!!」

優太
「あっそ・・・かすみ~~~水追加~~~。樽で頼むわ。」

かすみ
「えっ!?ユウタ君そんなに飲むの!?」

優太
「いやオレじゃなくてこの哀れなおっさんが・・・。」

大野
「あっれーー?みんなもう食べ始めてるのかよ。」

優太
「おっちゃん!何だ、遅かったな・・・」

尾崎
「酷いじゃんハカセーーー!もう少し待っててくれてもよかったのに!」

優太
「仕方ねぇだろ。腹減ってたんだ・・・ってか何でオレの所為みたいになってんの??」

千草
「それはユウ君が微妙に先頭を行ってるからだろう?」

優太
「千草?何だ、ずっと見かけないから迷子にでもなってるのかと思ったぜ。」

千草
「ユウ君はそれくらいドジな方が好みなのかい?まあ、そんなことはどうでもいいや・・・」

優太
「ああ。どうでもいいな。早く座って適当な物頼んで・・・」

千草
「今こそ私の水着に括目しろーーーーーーーーーーーー!!!!!」

優太
「え!!?何でそんな唐突に!!?」



千草は羽織っていたパーカーを突如脱ぎ捨てた。
あまりに唐突な行動にその場に居た全員が千草の方を向く。
千草が着ている水着はもうほとんど局部しか隠せてないようなスリングショットタイプの水着だった。
ほぼヒモで最低限の場所を隠しているだけなため、ほとんど裸同然だった。
そんな際どい恰好で胸なんて張るもんだから横から見たらほとんど見えてるんじゃないんだろうか・・・
てか、隠す気はほとんど無さそうである。


千草
「どうかな!?私の自信作なんだけど!!」

優太
「えっと・・・これだけ引っ張っといてこのオチは無いかなーーー。」

千草
「反応薄っ!!そこは『お前どんだけ際どい水着着てんだよ!!もう少し女の子としての自覚もとうな!!』とか言われるものだと・・・」

優太
「あーーーー、まあ思うけど・・・何て言うか・・・千草らしいからもうスルーでいいや。」

千草
「えーーーーーーーーーーーっ!!なにその放置プレイ!!全然面白くないよ!!ユウ君もっとリアクションとってよーーーー!!!」

優太
「それより駿一こねぇな・・・。流石に思いきり良く蹴りすぎたか・・・?」

雄大
「来なくていいよあんな奴。気持ちわりぃ・・・思い出したくねぇーーーーーー!!」

優太
「それなのに何でお前アイツと同じ大学行ったんだよ・・・。」

雄大
「いや、成り行きで・・・」

優太
「ま・・・そういう時もあるよね?」

??
「ここに居たのか・・・みんな!!」

尾崎
「鍋ちゃん!!!!」

川鍋
「いや~~~~、水着がきつくて入らなくて買いに行ってたらお昼になっちゃったよ~~!」

優太
「そうだったんだ・・・(ぶっちゃけ雪徒が忘れてるんだとばかりに思ってたが・・・ま、そんなことは言うまい。)」

千草
「何だか鍋ちゃんの方が私より歓迎されてる気がするーーー。」

優太
「おいおい千草何をそんなに拗ねてるんだよ・・・。」

千草
「ユウ君がツマラナイリアクションかますからだよ!」

優太
「えーーーー、だって毎回毎回全力でリアクションしてたら疲れるだろうが・・・。」

千草
「何時でも全力全開なのがユウ君だと思ってたのに!!見損なった!」

優太
「そこまで言うか!!?・・・分かったよ!!そこまで言うならやってやる!!見せてやるぜ!!オレの全力全開のリアクションを!!!!!!」

千草
「え!?ホント!!?」

優太
「まず!!千草!!お前ここまで引っ張っておいて何でそんな普通にエロい水着着てるんだ!!それじゃあただ単にエロいだけで何も感じないんだよ!!」

千草
「えぇ!!?エロいことを否定されるとは思わなかったな!!」

優太
「お前こういう時は完全に期待を裏切って白スク着て来るぐらいのことして見せろ!!」

千草
「いやユウ君それじゃあ逆に狙いすぎでしょ・・・白スク着せておけば喜ばれるなんてにわかの業者の発想だってこーりんも言ってたよ。」

優太
「いや!!白スクは良い!!何て言うか色々神々し・・・」

由紀
「って・・・お前それ完全に白スク談義になってるだろ!!!」



何故か後方から由紀に平手打ちを食らった。
でもこれはこれで・・・


優太
「由紀!ナイスツッコミ!!それを待ってたぜ!!!」

由紀
「ツッコミ待ちかよ!!」

千草
「流石ユウ君だ~~~私が求めてたのはこういう感じだよーーーー!!」

優太
「あ、で・・・これが本音だけど・・・千草。目のやり場に深刻に迷うから早い所着替えて来い。て言うか着替えろ。」

千草
「うん!分かったーーー!実は私もこの水着無いかなーーーと思うから!!」

優太
「だったら最初から着てくんなーーーーーーーーー!!!」

千草
「あ、じゃあユウ君に次着る水着選んで貰おうかな!マイクロビキニと普通のビキニがあるんだけど・・・」

優太
「普通のビキニで。。つかむしろ露出が限りなく少ない奴で頼む」

千草
「ですよねーーー!!じゃ、ひとっ走り着替えてくるーーー!あ、私は日替わりランチのBで!!」

かすみ
「あ、うん。日替わりランチBね~~。分かった~。」

千草
「頼んだーーー!」

優太
「さて・・・嵐も去ったところで昼飯に集中しますか・・・。」

??
「やぁ・・・ハカセ。みんな、ただいま・・・。」

優太
「えぇーーーー、オレは何時になったら昼食に手を付けられるんですか?て言うか誰かオレ以外が話進めりゃいいじゃん!何でオレばっか喋ってんの?大人数で居る意味ないじゃん!つか今回の語で一回も喋って無い奴すら居るだろ!?」

エリス
「す、すいません!ひ、冷やし中華が予想以上に美味しかったもので会話に参加する気になれませんでした!!」


「いえ、私が積極的に話す姿が想像できないんですが・・・。」


「ふぇ?ふぁに~~~~??ふぁふぁふぃふぁ~ふぉうふぁふぃふぁ~~~??」

鳳仙
「いや、ダンナに任せておけば大丈夫かなーーーと思って。」

平山
「それにお腹空いてて食べるのに集中したかったし・・・。」

須田
「蓮さん眺めてたらやきそば冷めてました!!」

優太
「いやいやお前らどんだけ昼飯食べたいんだよ!!むしろ一番食いたいのオレだよ!!さっきから一箸も入れて無いよ!!冷やし中華だから冷めるとか無いから良いけどね!!!つか唯に関してはちゃんと飲み込んでから喋れ!!何言ってるか分からん!!」


「さっきのは~~、『え?なに~~~~?私がどうかした~~~??』って言ったんだよ。。」

優太
「あ、そう。丁寧な解説ありがとうございます。」


「どういたしまして~~~。えへへ~~美味しいな~~~この山芋定食~~~。」

優太
「何で海なのに山芋!!?お前実は山行きたかったのか!!?そういう遠回しの訴えなの!!?」


「え、何となく山芋が食べたくなっただけだよ~~~。あ、そういえばユウちゃん自然薯育ててたよね?アレっていつくらいに食べられる?」

優太
「え・・・そうだな~~~。葉っぱが落ちてからだから・・・11月くらいだったかな。」


「そうなんだ~~~楽しみだな~~。。」

エリス
「優太様も冷やし中華を注文していたんですか・・・美味しいですよね。あ、私初めて食べたんですけど・・・」

優太
「そうだったのか。あ、でも確かに『魔法界』では冷やし中華って聞かないな。」

エリス
「はい。でもあるのは知ってたんですよ?でも食べる機会が無くて・・・今回は調度いい機会だと思って頼んでみました!」

優太
「そっか。まあ、美味しかったなら良かったな。夏って言ったらやっぱ冷やし中華だよな~~。」

須田
「ハカセーーー。この冷めて気の抜けたやきそばをその冷やし中華と交換してくれなイカ?」

優太
「全力で却下だ。」


「優太さん。一つ気になったのですが・・・」

優太
「何だ?」


「私が頼んだこの白玉抹茶ヴァニラァフルクロスのフルクロスってなんでしょうか?」

優太
「えっと・・・言わずもがな・・・むしろヴァニラァの方にツッコんでやった方がいいんじゃ?」


「ヴァニラァは正直ギャグとしては滑ってると思うので触れないでおきます。」

優太
「そうやってハッキリ言っちゃうのもどうかと思うよ!!」

??
「いやいやちょっとちょっと!!何でオレのことをさっきからシカトして話が進んでるの!!?いろんな意味でこの疎外感が堪んないけど話を聞いてよ!!」

優太
「いや・・・うん悪い悪い。イキナリ話始めたと思ったら絡んでくる奴らが多くてな・・・。で、何でそんなツナギを着てるんだ駿一よ・・・」

駿一
「良く聞いてくれた・・・流石ハカセ!!」

優太
「まあ・・・聞かなくてもおおよその予想はつくんだが・・・」

駿一
「そう、そのとうり・・・オレはこれから、雄大をオレ色に染め上げるのさ。。」









優太
「・・・・・・・・・・・・・・。駿一、お前マジでどうした?」

駿一
「オレは常にこんな感じだっただろう?それはハカセが一番分かってるはずさぁ~~?」

優太
「(えーーーー?なになに??急にシリアスな展開になってきましたけどオレはどうしたらいいんだ??)」

駿一
「沈黙は肯定と取っていいかな?」

雄大
「ざ、ざけんな!!駿一ーーーー!!何でオレがお前の言いなりにならないとならないんだ!!」

駿一
「愛し合ってるからさ!!」

雄大
「だからそれお前からの一方的な物だろうが!!オレを巻き込むなーーーーー!!!!」

駿一
「ま、そんなこと言ってられるのも今のうちさ・・・自分の真の気持ちに気付いた時・・・オレ達は一つになれる!!」



何故かその瞬間、店内の至る所から多数の女性の「キャーーーーーー!!」と言うピンク色の歓声が聞こえてしまった。
何て言うか・・・世の中そんなんばっかりかいと思わざるを得ない。。
そんなことを考えている矢先、駿一はおもむろにベンチ(どう考えてもさっきまで絶対に無かった)に腰かけると雄大を見つめ始めた。


雄大
「うっ!!な、なんだ!?見たくもないのに・・・目が駿一に向いてしまう!!」



すると駿一はあろうことかこの衆人環視の中、ツナギのチャックを下ろし始めた。


ジーーーーーーーーーッ・・・!


その音が止んだ時・・・文字通り駿一の・・・・・・


駿一
「やらないか?」

雄大
「ウホッ!いい男・・・!」

優太
「雄大ぃぃいいいいいいいい!!!!!??うっ・・・!!?」



次の瞬間、駿一の全身が光だしたかと思うと瞬間的にだが視界を覆い尽くすほどの光が店内を照らした。
それはスグに収まったが・・・
優太が目を開けた時、店内に居た人々がもの凄いことになっていた。


板垣
「綾ちゃぁぁぁぁぁああああんんんんんん!!!!!」

綾香
「え、え、え?な、何?こ、恐いよイタガキーー!」

板垣
「怯えてる綾ちゅあぁあんもかわユイナぁぁあああああああああああ!!!!」

須田
「蓮さん!!オレとセシボーーーーーンしてください!!!お願いします!!ゴムはあるんで問題無いっす!!」


「はぁあ!!?急に何を言い出してるんですか!?て言うかセシボーンって意味違いませんか!?アレってただの・・・」

雄大
「駿一・・・すまない。オレが誤解してた・・・」

駿一
「いいんだ雄大・・・そのことに気付いてくれただけで、オレは・・・!!」

雄大
「いいのかい?オレはノンケだろうと構わず食っちまう男だぜ・・・。」

駿一
「良いんだ・・・オレ、雄大のこと・・・」

女性客A
「私、脱いだら凄いんです・・・」

尾崎
「ヒューーーー!!!いいぞーーー!!ぬーげ!ぬーーげーーー!!」


「愛依ーーーーーー!!もう何だか色々我慢できないなりーーーー!!」

愛依
「キャーーーーー!!か、カナちゃん!?そんなイキナリ・・・ど、どうしたの!??」


「相変わらず愛依は柔らかくてスベスベで良い匂いがするのだ~~~。。」

瑠依
「ちょ、ちょっと待てーーーゐ!!!ほ、ほら!!奏!アンタの大嫌いな瑠依ちゃんが出て来ましたよーーー。素直に愛依共々解放してね~~。マジであの娘困ってるから・・・。」


「瑠依・・・別に私は、お前のことも嫌いじゃないのだ・・・。」

瑠依
「は?」


「実は恥ずかしくて言えなかったけど・・・ずっと友達だとも思ってたし、もっと仲良くしたかったんだ。」

瑠依
「え、え、え、え??ほ、ホント?」


「ホントだよ。こ、こんなこと・・・好きでもない相手には絶対言わないのだ・・・。」

瑠依
「あ、あばばばばっばばばばっばばばっばばbbっばあばばああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!か、奏!ちょ、止め・・・!そ、それ以上は・・・私、マジで萌え死ぬ・・・!!あ、やべ鼻血出た・・・」

すみれ
「かすみーーーーー!!やっぱり私には貴女しかいないわーーー!!」

かすみ
「お、おねえちゃん!??ちょ、ま、待って!!せ、せめて布団とかベットの上で・・・!!」

すみれ
「そんなこと言って・・・本当はどこでだっていいくせに・・・可愛いわ、かすみ。」

かすみ
「いあいあ!!ど、どこでもって訳じゃないし・・・!!」

すみれ
「そう。私が居ればどこでもいいのね・・・そういう素直なところも好きよ。」

かすみ
「あーーーうーーーーー!!もの凄い勘違いスパイラルーーーー!!!」

平山
「鳳仙!!実はオレ・・・ずっと前からお前が好きじゃけん!!」

鳳仙
「はぁあああああああああああああああ!!!?何でイキナリ!??そして何故広島弁になった!??」

平山
「そんなのどうでもいい!!オレと付き合ってくれ!!」

鳳仙
「え、あーーーいあ・・・な、何て言うか・・・オレにはその・・・」

平山
「やっぱりハカセが好きなのか!?」

鳳仙
「え・・・あ、でもダンナは好きとかそういうのじゃなくて・・・オレの目標で・・・」

平山
「じゃあ、ハカセに勝ったらオレと付き合ってくれ!!」

鳳仙
「え、でも、そんなの・・・!」

平山
「ハカセ!!勝負だ!!オレが勝ったら鳳仙との交際を認めてもらうぞ!!」

優太
「ちょっと待てぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!シリアスかと思ったら全く違う方向にドライブインしちゃってて個人的にビックリだ!!!!」

千草
「お待たーーー!!定食は来てるかなーー?ってアレ??」

尾崎
「ひゅーーひゅーーー!!ぬーーげーーーぬーーげーーー!!!!」

千草
「な、な、な・・・・!!私が居なくなった途端に何を楽しそうなことしてるかーーーー!!私も脱ぐ!!!」

優太
「何かさらに泥沼追加ーーーーー!!!??」



ピシッ!!



そんなラップ音にも似た音が響いて、世界から音が消えた。
いや、正確にはこの周辺の音が、いや・・・時間が止まった。
店内は勿論、砂浜で遊んでいる人々、海で泳いでいる人、空を飛んでいたカモメも、波すらも不自然な位置で止まっている。


優太
「由紀、か?」

由紀
「う、うん。何か急に色々アレそうだったから・・・」

優太
「あ、ああ。良い判断だ。」


「ど、どういうことでしょうか・・・。何故急にみなさんこんなことに?」

優太
「考えられることは一つ・・・駿一だ。」


「駿一さん?」

優太
「店内が変になる前、駿一の奴が発光現象起こしただろう?アレ、何か魔力的な物を感じた。」


「言われてみれば・・・確かに・・・。あれから皆さん変な行動、言動をするようになりましたね・・・。」

優太
「しかし・・・何で駿一もああなったのかが分からん。」


「そういえばさっき駿一さんを海に蹴り飛ばしたとか言ってましたよね?」

優太
「ん?ああ。そうだな・・・お前らが来る前にも一回同じようなことがあってな・・・ここまで規模大きくなかったけど・・・」


「だったらその時に?」

優太
「うーーーーん・・・でもアイツがどこに行ってたかなんて覚えてないし・・・ん?」


「どうしましたか?」

優太
「いや・・・感じた。同じ魔力・・・スゲェ薄いけど。向こうの岩場の方から?」


「あ、言われてみれば・・・かなり微小ですね。空気中に漂ってる魔力とさほど変わらないくらいですから分からなかったです。」

優太
「手がかりも無いし・・・とりあえず行ってみるか。まあ、それでどうこうできるかなんて分かんないけど・・・。今、動けるのは?」

鳳仙
「お、オレ、行くよ。」

優太
「・・・・・いや。お前はここに残れ。」

鳳仙
「な、何で!?」

優太
「ジョリに告られて、ちょっと動揺してるだろ?」

鳳仙
「べ、別にそんなことは・・・!!」

優太
「まあ、アイツらの中で素直にそのままの気持ちを言ったの、ジョリだけだしな・・・。」


「私なんてイキナリセシボーンしようですからね・・・」

優太
「そういうのから見れば鳳仙は割と運が良かったな。」

鳳仙
「そ、それとこれと何の関係があるって言うのさ!」

優太
「ここらで真面目に考えてやってくれないか?」

鳳仙
「え?」

優太
「もし、この件が解決しても完全に無かったことにできるか分かんねぇ・・・だったらちょっとマジで考えてやっておいてくれ。悪いけどジョリはかなりマジなんだぜ?」

鳳仙
「で、でも・・・オレ・・・。」

優太
「お前が自分で決めた答えならアイツも本望だろうさ。頼む、ジョリはオレの親友なんだ・・・半端に終わらせないでやってくれ!」

鳳仙
「ダンナ・・・、うん。分かった・・・ダンナ達が行っている間に考えておく。」

優太
「ああ。頼むな!で、他に動けるのは?」


「私は大丈夫です。」

瑠依
「は、鼻血が止まったら行けそう・・・。」


「あーー、美味しかった~~~。ごちそうさまでした!!」

優太
「まだ食ってたの!!?どんだけマイペースなんだよ!!」


「???」

優太
「蓮、説明頼んだ・・・」


「はい。唯さん、実はですね・・・」

優太
「奏と千草は魔力にあてられてるから無理か・・・。」

由紀
「ご、ごめん。私も無理・・・動きながら止め続けられる自信無い・・・」

優太
「それは分かってる。オレとのパイプも一時解こう。そうしたら使える魔力の量も少しは増えるだろ?」

由紀
「うん。ありがとう・・・助かる。」

優太
「エリスも綾香も非戦闘要員だから連れてけないから・・・実質一緒に行けるのは蓮、唯、瑠依の三人か・・・」

鳳仙
「や、やっぱりオレも行った方が・・・前衛がダンナ一人になっちゃうよ。」

優太
「いや、別に戦闘があるか事態分からないし・・・もしかしたら平和的に解決できるかもしれないだろ?」

鳳仙
「そ、そうかな・・・?」

優太
「よし、じゃあいっちょ行ってみますか!!」

瑠依
「ゆ、ユウにい・・・まだ鼻血止まらないからもう少し待って・・・!!」

優太
「どんだけ興奮したの!!?」

瑠依
「だ、だって奏に『瑠依、好き。結婚して欲しい』って言われて・・・うへへへへへへええへっへへへhっへへへhっへへへへ・・・・!!わ、私・・・もう死んでもいい・・・」

優太
「いやいや・・・そこまで言ってたかは知らないが・・・マジで大丈夫かコイツ連れてって・・・。」


「へぇーーー、そんなことがあったんだーーー。全然気づかなかったよ~~~!」

優太
「お前はお前でもう少し緊張感を持て・・・」


「瑠依さんは私が軽く治療します。それから出発しましょう!」

優太
「何だろう・・・今更スゲェ不安になってきた・・・。」









鳳仙
「うーーーーーーーん。」

由紀
「どったの?鳳仙。」

鳳仙
「いや・・・やっぱりオレも付いて行った方が良かったんじゃないかと・・・。」

エリス
「え、私はてっきり直久様のことを考えていらっしゃるのかと・・・。」

鳳仙
「ばっ!!そ、そんなことは今はどうだっていいだろ!??」

綾香
「どうでもよくは無いと思うよーーー。パパもちゃんと考えろって言ってたし・・・。」

鳳仙
「ぐっ!!そ、それはそうなんだが・・・」

綾香
「ホーねえは子供だなーーー。そんなにむずかしく考えるひつようは無いんだよーーー?」

由紀
「そうだねーー。好きなら好きって言っちゃえば良いんだと思うし。。」

鳳仙
「そりゃあお前らはダンナに好き好き言ってればいいから楽だろうさ・・・」

由紀
「え、全然そんなこと無いよ?」

綾香
「そうそう。パパは極度の鈍鈍鈍鈍鈍鈍鈍感さんだからただ好きって言うだけじゃあ伝わらないんだよ~~。」

エリス
「そうですね・・・確かに優太様は人のことには瞬時に気が回るのに自分のことになると完全に手薄です・・・。」

綾香
「えりすも何時もそれとなく言ってるのに全然伝わらないもんね~~。」

エリス
「わ、私はそんな風な感情を持って優太様に仕えてる訳では・・・!!め、メイドとして・・・普通のことをですね・・・」

綾香
「たまに背中を流しに行ったりとか、添い寝しようとするのが?」

由紀
「はぁぁぁあああああ!!??そんな羨ましいことを!!?」

綾香
「たまに膝枕して耳かきとかもしてるよねーー。私もパパにやってもらってるけど・・・」

由紀
「わ、私だって2、3回しかやったこと無いのに!!?」

エリス
「い、いえ・・・あ、アレには深い意味は無くてですね!優太様も喜んでくださいますから続けてるだけで・・・!」

由紀
「よ・ろ・こ・ん・で・るぅぅぅぅううううううううう!!!?」

エリス
「いえ、由紀様・・・これは違うんです!!優太様は私に恥をかかせまいと必死に・・・!」

由紀
「そんなことは置いといても・・・あの野郎・・・最近変に機嫌が良いと思ったらコレか・・・!!そんなに自分に無償で奉仕してくれる巨乳のメイドお姉さんが良いのかーーーー!!」

綾香
「いいのかーーーー。。」

エリス
「あうあう~~~~~!!このままではまた由紀様が優太様を・・・!!ど、どうしたら・・・」

鳳仙
「ダンナなら慣れっこだから問題無いんじゃないかな?」

エリス
「で、ですがそれでは申し訳ないですよ・・・!」

鳳仙
「こういうの含めてダンナは今の生活を気に入ってるんだと思うんだ。」

エリス
「良い感じにまとめようとしてくれるのは嬉しいんですが・・・何の解決にもなってないです。」

鳳仙
「まあね。。」





優太
「ブエックション!!!」


「冷えましたか?ここら辺は調度影で気温も低いですから・・・」

優太
「いあ・・・多分噂されてるだけだと思う・・・。」


「それにしても同じ海岸にあるとは思えないような荒れた場所だね~~。」

愛依
「そうだね。人気もほとんど無いし・・・でも、何だか一部だけど慣らした後とかあるけど・・・なんだろうね?」


「そういえば確かに・・・最初の方は歩きやすいように岩を削ったりされてましたね・・・奥に行くにつれて荒れてきてますが・・・。」


「何か新しい施設とか作る気だったりしてね~~。」

愛依
「おねえちゃん、流石にそれは無いんじゃないかな?」


「まあ適当に言ってみただけだしね~~。」

優太
「しかし・・・最初は薄かったけど、奥に行くにつれて魔力の方もハッキリって訳じゃないが感じるようになってきたな。」


「ええ。慎重に進みましょう。」


「あ、このヒトデ珍しい柄だよ!!それに普通より大きい!」

愛依
「おねえちゃん!慎重にって言った途端にそういう行動取るの止めようよ!!」


「あはは・・・ごめんごめん。。」

優太
「たく・・・ん?でも確かにヒトデにしては大きいな・・・。」


「ちょっと待ってください・・・。唯さん、手に何か絡んできてますけど?」


「え?」



唯は自分の腕に目を向けた。
すると細長くうねった触手の様な物が腕を這うようにして上ってきている途中だった。



「ひっ!!」

優太
「!!唯、ヒトデを離せ!多分ソイツだ!!」


「だ、ダメ!!絡まって取れないよ!!」

優太
「くそ・・・斬るか・・・!?」

愛依
「おねえちゃん・・・ちょっとだけ痺れるけど我慢してね?」


「え?」



バリッ!!!



青白い閃光が瞬いたと思った刹那、唯の腕に絡んでいた触手が痙攣をおこした。
触手はビクビクと体を震わせながら唯の腕から力無く垂れ下がる。
唯はそれを確認するとヒトデを海に向かって投げた。


ボチャン!!



「はぁはぁ・・・こ、恐かったよ~~~~ユウちゃんーーーー!!」

優太
「あ、ああ・・・まあ何もなくて良かったな。」

瑠依
「ユイねえ、火傷とかしてない?加減はしたけど、やっぱり肌に直接撒き付かれてたからちょっとは痛かったでしょ?」


「ちょっとだけピリっとはしたけど平気。軽い静電気だと思えば大したことないよ~~。ありがと~~瑠依~~。」

瑠依
「うん。どういたしました。。」


「でもおかしいですね・・・ヒトデってあんなに長い触手があるものでしたっけ?」

優太
「オレは分からん・・・でも、もしかしたらこの変な魔力が関係してるのかも?」


「だとしたら・・・やはり戦闘は避けられませんか・・・。」

優太
「どうだろう・・・兎に角進んでみよう。この先に何かがあるのは確かだし。」





????
「う~~~~~~~~ん。やっぱり私一人でプログラムを組むのはちょっと無理があったっすかねーーー。あ、やっぱ今の無しっす!!私に不可能とか無かったっす・・・あーーー、でもこんな時にチーちゃんとかフータ君が居れば・・・。」



プルルルルルルル!!


????
「もしもしーーー?」

??
『あれ?声が少し遠くから聞こえるが?』

????
「ん、こっちも声が下から聞こえてんっすけど・・・あ、ごめん。受話器逆に持ってたっす。」

??
『発明に関しては全世界でトップ張るレベルのくせにそういう所は抜けてんのな・・・。』

????
「発明だけじゃないっすよーーーー。私、脱いでも凄いんっすよーーー?」

??
『幼児体型の分際でよくそんなこと言えるな・・・て言うかそのネタ前回も使った・・・。』

????
「え、そうだったんっすか?知らねっす・・・。」

??
『まあいいや・・・守備はどうだ?』

????
「うーーーーん・・・状況は芳しくないっす~~~白旗上げたいくらいっす。」

??
『その前にちょっち試してみたいことがあるとか言って日本中の電力を使うような作戦立案すんなよ?』

????
「私はそこまで強引な手使わないっすよ・・・あんなことするくらいなら、制限時間一杯使って使徒を一撃で沈められるような兵器作るっす。。」

??
『お前ならマジでやりそうだから勘弁してくれ・・・。』

????
「あはははは!!ま、私に不可能なんてないっすからねーーー!!」

??
『そのお前が芳しくないって言うのはどういうことだ?』

????
「ありゃりゃ~~~そこは真面目に受け取ったんっすか~~~。う~~~ん、簡単に言うと・・・意見が欲しいっす。第三者の・・・」

??
『意見?』

????
「そうっすよーーー。私個人の感性で作ったものは私が面白いと思って組んだだけっす。一般の人には理解できないかもしれないじゃないっすか。」

??
『随分と弱気だな・・・何時もなら「私が作った物が面白くない訳無いっす!!」とかふんぞり返って言いそうなものだが・・・』

????
「私ってそんなイメージっすか!!??まあいいっす・・・ちょっち前に・・・そこら辺は痛感してるんすよ~~。」

??
『ふ、ん・・・。まあそれはどうもしようが無いな。』

????
「それで、もう少しでこれ完成するんすけど・・・」

??
『死亡フラグか?』

????
「この状況で立てる意味が分からないっす!!とにかく・・・これがもうスグ組み終わるっすから、何人かテストプレイヤーを募って寄越して欲しいっす!」

??
『なるほど・・・そういうことなら引き受けた。「アイツら」がいいか?』

????
「え、できるんすか?」

??
『知り合いだからな・・・可能だろう。』

????
「ホントっすか!!?じゃあお願いするっす!!」

??
『しかしお前ほどの奴が「アイツら」と関係を持ってる経緯がよく分からんが・・・』

????
「別に~~~私が誰と付き合ったって私の勝手じゃないっすか。。」

??
『それはそうだが・・・参考までに聞くが、「アイツら」とはどういった関係だ?』

????
「ただの友達っすよ。」






「この奥から感じますね・・・。」


「ど、洞窟??」

瑠依
「いかにもそれっぽい雰囲気があるね。」

優太
「・・・・・なんかさ、感じるんだけど・・・。」


「何をですか?魔力なら私も感じてますが・・・」

優太
「いや・・・何て言うんだ?こんなこと前もあったような~~~って言う・・・」

瑠依
「既視感・・・デジャヴって奴じゃない?」


「デジャヴ??」


「簡単に言うと以前にも同じようなことを体験していて、それと重ねるようにして思い出すって感じのことですよ。」


「ふ~~~ん。言われてみれば確かに軽くそんな感じもするかも・・・でも、何だったか思い出せない・・・。」

瑠依
「私は特に無いなーーー。私が居ない時に体験したことなのかな?」


「同じく私も何も感じませんが・・・」

優太
「・・・・・まあ、デジャヴって言うのは大抵が気のせい・・・または夢で見ただけのことを現実でもあったかのように思い出すってだけの話だからな・・・あんまり気にしないようにするか。」


「・・・(優太さんの直感と言うのは何故か良く当たります・・・もしかしたらということも・・・)」

優太
「ん?蓮、どうした??」


「あ、いえ・・・大丈夫です。」

優太
「あ・・・」


「どうしたの?」

優太
「いや、あまりにも急だったから忘れてたけど・・・オレ達、別に水着である必要性無いよな?」

瑠依
「あ、そうだったね。」


「あーーー、でも普通の服よりは動きやすいからよくないかな?」


「それは一理ありますね・・・。ですが、同時に戦闘になったら防御の面で不安が残りますね・・・。正に命駆ですね。」


「いやーーーー、もともと私は服を着てようが着て無かろうが一撃貰ったら終わりだし・・・あんまり変わらないかも。。」

瑠依
「それにレンねえも居るから回復は問題無さそうだしね!!」


「なるほど・・・ですが死んでしまったら治せませんからそこら辺は注意してくださいね。」

瑠依
「「き、肝に銘じます・・・」」

「ですが・・・逆に、死んでさえ居なければどんな怪我でも治して見せます。そこら辺は心配なさらないでください。」


「流石は蓮ちゃん!!頼りになるーー!!」

優太
「(そういうことじゃなくて・・・色々ポロリとかいきそうだって言いたいんだが・・・これはセクハラになるのだろうか・・・。)」

瑠依
「どうしたのユウにい・・・難しい顔して。」

優太
「い、いや・・・何でも無い!じゃあ、心の準備が出来てるなら行くぞ!」


「私は大丈夫です!!」


「私も!」

瑠依
「ユウにい!行こう!」

優太
「ああ。(まあ、いいや。瑠依に関してはワンピース型だからなるべく近づかないようにすればそういう展開にならないし・・・蓮や唯に関してはそういう激しい行動をさせなければ大丈夫だろう・・・。)」



と、完全に甘い見通しの優太君を余所に・・・洞窟探索が始まった!!


優太
「おいおい・・・ナレーションそれはどういう意味だ・・・ポロる予定があるって言うのか!!?」



それは・・・自分の手で切り開いてください。


優太
「自分の意志でそんなことしたら確実に刑務所行きだよ!!つか、これからはラッキースケベ展開なんて起こさない絶対!!やるぞーーーー!!おーーーーーー!!!」


「ユウちゃんさっきから一人で何を盛り上がってるんだろうね・・・。ポロリとかラッキースケベとか聞こえたけど・・・。」


「唯さん・・・優太さんも男性です・・・そういうロマンを追いかけたい時もあるものですからここはそっとしておきましょう・・・。」

瑠依
「変な所でユウにいは理解があるなーーー。まあ、みんな色々注意して行こう!」









優太
「しっかし洞窟内は結構歩きやすい地形になってるんだな・・・。」


「そうですね・・・。外との外観からは考えられないほど綺麗です・・・と言うより、人工的な感じがするんですが。」


「どういうこと?」


「誰かが人為的にこの洞窟を整備・・・いえ、工事のようなものをしたと見るのが妥当ですか・・・。」

瑠依
「やっぱり何か作ろうとしてるのかもねーーー。ユイねえも言ってたけど・・・。」

優太
「そうだったとしても何でこんな場所で?もっと日の当たる表に作ればいいだろうに・・・。」

瑠依
「それは一理あるねーーー。でも、何か事情があったのかもよ?」

優太
「事情って?」

瑠依
「いや・・・分かんないけど、さ?」

優太
「どうした?」

瑠依
「いや・・・何だか私の踏んでる所、少し沈んだんだけど・・・?」

優太
「元から凹んでたんじゃないか?洞窟なんだし凹凸があっても変じゃないだろ。」

瑠依
「いや、でも確かに・・・」



プシューーーーーーーーー!!!


そんな音と共に地面から紫色の煙が噴き出した。
その煙は瞬く間に周辺に充満する。
完全に視界を覆われ、一同はパニックを起こす。


優太
「げほっ!!な、何だーー!!?」


「!!?み、皆さん!!息を止めてください!!あまりこの煙を吸っては・・・!!」


「うぇぇええええ!!?少し吸っちゃったよ!??」

瑠依
「わ、私も・・・!!ゲホッゲホッ!!!」

優太
「と、兎に角この煙を払わないと・・・ゴホッ!!みんな!ちょっと離れろ!!!」



優太はポケットから小さなポーチを取り出す、それを開いて手を突っ込む・・・
そして中から長さ80cm弱ほどの日本刀を取り出す。
日本刀と一緒にベルトを取り出し、それを腰に巻き付けると左の腰に付いているホルダーに日本刀を収める。
優太は自分たちが歩いてきた方を向き、右の手を日本刀にかけると、そのまま勢いよく抜刀する。


優太
『風塵爆風』!!!」



抜刀と同時に体を回転させながら周辺の煙を巻き込む。
そして鞘から神速の如き速さで抜き放った刀が空間の一点を切り裂く。
その場を中心に猛烈な爆風が吹き、刀に巻き込んだ煙と周辺に立ち込めていた煙を入り口の外へ吹き飛ばした。


優太
「はぁはぁ・・・新鮮な空気ウマす!!!!みんな、無事か!!?」


「な、何とか・・・。」

瑠依
「うぇ~~~~ちょっと気持ち悪いーーーー。」


「毒ガスです・・・。まあ、毒素は軽い方ですけど吸ったらしばらくは歩くたびにHPが1づつ減り続けますね。」

瑠依
「れ、蓮さん・・・キ○リーを・・・!!」


「そんなの使えませんけど・・・似たようなのなら使えるのでソッチで代用します。」


「蓮ちゃ~~~ん、私も少し吸っちゃったから治してーーーー・・・」

優太
「何だよ、唯もか・・・って・・・お前・・・!」


「ん?」



何故か唯が付けて無ければならないパーツが一つ足りない。
まあ・・・それは所謂所のビキニって奴なのだが・・・
それが欠如してる唯の恰好はまさに半裸という奴で何かもう二つのいい具合に膨らんだ山とかその頂にあるものとかが・・・



「優太さん!!そんなじっくり観察してないで無くなった水着を探してきてください!!」

優太
「ばっ!!か、観察なんてしてないよ!!これはナレーションが勝手に描写してるんだよ!!?決してオレの主観によるものじゃないぞ!!」


「あ、ホントだ。何だかスースーすると思ってたんだーー。なーーんだこういうことかーーー。」

瑠依
「いやいやユイねえ・・・そんな冷静に状況整理しなくていいから・・・で、どこにいったか分かる?」


「うーーーんとねーーー・・・。多分さっきの爆風で外まで飛んでっちゃったかも?」

優太
「スグ拾ってきます!!!」


「ま、予想の範囲内ですね・・・唯さん、優太さんは喜びそうですが私達から見ると結構だらしない恰好なのでせめて手とか腕で隠してください・・・。」


「え、ユウちゃんが喜んでくれるならしばらくこの恰好でもいいかも!!」

瑠依
「風邪ひくから止めて!!」





由紀
「むむっ!!」

エリス
「どうしましたか?」

由紀
「いや・・・何だかまた優太がやらかしちゃったような気がして・・・。」

綾香
「パパはそういう星の元に生まれてるからそういうことは日常茶飯事だよねーーー。」

鳳仙
「綾香・・・『日常茶飯事』何てよく分かるな・・・。」

綾香
「カナねえと一緒に昼ドラはかかさないからね!!」

エリス
「だからダメですよーーー。昼ドラ何てドロドロしたのを平気で見ちゃ・・・。」

綾香
「うん、だからパパが帰ってきたら見ていいか聞くーーー。」

由紀
「しかし私との間にはそんなに起らないんだけど・・・何故か他のみんなの時は起るんだよねーーー。羨ましい・・・。」

鳳仙
「羨ましがる方向が違くない!!?ああ、でもオレもあんまりそういうの無いなーーー。てか無いかも。」

由紀
「いや、鳳仙はそういう要員じゃないと思うし・・・。」

鳳仙
「要員ってなんだよ!!結局そういう分類があるんだ!!」

エリス
「そ、そんなに皆さんやらかされたりするんですか?」

由紀
「ああ、うん。優太にかかればどんな女の子でも一発で半脱ぎくらいまでなら楽勝で持ってけるからね。」

エリス
「そ、そんなに優太様はプレイボーイなんですか!!?」

由紀
「いや、正攻法じゃないから・・・トラブって脱がしちゃったり、触ったり・・・ああーーー言ってて何だかムカついてきたなーーー。後で何かなかったかちゃんと聞こう。」

綾香
「そういえばえりすもこの前パパに押し倒されたり、おっぱい触られたりしてたよねーーー。」

由紀
「なにぃぃいいいい!!そこんとこ詳しく!!!」

エリス
「い、いえ!!違うんです由紀様!!アレはちょっとした事故と言うもので・・・!優太様に悪意は・・・!!」

鳳仙
「エリス、由紀にとってダンナの善悪とかそういうのは関係無いんだよ・・・やったかやらなかったかが重要だからね!!」

エリス
「鳳仙様!そんなサラッと良いこと言ってないで説明を手伝ってください!!」

鳳仙
「いいかエリス・・・ダンナはそれでも、この生活を守りたいって思ってるんだぜ?カッコいいよな!憧れるよな!!」

エリス
「だから綺麗にまとめようとしてるところ悪いですけど何の解決にもなってませんからぁぁぁああああああ!!!」





優太
「ふぅ・・・そんなに遠くまで吹っ飛んでなくて良かったぜ・・・。流石に上半身裸のまま連れ回すわけにもいかんかったからな・・・」


「でもユウちゃんはあの恰好の方が良かったんだよね?別にちょっと寒いだけだし、ユウちゃんがソッチが良いって言うなら取るけど・・・。」

優太
「また誰だコイツに変なこと吹き込んだのは!!そういうことに無頓着なんだから変なこと吹き込むなって何時も言ってるだろ!!」


「いえ、真実を告げただけですが・・・。」

優太
「そ、そりゃあそういう格好に目が行かないと言えば嘘になるが・・・それとこれは違うだろ!!」


「じゃあ私が脱いでも反応してくれるんですか?」

優太
「そりゃあするだろ。」


「ってそんな真顔で答えないでくださいよ!!急に恥ずかしくなってきたじゃないですか!!」

優太
「そ、そっちが聞いてきたから真面目に答えたんじゃなイカ!!何でオレが責められるんだよ!」


「優太さんが色々中途半端だからですよ!!」

優太
「え、そうかな・・・何が中途半端だ?」


「知りません!!自分で考えてください!!」

優太
「なあ瑠依・・・蓮は何を怒ってるんだろうか。」

瑠依
「ユウにい・・・それこそ自分で考えた方がいいよ・・・。」


「でもさっきの毒ガスのトラップだけど・・・アレって誰が置いたんだろうね。」

優太
「さあ・・・でも間違いなくこの奥に何かがあるな。それはハッキリした。」

瑠依
「ヒトデ、毒ガスときたけど・・・次は何が来るだろうね。」


「RPGだったらそろそろ中ボスとか出て来そうだよねーーー。」


「唯さん洒落になってないですよ。ホントに出てきたらどうするんですか?」

瑠依
「いやいや、流石にそれは無いと思うんだけどなーーー。でも出るとしたらどんなのが来るかな?」


「やっぱり姫を匿ってるドラゴンとか希望!!」

優太
「急にドラクエ臭漂ってきましたけどどういうことーーーー!??」


「でも龍種なんて出てきた日にはこのメンバーで太刀打ち出来ないでしょうね。」

優太
「うーーーん。確かに厳しいな。でも流石に中ボスがドラゴンってことは・・・」



ズシン!


優太
「・・・・・。」


「何でしょうこのタイムリーな足音は・・・。」


「あ、あれれ~~・・・わ、私冗談で言ったんだけど・・・!」

瑠依
「うん。それは分かってるよユイねえ・・・。」



ズシン!!


優太
「何か近いぞ・・・」


「ホントにドラゴンだったらどうします?逃げますか?」


「個人的に逃げる希望なんだけど・・・。」

瑠依
「同上。」



ズシン!!!


優太
「もうスグそこだ!みんなオレの後ろへ・・・とりあえず出鼻を挫く、マジでヤヴァそうな相手なら逃げるぞ・・・何度か分岐点があったからもしかしたら他に奥に行ける道があるかも分からないし・・・。」


「そ、そうですね・・・無理にこの道を行く必要も無いですし・・・。」


「こ、この道だって感とかそういうので適当に選択してきた道だから合ってる保証も無いしね!」

瑠依
「そろそろ来るよ!蓮さんもユイねえも身構えて!スグ走れるように!!」



四人全員に緊張が走る・・・。
優太以外の三人は顔だけ前を向き、体はスグに逃げられるように後ろを向いている。
優太だけが武器に手をかけ、臨戦態勢をとる。
次の瞬間・・・
壁の向こうから顔を出したのは、ドラゴン・・・では無く、むしろトロルみたいな感じの奴だった。
全身緑色で、赤い布を体に纏っている。
ドラゴンほどではないが、強そうだ。



「よ、良かったーーー。ドラゴンじゃなかった~~~。火とか噴かないねこれなら。。」

瑠依
「いや、そういう問題じゃないよ、ユイねえ!!コイツは・・・!!」

優太
「お前ら逃げろ!!コイツ!ボス○ロールだ!!!!!」


「こ、こんな低階層で通常なら終盤に出てきそうなモンスターが出てくるってってどういうことですか!!?」

優太
「もっともなツッコミだがそういう場合じゃないぜ!!早くしろ!瑠依はまだしも、蓮に唯は一発貰ったら即死確定だぞ!!!」



優太は言うが早いか瞬時に相手との距離を詰める。
そして無遠慮に刀を抜き放つと、そのままボストロー○の体を下から上へ斬り裂く。
しかしボスト○ールの肉の鎧(ほぼ贅肉)に阻まれ、深くは斬れなかった。


優太
「くそっ!やっぱ強ぇなボ○トロール!!毎度毎度若干苦戦させられてるからなーーー。ちょっとしたトラウマもんだぜ・・・。」


「ユウちゃん!!逃げないの!?」

優太
「オレが逃げたら誰がコイツを食い止めるんだよ!?間違ってもオレなら負けたりはしねぇ・・・多分。」


「優太さん一人置いて行くなんて・・・!」

瑠依
「そうだよ!せめて私も残って・・・!」

優太
「大丈夫だ・・・瑠依!お前が二人を守れ!!後から追うからちゃんと印は残せよな!!」



○ストロールは右手に握った棍棒を振りかぶり、優太めがけて振り下ろす。
巨体やその無駄な肉が付いてる体からは想像もつかないような速度で振り下ろされた一撃を優太は左に身を捻るようにして避わす。
そのまま回転を利用しつつボストロー○の右手を斬り裂くが、これも肉に阻まれた。


優太
「早くしろ!!逃げられる所まで逃げるんだよ!!」

瑠依
「ユウにい・・・!!蓮さん、ユイねえ!行こう!!!」


「ユウちゃん・・・!!絶対追いついてきてね!!」


「優太さん!お気をつけて!!」

優太
「ああ!!任せろ!!!」

ボストロ○ル
「グルル・・・!」

優太
「おっとちょっと待て・・・お前の相手はオレだぜ・・・。それとも何か?アイツらの中に好みのタイプでも居たのか?」

ボストロー○
「アア、マアナ・・・!アノシロイミズギノオンナハワリトコノミダ・・・アアイウ、オシトヤカナタイプヲオカスノガスキデネェ・・・!」

優太
「喋ったと思ったら品性の欠片も無いこと言ってるな・・・。つか蓮が好みのタイプって・・・まあいいや。オレの家族に手を出そうってんなら、尚のこと通せないよなぁ!!」

ボ○トロール
「ナンダァ?ホンキデオレトヤロウッテノカ?シヌゼ、オマエ・・・。」

優太
「やれるもんならやってみろ!オレを誰だと思ってやがる!?」









ボストロー○
「ガバァァァァァアアアアアアアア!!!!!」



右手の棍棒を振り上げ、そのまま振り下ろしてくる。
素直にまっすぐ振り下ろしてくる。
そのため軌道を読むのは簡単だ。
優太はなるべく小さい動きで棍棒を右に避けつつ前進する。
しかし相手もバカでは無い。
優太の動きに合わせ、ボストロ○ルは棍棒を左に薙ぎ払う。


優太
「おわっ!!!・・・っと!!」



視界の隅でその攻撃を捉え、優太はスグに身を屈める。
頭のスレスレを棍棒が通った。
棍棒はそのまま空を切りながら、


バガッ!!!


と壁にめり込む。
狭い空間で巨大な物を振り回せばこうなるのは必然だ。
狙ってやった訳では無いがこの機を逃す手は無い。
優太はスグに立ち上がるとボス○ロール目掛けて走る。
右手に『黒龍』を持ち、体内から魔力を生成し左手に集める。
瞬く間に左手に赤く煌めくエネルギーが収束する。
左手をそのまま『黒龍』の柄に掛ける。
すると魔力が『黒龍』を伝い、全体を赤いオーラが染め上げる。


優太
『灼皇剣・鬼炎斬』!!!」



『黒龍』を横一閃で振り抜く。
その一撃はボ○トロールの腹を捉える。が、肉の壁に遮られ刃が途中で止まってしまう。
どうやら肉と肉の間に挟まってしまい抜けなくなったようだ。
○ストロールは不敵に笑うと棍棒を壁から引き抜き、そのまま優太目掛けて振り下ろした。


ボストロー○
「ザンネンダッタナ!!!コレデオワリダァァァァアアアアアアアアアアアア!!!!」

優太
「そっちがな。」

ボストロ○ル
「ナニッ・・・!!?ガバァァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」



突如ボストロールは叫び声を上げながら腹を押さえる。
『黒龍』がめり込んだ部分が急激な熱を持ち出し、周辺の肉を焼き始めたからだ。
たちまち周囲に肉の焼けるある種香ばしい匂いが漂う。


優太
「ほら、早く抜かないと美味しく焼けちまうぞ?」

ボスト○ール
「キ、キサマァーーーーーーーーー!!ナ、ナニヲシ・・・!!グバアアアアアアアアアアアアア!!!!ア、アツイィィィイイイイイイイイイイ!!!!!!」

優太
「まだ分かんねぇか?オレの剣が燃えてんだよ。スゲェ熱いだろ?鳳仙特性の魔力を練り込んだ魔法剣、『灼皇剣』(しゃっこうけん)は・・・。」

ボス○ロール
「ヤ、ヤハリコノケンカァァァァァアアアアアアアアアア!!」



ボ○トロールは発火源である『黒龍』を抜くため、その刀身に手を掛ける。
しかしこの行為は完全に軽率すぎた。
燃えているのは『黒龍』の刀身部分である。
つまりコレに触れると言うことは・・・


ジューーーーーーーーーーーーーーー!!!!


○ストロールの手から蒸気があがる。
高熱を発している物体に触ったのだから当然ではある。
さらにこの熱によりボストロー○の手の皮が溶けて刀身に張り付く。
そのため、今更離そうと思っても離すことができなくなる。


ボストロ○ル
「ガ、ガ、ガァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!???」

優太
「おいおい、勘弁しろよ。これじゃあお前手の皮が張り付いて離せないだろ・・・。」

ボスト○ール
「サ、サキニイエ!!!」

優太
「めんごめんご。。って・・・謝る必要性無いじゃん。流石にそろそろ辛いだろうから解放してやろうか?」

ボス○ロール
「ハ、ハヤクシロ!!ホ、ホントニコンガリヤケチマウヨーーーーーーーー!!!」

優太
「分かったよ。じゃ、悪いけど右手に別れを告げてくれ。」

ボ○トロール
「へ?」



優太はそのまま何の遠慮も無く『黒龍』を引き抜く。


バリリィィィイイイイイイイ!!!!!


と音をたてながら手の皮が剥がれる。
手からは結構すごい勢いで血が滴り落ちる。
○ストロールの絶叫が洞窟内を駆け巡った。
その絶叫が止まぬうちに『黒龍』をボストロー○の腕へ向けて横へ振るう。


ズバンっ!!!べしゃっ・・・!!!


ボストロー○の右腕が切断される音と、それが洞窟の壁面に叩きつけられる音がほぼ同時にあがる。
腕はかなりの勢いで壁に打ち付けられたからか、多少潰れてそこら中に血飛沫や肉片が飛び散った。


ボストロ○ル
「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!ウデガ!ウデガアアアアアアアアアアアアアアアァァァアアアアアアア・・・・!!!」

優太
「それはオレの家族に手を上げようとした分の報いだ。そんでこっからは迷惑料+蓮に色目を使った分だ!!覚悟しろよ豚野郎・・・!」

ボスト○ール
「イ、イロメヲツカッタノト、テヲアゲヨウトシタノハベツカウントナノカヨ!!!」

優太
「・・・・・・・・あ。」

ボス○ロール
「・・・・・・・・・。」

優太
「・・・・・・・・・ま、よくあるよくある。。」

ボ○トロール
「イヤ、ネェヨ!!ッテマッテ!!オレダッテイキテルンダヨ!!?ソンナカンタンニコロスナンテ・・・アッーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!





瑠依
「うわぁ・・・スゲェスプラッター・・・ユウにい魔獣には容赦無いからなーーーー。」


「あれは完全に『見せられないよっ!!』な立札立てられても文句言えませんね。流石に私には刺激が強すぎます。」


「へ?ユウちゃん勝ったの?私も見る見る~~。。」

瑠依
「ユイねぇは見ちゃダメ絶対!!!」


「へーーーー?またーーーー??」


「いや唯さん。アレは見ない方がいいです。後悔しますよ?」


「そ、そうなの!!?じゃあ止めとこうかな・・・。」

瑠依
「とりあえず・・・ユウにいに合流しようか。もう隠れてる必要無いしさ。」


「そうですね。結局優太さんが心配で近くの分岐点で待機ってことにしておいて正解でしたね。」


「思ったより早くユウちゃんが勝っちゃったからね~~。必死に逃げなくてよかった~。そうしてたら合流するのが大変だったよね~~。」


「ええ。まあ、優太さんなら誰かの魔力を辿って追いついてくるとは思いますが。」

瑠依
「じゃ、行こうか。」


「はい。」


「うん。」





優太
「ふぅ~~~。流石にこの大きさの相手をバラすのは大変だったな~~~。」



目の前に転がっている大きな肉の塊を眺めながらコレをどうしたものかと考える。
流石にこのまま放って置く訳にもいかない。
何せ腕、足、目、頭、内臓に至るまで色んなものがそこら中に飛び散っている。
優太自身は障壁を常に張り続けていたので返り血を一滴も浴びていない。
この大きさの魔獣の返り血をまともに浴びていたら落とすのも苦労するからだ。
とりあえず穴でも掘って埋めるか?とも考えたが・・・
体内に多少残っていた『次元力』を使って次元の彼方に投げ捨てることにした。
由紀との魔力供給のパイプを今は絶っているため体内に残っている分しか使えないが、これくらいあればそれなりの次元の穴を形成できるだろう。
優太は早速『黒龍』に『次元力』を集め、それを固定する。
そのまま目の前の空間を左から右へ薙ぐ。
すると『黒龍』が通った場所を中心に上下の空間が捲れて穴が開く。
手近にあった肉片を『黒龍』で集めて放り投げる。
細かく飛び散っていた肉片はいちいち拾うのも面倒なので次元の穴へ『黒龍』を突っ込み穴を掻き回す。
すると次元の穴へ向けて風が流れ始める。
しだいにそれは強力な吸引効果を持ち始める。
優太は器用に次元の穴を細かい肉片の方向へ『黒龍』で向けて吸引させる。
物の数秒でボストロー○の体は次元の彼方へ消えた。


優太
「よっし。これで誰が通っても大丈夫だな。」



捲れた空間を『黒龍』で丁寧に戻すと空間がピタリと張り付き、元の形に戻る。
それと同時に『黒龍』に固定されていた『次元力』が解けて宙に霧散していく。
優太はソレを確認すると左手に青い色の魔力を集め、それで『黒龍』の刃についた血糊を拭って落とした。
どうやら水の魔力を集めて濡れ雑巾で拭くような感覚で処理したようだ。
完全に血糊を落としてから腰の鞘に『黒龍』を納める。
すると背後から足音が聞こえてきた。
優太は後ろを振り向く、そこにはさっき逃がしたはずの蓮達の姿があった。



「優太さん。大丈夫ですか?」

優太
「あれ?お前ら・・・逃げたんじゃ?」

瑠依
「ユウにいが心配だから近くで待機してたんだ。」

優太
「そうだったのか・・・気付かなかったな。」


「あれ、ユウちゃん頬から血が垂れてるよ?」

優太
「え?」



優太は手で頬を軽く拭う。
すると掌に軽く血がついた。
どうやらさっきの戦いで切ったようだ。



「診せてください。」

優太
「ん、ああ。」



蓮の手が頬に触れる。
そして心配そうに傷口をマジマジと見つめると、ホッとしたように胸を撫で下ろした。



「大丈夫です。傷は浅いですし、治癒術をかければスグにくっ付きます。」

優太
「そうか。悪いな心配かけて。」


「いえ、これくらいは大したことありませんよ。」



蓮は再度優太の傷口に触れると魔力を流し込み始める。
蓮の治癒術は基本的に傷口周りの細胞に魔力を注入して自然治癒力を上げることで治す。
今も優太の傷口周辺の細胞を活性化させることで傷を塞ごうとしている。
蓮の言うとおりで物の数秒で傷口は完全にくっ付いた。
そっと手が頬から離され、蓮は満足げに微笑む。



「はい。治りましたよ。」

優太
「ん。ありがと。」

瑠依
「じゃあ、奥に行ってみる?」

優太
「そうだな。またああいうのが出るかもしれないけど勝てない訳じゃないし大じょ・・・」



ビシッ!!


洞窟内部にそんな不穏な音が響く。
いち早くその音に気付いた優太はその音が足元から聞こえたことに気付く・・・!
ボ○トロールがあの巨大な棍棒を地面に何度か叩きつけたことでヒビが入っていたのかもしれない。
このままいくとどう考えても最悪の展開になる。
優太はスグにこの場を離れなければと思考を巡らせ、声を発しようと思った。
が、それは叶わなかった。
音はスグに激しさを増し、他の三人が気付いた時には既に足元の岩盤が崩落を始めた。


優太
「ぐっ!!」


「キャーーーーーーーーーーーー!!!」

優太
「蓮!!!」



優太は手近に居た蓮の手を掴んで抱き寄せると、そのまま奈落の底へ落ちていった。
その先には、一寸の輝きすらも無い闇が広がっていた。








・・・・・さん!・・う・・ん!!ゆ・・・さん!!


優太
「ん・・・?」


「優太さん!?良かった、気が付いたんですね・・・。」

優太
「ここは?」


「分かりません・・・どうやら一番下まで落ちたみたいで・・・。」

優太
「一番下って・・・上見ても光っぽいもの何て全然見えないぞ・・・どんだけ高い所から落ちたんだ?」


「考えたくありませんね。と言うかそんな高さから落ちたのに五体満足な時点で奇跡です・・・。」

優太
「確かに。しかしどうして無事なんだ?」


「覚えてませんか?優太さんが私を庇って衝撃を全部受けてくれたんですよ。」

優太
「そ、そうか。だから体が上手く動かないのか・・・。」


「ええ。何か体から赤黒い何かが噴出して衝撃を和らげてましたけど・・・それでも全身の打撲が酷くて・・・治すのに苦労しました。」

優太
「(赤黒い・・・『龍皇氣』か。無意識に防衛本能が働いて勝手に出たのかも・・・便利なもんだな。)そっか、ありがとな。蓮。」


「お礼を言うのはこっちです。優太さんが庇ってくれたから私は無傷で済みましたから・・・ありがとうございます。優太さん。」

優太
「ああ、どういたしまして。ま、覚えてないんだけどな・・・。」


「それより、唯さんや瑠依さんが見当たらないんです・・・。別の場所に落ちたんでしょうか?」

優太
「さあ・・・よく分かんねぇけど。とりあえずここに居てもしょうがない。奥に行ってみよう。」


「あ、まだ動いては・・・」

優太
「大丈夫大丈夫・・・別にこれくらいは・・・」



優太は蓮から伸ばされた手を避けるようにして立ち上がろうとした。
だが、思ったよりダメージは残っているようだ。
上手く体を起こすことができない。


優太
「蓮、悪いちょっと肩借りるな。」



優太はそれだけ言うと蓮の肩に手を伸ばす。
だが、ここに来て自分の目がまだぼやけていることに気付いた。
それでも優太は手を引っ込めることもできないのでそのまま手を伸ばした。


ふにゅ。。



「ふぇ?」

優太
「ん?」



何だか柔らかい物に手が当たった。
どう考えても肩ではないと思ったが何だろう。
思考の方もぼやけていた優太はあろうことかそのままソレを軽く掴んでしまう。
触った感じは手から多少こぼれる程度の大きさの柔らかく、弾力がある球状の物体だ。
その丸い球状の中心辺りに他より感触の違う突起の様な物があるみたいだ。
ぼやけた頭でしばらくこれは何だろうと考えながら知的好奇心の赴くままにソレを触り続けた。
心なしかさっきから蓮が甘い声(?)のようなものを上げている気がしたがあまり深く考えなかった。




「んっ・・・!へ、へぇーーー、確かに思ったよりは元気そうですね~~~。」



何だか少しづつだが蓮の声色が甘いものからドンドン厳しいものに変わっていった。
優太はことのヤバさに今更気付いたのかトドメの一言を発してしまった。


優太
「わ、悪い・・・実は目の方が少しまだぼやけてて・・・オレ、何に触ってる?」


「そんなの知りません!!!いいからもう少しゆっくり寝ててください!!!」



ガン!!


と優太の額へそこら辺に転がっていた石を握り込んだ拳で殴りつけた。
怪我人を気遣ってるとは思えないような一撃を額に喰らい、そのまま優太は地面に後頭部を叩きつけた。


優太
「い、痛いです蓮さん!!もう少し優しく!!」


「優太さんこそ・・・触るにしてももう少し優しくしてくれないと・・・。」

優太
「は?」


「何でも無いです!!」







瑠依
「ここ・・・どこだろうね。ユイねえ・・・。」


「少なくとも天国とか地獄って感じじゃないね・・・。」

瑠依
「ユウにいと蓮さんはどうしたんだろう・・・。一緒に落ちたと思ったんだけど・・・」


「確か、もっと深い所に落ちていったよ。私達はユウちゃん達より上の方で引っかかったみたい。」

瑠依
「ってことはこの洞窟は下に続いてるんだ。」


「そういうことかも・・・帰るなら上った方がいいけど・・・ユウちゃん達が心配だよ!私は下に降りようと思うんだけど・・・瑠依はどうする?」

瑠依
「私はユイねえに付いて行くよ。ここで帰るって選択肢は無いよね。」


「ありがとう!瑠依ーーー!恩に着るよーーー!一人だと心許無いと思ってたんだーーー!!」

瑠依
「あはは、私もユイねえ一人を置いてくなんてことはしないよ~。」


「持つべき者は妹だね~~。」

瑠依
「ふふふ・・・ありがと、ユイねえ。」







優太
「な、なあ蓮・・・悪かったよーー。だからそんな不機嫌オーラを出さないでくれよ~~。」


「別に、私怒ってませんし・・・。」

優太
「だったらせめてそんな離れてないでこっちに来て欲しいんですが・・・地味にこの距離傷つくんで・・・」


「いえ、今の優太さんに近付くとどこを触られるか分からないので・・・」

優太
「さ、触らないよ!!だってもう目は回復したし!!もう少し休めばきっと立てるようになるし!!」


「なるほど~~、立てるようになったら真っ先に私が襲われるんですね・・・分かります。。」

優太
「(ダメだ・・・完全に心を閉ざしてしまった。どうにかして心の扉を開けないと・・・)」


「と、言う冗談もやりすぎると優太さんが壊れちゃいますからほどほどにしておきますか・・・それで、どうしましたか?」

優太
「え、あ、いや・・・別に用があった訳じゃないんだが・・・。(なーーんだ冗談だったのか。ま、それならいいか・・・。)」


「そうですか?何かして欲しいこととか、必要な物があったら言ってください。」

優太
「して欲しいこと・・・」



①、『下が固いので膝枕して欲しいです。』
②、『さっきは片方しか揉めなかったんで両方揉ませてください。』
③、『実は蓮のこと好きだからセシボーンでもどうだろうか。』



優太
「ん?何だよこの選択肢みたいなの・・・」



かなり唐突に優太の前に四角いモニターのような物が現れ、三つの文章が浮き上がる。


優太
「てかこんなのどうしろって言うんだ・・・て言うか蓮に丸見えだろ、選択肢の意味が無ぇよ。なぁ、蓮。コレどう思う?」



シーーーン。。


優太
「あれ?蓮?」



蓮はその場に居た。
だが、一点を見つめたまま動こうとしない。
試しにちょっと膝の辺りを触ってみた。
触ってから思ったがコレってセクハラじゃね?
とか罪悪感を少し感じながら蓮の膝、柔らかくて暖かいな~とか思った。
が、そんなセクハラ行為を受けているにも関わらず蓮は何の反応も示さない。


優太
「ど、どういうことだこれは・・・?健全な男子の場合考えることは一つだが・・・オレはそういう無理矢理ーな感じの展開は好きではないのでスルーだな。」



優太は改めてモニターに目を向ける。
コレが出現したと同時に蓮の反応が無くなった。
と言うことは簡単に言えばこの選択肢が関係しているのは明白である。


優太
「もしかしなくても・・・この選択肢のうちどれかを選ばないとならないのか?いや・・・だがそう決まった訳でも無いし・・・」



優太は悩みつつもここは選ぶしかないと察したのか、とりあえずどれを選ぶべきか考えた。
当たり障りがなく、空気を壊さないような発言はどれかと。
しかし三つとも言ってしまったらそれなりに空気が悪くなりそうな物が多かった。


優太
「まず・・・②と③は論外だな・・・て言うか片方しか揉んでないのでってどういうことだ?」



優太はさっきの蓮の反応だったり、揉んだ時の感覚を思い出しながら考える。
そして・・・ふと目線が蓮の上半身のある部分にいく・・・
あ、もしかするとオレがさっき触ったのって・・・
急に色々申し訳なくなった。
それと同時に何でもう少し堪能しなかったんだろうとか完全に思春期男子の考えそうなことを思いつつ画面を改めて眺める。


優太
「ま、まあ良い。ここは①を選ぶのが上策。三つの中で唯一真面!!そうだ、選ばなくちゃならないならこれしか無いだろ!!」



と、自分を正当化しつつ優太はモニターの選択肢①に触れた。
すると、その部分が点滅し他の選択肢が消えてその選択肢①がモニターの中心に移動した。
そして・・・


優太
「正直さ・・・下が固いから膝枕してくれないか?」



と、選択肢の台詞が意志に反して飛び出した。
優太自身かなり驚いていたが、一番驚いていたのは蓮本人だった。



「え・・・ひ、膝枕・・・ですか?」

優太
「え、あ、えーーーと・・・ああ!アレだ!タオルか何か無いかな!?頭がさ、やっぱり下が岩だから痛くて・・・間に挟むものが欲しいって言うか・・・!!」


「・・・ま、まあ・・・そのくらいなら・・・私は構いませんが・・・。」

優太
「え?」


「して欲しいことを頼んでくださいと言ったのも私ですし・・・優太さんにはお世話になったことも多いですし・・・こういう所で返すのが筋と言えば筋ですよね。」



蓮は優太の頭の方に回ると、優太の頭を持ち上げて自身の膝の上に乗せた。
蓮の膝は岩とは比べ物にならないほど快適で、とても落ち着けた。
まあ・・・気分的には全然落ち着けないが・・・。



「どうですか?少しは、楽になりましたか?」

優太
「え、あ、うん。まあ、さっきよりは・・・」


「そうですか。良かったです。」



な、何だか上手くいっちまったんだが・・・
とか正直内心ではドギマギしつつもある程度平常を装った。
さっきよりも蓮が傍に居るからか蓮の良い匂いもいつも以上に感じるし、たまに蓮が無意識でやってるのか頭を撫でてくることがあってもう色々一杯一杯になった。


優太
「(え、選んでみるもんだなーーー選択肢・・・。さっきとは気分が天地の違いだぞ!)」


「その・・・他に何かありますか?何かお願いするなら今のうちですよ?」

優太
「いや、今はもうこれで一杯一杯だから・・・」



①、『じゃあ・・・このままイケる所まで。』
②、『じゃあ・・・このままヌケる所まで。』
③、『じゃあ・・・このまま朝まで。』



優太
「は?」



またモニターが現れて蓮の動きが止まった。
さっきと全く同じ状況である。


優太
「ってさっきと全然状況違うよ!!?選択肢の書いてあることは違うけど、結局意味は同じじゃねぇかーーーーーーーーー!!!!!」



確かにさっきの選択肢と違い、今回の選択肢には逃げられそうな物が存在しない・・・。
しかもさっきと状況が同じ場合、どれか絶対に選ばないとならない。
それまで世界が動き出さない。


優太
「ど、どうする・・・ここで選んだ台詞は絶対口から出る・・・つまり選んだ瞬間にオレがこの選択肢のどれかの台詞を言わなくちゃならない・・・しかし、前回のと違い選択肢に遊びが存在しない!!ま、まあ色んな意味でどの選択肢も遊び心は満載だけど・・・。」



どの選択肢もイキつく場所は同じだ。
が、選んだ瞬間どう考えても今の関係は終わること確定である。
それは優太の望む所では無い。
だが・・・選ばなければならない。
それ以外に解決方法が無い場合、選ばなければいけない。


優太
「考えろ・・・もう選ぶしかないのはしょうがないが・・・いや・・・その考え自体が?いやでもどうしたら良いかも分かんないし・・・うーーーん、うーーーん!!あーーーもーーーー!!どうすりゃあいいんだーーーー!!」



ピッ!!


優太
「あ・・・。」



振り上げた手がモニターを押してしまった。
選んだ選択肢は・・・①。


優太
「(良かった!②だったらどう考えてもそうとしか取れない!③もこの年でしかもこんな状況だ・・・どう考えてもそう取られる!!だが、①なら『イケる所まで』つまりイケないと判断されれば良いだけの話!!そうだ!ベスト!きっとこの選択肢ベストだ!!)」



焦ってるから気付いてないのかもしれないが・・・どの選択肢を選ぼうが蓮にその気がないなら何も心配することも無い状況である。
蓮自身に気が無いなら冗談だと取られるんだし・・・深く考える必要も無い。
だが・・・それは悪魔で『気が無ければ』の話である。


優太
「じゃあ、このままイケる所まで・・・」


「え?」

優太
「あ、あはは・・・。」


「ゆ、優太さん・・・それって、その・・・そういうお話ですか?」

優太
「(あ、アレ?何だこの状況・・・ちょっと予想とちが・・・)」


「な、何だかさっきから積極的だと思いました・・・そうですか、優太さんはそういうことがしたかったんですね。」

優太
「は?え??」


「その・・・私でホントによろしいんですか?」

優太
「え・・・れ、蓮?」



自分で選んどいてなんだが・・・フラグが立ったと思った。








由紀
「あ・・・立った。」

エリス
「何がですか?」

由紀
「茶柱・・・。」

綾香
「おお、ユキねえ幸先良いね!」

鳳仙
「て言うか由紀、大丈夫なのか?そんなに気を抜いてて・・・」

由紀
「止める時には気を使うけど・・・一回安定すれば余程のことが無い限り大丈夫なの。」

鳳仙
「そうなんだ・・・最初辛そうだったからもっと大変なんだと・・・」

由紀
「ま、普通はね・・・私は優太のお陰で少し、慣れてるから・・・」

綾香
「おお、ユキねえ大人ーーー!パパとそういう関係だったんだね!!」

由紀
「そうだったら良かったね・・・優太はふらふらしてて・・・どこに本心があるんだか分かんないよ。特にあの日以来・・・」

綾香
「あの日?」

由紀
「あ、ううん。何でもないの。」

エリス
「そう言われれば、優太様は普段から気持ちが不安定な時がありますよね。」

鳳仙
「コレと決まれば突っ走れる分、そういう普段の一つ一つの気持ちが不安定ってことかな?」

由紀
「うん。何かそういう時の優太って結構流されやすいんだよねーーー。でも・・・」

綾香
「でも?」

由紀
「優太は流されただけで自分の本当の気持ちをブレさせる奴じゃないって言うのは、良く知ってる。」

鳳仙
「ああ・・・何となく分かるかも・・・。」

由紀
「あ~あ・・・早く帰ってこないかな・・・帰ってきたら、私が責任を持ってボコボコにしてあげるのに!!!」

鳳仙エリス綾香
「「「うわ、全部台無しだ・・・。。。」」」






瑠依
「あ・・・」


「どうしたの?」

瑠依
「何かユウにいと蓮さんの魔力見つけた!!」


「ホント!?私まだ何も感じないけど・・・」

瑠依
「うん、まだ大分先だけど・・・二人とも一緒に居るみたい!」


「そうなんだ!じゃあ急いで行こう!」

瑠依
「うん。(でも何だろう・・・必要以上に二人の距離が近い気がするけど・・・気のせい、かな?つかこれ・・・魔力の位置、重なってね?)」








「その・・・私でホントによろしいんですか?」

優太
「え・・・れ、蓮?」


「で、ですから・・・優太さんは私を、だ、だ、抱きたい・・・ってことですよね?その、そういう意味で・・・」

優太
「ぶっ!!ちょ、な、何でそうなる!??」


「だ、だって優太さんが・・・『イケる所まで』って言ったんじゃないですか!」

優太
「いや、言ったけど・・・!ぎゃ、逆に聞くけど蓮はそれで良いのかよ!!」


「私は・・・その・・・優太さんがいいなら・・・」

優太
「はいぃぃいい!!?」


「ほ、本当は・・・もう少しムードのある所が良いんですけど・・・四の五の言ってられないと言いますか・・・これ以上機を逸すると他の方に先を越されるかもしれませんし・・・」

優太
「ほ、他?」


「い、いえ・・・そんなことは今は良いです。」

優太
「いや、よくないよ!?ちょ、ちょっとお互い冷静にならなイカ!??」


「私は最初から冷静です・・・。」

優太
「ドコが!!?」


「兎に角・・・優太さんから言い出したんですよ?それなのに、私より心の準備が遅いってどういうことなんですか!?」

優太
「もう心の準備までできてるの!!?」


「そりゃあ・・・ホントのことを言ったら、いつでも出来てるつもりですし・・・。」

優太
「いつでもって・・・蓮は、オレのこと・・・」


「好きですよ。」

優太
「ぶふっ!!!?」


「好きでもない人に体まで預けませんよ普通!そっちの方が大丈夫ですか!?」

優太
「いやいや・・・あまりに急展開過ぎて色々チンプンカンプンで・・・あれ?あれれ???」


「じゃあ、最初から丁寧に説明しましょうか?」

優太
「えっと・・・お、お願いします・・・!」


「色々カットして結論から言うと、私は優太さんのことが好きで・・・」

優太
「ごめん、カットされまくってて全然分からなかったんだけど・・・!!」


「細かいことは抜きにして、好きってことは分かってもらえませんか?」

優太
「えっと・・・うん。じゃあ、分かった。」


「そ、それで・・・体を張って助けていただいて・・・それだけで嬉しかったんですけど・・・その後に胸を揉まれたり、膝枕してくれなんて言われて・・・私は大分混乱してたんですよ・・・。」

優太
「あ、それは何だかすいません。」


「私のこと大事に思ってるんだか、体が目当てのだけなのか判別に困りましたが・・・優太さんは絶対そういう不純な理由で女性に近寄る人では無いのは知っているので・・・後者ではないな~~と・・・。」

優太
「あ、ああ。それはそうだけど・・・」


「それで・・・最後にあんなこと言われたものですから・・・。」

優太
「そ、それで?」


「少なくとも私は・・・好きな人からこのムードで『イケる所まで』と言われたらそういう風に考えます。」

優太
「な、なるほど!!と、とりあえず理解した・・・。」


「優太さんはその・・・、たまってらっしゃるんですよね?だから普段は考えられないようなことをしてしまったんですよね。」

優太
「え、あの・・・どうした?イキナリよく分からない展開ですが・・・」


「それなら私が・・・優太さんのたまった物を出し切れるようにお手伝いさせてください。」

優太
「ぶっ!!!!!!!」



本日一番のむせ返りを体験しつつ、優太は冷静に今の状況を整理した
まあ細かいことを抜きにしてこのままだとR18指定確定の流れになりそうだと・・・
そういうことですね。わかります。。


優太
「あ、あのさ蓮・・・そ、そういうのはもっとこう・・・ふさわしい時があるんじゃないかな~?」


「多分、それは今ですね。」

優太
「や、だってこんな固くて暗い所でだぞ!?」


「大丈夫です・・・ひと肌は温かい物ですから・・・今だって、私の膝、温かいですよね?」

優太
「いや、温かい上に色々極楽だけど・・・!でも、蓮・・・ちょっとこれは、違くなイカ!!?」


「あ、そうですね・・・確かに少し違うかもです。」

優太
「おお、そうだよ!やっぱりこういうのは止めよう!うん!!」


「優太さんは下から眺めるより、上から見下ろす方が好きなんですよね・・・私が乗るのは、優太さんの好みに反しますもんね・・・どうしましょうか?」

優太
「そっちの心配かよ!!て言うか何でそんなこと知ってんの!??確かそれを言うシーンはカットされましたよね!!?まあ確かに上と下だったら上が良いし、前か後ろかと聞かれたら後ろ派ですけどね!!」



何かツッコミの方向が違くなイカ?
と自分に問いかけつつ、ドンドン自分が泥沼にハマっていくことに今更気付く優太だった。



「・・・。」

優太
「(ん?もしかしてコレ・・・引かれてる?ま、待てよ!!?これじゃね!??勝利の鍵これじゃね!!?このままドン引きさせちゃえばいいんじゃね!!?)」



優太は自分の閃きを信じてそのまま蓮が引くであろう下ネタを羅列することにした。
て言うか女の子相手に堂々と下ネタを言うとか既に真面な人間のやることとは到底思えないが・・・
きっと優太にとってコレが、たった一つの冴えたやり方だったんだろう・・・。
とりあえず思いつく限りの下ネタを蓮に聞かせた。(この発言自体が色々危ないので割愛とします。。)



「そうですか・・・。」

優太
「ど、どうだ?オレは実はこういう最低男だったんだ・・・これでそんな気も去っただろう。(ああ、さよならオレの真面な人生・・・蓮に嫌われるとかちょっと悲しいけど・・・蓮の貞操を守るためだ・・・!)」


「わ、分かりました。」

優太
「うん。分かったらいいよ。ちょ、調度オレも体が動くようになったし・・・そろそろ先に・・・」


「ぜ、全部は無理ですが・・・できるだけ、優太さんに合わせます!!」

優太
「何でそうなる!!?スゲェなこの世界!!これだけ言っても嫌気さされないんだ!!まさにこんな女の子が居たら僕はもう!!状態だよ!!」


「それが愛です!!」

優太
「凄く説得力があるけど何だかオレは色々素直に喜べない!!くっ!!こうなったら・・・逃げる!!」


「あ、待ってください!!どこかに行くなら私も・・・」



優太は急に立ち上がったからか、軽い貧血を起こした。
ちょっと体がふらついて、何故か・・・蓮を押し倒すようにして・・・。
もう息がかかるほどの距離に蓮の顔がある。
何故か蓮の瞳から光が抜けているのだが・・・焦りまくりの優太はまるで気付く由も無い。
もうどこを見ても蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮蓮・・・
次第に優太の視界には蓮以外が映らなくなる。


優太
「あーーーー・・・。」


「・・・ゆ、優太さん・・・そんなお膳立てまでして・・・もう、素直じゃないんですね・・・。」

優太
「その台詞・・・できればオレが言いたかった・・・。」


「あ、すいません・・・。」

優太
「いいよ。別に・・・。」


「それで・・・どうしますか?」

優太
「え?」


「優太さんは水着を着たままが良いんですよね?さっき言ってましたし、は、初めてが着衣プレイって言うのもどうかと思いますが・・・優太さんのためですから、ここは我慢します!!」

優太
「(何だろう・・・もう、これ以上何しても無駄なのかな・・・)」


「優太さん・・・。」

優太
「(良く考えたら、別に悪いことじゃないよな?蓮はオレのこと好きって言ってくれてるし・・・何だかもうそういう空気だし・・・何だかんだで・・・もう色々たってるし・・・。)」


「???」

優太
「(そうだ・・・別にもう、オレが我慢する必要は・・・無い。)」


「優太、さん?」

優太
「ああ。もう、どうでもいいか。」


「はい。優太さんのお好きなようにしてください・・・。私は、できるだけ合わせますから・・・」

優太
「いいんだな?言っとくけど、もうオレ・・・」


「大丈夫です・・・、優太さんとなら・・・」

優太
「・・・蓮。」


「優太さん・・・。」



どちらからともなく瞳を閉じる。
優太は唇を寄せた。
が・・・それが触れるか触れないかの瞬間、頭を一つの言葉がよぎった。


『ホントに、それでいいのか?』


その声と同時に何故か由紀の顔が浮かぶ・・・
そして何かが優太の中で引っかかる。
気付いた時、優太は蓮から顔を離していた。
そして夢から覚めたように頭のぼやけが解ける。


優太
「いいわけ、無い。」


「優太さん?」

優太
「いいわけ無いんだ!!」



無意識に全身から『龍皇氣』が放出される。
その空間に立ち込めていた異様な魔力を根こそぎ吹き飛ばし、全ての魔術的な仕掛けを粉々に砕いて無力化した。
同時に蓮の瞳に光が戻る。
蓮はハッと我に返った様に困惑した表情を浮かべる。



「あ・・・」

優太
「・・・蓮?」



目の前に覆いかぶさるようにしている優太のことが改めて視界に入ったようで・・・
蓮は見る見るうちに顔を紅潮させる。
どうやら今までのことを思い出しているようだ。
しかし優太は何が何やら分からず蓮を見つめることしかできなかった。



「あ、あ、あ・・・な、何するんですか!!優太さんのバカーーーーーーーーーー!!!!!」

優太
「は?なに・・・がっ!!!!!!?」



訳が分からないうちに蓮の平手打ちを喰らい、文字どうり吹っ飛ばされた。
かなりの量の魔力が込められた平手打ちだったらしく普通に数メートル吹っ飛んだ。
受け身もままならなず、頭から地面に落ちる。
後頭部をもの凄い衝撃が駆け巡り有無も言わせず意識が落ちた。






優太
「ん?」

瑠依
「あ、起きた!ユウにい!気分はどう?」

優太
「えっと・・・何だか右の頬と額と・・・、後頭部が痛い・・・。」


「落ちた時にぶつけたのかな?」


「知りません・・・。」

優太
「・・・(さっきのは何だったんだ?あ、もしかして夢?え、でもじゃあこの痛いのは一体・・・)」


「だ、大丈夫ですか?優太さん・・・」

優太
「え、ああ。大丈夫・・・そ、それより蓮は?」


「優太さんが身を挺して守ってくれたので傷一つありません。」

優太
「そっか、そうだったな。で・・・オレ記憶が曖昧でよく覚えて無いんだけど・・・オレ今の今までずっと寝てた?」


「・・・!!は、はい!!寝てました!!ずっと!今起きたばっかりです!!」

優太
「・・・・・・・。そうか~~。じゃあ、アレは全部『夢』だったんだな!!ってそうに決まってるよな!!色々おかしかったもん!!うん!納得納得!!」


「・・・・・・ふぅ~~~~。」


「何のこと?」

瑠依
「さあ・・・でもそんなこと話してる余裕はないよ・・・どうやら、あの魔力はこの先から溢れて来るみたいだしさ・・・!」

優太
「あ、確かに!!何てやっつけな展開なんだ!!感動すら覚えるぜ!!」


「まあ、もう予定してた話数を超えそうになってるからね・・・ちょっと急ぎ足になるのも分かるよね。」


「この先に今回の事件の黒幕が・・・万全の準備で挑まないといけませんね。」

優太
「まあ、心の準備しかできませんが・・・。」


「大丈夫です。心の準備はいつでも出来てますから・・・。」

優太
「え?」


「な、何でも無いです!!」









優太
「さて・・・何だか開けた場所に出たな・・・。」

瑠依
「何て言うか、ボスが出て来るにはおあつらえ向きな場所だね。」


「あれ?」


「どうしました?」


「あれ・・・イカちゃん?」

優太
「は?」



開けたドーム状の空間の中心に、見たことのある人(?)影を見つける。
白い三角形の被り物に、青い触手のような髪、白いワンピース・・・
どこから見てもさっきまで『華海の冠』で見たイカ娘だった。
が、様子がおかしい。
何故かコッチを睨みつけるような眼光を向けてきている。
そして髪の毛の触手をうねらせ、こちらに殺気のような物をヒシヒシと飛ばしてきている。


優太
「ど、どういうことだ?」


「分かりませんけど・・・あまり好意的な態度とは思えませんね・・・。」

イカ娘?
「ここから先は・・・・さまのラボでゲソ・・・。関係者以外は出入り禁止でゲソ。」

瑠依
「え?誰のラボ??」


「私も良く聞こえなかった・・・。」

優太
「おーーーい、オレ達は別に・・・」



そう言って近づこうとした瞬間、イカ娘の触手がもの凄い速度で優太目掛けて突っ込んでくる。
優太は唐突な展開に一瞬驚いたが、その場にしゃがみ込むことでその突進を避わす。
が・・・。



「きゃっーー!!!」

優太
「しまった・・・!唯!!」



優太は自分の立ち位置も考えずに攻撃を避わしてしまった。
しゃがんで避わしたことで優太の後ろに居た唯に攻撃が当たってしまったようだ。
優太はすぐさま振り向き状況を確認しようとする。



「って・・・!優太さんはこっち向かないでください!!!」

優太
「は?」


「わ、わ、イカちゃーーーん!!水着返してーーー!」



何だか・・・数話前に見たのと同じような恰好の唯が飛び跳ねながら触手に絡み取られた自分の水着を必死に取ろうとしていた。
唯も唯でその恰好を隠そうともしないので、完全に丸見え(都合よく光とか髪の毛とか手とか足とか煙とかで隠れてない)状態の胸が優太の視界に飛び込んでくる。
唯の胸はそんな大きいわけでは無いので飛び跳ねて揺れたりはしていないが・・・見てて何か色々熱くなるのを優太は感じた。
と、ちょっとホケーッとしながら眺めていると視界にかなり大きな石が入ってきていた。
ちょっと唯のあられもない姿に心奪われてたのでその投石に気付いた時には既に顔面へクリーンヒットしている時だった。


ゴスッ!!!


と、凄まじい音とともに優太は後ろに倒れた。
やっとのことで優太は正気を取り戻すと、とりあえずこの言葉だけは口からこぼれでた。


優太
「勘違いすんな!!別に見惚れて無ぇよ!!」


「別に何も言ってないんですが・・・て言うか見惚れてたんですか?結局唯さんが一番なんですか?優太さんはこういう天然色の強い自分に無償で愛を囁いてくれるような女の子の方が好きなんですか!?」

優太
「いやいや!今はそんな事はどうでもいいですけど!!」


「重要なことですよ!!」

優太
「分かった!分かったから唯の水着を取り返すぞ!!」

瑠依
「あ、でも私の『禍槌』は打撃武器だから・・・叩いたりしかできないからユウにいの『黒龍』で切断しないと・・・」

優太
「そうだな!!唯、ちょっと待ってろよ!!て言うか何でもいいからその無防備状態止めろ!!色々集中できない!!」


「え、そうなの?ユウちゃんはこの恰好が好きだって聞いたから別に問題無いかなーーって思ったんだけど・・・」

優太
「お前なぁ!!いい加減そこら辺の恥じらいって物を覚えろ!!」



優太はそれだけツッコむと足に魔力を集め、一気に飛ぶ。
触手の位置はそこまで高くはないが、普通にジャンプしたのでは届くような位置ではない。
日本刀を抜き、触手へ一太刀入れる。


ガッ!!!!


何故か、鉄と鉄がぶつかるような音が部屋中に響く・・・
どう考えても日本刀と触手がぶつかる音ではない。
が、それは日本刀と触手がぶつかり合う音だったようだ。
ギチギチと何故か刃が触手に弾かれている。
優太はここまで堅いとは想定していなかったため、驚きが隠せなかった。


優太
「おいおい!コイツやっぱりあのイカ娘じゃないぞ!!触手がどう考えても金属製だ!!刃が立たん!」

瑠依
「えっ!?何で金属製!??だってあんなにウネウネ蠢いてるよ!!」

優太
「知るか!!現に素の状態とはいえ『黒龍』が弾かれるなんて・・・どんな金属だ?一応、素でもアダマンタイトくらいまでならぶった斬れたんだが・・・」

瑠依
「ユウにい、それ例えとして分かり辛い。」

優太
「ダイヤモンドの10倍くらい固い物質だったかな?」


「正しくは10.208倍です。」

優太
「とりあえずそれくらい。」

瑠依
「うん。全然分かんない。。」

優太
「兎に角・・・アレを斬るにはやっぱりそれなりに能力を使わないとならない訳だが・・・」

瑠依
「だが?」

優太
「いや・・・体が全然温まってないから『銀河力』は無限に使えないし、『龍皇氣』も使えないんだよなーーー。どうしようね。」

瑠依
「・・・・・つまり?」

優太
「しばらく苦戦しそうって話!!」

瑠依
「わぁーーー、ここにきてまさかの引き伸ばしーーー。この話で決着をつけて次の話で終わらせようと思ってるのにどうすんの!?」

優太
「それは、今から考える。」

イカ娘?
「どうやらやる気のようでゲソね。手加減はしないでゲソ!!」



イカ娘?はさらに触手を二本突っ込ませてくる。
その速度はさっきの比では無い。


優太
「確か・・・公式設定で音速越えとかしてたな。ま・・・もうこうなったらしばらくは普通に戦うしかないかも・・・。」



優太は二本の触手を防ぐように日本刀を前に構える。
が、そのガードをすり抜けるように触手は左右に分かれ優太の後ろへ駆け抜けるとその背中目掛けて速度を上げて突っ込む。
勢いの乗った触手の先端が背中に突き刺さる。


ドススッ!!


優太
「うぐっ!!!つかアレだけ堅くて何でこんなに柔軟に動きやがる!!?」



優太は寸での所で魔力による障壁を張ることで致命傷を避けたようだ。
障壁を張らなければ軽々と貫通していただろう。
それだけこの触手は堅く、鋭い。


イカ娘?
「どうしたんでゲソ?自分のことばっかりで他が御留守でゲソよ?」

優太
「え?」

瑠依
「ちょ!!は、離せ!!」


「予想以上に柔らかいですね・・・どうしてこの柔らかさで刃が立たないのでしょう?」


「うわぁーーー、何かコレネバネバしてて気持ち悪いよ~~~!!」

優太
「蓮!瑠依!!唯!!!」



気付かないうちに何故か三人とも触手に絡め取られて空高く拘束されていた。
見方によっては触手+女の子でいかがわしく見えるんだけど・・・
優太的にもオレ的にも触手は好きじゃないのでむしろ萎える光景だった。


イカ娘?
「黙って武器を捨てろでゲソ・・・。コイツらがどうなってもいいのでゲソか?」

優太
「ぐっ・・・!!どうなってもって・・・」

イカ娘?
「例えば、こんな感じでゲソ。」


「!!?ちょ、ど、どこに入って来てるんですか!!や、それ以上は・・・だ、ダメです!!」



触手の一本が蓮のパレオの下に入ったと思ったら、蓮が急に暴れだした。
どうやらアレなことになっている様である。
アレはアレだ。
分からないなんて言わせないんだからね!!


イカ娘?
「まあ、水着越しにちょっと撫でてやってるだけでゲソ。軽いスキンシップでゲソ。」


「いや!!確実にセクハラですから!!!」

イカ娘?
「なに?上も撫でて欲しいのでゲソか?全く、近頃の女は何でみんなこう淫乱なんでゲソかね・・・。」


「人のことを勝手に淫乱とか決めつけないでください!!て言うかさっきからセコイですよ!!正々堂々と戦ったらどうなんですか!!」

イカ娘?
「なに?正々堂々正面から犯して欲しいんでゲソか?止めてくれなイカ?流石にそれは私のイメージダウンに繋がるでゲソ・・・。確かに私が本気を出せば触手の先端からアレな液体とか出せるし、水着を溶かす成分を触手全体から出すことも・・・」

優太
「いや!!別にそこを事細かに説明しなくていいから!!むしろ自分でイメージダウンさせてるようなものだかんね!!」

イカ娘?
「な、なんだってーーーー!!でゲソ!!よくもハメてくれたでゲソね・・・もう怒ったでゲソ!!この白水着の淫乱女をお前の前でネチョりついでにNTRってやるでゲソ!!!」

???
「そこまででゲソ!!!!」

優太
「なに!?でゲソ!」

イカ娘?
「だ、誰でゲソ!姿を見せなイカ!!」

???
「さっきから黙って聞いてれば・・・人のイメージをドンドン悪くして、もう怒ったでゲソよーーーー!フリーーーザーーーー!!!!」

イカ娘?
「いや、私はフリーザじゃないでゲソ・・・。どっちかというと16号派でゲソ。」



イカ娘?の背中側からもの凄い勢いで同じような触手が突っ込んでくる。
しかしイカ娘?はそれに気付いていないようだ。
そしてその触手はイカ娘?の脇の下に入り込み・・・


イカ娘?
「!!!!!!!!!・・・・あ、あひゃははははっは!!や、止めなイカ!!く、くすぐりは・・・!!」



何故か器用に触手でくすぐられ、イカ娘?は笑い転げている。
触手から力が抜け、絡め取られていた三人と唯の水着が解放される。
が、空中で一気に解放されたため三人は同時に落下を始めた。


優太
「えっ!!?」


「あ・・・!」


「あ、水着!!よかったーーこれでスースーしないよーー。」

瑠依
「ってユイねえ!!それ所じゃないって!!!」

???
「私が黄色と半裸を掴むでゲソ!!残りを・・・!!」

優太
「!!ああっ!」



その声がしたと同時に触手が唯と瑠依の二人を掴む。
て言うか触手ってまだ残ってるよな?だったらついでに蓮も助けろよ・・・
とか内心思ったが細かいことをツッコむ前に優太は走った。


優太
「蓮!!」


「優太さん・・・!」



優太は落ちてきた蓮をどうにか両手に抱える形でキャッチする。
重力+蓮の体重でかなり腕に負荷がかかったが、それを言うと叩かれそうだったので黙っておいた。


優太
「ふぅ・・・ま、無事そうだな。」


「無事じゃないです・・・もう少しで大事な物を触手に持ってかれる所でした。」

優太
「ま、まあまあ。どうにもならなかったんだから良かったじゃないか。」


「まあ・・・始めてはやっぱり、優太さんとが良いですからね・・・。」

優太
「は?何が初めて?」


「な、何でも無いです!!!そ、それよりいつまでもこの恰好は恥ずかしいです。」

優太
「ああ、お姫様だっこって端から見ると良く見えるけど・・・自分でやるとどうも、な。腕が疲れる。」


「それは私が重いってことですか?」

優太
「いや、そうは言ってない。」


「言ってます・・・。」

優太
「それより下ろすぞ。立てるよな?」


「はい。大丈夫です。」

???
「よし、反撃開始でゲソ!!」

優太
「てか何時までも『???』って表記ウザいんだけど・・・普通にイカ娘にしろよ。」

イカ娘
「いや、同じ名前が二つ合ったら混乱すると思ったでゲソ。」

優太
「て言うか何でお前がここに?」

イカ娘
「お前の連れの子供に美味しいイカ焼きを食べさせようと思って素潜りをしてたんでゲソ・・・。そして気付いたらここにいたでゲソ!!」

優太
「ああ、つまりはやっつけって奴か。」

イカ娘
「多分そうじゃなイカ?」


「反撃って言うけど・・・何か考えがあるの?」

イカ娘
「きっとアイツは電気に弱いでゲソ!!そうに違いないでゲソ!!なのでそこの黄色がビリビリやったら勝てるんじゃなイカ?」

瑠依
「え、私?」

優太
「なるほど・・・色んな意味で理に叶ってるな・・・だけどそんな簡単に倒せるか?」

イカ娘
「大丈夫でゲソ!!何しろ相手は私でゲソ!!つまり私が効くって言ったら効くのでゲソ!!」


「まあ、もう尺もありませんし・・・グダグダかもしれませんが試しにやってみませんか?」

優太
「でもどうやってぶち込むんだ?避わされるかもしれないぞ?」

イカ娘
「じゃあ私が途中まで触手で締め上げておくでゲソ。」


「ああ、それなら大丈夫かも。力負けしないように私が歌でサポートするよ~。」

優太
「じゃあ、それで行ってみるか。」

瑠依
「いいよ。じゃあ・・・ユウにい。久しぶりに、『アレ』やってみない?」

優太
「『アレ』?ああ、よくってよ。。」

瑠依
「よし!じゃ、行こう!ユウにい!!!」

優太
「おぅ!!!」



二人は同時にイカ娘?に向かって走る。
イカ娘?もようやく、くすぐりの余韻から覚め、起き上がっている最中だった。


イカ娘?
「え?」

瑠依
「貰った!!!」



がら空きになったボディに深々と『禍槌』が叩き込まれる。
イカ娘?は触手を瞬時に自分と『禍槌』の間に集め、衝撃を吸収した。
が、そのまま突き飛ばされる形になり、イカ娘?の体は空中に投げ出された。


瑠依
「ユウにい!!」

優太
「おう!!」



優太は足に魔力を集中させると勢いよく地面を蹴り、イカ娘?目掛けて飛び上がる。
スグにイカ娘?の頭上に到達した優太はイカ娘?の脳天目掛け『黒龍』を振り下ろす。
その一撃をまた触手でガードするも、今度は地上に突き飛ばされる。


優太
「瑠依!合わせろ!!」

瑠依
「分かった!!!」



瞬時に地面に降り立った優太は瑠依とイカ娘?を挟み込むような形で包囲する。
そして両側からそれぞれの武器による無数の攻撃を行う。
その一撃一撃を辛うじてイカ娘?は触手で捌くが、一部はガードをすり抜けて体に直接打ち込まれる。
連斬連打の雨が終わると同時に二人の姿が消える。
その一瞬の虚を突き、優太と瑠依の拳がイカ娘?の顎を捉える。
二人は攻撃の終わりにしゃがむことでイカ娘?の視界から一時的に消えたのだ。
その顎への一撃は重く、イカ娘?の頭は確実に揺れた。
そのまま優太と瑠依は後ろに飛び退き距離をあけてから空高くジャンプする。
そしてイカ娘?の真上まで飛び上がると二人は背中を合わせ、優太は左足、瑠依は右足を突き出す。


優太
スーーーーパーーーーーーッ!!!!!!!!

瑠依
イナズマーーーーーーーーッ!!!!!!!!

優太瑠依
「「キィィィィイイイイイイイイイッッッッック!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」


空中で二人の体を黄色い膜の様な物が包んだかと思うとイカ娘?目掛けて急降下を始める。
落下とともに摩擦が生じ、パチパチと放電が起こり始める。
それは次第に大きくなり一筋の雷となってイカ娘?に激突した。


ドバァーーーーーーーッッッッ!!!!!!!


凄まじい雷撃がそこかしこに飛来する。
イカ娘?の全身を百万Vを超える電流が駆け巡る。
最後の最後でイカ娘の頭が揺れていたお陰でガード態勢を取られず、雷撃+重力落下キックのコンボを喰らいイカ娘?は吹き飛ぶ。
壁に激突するとプスプスと音を立ててそのまま動かなくなった。


イカ娘
「じ、自分がやられる所を見るって言うのは良い気分がしないでゲソ・・・」


「そうですね。まあ・・・ドンマイです。。」

イカ娘
「しかし、あの二人の息が合いすぎててどこで触手を伸ばすべきか迷ってしまったでゲソ・・・。」


「うん。ユウちゃんと瑠依、息ピッタリだったよね~~。」

優太
「ふぅーーー、久しぶりだったから上手くいくか不安だったが・・・どうにかなるもんだな・・・。」

瑠依
「うん!私もここまでスンナリ決まるとは思わなかったよ・・・!でも倒せたから良かったよね。。」

優太
「ああ・・・てか、コイツ・・・もしかしなくてもロボット・・・だよな?」


「そうみたいですね・・・でも凄い高度な工学技術ですよ・・・アレだけ複雑な触手の操作を自身でやった上に、自立行動も取れていた・・・『外界産』ではないでしょうね。」

????
「もうなんすかーーー。五月蠅いっすよーーーーって・・・」

優太
「ん?あーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!ハリソン!!?な、何でこんな所に!!?」

ハリソン
「フー太君!!?もう来てくれたんすね!!?やっぱり持つべきものは友達っす!!チーちゃんは居ないんすか!!?」

優太
「え?来てくれた?な、何の話だ??」

ハリソン
「え、セー君に言われて仕事に来てくれたんじゃないんすか?」

優太
「は?」









ハリソン
「結論から言うと、私が使ってた『仕事メチャクチャススム君』の故障が主な原因っぽいっす。」



ハリソンは小さな胸を逸らしながら得意げに話している。
何故か紺色のどっからどう見てもスクール水着(旧式)を着用しており、完全に浮いている。
仕事という奴が終わったということなので何気なく誘ったらホイホイついてきたしだいである。
ついでにコイツが原因で今回の事件が起こったようなのでその原因についても説明してもらうために連れてきた節もある。


優太
「なんだよそのピンポイントな名前は・・・」

ハリソン
「名前なんて別に後からでも変えられるんすから、最初は悩まずにシンプルな名前をつけるのは普通っす。その方が分かりやすいってのもあるっすけどね。。」

由紀
「で、その・・・『ススム君』?にはどういう効果があるの?て言うか何でそれが今回の騒ぎに関係あるの?」

ハリソン
「私がどういう時にアイディアが浮かぶか分かるっすか?」


「う~~~~ん、調子がいい時!」

ハリソン
「正にそのとうりっす!でも、調子がいいって言っても・・・体の調子が良いとかそういうのじゃないんっすよ。変なテンション・・・つまり、変態的な思考が脳内を犇めいてる時にこそ!私の神がかり的なアイディアが芽吹くんっす!!」

優太
「へ、変態的思考??」

ハリソン
「簡単に言うと、エッチなげ~むしたり、エッチな本を読んだりまたは読み終わった後の様な、そんなテンションっす!」

優太
「わ、分かるような・・・分からないような・・・」

ハリソン
「まあ、そこら辺は分からなくてもいいっす。重要なのは『ススム君』がこの変態的なテンションに私がなりやすいように、脳に変態的な興奮を促す成分を含んだ魔力を部屋中に散布する機能を持ってるってことっす。」

由紀
「あ、なるほど・・・そうすることによって仕事が個人的に捗る訳だ。」

ハリソン
「そのとうりっす!で、何故かその魔力が過剰分泌された上に部屋の外に流れ出ちゃったみたいなんっす。それを過度に摂取すると変態的な行動を起こしたり、自分の本心を打ち明けちゃったりもするみたいっす。」

愛依
「つまり・・・その流れちゃった魔力を駿一先輩がどこかで過剰摂取したのが原因ってことですか?」

ハリソン
「そうなんっすよ!!いや、今回は大事にはならなかったとはいえホントに申し訳なかったっす。反省してるっす!でも、後悔はしてないっす。。」

優太
「まあ、たしかにそこまで酷いことにはならなかったからよしとするか・・・。じゃあ、あの洞窟はなんだったんだ?途中に魔獣も出てきたけど・・・」

ハリソン
「あれは、ちょっと人から頼まれて・・・今度この浜辺でオープンされる予定のアミューズメントパークの雛型を作ってた感じっすかね。」

愛依
「アミューズメントパーク?」

ハリソン
「そうっす!ダンジョンに潜って魔獣と戦う体感型のアミューズメントパークっす!!需要とかそういうのは知らないっすけど、この浜辺にそういう名所的なものを作って顧客力をアップしようとしてたみたいっす。」


「誰が?」

ハリソン
「『華々の冠』の女将さんっすけど・・・」

優太
「また!!!?」

ハリソン
「え、何がっすか?」

優太
「いや、こっちの話・・・て言うかそれはいいが、もう少しバランスとか管理を考えた方がいいぞ・・・低階層で強い魔獣出すなよ。てか、魔獣が洞窟の外に出てたりもしたぞ?」

ハリソン
「そうだったんすか!!?それは知らなかったっす・・・ちゃんとプログラムしたつもりだったんすが・・・やっぱりテストプレイは必須っすね!!ありがとうっすフー太君!ちゃんと直しておくっすね!!」


「そういえば最後の最後に戦ったイカ娘?ちゃんはなんだったの?」

ハリソン
「あれは私が作った『イカ娘VerKa』っす。」

愛依
「え、カトキハジメさんがデザインしたの?それは凄いね!!もっとよく見ておけば良かったかな~~。」

優太
「愛依、ツッコむ所違う。つか何で『VerKa』って聞いただけでカトキハジメデザインって分かるんだよ逆に凄いな・・・」

愛依
「やだな~~おにいちゃん。そんなの常識だよ~~?小学生でも知ってるんだから。」

優太
「そうなの!!?最近の小学生って凄いんだな!!」

ハリソン
「そうなんすよ最近の小学生は凄いんすっよ!!小学生とは思えない発育の良い子とかたくさんで私はとても嬉しいっす!!毎日興奮しっぱなしっす!!」

優太
「まるで千草みたいなこと言うな・・・」

ハリソン
「えへへ~~~それほどでもないっす~~。。」

優太
「全然褒めてねぇんだけど・・・」

ハリソン
「ゴホン・・・ちょっと話が逸れたっすね。で、あの『イカ娘VerKa』・・・言い難いんで『メカイカ娘』って呼称しますが・・・」

優太
「既に名前が直球すぎますが!!『メカ』ってものっそ書いてありますがーーーー!!」

ハリソン
「まあ、そのままなんすけど・・・あのイカ娘は私が作った研究部屋護衛用汎用型MS『メカイカ娘』RX-0プラスなんっす!!」

優太
「いやいやMSって・・・てかRX-0ってユニコーン系列なの?改良機なの?それ以前にガン○ムなのアレ?メッチャイカ娘って書いてあるけど・・・」

ハリソン
「いや、カッコいいのでそれっぽい単語を後付しただけでただのイカ娘型ロボっすよ?」

優太
「ですよねーーーー。。」

ハリソン
「アイツには研究部屋、つまり私の部屋の扉を守る役目を与えてたっす。仕事中に部屋へ誰かを入れるのは嫌っすからね。」

優太
「ああ、確かに集中できないもんな。」

ハリソン
「そうっす!あまりにも変態的な思考が頭を支配しすぎて、プログラム組みながらク○オ○何て日常茶飯事っすから!!私の右手はゴットフィンガーっすから!!○リを攻めろと轟き叫びますから!!なのであまり仕事中に入ってこられるのは・・・」

優太
「そりゃあ入りたくも無いわ!!入ったらお前が椅子に座りながら○リ○ナしてたら色んな意味で引くわ!!」

ハリソン
「そこは『興奮するわ』って言って欲しかったっす。」

優太
「知るか!!」

ハリソン
「なので変えのパンツは欠かせないっす~~。いつでも部屋に新品を10着は用意しておくっすね。」

優太
「ああーーーー、そういうのはどうでもいいから・・・」

ハリソン
「そっすか?まあ、いいっす。それよりチーちゃんは居ないんっすか?」

優太
「居ると思うけど・・・どこ行ったかな?」


「チーちゃんなら飲み物買ってくるって言ってたからスグに戻ってくると思うよ?」

千草
「はーーー、やっぱこのポカリスエットファンタ割りは上手いなーーー。まさかこれを注文して作ってくれるとは思ってもみなかったなーーー。。」

かすみ
「まあお客様のニーズに応えるのも商売人の務めだからね!」

すみれ
「あら、言うようになったじゃない。その調子なら明日から朝私が起こさなくても大丈夫そうね。」

かすみ
「えぇ!!?起こしてよーーーー!私絶対五時とか起きれないからーーー!」

ハリソン
「チーちゃん!!!」

千草
「ハリー!!?どうしたの!??こんな所で奇遇じゃん!!」

ハリソン
「ちょっと仕事でコッチに来てたんすよ!!いやーー、チーちゃんが居るなんて感激っす!!一緒に遊ぶッす!!」

千草
「おう!!遊ぼう遊ぼう!!ついでにこの前貸したげ~むの話でも・・・」

由紀
「ふふ、ああしてると普通の女の子よね。」

優太
「ああ。何か、アイツが『発明王』の称号を持ってるなんて嘘みたいだよな・・・」

かすみ
「おっ!!ユウタ君!私達も混ぜてーーー!」

優太
「何だ、仕事、もういいのか?」

すみれ
「はい。何だか軽く説明したら店長さんがOKをくれました。お昼が過ぎたら基本暇だそうなので・・・。」



かすみとすみれはほぼ全く同じデザインの水着を着ていた。
水色のビキニで、ストラップレス・・・あれ、ビキニの場合はチューブトップって言うのか?
兎に角、肩ヒモは無く背中はヒモでは無く太い布のような物で止めているようだ。
しかし改めて並ばれるとこの二人、基本的に双子なので体格から顔の作りまでほとんど同じなのでこういう格好をされると見分けがつかなくなる。
かと思ったが・・・すみれの方が胸が大きかったりするのでそれほど見分けがつかないと言うことも無いか。
しかし本当に大きい・・・
鳳仙と比べても遜色無さそうである。
まあ実際の所はある理由から豊胸の魔術を使ってるだけと言うズル仕様だが・・・
それでも大きいことに変わりわないのでその部分に視線が自然と釘付けになった。



由紀
「優太~~~~~~?どこ見てるのかな~~??」

優太
「いや・・・大きいなーーーって。」

すみれ
「い、いやですわユウタさん!!そんなハッキリ言われると恥ずかしいですよ!でも、ありがとうございます。」

由紀
「よし・・・色々やらかしてくれてるらしいし・・・ここらでまとめてアッカリーーーンしとくかぁぁぁぁああああああああああ!!!!!???」

優太
「はっ!!いや、ちがっ!!別にオレは・・・!!」

由紀
「問答無用!!!」

優太
「すんませんでしたーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」



優太は全力疾走を決め込み、その場を後にした。
後ろでは浜辺で鳴る訳がない音が鳴り響いていたが恐いので振り向けなかった。






綾香
「これ・・・美味しいね!!!」

イカ娘
「ふ、決まってるじゃなイカ!私が直接素潜りして取ってきたイカを調理したからなでゲソ。。まあ、流石に捌いたり、調理したりするのは同族として気が引けたので、すみれに任せたでゲソが・・・」

綾香
「これならこんどからはちゃんとイカを食べるようにするーーー。ありがとうイカのおねえちゃん!」

イカ娘
「ふ、ふん!こんなの海の支配者としては当然のことでゲソ!!感謝されても嬉しくないでゲソ!!」

エリス
「綾香様ーー?どちらに行かれたんですかーーー?」

綾香
「あ、えりすだーーー!ごめんね。私、行かなきゃ・・・。」

イカ娘
「そうでゲソか・・・。またどこかで会おうでゲソ!!」

綾香
「うん!バイバイ!イカのおねえちゃん!イカ焼き、美味しかったよーーー!!」

イカ娘
「・・・ふん。こうやって感謝されるのも悪くないでゲソ・・・。さて・・・私もそろそろ帰るでゲソ。で・・・・・『れもん』はどっちでゲソ??」







雄大
「はぁーーーーーーーーーー!!!!!」

板垣
「忘れろ・・・雄大。悪い夢だったんだ・・・。」

雄大
「オレが悪いんだ・・・梓のことを忘れてエリスさんを追っかけたから・・・罰が当たったんだ・・・。」

尾崎
「ま、そういう時もあるさ・・・気にするな。雄大。」

大野
「そうそう。男は冒険して何ぼさ。。」

川鍋
「冒険にしては凄いところまで行ったもんだけどね・・・」

雄大
「止めろーーーーーーーーーーーー!!思い出したくねぇぇぇぇぇ!!!!駿一の野郎!!絶対殺す!!」

駿一
はぁい!!もう煮るなり焼くなり好きにしてぇぇぇええええええええええええええ!!!

須田
「そういえばジョリはどこに行ったんだ?」

川鍋
「んーーー?さっき暁さんと一緒にどこか行ったよ?」

尾崎
「何でそんな面白そうなことを早く言わないんだよ鍋ちゃーーーん!!」

川鍋
「いや・・・流石に、ねぇ?」

板垣
「で、どっちに行った!?」

川鍋
「ふぅーー、全く友達思いだな~~~。向こうの岩場。」

尾崎
「よっしゃーーー!ちょっとジョリの恋路を見届けに行くか!!!」







愛依
「おにいちゃんどこ行ったんだろうね~~。折角カナちゃんが誘おうとしてたのに・・・。」


「べ、別に私はユータを誘いたかったわけじゃ・・・暇だったら一緒に遊ぼうかな~って・・・。」

愛依
「ふふふ。でも朝はおにいちゃんを遠泳に誘ってたよね?あの時みたいに誘えばおにいちゃんだって・・・」


「あ、あの時はテンションが高かったからできたんだよ・・・。」

愛依
「それよりどうしたの?何かさっきからソワソワしてるけど?」


「い、いや・・・さっき瑠依に思わず、余計なこと言っちゃって・・・アイツ、変に勘違いしてないかと思って・・・」

瑠依
「勘違いなんてしてないよーーーー!!奏の愛はしかと受け止めたよ!!!」


「だからそれが勘違いだっつーーの!!」

瑠依
「えーーー?だってあの魔力はその本人が思ってることを正直に言葉にしちゃう効果もあったみたいだし~~~~。つまりーーー」


「だーーーーーもーーーーーー!!私は別に・・・前々から嫌いとは言って無かったろうが!!」

瑠依
「え?」


「だから・・・その、今更・・・喜ぶなよ・・・嫌いじゃないって、いつも言ってるだろ・・・。」

瑠依
「奏・・・。もう!!可愛いなーーー!!」


「だーーーーーーーーーーーー!!くっ付くなーーー!!せめて愛依に戻って抱きつけ!!お前に抱きつかれても、嬉しくないわーーーーーーーーーーーー!!!」

愛依
「ふふふ・・・カナちゃんはホント、素直じゃないな~~~そんなんだと、おねえちゃんとか蓮さん、由紀さん、その他の人に先越されちゃうよ?」


「べっ!!?な、何で私がユータに素直にならないといけないんだよ!!い、意味分かんねぇし!!」

愛依
「カナちゃん。私、『おにいちゃんに』とは一言も言ってないよ?」


「あっ・・・。え、えと・・・、これは、アレだよ・・・その、えっと~~~~~~~・・・!!」

瑠依
「ホント、素直じゃないな~~~。」


「う、うっさい!!お前には関係ないだろーーーー!!!」

瑠依
「はいはい。めんごめんご。。あ、奏~トマトシロップのかき氷だって・・・」


「一つください。」

瑠依
「我迷ズっ!?」


「むむっ・・・、これは良い!!」

愛依
「ま、まあいいか・・・カナちゃんはこれでカナちゃんだもんね。」







由紀
「くそ・・・逃げられた・・・」


「まあまあ由紀ちゃん落ち着いて。。」

すみれ
「そうですよ。あまり怒ってばかりだとユウタさんも流石に嫌気がさしますよ?」

由紀
「え?」

かすみ
「いや・・・『え?』って・・・」

由紀
「そ、そうか・・・そういえばいつも口で言うだけじゃ分かってもらえなくて・・・いつの間にか鉄拳制裁が当たり前になってた・・・これじゃあ、嫌われて当然か・・・」

かすみ
「あ!!そ、そんな落ち込まないで!!だ、大丈夫だよ!!ユウタ君頑丈だし!!」


「うんうん。由紀ちゃんがビシバシやるからユウちゃんもきっと誰にも手をださないんだよ!!殺されるから!!」

すみれ
「ちょ、ユイさん!それトドメ・・・!」

由紀
「そ、そっか・・・優太がああなったのってもしかしなくても私がこんなだから・・・わ、私とんでもないことを・・・!!」

すみれ
「いやいやいや!!考えすぎですって!!大丈夫!!ユウタさんはきっと最後には誰かを選んでくれますよ!!」

かすみ
「そ、そうだよ!!ユウタ君もそういう所はちゃんとしてるよ!!ハーレムENDなんて考えて無いよ!!多分・・・」


「由紀ちゃん、あんまり悩まずに行こうよ。ユウちゃんだって由紀ちゃんが大人しくなっちゃたらビックリしちゃうだろうし・・・。」

由紀
「・・・。そっかーーー、そうだねーーー。何かもう、どうでもいい・・・」

かすみ
「や、ヤヴァイよ・・・このままだと鬱だ死のう展開にもなりかねないよ!!もう!おねえちゃんが余計なこと言うから!!」

すみれ
「わ、私!?た、確かに軽率な発言だったとは思うけど・・・」


「大丈夫・・・私に任せて!」

すみれ
「ユイさん?」


「由紀ちゃん!!」

由紀
「?」


「実はさっきね、洞窟で二回もユウちゃんに裸見られちゃったんだ!!ついでに何だかユウちゃん私の裸に見惚れちゃったみたいで・・・」

由紀
あぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!??マジでか!!?????


「うん!マジだよ!!ユウちゃんを探してブッ飛ばそう!!そうしたら全部スッキリするよ!!!」

由紀
「唯・・・そうね・・・ありがとう。目が覚めたわ。私、やっぱり優太が好き!だから絶対振り向かせる!!負けないわよ!!」


「うん!私も由紀ちゃんに負けないように頑張るよ。。」

由紀
「さぁて!!元気になった所で優太を探すぞーーー!!ブッ飛ばすために!!!」

かすみ
「・・・・何か、戻ったね・・・。」

すみれ
「ユイさん・・・多分、ユウタさんの死亡フラグ立てただけだと思いますが・・・」


「大丈夫だよ。」

すみれ
「何がですか?」


「私の好きなユウちゃんは絶対死んだりしないよ。」

かすみ
「いや・・・多分このノリで行ったら確実に何時か死ぬって!!!」







鳳仙
「ジョリ・・・オレさ、考えたんだけど・・・」

平山
「あ、ああ。」

鳳仙
「やっぱり・・・オレ、自分より弱い奴とはちょっと・・・」

平山
「!!!」

鳳仙
「でも、その・・・気持ちは嬉しかった。だから・・・」

平山
「だから?」

鳳仙
「お、オレより強くなったら・・・もう少し考えても、良いと思ってる。」

平山
「分かった!!」

鳳仙
「はぁ!!?お、オレより強くなれるつもりでいるのか!!?」

平山
「やる前から諦めるのはダメだ!!ハカセが何時も言ってるからな!!オレ、諦めないから!!絶対強くなってみせる!!」

鳳仙
「ジョリ・・・」



尾崎
「あ、あれれーーー?なんだこのバトル漫画的な展開は・・・ジョリを主人公にした物語が番外で始まるのかな?」

大野
「しらねぇよ。でも、良かったな。」

板垣
「ジョリ・・・頑張れよ!!」

雄大
「いやいや、流石にこの流れは無いんじゃ・・・て言うかジョリ何時からあんな熱い男になったんだ?」

須田
「ま、いいじゃんそんなこと。。」

川鍋
「やっぱり僕も・・・少し勇気を出してみようかな・・・」

駿一
も、もっとぉぉおおおおおお!もっとキツク縛ってくださいぃぃいいいいいい!!!じゃないと・・・僕ぁ、僕はぁぁぁぁぁ・・・・・満足できないぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!

尾崎
「駿一、うるせぇよ・・・。」







気付いたらちょっと小高い丘の方まで来ていた。
打ち寄せてくる波がたまに軽いしぶきとなって丘の上に落ちてくる。


優太
「はぁはぁ・・・こ、ここまでくれば・・・」


「あら・・・?優太さん?」

優太
「蓮?なんだ、さっきから見当たらないと思ってたらこんな所に居たのか・・・」



蓮は丘の先端部分に腰かけていた。
調度海に足を投げ出すような恰好だ。
優太は隣に座るスペースがあったのでとりあえずそこに座った。



「ええ、ちょっと考え事を・・・」

優太
「考え事?」


「え、ええ。ちょっと我ながら今回は勢い任せとはいえ、らしくないことをしたな~と・・・」

優太
「え、何の話だ?触手に凌辱されかかったことか?」


「あ、いえ・・・それもですけど、別の話です。(そうでした・・・優太さんはあの時のことを『夢』だと思い込んでるんでした・・・)」

優太
「???まあいいけど・・・あんまり悩み過ぎない方がいいぞ。」


「そうですね。(いま思っても・・・何であそこまで大胆に優太さんに迫ってしまったのでしょう・・・いくらあの魔力があそこら辺に充満していたとはいえ、不覚でした。)」

優太
「ほんと大丈夫か?難しい顔してっけど・・・」


「(で、ですが元はと言えば優太さんも優太さんです。いきなり人の胸を揉んだと思ったら膝枕をしてくれなんて言って・・・最終的にあんなことまで言って・・・)」

優太
「あり?蓮?」


「(そうです!悪いのは私だけじゃなくて、そんな空気を作った優太さんにも非はあります!!大体、よくよく考えたら揉んだことに関してそこまで謝罪を受けて無い気も・・・)」

優太
「蓮ーーー?蓮さーーーん?」


「(で、でも触られてちょっとだけドキドキしたとかそういうのもあって私もテンパってましたし・・・今ここで謝罪を求めるべきでしょうか?あ、いやダメです!そんなことしたらアレが『夢』じゃないと認めるようなもの!!)」

優太
「お、おい蓮?ホントどうした・・・何で反応してくれないんだよ・・・。」


「(そう言えば・・・私が迫ったあの時、優太さん必死に私の説得を試みてくれましたっけ・・・アレって端からみたらへたれ発言なのかもしれませんが・・・よーく考えてみれば、アレはむしろ私のことを気遣ってくれて・・・)」

優太
「おい蓮!蓮ってば!!!」


「ひゃいっ・・・!!!あ、はい?な、何ですか?」

優太
「何だはこっちの台詞だ・・・いくら声かけても反応しないから、心配したじゃなイカ・・・。」


「え、あ・・・すいません。つい、深く考えこんでいたもので・・・」

優太
「なあ、何か悩んでるんだったらさ・・・抱えてないで相談してくれないか?話すだけでも、楽になると思うけど・・・」


「だ、大丈夫です。こんなことは自分で解決できますから・・・」

優太
「ホントか?」


「はい。ささ、そろそろ行きましょう。あまり二人とも姿が見えないと色々勘違いされてしまうかもしれませんからね。」



蓮は慌てたように立ち上がった。
何を焦っているのか知らないけど、蓮にしては大分慌てているのが目に見えて分かる。
そして次の瞬間、蓮がイキナリ態勢を崩した。



「あっ・・・」

優太
「蓮!あぶねぇ!!」



優太はスグに手を伸ばし、自分の方へ抱き寄せる形で蓮の体を保護した。
幸い左側に倒れてくれたので、手を伸ばすだけで済んだので助かった。
よく見ると、蓮の左足があった部分が多少凹んでいる。
これに足を取られたらしい。
優太は軽く蓮の体を眺める、目立って怪我は無さそうだ。
オレ、ナイスキャッチ!!と考えている時・・・
蓮は優太の腕の中でしばらくボーッとしていた、が何故か突然寄り添うようにして体を寄せてきた。


優太
「はぁ!?急にどうしたんだよ・・・」


「いえ、別に・・・特にコレと言って理由は無いんですが・・・嫌ですか?」

優太
「そ、そんなことはないが・・・。」



そう曖昧に返すと、蓮は優太の膝の上に体を横に向け改めて腰を下ろす形で座り、そのまま優太に寄りかかってくる。
最初は軽く頭を胸の辺りに付けていただけだったが、次第に体全体を密着させてきた。
蓮の胸が優太の体に押し付けられる。
押し付けられて形が変わった胸は上から見ると何だか無性にエロく見えた。
て言うか普通にエロい。
優太はとりあえずあまり考えないようにしようと興味のないことを適当に頭に浮かべつつ蓮の話に耳を傾けた。



「優太さんは・・・特に何も反応しないんですね。」

優太
「えーーー、何がですかーーー?」


「いえ、優太さんは女性の胸に多大な興味がおありの様なので私の胸で反応実験をしてみようかよ・・・。」

優太
「はぁああ!!?何でそんな話になるんだ!」


「実験結果からみて・・・反応が乏しいですね・・・。優太さん、無理に違うこと考えてませんか?」

優太
「べ、別にそんなことはないけど~?」


「いえ・・・なんだか反応が正常ではないのできっと違うこと考えてます。優太さんならこんな展開になった途端にきっとココが反応すると思ったんですが・・・」

優太
「え、ココって?」


「さあ、どこでしょうね。」



そういうと蓮は腰を浮かせて座りなおした。
気のせいか、何かさっきより体が近くに寄った気がする。
さっきは膝の上くらいだったのが、今は完全に太もも・・・いや、調度股の上に腰かけられているんですが・・・
これは一体何てプレイだ?とか考えながら、優太は蓮の方を見る。
相も変わらず、蓮は優太に体を預けるようにして寄り添っている。
しかもさっきより確実に近い。
端から見たら抱き合ってるようにしか見えない。



「まだ反応無しですね・・・。」

優太
「おい、一体何の反応を待ってるんだ・・・。」


「この態勢でそれを聞きますか?それともそういうプレイか何かですか?」

優太
「いや、あーーー、もう何でもいいです。」


「ええ、それが賢明です。」

優太
「で・・・」


「はい?」

優太
「何時まで・・・こうしてるつもりだ?」


「・・・何時までしてていいですか?」

優太
「えーーー、質問に質問で返されたよーーー。はぁ・・・オレは別に何時までだって構わないけどさ・・・。」


「そうでしょうね~~、優太さんの好きなシチュエーションですもんねーーー。」

優太
「はぁ!!?」


「こうして・・・女の人に寄り添われるの好きなんですよね?」

優太
「え、えっと・・・(あ、あれ?何で蓮の奴そんなこと知ってるんだ?あ、もしかしてカマかけてきてるのか?)」


「カマかけじゃないですよ。ちゃんと知ってるんですから・・・。」

優太
「だ、誰かから聞いたのか?あれ、でもオレ別に誰かに話した記憶ないんだけど・・・」


「ふふっ。GWの旅行で一緒に温泉に入った時、軽く寄り添ったら優太さん大分嬉しそうにしていたのでそうじゃないかと思ってたんですよ。」

優太
「え、あ、あーーーーーーーなるほどーーー。って何でオレが嬉しそうにしてるって分かったんだよ!!顔に出しては無いと思ったんだけど・・・」


「分かりますよ~。優太さんのことですから・・・」

優太
「そ、そっか。」


「優太さんは・・・」

優太
「ん?」


「いえ、やっぱり何でも無いです。そろそろ、戻りましょうか。」



そう言って蓮はスッと身を引いた。
今の今まで触れ合っていた部分から急に熱が引いていくのが分かって少し寂しくなった。
それが顔に出ていたのか、



「ふふっ、どうしたんですか?もうすこし、色々堪能したかったんですか?」



と、蓮ははにかみながら冗談っぽく言った。
そんな蓮が途端に可愛いく見えて、少しそれを求めてしまう自分が居ることにちょっとだけ気付いた。


優太
「ああ。もう少しだけ、蓮と一緒に居たいかな・・・」


「へ?」



蓮の顔が一気に赤くなった。
耳まで赤くなるとかって表現があるけど正にそれで・・・
予想の斜め上というか、完全に予想外の発言だったに違いない。



「その、え、っと・・・それは~~~、つまり・・・」

優太
「こういうことだろ。」



優太は蓮の体を抱き寄せた。
蓮の体は特に何の抵抗も無く腕の中に納まった。
優太は蓮が離れないようにちょっと力を入れて抱きしめた。



「あ、うぇええっ!!な、な、な、なああああああっ!!!にゃ、にゃにしゅりゅんでしゅか!!?」

優太
「ん?どした、何言ってるか分かんないぞーー?」


「うーーーーーっ!何するんですか・・・急に・・・び、ビックリしました。」

優太
「いや、オレもビックリした。」


「な、何で急に・・・その、あの・・・」

優太
「コレと言って理由は無いんだけど・・・」


「もしかして私が不意打ちで抱きついたのの仕返しですか?」

優太
「え?あーー、そのつもりは無いんだけど・・・。急に蓮を引き留めたくなったと言うのか?」


「そ、そんなに私と一緒に居たいんですか・・・。」

優太
「ああ。だって今帰したら、蓮・・・悩み倒れそうだったからさ・・・。」


「え?」

優太
「ちょっと前に、オレも悩んでたことがあってさ・・・その時にこうして抱きしめてもらったことがあるんだ。そしたら思いのほか即決したから・・・蓮にも効くかな~~と。」


「だ、誰に抱きしめてもらったんですか?」

優太
「え・・・・それはーーーー、ひ、秘密で・・・」


「・・・・・・・・・・・・・ジトーーーッ。。」

優太
「そんな上目遣いでジト見すんな!!と、兎に角・・・!少しは落ち着いたか?」


「おかげさまで全然落ち着きません。」

優太
「はぁ!?どうして!!?」


「知りませんよ!!自分で考えてください!!!」

優太
「はぁ・・・まあ、嫌だったのか?嫌なら止めるけど・・・」


「あ、いえ・・・!その・・・もう少し・・・」

優太
「え、どっち?嫌なんじゃないの!!?」


「い、嫌だから落ち着かないんじゃないです!!も、もう少し乙女心とか勉強してください!!!」

優太
「おとめごころ?そう言えば前も聞いた気がする・・・」


「(ここまで言って分からないのもある意味国宝級だと思いますね・・・)」

優太
「ま、いいや。で?何時までこうしてて欲しいんだ?」


「じゃあ日が暮れるまでお願いします。」

優太
「な、なあ・・・本気じゃないよね?」


「当たり前です。」

優太
「そっか・・・良かった。マジで日が暮れるまでだったらどうしようかと・・・」


「とりあえず・・・もういいです。何か色々スッキリとはしました。」

優太
「そうか?それなら良かったじゃんか。」


「ええ・・・お気遣い、ありがとうございます。」

優太
「んーー。んじゃ、そろそろ戻るか・・・。」



そう言って立ち上がろうとした・・・が、蓮が未だに足の上に鎮座していたため立ち上がれそうにない。


優太
「れ、蓮・・・どいてくれないと立てないんだけど・・・」


「そうですね。」

優太
「できればそろそろ下りて欲しいんですけど・・・ちょっと太もも痺れてきた・・・」


「そうですか・・・。」

優太
「・・・」


「・・・」

優太
「え、ま、まだ何かご所望ですか?」


「そうですねーーー、私の許可無く無理矢理体を拘束したのは許せない事態ですからねーーーー。」

優太
「えーーーーーーーーー・・・・。」



優太はちょっと下を向きながらため息をつく・・・
女の子は色々と難しい・・・


優太
「(そう言えばあの日の由紀もこんな感じだったか・・・。って、あの日って何だ?オレは何を・・・?)」



以前にも感じた引っかかり。
由紀に関することなのだが何なのかまるで思い出せない。
それより思い出そうとすればするほど由紀のことを考えてしまう自分が居た。


優太
「(あの日・・・??何だったっけ?何か大事なことを、忘れてる?由紀との、約束?)」



考えても答えは浮かばない。
諦めるように優太は頭を上げた。
そこには心配そうにこちらを見つめる蓮の顔があった。



「どうしたんですか優太さん・・・いきなり黙りこんで。」

優太
「え、あ・・・いや、ちょっとな。」



ここで由紀のことを考えてたなんて言ったらきっと怒られる。
何となくそういう空気を感じたので曖昧に答えてやりすごすことにした。


優太
「別に大したことじゃないさ。気にすんなよ。」


「そうですか?ならいいですけど・・・。」

優太
「そ、それよりもう帰らないか?流石にみんなが心配すると思うし!」


「それはそうかもしれないですね。」

優太
「だろ?じゃあ、行くとしようぜ。」



優太は立ち上がろうと手足に力を入れる。
しかし蓮は未だに体重を足にかけているため立ち上がれなかった。


優太
「れ、蓮・・・どいてくれないと立てな・・・」



それ以上言葉を紡げなかった。
口を塞がれたからだ。
突然蓮が自身の口で優太の口を塞いできた。
口、と言うより唇と言った方が聞えは良いかもしれない。
優太は突発的すぎる事態に、目を見開きっぱなしというちょっと間抜けな顔をしている。
何かそのまま、10秒くらい(実際は4、5秒)の後に蓮が唇を離し、大きく息を吐いた。
どうやら息を止めてたらしい。
優太が何が起こったのか分からない的な顔を浮かべる。
蓮はその顔を見て満足したのか、優太の足の上から重い腰を上げた。


優太
「えっと・・・蓮?」


「はい?」

優太
「よく、意味が分からないんですが・・・」


「そうですね~~~、強いて言うなら・・・アレは『夢』だったかもしれませんが、コレは『現実』ですよ。」

優太
「あーーー、うん??」


「優太さんは言わないと分からないみたいなので言っておきますけど・・・私は優太さんのこと好きですよ。」

優太
「へ、へぇーーーー。」


「ホントは言うつもり無かったんですけど・・・優太さんが悪いんですよ。変に期待させるようなことを言うから・・・」

優太
「い、言ったっけ?」


「言いました。なので私、変に期待しちゃいましたから・・・責任は、取ってくださいね。。」

優太
「と、とりあえず・・・」


「はい?」

優太
「善処します。」


「そうですね。それが賢明です。さ、優太さん。戻りましょ?」

優太
「あ、ああ・・・。」



蓮は今までに無いくらい上機嫌だ。
足取りも軽快でスタスタと先を行ってしまう。
優太がもたついていると、戻ってきて自然に手を取り指を絡めてくる。
どう見ても友達同士でやるような手の握りかたでは無かった。
優太は今更ながらに蓮の気持ちを知ってか、思考が行ったり来たりしている。
なので現状を正しく理解できていないようだが・・・
逆に蓮は心無しか満足そうだ。



「優太さん。」

優太
「え、あっ!な、何だ?」


「私、ちょっとお腹が空きました。なので、かき氷・・・食べに行きませんか?その、二人で。」

優太
「あ、ああ。いいけど・・・お腹が空いたからかき氷ってのはよく分かんないな。」


「そういう気分なんです。ふふ、そういえば私お金持ってませんでした。優太さん、奢ってください。。」



そう言った蓮の笑顔がとても可愛くて、一瞬どころか普通に見惚れた。
しかし・・・いくら可愛くても言ってることが小悪魔的な発言だったので流石の優太も現実に帰ってきた。
優太は大きく息を吸って大きく吐いた。
そして、この可愛いけど小悪魔的な属性を開花させようとしてる女の子へ向けて・・・
しかし目線は天を見つめつつ、精一杯の気持ちを込めてこう切り返した。


優太
「ああ・・・どうせ、そんなオチだろうと思ったよ。。」





~海語~ 完。。
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[ 1991/07/30 00:00 ] 小説(完全版) | TB(0) | CM(0)

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