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オレの財布に何時まで経っても春が来ないんだけどどういうことなの。。

今回は「リリーホワイト」のテーマ作ってきました。
リリー1(PSP)
以下アイコンイメージ↓
リリー(げ~む) リリー(みゅ~じっく)
リリー(ゆ~えむでぃ~) リリー(ぴ~えすぴ~あっぷで~た)
別壁紙はこちら↓
リリー2(PSP)
ダウンロードはあぷろだあたりからどうぞ。。
先日ですね。
ノリとは言え、「ゆるゆり」全巻衝動買いしましてね。
その前にオレはアニメのBlu-rayとかを五本くらい買ってたんですよ。
そしたらね・・・何か今月分の小遣い二万しか残ってないの。
もうアレだね。
散財良くないね!!
みんなは金銭感覚を鈍らせないように今から気をつけるんだぜ!!
ま、そんなリアルに鬱になりそうなネタは置いといて・・・。
やっと今回から単体テーマ作りを再開できました!
いやーーー。
思ったよりコンビテーマのリクが途絶えないもんだからずっとやってたら何時のまにか八月だよ。。
オレは別に楽だったからいいけど・・・。
流石にそろそろ進めないと何時まで経っても完走できないからね。
リクの方はまだ受け付けてるよ。
作るのはしばらく先だけどな。
とりあえず今回からまた単体テーマ&語のセットをおおくりするんだぜ!!
じゃ、今日の所はコレで失礼!!ノシシ


~雪徒家のポスト~


「ナオさん」
ドリルは男のロマンだから。
ドリルって聞いてみなぎってこない奴はスーパーロボットファンとして失格だぜ!!
とまでは言わないが・・・。
やっぱドリルってカッコイイよな。
何であんな掘削機ごときがあんなにカッコよく見えるのかオレもよく分かんないけど・・・。
魂が震えるんだよ!!




「ありとあらゆる物を破壊する程度の者さん」
いあいあ、オレより凄い人なんて探せばそこら辺にいくらでも転がってるよ。。
まあ、尊敬の眼差しを向けられるのは悪い気はしないので適度に調子に乗っておこうと思います。
ガバルさんは正直もう少し規格外の強さ設定にしようと思ったけど、今後のことを考えてあまり強くしすぎてもどうかと思って抑え目にしてあったり。
ぶっちゃけ色々とキャラの事情やら説明を省きに省いてノリだけ伝わればいい程度に書いてるから読み終えた後(または読んでる最中)に頭の上に「?」マークが浮かぶことうけあいだよな。。
そろそろ一人一人掘り下げて専用エピソード篇を書き始めるか。
その前にもう一本書いてからになると思うけど。。
規制が大量に入ってるところは笑っていいところです。
伏せなくてもいいかなーーとも思ったけど、コッチの方が面白いからいいやーー。と思ってあえて伏せてみました。
スーパーロボットに詳しくないと何が何だか分からないとこが多くなってしまった感はあるが・・・。




「むったんさん」
そうか。
祝ってもらえないのは結構キツイな。
まあそう悲観せず頑張ってくれよ。
暗い気持ちで生きてると、何でも暗い方へ暗い方へ流れていくぞーー。
ちょっとでもいいから明るいこと考えようぜ。。




「名無しさん」
「魔理沙&アリス」だね!
任せたまえ!
完成はしばらく先になりそうですが・・・。。



「unknownさん」
温泉語はまだ終わってませんが・・・。
最後に三日目が残ってますよーーー。
短いけどね。。
ガバルさんの武器は正直適当にウィキペディアを歩いて引っ張ってきただけなので一部説得力の無い部分もあったけど・・・。
まあ、カッコよければいいんじゃないかな!!と思って深く追求しないように!
彼の技名が長いのは仕様です。
でも噛んだりはしません。
それも仕様だからです。。
最後に、ドリル・・・いいよね!!





「零さん」
おかえりーーー。
イカソーメンだと?
イカでソーメン作りました的な感じか?
派手・・・派手だったのか・・・良く分かんないけど。
やっぱり?そう思う??
ドリルは世界共通で良いらしいなマジで。。
よし、ドリルを今後も使っていこう。
と言うか・・・使うキャラが居るから使わないのは不可能なのだが・・・。




「ミラゲスさん」
え、別に問題無いけど・・・。
二日目篇を最後まで載せるかは迷ったけど、夏休みが終わるまでに完結させるんだったらこれくらいしないと終わらないと思ってね。。
そして本日何人目だ・・・?
やっぱりみんなドリルが好きなようです。
ま、それでいいんじゃないかな!!
東方語は再開一話目から結構キツイですよ。
何がキツイって?
そんなのは自分の目で確かめるのが一番かもしれない・・・。
いや・・・でもそんなに凄くなかったかもしれません。
そこら辺の判断はソッチに任せますわ。




「博麗の庭師さん」
連打しなくても大丈夫さ。
オレも一時期ねんどろいどハマッた。。
まあ、置く場所の関係とか色々あって今は自粛してますが・・・。
フォローはご自由にどうぞ。。
基本的にフォローは相手に聞かなくても大丈夫だと思うよ。
そうじゃない人も居るけど、大抵プロフィールに書いてあるからそこ読めば問題無いさ!
あ、でもオレはそういうこと書いてなかったかもな。
スマソ。。


~リリー語~




慧音
「やっほーーーーー!!みんなーーー!!ひっさしぶりーーー!!みんな大好き慧音先生だぞ!!記念すべき『東方語』再開一回目のメインゲストを務めさせてもらうぞ!!盛り上がっていこーーーーーーーーーー!!!」

優太
「えと・・・出オチで申し訳ないんだけど・・・、今回はお前の出番じゃないから。」

慧音
「え?」

優太
「『え?』って言われても・・・。」

慧音
「え、だって最後に単体で作ったのって妹紅だったよな?」

優太
「ああ。」

慧音
「え、だったらキモイ私が残ってるだろ?」

優太
「ああ、アレ大人の事情で作らないことにした。」

慧音
「ええええええええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!???????」

優太
「ちなみに今回のメインゲストはリリーの予定なんだが・・・。前回の流れを引いてるのか少し遅刻してるみたいだな・・・。」

慧音
「え、じゃあ私がここに居る意味は?」

優太
「無いよ。」

慧音
「・・・・・・・。格なる上はこの語自体を無かったことに・・・。」

優太
「なに事を大きくしてるの!!?そういうのやめてくんない!?」

慧音
「私が出られない語に何の意味があるんだよ言ってみろ!!」

優太
「元からお前を主にした内容でもなかったけど!!?」

慧音
「そんなことないやい!!私は実は隠れヒロインで二週目以降から攻略可能な・・・!!」

優太
「え?リリー着た?あー、じゃあもうこのバカ片付けていい?いい?ああ、分かった。じゃあ次元の彼方に・・・え?迎えも着た?ああ、じゃあついでに着てもらって。」

妹紅
「おい、慧音。帰るぞ。」

慧音
「妹紅!!?何故?!」

妹紅
「いや、何か連れて帰って来いって頼まれたから。」

慧音
「ぐぬぬぬぬぬ・・・・!!ま、まあ、もこたんが言うなら仕方ないか・・・!」

妹紅
「もこたん言うな。」

慧音
「ま、冗談はさておき・・・仕方ないけど帰るとしよう。」

妹紅
「しかし何で私が来なくちゃならなかったんだ・・・?」

優太
「よし。割とすんなり帰ってくれたぞ!!よし、じゃあ改めて今回のゲストを紹介・・・」

リリー
「正直さ・・・何でこんな時季に呼んだわけ?なに、私に対する当て付け?どうせ春以外は仕事してないから暇ですよーーー。」

優太
「(な、何だこの予想外に卑屈なホワイトさんはーーーーーー!!ほとんどブラックなりかけてるやんけ!!)」

リリー
「マジさ、いま何月だと思う?八月だよ八月。夏真っ盛りじゃん。もうすぐ秋だしさ。私の出る幕とかホントはまるで無いわけじゃん。なのに何で私呼んだの?バカなの?死ぬの?」

優太
「い、いやーーー、べ、別に他意は無いんですけど・・・。」

リリー
「私も長年『春を運ぶ妖精』として仕事してきたけど・・・ここまでの辱めを受けたのは生まれて初めてだわーーー。」

優太
「いや、こんな卑屈な内容な語も生まれて初めてだよ。」

リリー
「大体何が『東方語』だよ・・・マジこれの存在自体が意味不明なんですけどーーー。つか、しばらく休んでたじゃん?私、あまりの不人気ぶりに打ち切られたんだとばかり思ってたんだよね。」

優太
「地味に失礼な奴だな・・・。というより再開して早々そういうメタでベタな語全否定とかもういいんで真面目に話をしましょうよ・・・。」

リリー
「うん。私も流石に台本どうりにやるのも疲れてたからそろそろ普通に話すわ。」

優太
「ああ・・・はいはい。もういいよその台本ネタ。久しぶりにやってくれやがってコイツめーーーー。(棒読み)」

リリー
「完全にやる気の無いリアクションだなーーー。」

優太
「だってもうそのネタ飽き飽きだもん。読んでくれてる・・・いや、読んでやってんだよな人達も白い目向ける可能性大だもん。」

リリー
「あーーーー、うん。ゴメン。私が悪かった。」

優太
「分かったらよろしい。」

リリー
「うん。じゃあ、私帰るね!!」

優太
「待てゐ。何故にそこでそういう流れになるんだよ・・・。」

リリー
「いや、帰って『ZⅡ』がやりたいし・・・。」

優太
「そんなことよりもう少しくらいまともな話をしようよ!!」

リリー
「私さ、暇じゃないんだよ。この後だって『勇者30』とかやりたいし、『ディスガイア4』のシナリオ途中で投げちゃってるし、『碧の軌跡』をやる前に『零の軌跡』もう一回クリアしたいし・・・。」

優太
「それはそれは大変そうですね・・・。でもだからどうしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!オレだって同じようなことしたいけど我慢してこんなことしてんだよ!!お前も少しくらい我慢しやがれ!!」

リリー
「あーーー、うん。悪かった。じゃあ、今やりながら話すからそれで勘弁。」

優太
「へ?」

リリー
「ぶっちゃけさ、この次元獣って固いだけで正直ウザくね?」

優太
「あーーー、うん。そだね。」

リリー
「あ、そういえばさ。ユウタは『ZⅡ』クリアしたの?」

優太
「したけども・・・。」

リリー
「これ45話超えたのに主人公機が後続機にならないけどどういうことなの?」

優太
「ああ・・・次回作に持ち越された。」

リリー
「マジで!!?」

優太
「ちなみにゴッドスクランダーも次回だし・・・。」

リリー
「嘘!!?じゃあジェットスクランダーのままなの・・・?えーーー、やる気失せるわーーー。次回作が出るまで放置するか・・・。よし、諦めて『勇者30』をやろう。。」

優太
「何だよ、もう結構進んでるじゃないか。」

リリー
「正直この『勇者3』って無理げ~じゃね?全然クリアできねぇんだけど・・・。」

優太
「オレは敵と戦いながら地道に金を貯めつつ、時間戻して一番強い武器買って・・・ってやったらクリアできたぜ。」

リリー
「へーーー?それって時間たりるの?」

優太
「序盤、どれだけ時間を戻すのを我慢できるかが勝利の鍵かな。」

リリー
「あーーー、もういいや。『ディスガイア4』を・・・ってアレは据え置き機じゃん。悪いけど私やっぱ帰るわ。」

優太
「待て待て。」

リリー
「止めんなよ。もう私にはげ~むしか無いんだよ!!!」

優太
「いやいや・・・そんなカッコよく言ってもダメだろ。」

リリー
「ちっ・・・。」

優太
「舌打ちしやがったよこの子!!」

リリー
「仕方ないなーーー。じゃあ、アレだ・・・東方やるか。」

優太
「はい?唐突だな・・・。まあ、常にそういうネタに対応できるようにパソコンは一台常備されてますが・・・。」

リリー
「よし、じゃあ・・・ここは地霊殿を・・・。」

優太
「花映塚じゃないの!!?」

リリー
「えーー?だってアレシステムがうざったくて・・・。」

優太
「自分の出演作品くらいは贔屓してあげようよ!!」

リリー
「えーーー?」

優太
「せめて妖々夢にしなイカ?」

リリー
「それだと四面にしか出て来ないじゃなイカ・・・。」

優太
「じゃあ何で地霊殿がやりたいんだよ・・・。」

リリー
「え・・・?さとりんに会うため?」

優太
「・・・・・・・・・・。すいませんチェンジで。」

リリー
「帰っていいってことか!!?」

優太
「あーーーーー、もうそれも仕方ないかもな。もうオレこういうの疲れたよ・・・。」

リリー
「よし!じゃあ、帰って早速『ディスガイア4』やることにするぜ!!」

優太
「おーーーう。気をつけてなーーーー。」

リリー
「おーーーー。色々教えてくれてありがとなーーーー。。」

優太
「・・・・・・・・・・・・。何か今回げ~むトークしてたら終わったーーーーーーーーーー!!もうこの語何したいのか全然分かんねぇよーーーーーーーー!!!!!!うがぁぁぁぁぁああああああああ!!!!もう最初から無かったことにしたい!!!!」

慧音
「よし!!そんな時こそ私の出番だ!!!」

優太
「よし、帰るか。」

慧音
「(ありとあらゆるツッコミを省かれたーーーーーーー!!)」





~リリー語~ 完。。








~温泉語~『三日目旅の最後に良き思い出を篇』(1)




優太
「ん・・・?ここは・・・」

由紀
「あ、優太やっと起きた。おはよーう。」

優太
「んーーー?ああ、由紀か・・・おはよう。」

由紀
「大丈夫?昨日、『狒狒色鐘』から帰ってきた途端に倒れたから少し心配したんだよ?」

優太
「あーーー、うん。まあ別段問題は無いな・・・。そういえば『狒狒色鐘』はどうなったんだ?」

由紀
「何だか分からないんだけど、『ステルスモード』に切り替えてあるから問題無いんだって。」

優太
「そんな便利な機能ついてるんだ・・・。」

由紀
「うん。で、今はどうやってアレを商業用に使うかって検討してるみたいだよーー。」

優太
「まあ、元々それが目的だったみたいだしな・・・。」

由紀
「あ、そうそう。もうみんな朝食済ませちゃったんだけど、優太の分は別に持って来たんだ。食べる?」

優太
「ああ。『魔力』と『氣力』を同時に大量に使ったからスゲェ腹減ってるんだ。貰うぜ。」

由紀
「うん。じゃあスグ用意するから待っててね。」

優太
「んーー。」



由紀は手馴れた様子でテーブルの上に朝食を並べた。
どうやら鮭の焼き物に味噌汁、ごはんとかなりベーシックな朝食のようだ。
正直旅行にまで来てコレは無くね?な感じのメニューだがコレはコレで変に気を使う必要が無いから楽に食えていいと思った。


由紀
「ごはんどれくらい?」

優太
「とりあえず普通で・・・。」

由紀
「普通、普通・・・はい。」

優太
「ありがとう。」

由紀
「あ、お茶とお冷どっちがいい?」

優太
「水ーー。」

由紀
「分かった。持ってくるねー。」

優太
「おぅ。じゃ、いただきまーーす。」



優太はとりあえず味噌汁に口をつける。
赤味噌の味がとても濃くて大丈夫かコレと思った・・・。
次に鮭に手を伸ばす。
正直魚は好きじゃなかったが鮭は別だ。
コレは解体するのも簡単だし、骨も細かいのはあまり入ってないので食べやすい。
それにメンドウなら丸かじりが出来るのもいい。
これまたちょっと塩効きすぎじゃね?な味付けだった。
とりあえずごはんをかっ込む。
まだ味噌汁を少しと、鮭を一欠けしか食べてないのにごはんが半分お逝きになられた・・・。


由紀
「優太ーー。持って来たよーー。」

優太
「ああ、産休。」

由紀
「産休??」

優太
「いや、ちょっと寝ぼけてるから。ちょっとイントネーションを間違った・・・」

由紀
「ああ・・・。いやー、『産休をとらなきゃならないほど孕ませてやろうか?』って言う遠回しの愛の告白かと思ったよーー。」

優太
「それが愛の告白になってる時点でお前の脳内大丈夫か?」

由紀
「え~?そんなことないよーー。私は優太からの愛に限りなく敏感で・・・」

優太
「あー、そうかそうか。別に何でもいいからおかわり。」

由紀
「あ、うん。」

優太
「しかしこれ味付け濃すぎなイカ?」

由紀
「ああ、私も思ったけどそんな物かなーって。」

優太
「えーー?今までのと味が違すぎる気がするが・・・。」

由紀
「うーーん。もしかしたら作る人が変わったのかもね~。」

優太
「あ、それかも・・・。しかしコレは酷いな。一体誰が・・・。」



ガシャン!!!


優太
「ん?」

由紀
「え?」



入り口の方から何かが落ちて割れる音がした。
どうやら由紀が閉め忘れたみたいで扉が開きっぱなしになっていたみたいだ。
部屋の前には仲居姿の少女が一人ワナワナと震えて居た。
その下には花瓶だろうか・・・。
まあ、砕けてるので何が何だか分からなくなってたけど。
その少女は涙目になりながらこっちを見つめている。


優太
「かすみ?どうしたんだよそんな所で・・・。」

かすみ
「え・・・えと・・・、お、お母さ・・・女将さんがユウタ君に用事があるみたいで・・・呼んで来いって頼まれたんだけど・・・」

優太
「え、そうなのか?何だろう。」

かすみ
「ご、ごめん!朝食中が終わってからでいいよ!!私からそう言っとくから!!じゃ、じゃあね!!!」

由紀
「あ、かすみ!!・・・行っちゃった。」

優太
「どうしたんだ?何か泣きそうな顔だったぞ・・・。」

すみれ
「もう、朝から何の音・・・って何かしらコレ・・・。」

優太
「すみれ。」

すみれ
「ああ、ユウタさん。起きられたんですか。ところでこの粉々に砕けた陶器は・・・。」

由紀
「何か、かすみが落として割っちゃって。」

すみれ
「またあの子か・・・。すみません。いつもいつもウチの妹が迷惑かけて・・・。」

優太
「いや、別にいいんだけどさ。それより・・・かすみの奴、泣きそうな顔で走り去って行ったんだけど何かあったのか?」

すみれ
「・・・さあ。」

由紀
「そういえばすみれ、料理してる人変わったの?何かこの料理凄く味が濃いんだけど・・・。」

すみれ
「え、そうなんですか?木村さんがあのケガで作れないからと、確か今日は・・・かすみが作ると言ってましたが・・・。」

優太
「・・・あれ、オレもしかして地雷踏んだ?」

由紀
「優太。」

優太
「何でしょう?」

由紀
「謝って来なさい。」

優太
「分かってるよ。その前に、飯を食わせろ。」




かすみ
「・・・。やっぱ濃かったかーー。そりゃあそうだよねーー。味噌は分量完全に間違っちゃったし、鮭は塩味が付いてると知らずに塩を塗り込んじゃったもんなーー。あーあ、何で私って一人だと失敗ばっかりなのかなーー。」



かすみは足元に転がる石を池に投げ込む。
ポチャン!と音を立て、石は水面に波紋を広げる。
池に映る自分の揺れている顔を眺めながら、かすみはぽつぽつと言葉をもらした。


かすみ
「お姉ちゃんは何でもできるのに・・・。何で私はこんなに不器用なんだろ・・・。」

優太
「何だ、ココに居たのか・・・探したぜ。かすみ。」

かすみ
「!?ゆ、ユウタ君・・・。」

優太
「あーーー、何だ。別に失敗するのはいいことじゃないか。失敗は成功の元って言うだろ?」

かすみ
「そんな気休めいらないよ・・・。どうせ私はお姉ちゃんと違ってダメな子なんだよ!!!」

優太
「おいおい、一回失敗したくらいでそんな卑屈になるなって・・・」

かすみ
「一回じゃないもん!!毎度毎度!!失敗ばっかりなんだもん!!!その度にお姉ちゃんがどうにかしてくれるけど・・・。でも、それって何だか違うんだよ!!失敗は成功の元!!?だったら何で私は全然『成功』できないの!!?『失敗』ばっかりで、全然前に進めてないよ・・・私・・・。」

優太
「・・・。かすみ、それでもお前は前に進んでるんだ。」

かすみ
「え?」

優太
「言ってるだろ。失敗は成功の元。コレは何も安請け合いで言ってるんじゃない。お前だってちゃんと成長できてる。オレが保障する。」

かすみ
「な、何を根拠に・・・」

優太
「あの朝飯、お前が作ったんだろ?」

かすみ
「そうだよ。でも、味付けが濃くって食べられた物じゃ・・・」

優太
「確かに濃かったけど・・・ごはんが良く進んだ。美味かったぜ。」

かすみ
「え・・・。」

優太
「オレはごはんが食えればおかず何てほとんど要らないタイプなんだが・・・。お前の料理はスゲェな。オレにごはんもおかずも同じくらい食べさせたんだぜ?こんなこと由紀でもできない。だから、それは誇っていい。」

かすみ
「ユウタ、君・・・」

優太
「今回がダメだったと思うなら、次からはそこを注意してやればいいんじゃねぇか。オレ達、まだ若いんだしさ。今のうちに一杯失敗して、一杯デカくなろうぜ。」

かすみ
「・・・うん、うん!!」

優太
「ほれ、分かったら女将の所行くぞ。オレは女将が今、何処に居るか知らないんだ・・・案内してくれるんだろ?」

かすみ
「うん。分かった、案内する!えっと・・・」

すみれ
「はいはい。ちょっと待ちなさいこの馬鹿。」



横合いから突然現れたすみれはかすみの襟首を掴むと遠慮なく自分の方に引き寄せる。
あまりにも勢い良く引っ張るので、少し着物の胸元がズレて下の肌があらわになる。
もう何だかんだで胸とかが六割くらい丸見えである。
何だろう、アレ・・・下着つけて無くね?
本人達はまるで気にしてないようで、その際どい格好のまま話を続けた。


かすみ
「げふっ!!な、なんだよぉう!!今、結構良い流れだったよね!!何でその流れを止めに来るかな!!ココは空気を読んで妹の背中を押すくらいしようよ!!姉として!!」

すみれ
「まあ、そうかもしれないけど・・・。アンタ何か忘れてない?」

かすみ
「え・・・えっとーーー。あ、お風呂の掃除ならもうやっといたよ。」

すみれ
「いやいや、それはやんなくていいって朝ちゃんと説明したでしょ・・・。そうじゃなくて、他にあるでしょ?」

かすみ
「えーーー?分かんないよーーー。」

すみれ
「ユウタさんの部屋の前で花瓶落として割ったでしょ?」

かすみ
「あ・・・・・・・・・。って、すみれちゃん片付けてくれてないの!!?」

すみれ
「何で私が片付けなくちゃならないのよ・・・。」

かすみ
「ふ、普段は嫌って言うほど私が壊した物を片付けてくれるのに!!?」

すみれ
「今日は何か気分が乗らないのよ・・・。」

かすみ
「そんな理由で!!?」

すみれ
「いいから・・・アンタは花瓶を片付けてきなさい。ユウタさんは、私が連れて行くから。」

かすみ
「はぁぁああああ!!!!???言うに事欠いてこの・・・!!」

すみれ
「いいから早く行きなさい・・・。それともなに、明日から人前に出られないくらい『私色』に染めてあげてもいいんだけど?」

かすみ
「すみませんでした!!!謹んで片付けますので勘弁してください!!!!!!」

すみれ
「よろしい。」

かすみ
「それではお姉さま!!私めは花瓶を片付けに出陣します故、ユウタ君のこと頼みます!!」

すみれ
「ええ、まかせなさい。アナタが帰ってくる頃には、アナタは叔母さんになってるわ。」

かすみ
「どういうことかな!!?ユウタ君と何しに行く気なのかな!!」

すみれ
「そんなの子作りに決まってるでしょ。」

優太
「あの・・・オレの了承を得ずにそんなに話を進められても困るんですが・・・。ていうか、かすみ。目のやり場に困るから胸元直せ。」

かすみ
「え・・・?って、なんじゃこりゃあああああああああああああああ!!!!!ほとんど見えちゃってるよ!!ユウタ君のえっちーーーーーーーーーーーーー!!!!」

優太
「いやいや待て待て!!!オレは一切手を出してないぞ!!何でオレがそんな風に言われないとならないんだ!!?」

すみれ
「別に見られて困るようなもの付いてないんだから恥ずかしがる必要ないでしょうが・・・。」

かすみ
「うっせーーーよ!!このHカップめーーー!!!おっぱいデカけりゃエライのか!!!??」

すみれ
「ほほぅ・・・私にそんな口聞いていいのかしらぁ?そう、じゃあ今夜はかすみのだぁい好きなネバネバウネウネで・・・」

かすみ
「ヒィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!それだけはマジで勘弁してよおおおおおおおおおおおお!!!!!」

優太
「おい、何だか色々危ない話になってきたからそろそろ行かない?オレも帰り支度しなくちゃならないから急いでるんだけど・・・。」





女将
「遅いねーー。どこで油売ってるんだいアイツらは・・・。」

ガバル
「なぁ、草壁よ。一つ気になることがあるんだが・・・。」

女将
「別に女将でいいよ。何時まで妻を苗字で呼ぶきだい?」

ガバル
「いや、昔からお前の名前はややこしくてな・・・。まあお前がいいなら今度から女将と呼ぶことにしよう。」

女将
「で、何が気になるって?」

ガバル
「すみれとかすみは・・・もしかしなくてもユウタの奴が好きだったりするのか?」

女将
「ああ、何だそんなことか・・・。」

ガバル
「そんなこととは何だお前は!!娘二人が同じ相手を好きに・・・いや、それ以前にオレは絶対二人との結婚は認めないからな!!!」

女将
「今の今まで半分ほったらかしにしといてよく言うね・・・。ま、別にアンタが反対しようと事態は変わらないけどね。」

ガバル
「なにぃ!!!事態はもう既にそんな所まで進んでしまっているのかぁぁああああ!!!クソ!!格なる上は、ユウタを殺してオレも死ぬしか・・・!!」

女将
「ちょ、おま・・・落ち着きなよ。」

ガバル
「落ち着けるかぁぁ!!!よくもオレの娘を・・・しかも、二人同時だとぉおおおお!!!?男として色々羨ましいぞぉおお!!!」

女将
「黙れHEN★TAI・・・。何を妻の前で爆弾発言かましてるんだい?アンタにそんな性癖があったなんて・・・引くわぁーー。」

ガバル
「女将、愛してる!!」

女将
「何だかもの凄く薄っぺらいよその言葉・・・。何だかんだで、アンタは何時だって強引なんだから・・・。」

ガバル
「そうだったか?」

女将
「そうだよ。イキナリ帰ってきたと思ったら『結婚しよう。』とか死亡フラグ立てて・・・。」

ガバル
「そんなこともあったか・・・。」

女将
「それで私も訳が分からないうちに籍を入れて・・・。何か流れであーーんなことやこーーーんなことをしてすみれとかすみができちまった訳だが・・・。」

ガバル
「まあ、あの頃はオレも若かった・・・。」

女将
「あの頃もクソも・・・まだギリギリ二十代だろアンタ・・・。」

ガバル
「待て待て・・・年齢について言及するな。お前等、幾つで結婚して幾つで子供作ってるんだと問題になるだろ・・・。」

女将
「大丈夫。最終的に『この作品はフィクションです。』って言っとけば問題無い。大体・・・魔法界はそういうの進んでるから十歳にもなれば子供作れる訳だし・・・。」

ガバル
「今思うと凄いんだな魔法界・・・。」

女将
「アンタみたいに性欲に歯止めが利かない馬鹿な男が多いからだろ!!!」

ガバル
「心外だな・・・。お前だって満更じゃなかっただろ・・・。」

女将
「そ、そりゃあ・・・。まあ、なんだ・・・。」

ガバル
「女将・・・お前・・・」

女将
「か、勘違いするな!!私だって、女な訳だし・・・好きな奴に抱かれて嫌ってことは・・・。」

ガバル
「・・・」

女将
「な、なんだい?」

ガバル
「いや・・・。こういうのも悪くないな、と。」

女将
「ふん。なんならウチのギルドで働くかい?」

ガバル
「む。いいのか?」

女将
「もうアンタが父親だってあの二人も知っちまったからね・・・。アンタが出て行くと五月蝿そうだし・・・それに・・・」

ガバル
「それに・・・、なんだ?」

女将
「何でもいいだろう。兎に角、どうするんだい?」

ガバル
「そうだな・・・傭兵家業もそろそろ厳しくなってきた。世界が平和になったからか、『戦争』もほとんど無くなったしな・・・。つまり、オレはほとんど失業しているに等しい。」

女将
「それで?」

ガバル
「その仕事。引き受けよう。どうせ働くならお前や、すみれとかすみが居るこの場所で働く方がこの先いいだろう。」

女将
「そうかい。じゃあ、アンタはウチの専属ガードマンってことで。これからよろしく頼むよ。」

ガバル
「ああ。」



コンコンっ。


すみれ
『女将、ユウタさんをお連れしました。入ってもよろしいですか?』

女将
「ああ、待ち侘びたよ・・・。入りな。」



スッ。


すみれ
「失礼します。」

女将
「おや、かすみはどうしたんだい?」

すみれ
「諸々の事情により、私が仕事を引き継ぎました。」

女将
「そうかい。ま、いいか。」

優太
「で、何のようだ?」

女将
「単直に言うなら・・・賞品の授与って奴さ。」

優太
「え、ああ。アレか。」

女将
「ああ。一応、アンタが『サバゲー』で勝ったからね。コレが例の『秘湯入浴券』だ。」

優太
「おお・・・。あー、でもオレ達・・・昼には帰る予定だからな・・・。」

女将
「なら、今から入ってくればいいじゃないか。」

優太
「いや、だって『秘湯』って言うだけに遠いんじゃないのか?山奥とかにあるんじゃないの??」

女将
「いや、すぐ近くにあるよ。」

優太
「は?どこに??」

女将
「上。」

優太
「上???」

女将
「ああ。『狒狒色鐘』内にあるからね。その『秘湯』。」

優太
「・・・・・・・・。あ、そうなの。へぇーーーー。」

女将
「だから行って来ればいいさ。『超温泉郷』の名に違わぬ名湯が数多く揃ってるよ。」

優太
「・・・。そっか。じゃ、遠慮なく行って来るか。じゃ、オレはみんな誘って行って来るな!!」

女将
「ああ。」

すみれ
「はぁーー。いいですね。私も入ってみたいな・・・。」

女将
「何言ってるんだい・・・。」

すみれ
「すみません。仕事もありますし、無理なのは分かってるんですけど・・・」

女将
「そうじゃないよ。従業員が温泉に入ったことが無いんじゃ紹介もできないだろう?今から私達も行くよ。『狒狒色鐘』へ。」

すみれ
「ほ、本当ですか!?」

女将
「ああ、たまにはゆっくりして疲れを取りな。」

すみれ
「は、はい!!ありがとうございます!!か、かすみも呼んできます!!」

ガバル
「何と言うか・・・。」

女将
「悪くない、だろ?」

ガバル
「ああ。そうだな、そのとうりだ。」

女将
「私達も行くよ。二人も待ってるだろうしね。」

ガバル
「うむ。そうだな・・・。」

女将
「やっと・・・」

ガバル
「ん?」

女将
「やっと、私達・・・『家族』になれたんだね。」

ガバル
「・・・・・ああ。」





続く。。




~温泉語~『三日目旅の最後に良き思い出を篇』(2)





「おおっ・・・・。これは、何ていうかもの凄いですね!!」

千草
「確かにだだっ広いなーーー!!」


「ああ、どれから入りましょう・・・。迷いますね~~。」

千草
「別にゆっくり回ればいいじゃん。時間はあるし・・・のぼせないように注意して・・・」


「そうですね!!よーーし!!全制覇目指していざ出陣です!!」

由紀
「何か蓮ちゃんテンション高いなーーー。」

鳳仙
「温泉大好きだからなーーー。昨日も今日も朝風呂してたし・・・。」


「私達も早く行こうよ!!色んな種類の温泉があるみたいだからきっと良い効能の温泉もあるだろうし!!」




雄大
「ここは・・・」

川鍋
「ここは・・・」

須田
「ここは・・・」

尾崎
「ここは・・・」

雄大川鍋須田尾崎
「「「「ここは・・・!!!天国ですかぁぁああああああああああああああ!!!!!!!!!」」」」
駿一
「え、違くね?天国ってのは死ぬほどの痛みを乗り越えた先にあるドMの境地のことだよ。」

尾崎
「黙れよ駿一ーーーーーーーーーーーーーー!!!ここが天国じゃなかったら一体何処に天国があるって言うんだーーーーーーーーー!!?」

須田
「そうだね!!ココは正に天国・・・。全館混浴と言う漢にとっては最高志向の頂!!!!」

川鍋
「流石の僕も、期待と興奮に鼻から紅い液体がこぼれそうだ・・・!!!」

雄大
「こ、これ・・・夢とかじゃないんだよな?!板垣!!ちょっと殴ってくれ!!!」

板垣
「そぉいっ!!!!!!」



バキッ!!!!


雄大
「あべしっ!!い、痛い・・・!!これは正しく現実!!!オレ達の楽園が目の前に!!!」

板垣
「楽園ってほど小さい子が居ないのが悲しい・・・。」

雄大
「シャーーーーラップ!!!お前は幼稚園でも行ってろ!!」

板垣
「おk・・・バイクで行くぜ。」

尾崎
「兎に角!!!オレ達も走れ!!混浴が全面的にOKされているなら何も恥ずかしがることはない!!!気になるあの子の居る温泉へ飛び込めーーーーーーーーー!!!!」

大野
「あれ・・・。そういえばハカセは?」

平山
「そういえばさっきまでは一緒だったんだけどな・・・。」

大野
「ココに入れるのはハカセのお陰なのに・・・当人が居ないんじゃちょっとなーー。」

平山
「入るときは一緒だったんだし、きっとどこかに居るよ。」

大野
「そうだな。じゃ、オレ達も行くか。ジョリは鳳仙と入りたいんだろ?確か、向こうの方に行ったぞ?」

平山
「マジで!!?よし、別に下心とかまるで無いけど・・・ここはオレの心に従っていくぜ!!!」

大野
「(それを下心って言うんじゃないのか・・・。)」





かすみ
「うおおおお!!スッゲェ!!本当に広いよこの温泉!!!」

すみれ
「流石は『超温泉郷』・・・。その名に違わないスケールね。」

かすみ
「本当だね!!どれから入ろうかなーーー!!迷っちゃうなーー!!」

すみれ
「かすみ、とりあえず向こうに行ってみましょう。」

かすみ
「えーー?向こうは肩こりとかそういう爺クサイのしかないよーー。」

すみれ
「最近、肩がこって困ってるのよねーーー。」

かすみ
「また胸自慢か!!結局そこに行き着くのか!!私に対する当て付けかーーーーーーーーーーーー!!!!」

すみれ
「(そうじゃなくて・・・。ほら、お父さんとお母さんを二人きりにしてあげましょうって言ってるのよ・・・。)」

かすみ
「(ああ。で、全く関係の無い方向に行こうって訳かーーー。流石はお姉ちゃん・・・頭の出来が違うなーー。。)」

すみれ
「(まあ・・・半分は自分のためだけどね。)」

かすみ
「(結局!!?)」

すみれ
「それじゃあ、私達は向こうに行って来るので!!お父さん達は二人でごゆっくり!!!」

かすみ
「えぇ!!?私の意見は無視!?ちょっ!!お姉ちゃん!!せめて向こうの『仕事ができるようになる温泉』に行こうよーーーー!!!!」

すみれ
「私そんなの入らなくても仕事できるし・・・。」

かすみ
「ですよねーーーーーーー。。」



女将
「何だいあの子達。二人でスタコラ行っちまって・・・。」

ガバル
「気でも使ってくれたんじゃないのか?」

女将
「全く・・・余計なところで気の利く奴らだよ全く・・・。」

ガバル
「さて、女将。どれに入りに行く?」

女将
「ふん。そんなの決まってるじゃないか!!」

ガバル
「ああ。じゃあ、あの『家族の絆が深まる温泉』にでも・・・」

女将
「いやいや、そんなくだらないのいいから『お金儲けが上手くなる温泉』へ行くよ。」

ガバル
「えーーーーー、お前『家族の絆』より『お金』って・・・。」

女将
「だまっらっしゃい!!色々アンタらが壊してくれたから修理代とかがかさんでるんだよこちとら!!それにこの『狒狒色鐘』のPRとか、色々やるのにお金がいるんだよ!!」

ガバル
「本当にお前は変わらないな・・・。」

女将
「ありがとう。」

ガバル
「今のは皮肉で言ったんだが。」

女将
「大体・・・そんな『温泉』に入らなくても、私達の『絆』は確かにあるんだから問題無いだろうに・・・。」

ガバル
「は?何か言ったか?」

女将
「別に・・・。ほら、さっさと行くよ。」

ガバル
「全く・・・お前も十分強引だよ・・・。」





優太
「はぁーーーーーー。何か分かんないけど極楽だなぁーーーーーーーー。」



この『狒狒色鐘』には本当に様々な種類の効能がある温泉があるみたいだ。
しかも『勉強ができるようになる』だの『女の子(男の子)にモテるようになる』だのと結構ピンポイントな温泉ばかりだ。
優太は特に何も考えず、手近にあった温泉に浸かっていた。


優太
「思い返せばずっと誰かと入ってばかりでゆっくりできなかった・・・。誰かと居ると楽しいけど、それと同じくらい気疲れってするものなんだよな・・・。」



そのまま頭まで温泉に浸かる。
そして今更視界の隅にこの温泉の効能が書いてあるプレートを見つけた。


優太
「ああ・・・結局この温泉って何の効能が・・・」



そこにはこう書いてあった。
『近いうちにメンドウなことに巻き込まれるようになる温泉』
と。


優太
「どんな効能ーーーーーーーーーー!!!!??完全にマイナスな効能じゃないかよコレ!!!そうとうマゾな人でもそうそう入らないよコレきっと!!!」



優太はスグにその温泉から上がる。
長く入っているとそれこそ本当に『メンドウに巻き込まれ』そうだったからである。
そして辺りを見回して良い効能の温泉を探す。
が、近くにはそんなに良い効能の温泉は無さそうだ。


優太
「適当にぶらついてみるか・・・。」



優太は適当に歩き出す。
どこかに一つくらい気に入った効能の温泉くらいあるだろう。




由紀
「こ、ここか・・・。ふん・・・、でもコレって本当に効果あるのかな・・・?」



由紀はいぶかしげに温泉を眺める。
しかし疑うのはスグに止めた。


由紀
「そ、そうだ。入る前から疑ったってしょうがないわけだし・・・。ま、まあ効果が無くっても私は別に気にしないし・・・。」



最後に周りを確認する。
みんなにはバレないようにこっそりと一人で来たのだ。
というか誰にもこんな効能の温泉に浸かってるなんて知られたくないと言うのが本音だが。
周囲に誰も居ないのを確認した由紀は身に着けていたタオルを取ると、ソレを温泉の淵に置いてゆっくりと温泉に浸かる。


由紀
「ふぅ~~~。効能とかはアレとしても・・・結構コレは良い湯だな~~。」



由紀は完全に惚けた様子で素直に温泉を満喫していた。
ふと、温泉の効能を説明するプレートに目が行く。
そしてある一部分を読み、衝撃が走った。


由紀
「え・・・!効能を飛躍的に高めるためにって・・・こ、これは!!!」





すみれ
「ああ・・・なーーーんか肩の辺りが軽くなるのが分かるわーーーー。コレは効果抜群ね。。」

かすみ
「へーへーそうですかーーー。それはよかったですねーーーっと。」

すみれ
「もう、いつまでムクれてるのよ・・・。アンタ胸なんてあったって悩みの種が増えるだけだから気にしないほうがいいわよ・・・。」

かすみ
「ある人に言われたって説得力無いよ!!!」

すみれ
「あるから言ってるんでしょうが・・・。胸が大きいと私みたいに肩が凝るし、下着だって選ぶの大変だし高いし・・・。」

かすみ
「え、そうなの?」

すみれ
「そうよ。デザイン云々より着け心地とか、サイズで選ばなくちゃならないのよ?」

かすみ
「えーーー、そうなんだ・・・。それは知らなかったなーーー。」

すみれ
「私はまだやったことないけど、オーダーで自分に合ったブラ作ってもらうと楽だってどっかの知恵袋に書いてあったなーー。今度お給料入ったら買ってみようかなーー。」

かすみ
「あ、その時私も一緒に行く!!新しい下着が欲しかったんだよね!!」

すみれ
「そうなの?じゃあ、今度一緒に行こうか。」

かすみ
「うん。」

すみれ
「ああ、でもそんなことより今はこの肩こりどうにかしたい・・・。かすみ、悪いんだけど肩のところ揉んでくれない?」

かすみ
「えーーー、メンドクサイからやだ。」

すみれ
「えーーー、じゃあ今晩ヌルヌル・・・・。」

かすみ
「お姉さま、ココですか!?ココが凝るんですか!!?」

すみれ
「ああ~~~~~、うん、そこ~~~~~^^」

かすみ
「ココですか!!イヤーーー確かに凝り固まってますねーーーー!!Hカップはやっぱり違うなーーーーーー!!」

すみれ
「あーーー、アンタ今晩お仕置き確定ね~~~。。」

かすみ
「何故!!?」

すみれ
「あ、もうちょっと首の辺りとかやってくれるとおねいちゃん嬉しいな~~。。」

かすみ
「はいーーーーーーーーーーー!!仰せのままにーーーーーーー!!」

すみれ
「はぁ~~~。温泉は気持ち良いし、妹が肩揉んでくれるし・・・極楽だわ~~~^^」

かすみ
「あーーーう~~~~~!!!!お姉ちゃん!何でもする!お願いだからお仕置きは勘弁してぇぇえええええええええ!!!!」

すみれ
「う~~~ん・・・・・。やだ♪」

かすみ
「くっっっそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」

すみれ
「(ふふふ・・・やっぱりこの子からかうのは最高に面白いわ~~。幾つになっても反応が可愛いからついつい苛めたくなるのよねーー。)」





優太
「んーーーー、全然良い湯が見当たらないな・・・。何だろう、オレは何を求めてるんだろうか・・・。」



ふと下の方から声が聞こえてくる。
優太は反射的に下を眺める。
そこには二人の女の子が居た。
どうやら片方がマッサージらしきことをしていたようだが・・・。
様子がおかしい。


かすみ
『もうやだーーーーーーーー!!お姉ちゃん何てこうしてやるーーーーーー!!!』

すみれ
『ちょ!!何よ急に!て言うかアンタどこ触って・・・!!』

かすみ
『ふへへ・・・!何時もはやられる側だけど、私が何時までも『受け』だと思うなよーーーーーーーー!!!』

すみれ
『それで・・・アンタこの後何がしたいの?』

かすみ
『え・・・?えっと・・・、お姉ちゃんを辱めようかと・・・。』

すみれ
『アンタ何も分かってないわね・・・。ただ胸揉むくらいでそんなに私がよがり狂うように見えるの?』

かすみ
『え・・・?だ、だってさっきはビックリしてたよね?』

すみれ
『そりゃあ油断してたところに胸揉まれたらビックリはするわよ・・・。全く、アンタは本当にダメね・・・しょうがないからおねえちゃんが直接教えてあげるわ。』

かすみ
『べべっ!!?い、いや・・・そういうのは遠慮しておきます!!』

すみれ
『遠慮しなくていいのよ~~。私のこと「辱め」たいんでしょ?だったら体で覚えた方が楽よ・・・?』

かすみ
『いやいや!!アレはその場のノリとか勢いで言った言葉であって本当にそうしたい訳じゃないです!!!』

すみれ
『そう?じゃあ今晩ゆっくりとしたかったけど・・・今からお仕置きタイムってことで・・・。』

かすみ
『えぇーーーーーーーーーー!!?ほ、本当にそんなことするんですか!!?何時もの冗談じゃないの!?お、女の子同士だよ!?姉妹だよ!!?』

すみれ
『かすみは覚えてないかもしれないけど・・・昔はよく二人でしたじゃないの・・・。』

かすみ
『何を!!?何か凄くヤヴァイ話しそうなんですけど!!ていうか完全に記憶に無いんですが!』

すみれ
『まあ教育上よろしくないから私が毎回楽しんだ後は記憶の操作を・・・。』

かすみ
『え、え・・・えぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!??何で今更そんな爆弾発言!!?』

すみれ
『だってしょうがないじゃないの・・・アナタが可愛いから・・・お姉ちゃん何だか我慢できないの。ほら・・・かすみは昔からココが弱いのよね~~、ウリウリ~~。』

かすみ
『あ、やぁ、お、お姉ちゃん・・・や、やめ・・・』

すみれ
『あら・・・?ちょっと触っただけでこんなに固くして・・・。かすみ、昔より感じやすくなってるわね・・・。』

かすみ
『お、おねえちゃ・・・ん、これ以上は、その・・・兎に角ダメ・・・。』

すみれ
『ダメって言われると、余計したくなっちゃうわ・・・。それに嫌々言いつつもかすみのココは大分正直に・・・。』

かすみ
『や、ちょ・・・ら、らめぇぇーーーーーーーーーーーーー!!!コレ以上は発禁になっちゃうぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!』



その後は・・・・文字どうり発禁になりかねない(色んな意味で見てられなかった)ので描写を省きます。。
色々妄想してお楽しみください。。


優太
「な、何だろう・・・見てはいけない物を見た気がする・・・。わ、忘れよう。今見てしまったこと全部・・・あ、調度良く『ちょっと前のことを忘れられる温泉』だって。コレに入ってキレイさっぱり流そう。」





何だろう。。
オレは何か大事なことを忘れてる気がする・・・。
何だったっけ??
あーーーーーーーーー、でも思い出したくないことってあるよね!!!
何だったか全然覚えてないんだけどさ!!


由紀
「優太?」

優太
「ん・・・?おおぅ!!由紀!?」

由紀
「何で驚くの?」

優太
「いや・・・別に、何か急に後ろから声をかけられたものだから・・・。」

由紀
「一人?」

優太
「ああ。そうだよ。一人でゆっくりしたかったからな・・・。」

由紀
「じゃ、じゃあ・・・私と一緒に、入らない?」

優太
「え・・・?」





由紀
「優太!コッチコッチ!」

優太
「わ、分かったからそんなに走るなよ!滑って転ぶぞ!」

由紀
「大丈夫だよーー!」



断る理由も無いし(断ったら殺されるし)、オレは由紀にフラフラとついて来てしまった。
とりあえずあの場から早く離れたかったというのもある。
何でかは分からないが・・・。


由紀
「えっと・・・ココ、だよ?」

優太
「へぇーーー。にごり湯とは・・・コレは効能がありそうだな~~。で、これはどんな効能があるんだ~?」

由紀
「え?えーーっと『病やケガを吹き飛ばせるようになる温泉』だよ!!」

優太
「え、吹き飛ばす?そんなの本当に温泉で効果出るのか??」

由紀
「で、でもそういうのは入ってから言うべきことで!!入る前から難癖並べてもしょうがないよね!!」

優太
「あーー、確かにそうだな・・・。別に入ってから文句言えばいいんだもんな。よし、入るか。」

由紀
「うん。」



優太は由紀が居る手前、タオルを外さずに温泉に浸かる。
そして浸かってからタオルを外した。
にごり湯と言うだけあり湯自体に色が付いていた。
ここは桃のように鮮やかなピンク色をしている。


優太
「由紀、入らないのか?」

由紀
「は、入るよ。ちょ、ちょっと・・・えーーーと、えいっ!!」

優太
「ちょ・・・!おまっ!!」



由紀はイキナリタオルを脱ぎ捨てる。
あまりにも唐突だったので(ぶっちゃけ着けたまま入ると思ってたので)予想外に驚いた。
優太はスグに明後日の方向を仰ぎ見た。


優太
「お、お前入ってから取れば良かっただろ!!何もオレが見てる前で取らなくても・・・。」

由紀
「あ、そうか。その手があったかーー!!(棒読み)」

優太
「ワザとか!!ワザとやったのか!!?頼むから止めてくれよ!!オレだって流石に興f・・・!」

由紀
「え・・・、興f・・・なに?」

優太
「い、いや・・・何でもない!!失言だった・・・」

由紀
「もしかして『興奮』?」

優太
「え、えーーーっと・・・違うって言うと殺されそうなので・・・肯定です。」

由紀
「ふ、ふーーーん。私の裸見て興奮するんだ優太は・・・。」

優太
「まあ男の子なのでそこら辺は考慮してください。。」

由紀
「そだね。私もさっきからドキドキしっぱなしだし・・・。」



由紀は自然と腕に寄り添ってくる。
そのまま腕を絡めてきて、体を密着させてくる。
色々やわらかくて、良いニオイがした。


優太
「あのーーー、由紀さん。当たってるんですけど・・・。」

由紀
「えーー?何がどういう風に?具体的に言ってくれないと分からないんだけど・・・。」

優太
「あ、もういいです。」

由紀
「その方が賢明だねーーー。」

優太
「そ、それよりくっつく意味はどれくらいあるんだ?別段ヌルイ訳でもなし・・・少し暑いぞ。」

由紀
「こっちの方が効能があるんだってさ~。」

優太
「効能って・・・『病やケガを吹き飛ばせるようになる』ってのだろ?何でそれがくっつくだけで効能増進するんだ・・・。」

由紀
「血の巡りとか良くなるからじゃない?」

優太
「オレは変な所に血がめぐってきそうだよ・・・。」

由紀
「それに・・・今回の旅行中は優太との絡みが少なかったから・・・コレで一挙に清算。。」

優太
「いづれも暴力的な絡みが多かったですもんねーーー。オレ今回、臨死体験までしちゃったからなーーー。」

由紀
「お褒めに預かり、光栄であります!!」

優太
「全然褒めて無ぇよ!!!どこの世界に臨死体験させられてお礼言う奴がいるんだよ!!」

由紀
「まあアレだよ、優太が他の女の子に変な気を起こさないようにするために仕方な~くやったんだよ。」

優太
「やってるとき結構楽しそうだったのはオレの気のせいか・・・。」

由紀
「優太が私以外の女の子に欲情さえしなければあんなことには・・・」

優太
「欲情したなんてどうやったら分かるの!!?悪いけどほとんど欲情してないよ!!?」

由紀
「『ほとんど』??じゃあ、たまには欲情してるんだーーーー。へぇーーーーーー。」

優太
「(しまったーーーーーーーーーーーー!!!つい本音がポロリと!!コレはオレ、終了のお知らせかーーーーーー!!!!??)」

由紀
「ま、たまになら許す。毎回だったら首から下がぜ~んぶ異次元の彼方に飛んでたよ?」

優太
「そんなにこやかに言われると逆に恐いんですけど・・・。」

由紀
「優太も馬鹿だなーー。私になら何時だって何処だって欲情してくれていいのに・・・。例えば、今とか。」

優太
「あーーーーー、悪いけど今となってはこれっぽっちもそそられな・・・」



ベゴッ!!!!!


優太
「ぐわーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!???あ、頭から鳴ってはいけないような音がががががが・・・・!!!!」

由紀
「ふんっ!どうせ私は胸も小さいし、特徴も無いただの忘れられる運命の幼馴染キャラですよーーーーーーーーーーだ!!」

優太
「誰もそこまで言ってないし・・・。て言うかお前とは幼馴染ですらないわけで・・・。」

由紀
「そういう位置のキャラと同じような物だって言ってるんだよ!!!」

優太
「そんなことねぇよ。お前はオレにとって・・・」

由紀
「え?もしかして愛の告白!!?キャーーーー!ちょっと待ってーーー!!心の準備がーーーー・・・今出来た!!!」

優太
「準備早っ!!!ていうか愛の告白じゃねぇよ!!話は最後まで聞こうな!!」

由紀
「えーーーー?愛の告白じゃないのーー?今の流れでーー??」

優太
「兎に角、お前はオレにとって失くしたく無い大事な『家族』だよ。前にも言ったろ。」

由紀
「またそうやってごまかすんだ・・・。」

優太
「ごまかすとかそういうのじゃなくて・・・。オレは今の所『それ以上』に考えられないの!」

由紀
「・・・・・・・・。」

優太
「(ま、不味い・・・もしやまた地雷を踏んだのか??いくらギャルげ~をやった所で全然上手くいかねぇよどうしたらいいんだ桂馬ーーーーーーーーーーーー!!!!!!???)」

由紀
「全く・・・しょうがない。今はそれで納得しておくよ。」

優太
「そ、そうか。ならよかった。(アブネーーー。ホント、こんなこと続けてたら絶対何時か本当に死ぬな。っても・・・誰が好きで誰が嫌いって、重要なことなのかなーーー。全然分からん・・・)」

由紀
「だから・・・今すぐ私のことが好きになるように熱烈アタックターーーイム!!!」

優太
「はいっ?・どういう展開!?ページ抜け!!?」

由紀
「は、恥ずかしいけど、優太がしたいって言うから・・・。」

優太
「言ってないよね。確実に捏造だよね。もう帰っていいよね?」

由紀
「ダーーメ。。」

優太
「ですよねーーー。。あ、でもあんまり発禁になるようなのは勘弁で。」

由紀
「えーーー?じゃあ、ほとんど無理になっちゃうよーーー。とりあえず私の見えざる色香で優太を悩殺してそのままここが温泉だということも忘れて私が押し倒されるっていう筋書きだったんだけどな~~~。」

優太
「無茶ぶりすぎだろ・・・。」

由紀
「じゃあもう胸触るでいいよ。ほらほら、やらわかいよ~~。」

優太
「そんなスーパーの試食品を勧めるようなノリで触らせていいのかよ・・・。」

由紀
「優太だから別にいいけど。」

優太
「即答!!」

由紀
「とりあえず手出して。」

優太
「はいはい。もう好きにしろよ・・・(どうせ触れるか触れないかの所ですん止めとかして反応見ようってんだろ・・・。もうどうにでもなれ。)」

由紀
「あれ、割とすんなり出すね。まあ、話が早く進んで言いや~。」

優太
「ああ、そうだな。早く終わらせて次の温泉に行きたいしなーー。」



ふにっ。。


優太
「んーーーー?何だこのやらわかい感触はーーー?」

由紀
「えーーーと、どうかな?私の胸・・・その、優太の感想とか聞きたいな~~。なんなら好きにいじってくれてもいいよ?」

優太
「どえぇぇぇえええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!コレ触れてんの!!!!????何で!!?すん止めじゃないの!!!!?????」

由紀
「え?だって触りたいから手だしたんじゃないの?」

優太
「え、あ・・・、い、いや・・・お、オレはどうせ・・・すん止めか何かだと思って・・・!!」

由紀
「そんな生殺しみたいなことしないよ~~。で、どう・・かな?」

優太
「ど、どうって言われても・・・!!!!!!????」

由紀
「もう優太は本当にこういうの弱いんだから・・・分からないなら、好きなだけ感触でも、形でも、確かめてくれていいから。」

優太
「ま、ま、ま・・・・・・!!!!!!」

由紀
「あれ?優太??」

優太
「プシューーーーーーーーーーーーーーーーーー。。」

由紀
「ちょ!!ゆ、優太!!?どうしたの!?優太!!!!」





優太
「う・・・!!」


「お目覚めですか?」

優太
「あ、お、オレ!どうしたんだ!?」


「のぼせただけですよ。温泉にあまり長い間浸かってちゃダメですよ?」

優太
「あ、そうなのか。悪いな蓮。」


「別に私は気にしてませんよ。それより・・・」

優太
「え?何だよ・・・。」


「いえ、何でもありません。まだお昼までは時間がありますから、それまでゆっくり休んでください。では、また後ほど。」

優太
「ああ。わざわざありがとな・・・。」


「いえいえ。」



そう言うと蓮は部屋から出て行った。
そして間髪いれずに戸を叩く音がした。


コンコン。。


優太
「誰だ?」

由紀
「私ーー。」

優太
「由紀か。いいよ、入れよ。」

由紀
「失礼しまーす。」

優太
「どうした?」

由紀
「その、大丈夫?」

優太
「ああ、別に大丈夫だけど。」

由紀
「そう・・・よかった。」

優太
「どうしたんだよそんなに慌てて・・・オレが一人でのぼせただけだろ?」

由紀
「え?あ・・・もしかして色々トンでる?」

優太
「は?え??」

由紀
「そ、そんなにショックが強かったのかーーーー。」

優太
「え、どうした由紀・・・話が見えないんだけど・・・。」

由紀
「優太がのぼせたのは私の所為なんだよ・・・。」

優太
「は?そうだったか??」

由紀
「私が無理矢理その・・・何と言いますか・・・。」

優太
「え??」

由紀
「いや、あの時はノリに任せて突っ走っちゃったから恥ずかしくなかったんだけど・・・今になって凄く恥ずかしくなってきた・・・。」

優太
「ああ。まあ、そういう時ってあるよな。無理に説明しなくていいや。」

由紀
「ごめんね。優太が少しくらい喜んでくれればって思ってたんだけど・・・効果覿面すぎて・・・。ごめんなさい。本当に、ごめんなさい。」

優太
「あ、おいおい。そんな泣かなくても・・・。」

由紀
「だって・・・優太に迷惑かけちゃった・・・。最後に、嫌な思い出作らせちゃった・・・。私、私・・・バカ、だよね?」

優太
「・・・・・。由紀、ちょっと顔上げろ。」

由紀
「え?んむっ!」



一瞬だったけれど、二人の唇が重なる。
由紀は驚きっぱなしで終始目をパチクリとさせている。
それを見て緊張が解けたのか優太は軽く切り出した。


優太
「ほら、アレだ・・・。この前のお返しだ。」

由紀
「この、前・・・?」

優太
「前は不覚にもお前からされたからな。悔しいからやり返してやった。。」

由紀
「えっと・・・。」

優太
「由紀、嫌かどうかなんてのはな・・・他人が決めるものじゃねぇ。自分で決めるもんだ。オレは別にこの旅行で『嫌』何て思ったことは無かったぜ。」

由紀
「優太・・・本当?」

優太
「オレはこういう真面目な空気で嘘はつかない。オレを誰だと思ってるんだ・・・。」

由紀
「でも・・・その・・・。」

優太
「あーーーもう!!いいんだよ!オレは別にそんなこと気にしない!!オレは、お前が泣いてることの方が『嫌』だね。」

由紀
「あ・・・。うん、ごめん。」

優太
「全く、お前はそんなメソメソしてるような奴じゃないだろ。いつもみたいに笑ってろよ。オレはそんな由紀が好きだぜ。」

由紀
「へっ?え・・・あ、うぇえええっ!!?」

優太
「あ、いや待て勘違いするな。特別な意味が含まれているわけでは・・・!!」

由紀
「そ、そっか!!優太は私のことをそんなに深く愛してくれてたんだね!!」

優太
「え、いつのまにそんなに話が進んだの?ページ抜け??」

由紀
「優太がそう言うなら私いつもの100倍くらいの笑顔でこれから生きていくよ!!!」

優太
「あ、そう。まあお前が元気になったならいいんだけどさ・・・。」

由紀
「あ、まだ私本調子じゃないんだけどーーー。」

優太
「は???」

由紀
「さっきは一瞬で、それにパニくってたから全然優太とのキスが堪能できなかったからもう一回!!!」

優太
「えーーーーー、やだ。」

由紀
「ケチクサイこと言わんとーーー!!ええがな~キスの一回や二回!!」

優太
「いやいや・・・。」

由紀
「じゃあ私からしちゃうからいいもんねーーーー!!!優太ーーーーーーーー!!愛してるーーーーーーーーーー!!!」

優太
「おい、キャラが唯や暴走した奏みたくなってるぞ!!!大丈夫かマジで!!つか、待て!!ちょっと落ち着け!!あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」





続く。。
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[ 2011/08/05 07:54 ] カスタムテーマ | TB(0) | CM(9)

久々の東方語。楽しませていただきました。
ツイッターフォローさせていただきました。
「東方四季家」はとってもおもしろいですよ。
[ 2011/08/11 21:46 ] [ 編集 ]

いや~お久しぶりです。
輝夜と妹紅の記事以来ですね。(忘れてないよね・・・?)

読むのを止めた所から読んできたのでここまで来るのに随分時間がかかりました。

今回はサービスシーン豊富ですね
読んでてPCの前でニヤけちまいましたよ。
ガバルがあんなキャラだとは思いませんでした。もっとクールな奴かと。

東方語がついに復活ですね。
物語シリーズはしばらく休止かな?

カイジは残すところクルーだけになりましたね。
最後にコメントした時はまだ沼開始の時だったのに・・・

長文になりましたがこれからも面白い語を書いてください!
[ 2011/08/07 21:16 ] [ 編集 ]

「東方四季家」は私も見ましたが、確かに面白いですよ。

それにしても、幽香さんや映姫様が今からでも待ち遠しい・・・
[ 2011/08/06 11:51 ] [ 編集 ]

カステマの雰囲気、何か変わりましたね。
今までの感じも好きだったのですが、今回のカステマは見事に打ち抜かれましたねw
リリーが好きな少数民族の自分にとってまさに俺得。





リリー可愛いよリリー。グレてるリリーも可愛いよ。
[ 2011/08/05 22:20 ] [ 編集 ]

これは最早リリー・ダークネス。

いきなりだけど、明日合宿w中学から始めた奴俺しか行かないのw
行きたくないな。ずっと家で寝てたいな。
温泉後、完結してなかったのね。
あ、後、M4A1の電動ガン買いました。俺も金ガナッシングですw
夢の中でテロリストになって仲間達と総理官邸占領した俺はもう色々と末期症状ですね。
[ 2011/08/05 21:36 ] [ 編集 ]

戦場(高校見学)から戻ってきて見てみると、ついに花映塚に入りましたね。

昨日、変な?夢をみまして

雪徒さん?(会ったこと無いんですけどね)の家に、私と妹紅と文とムキムキになったチルノで手伝いに行く夢を見ました。げ~むな日々を見る→ニュースで桃を見る→儚月抄を読む→パーフェクトさんすう教室を見る→マッチョと検索してみる。

恐らくこれが原因ですね。
この夢を見て思ったんですが、もし、雪徒さんの家で働くことがあるなら何か“資格”が必要ですかね?
[ 2011/08/05 14:26 ] [ 編集 ]

春の陽気すら感じないw
こずかいナッシングw
もうきらら買う金しかw
[ 2011/08/05 12:32 ] [ 編集 ]

雪徒さんのは長くて面白いよなぁ~・・・

ゆるゆりいいですよねぇ~のほほ~んとしてて、
詳しくなかったからほとんど分かんなかったじぇ!!

リリー毒舌で来た!!とおもったらやっぱり台本かっ!
少ししょっぱい鮭っていいよね!!
濃いみそ汁もいいよなぁ~・・・
よし、今日の昼決めた・・・
ん~近いうち面倒事って優太君お疲れっすww
まぁ、頑張ってください~!
んじゃさいなら~ノシ~
[ 2011/08/05 10:45 ] [ 編集 ]

春じゃないけど春ですよ~(ぇw

リリー・ホワイトは「東方四季家」で初めて知りました~

良かったら見てみてください^^とても面白いです。
[ 2011/08/05 10:12 ] [ 編集 ]

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