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今年ももう。。

今年ももう終わりですかい・・・
早くね?
え、だってもうあと三ヶ月もしたら春じゃん・・・ハウス張って、稲の種まきして・・・
あれよといううちに田植えになったりするじゃん・・・
ついこの間、稲刈り終わったと思ったんだけどな・・・
一年速い。
そんなこんなで色々やりたいことを残して来年度にならないように、計画的に色んな事を詰めている最中ですが・・・
まあ、終わるわけ無いっすよね。。
とりあえず明日は掃除します。
んで、明後日は特に何もなくて風とか無かったら最後に少し仕事して・・・今年は仕事納めかな。
ホント、今年も当ブログを閲覧頂きありがとうございました。
まだしばらくは、語の方が続くのでブログの方も続いていくと思います。
それではみなさん良いお年を。。。
じゃ、今日の所はコレで失礼!!ノシシ


~雪徒家のポスト~




「ナオさん」
自分が「ほのうみ」、「ことうみ」派のため、その両方を両立するパターンはこの海未ちゃんを中心において展開する方法しかないんですよ!
別に海未ちゃん総受けにゃんにゃん展開とかを書きたいからではないです(八割方嘘)
何か大変そうな課題終了お疲れ様です。
もう、何のことやらサッパリですけど、きっと大変なことなのだろうと勝手に想像しておきました。。


~愛生語~「にこのぞえり」(1)






「なぁ、絵里ち?」

絵里
「なに、希。」


「急で悪いんやけど・・・もう回っとるよ?」

絵里
「回る?なにが??」


「あ、言い方が悪かったな・・・始まったよ?」

絵里
「ごめん希、何のことだかさっぱり分からないんだけど・・・」


「あれ、もしかして聞いてないん?」

絵里
「いや、だから何を・・・」


「もうこの放送、全国配信されとるんよ?」

絵里
それを早く言いなさいよ!!
え、ていうか何?え、全国配信!?


「正確にはブログにここでの会話が公開されるんよ?
ホンマに聞いてへんの?」

絵里
「聞いてないわよそんな話!!」


「あちゃーー、穂乃果ちゃん言い忘れてたんやね。」

絵里
「またあの子は~~~~~!!!
どうするのよ!?私がTL雑誌を読みながらハラショーしていたシーンも公表されるってこと!?
それってプライバシーの侵害じゃないの!?」


「いや絵里ち、そういうト書きで説明でもしないとあかん奴は黙ってればバレへんかったんよ?」

絵里
「それを早く言って!!
完全に自爆したじゃない!!」


「大丈夫やって、もう既にポンコツで通ってるから多少のヘマは問題あらへんよきっと。。」

絵里
「ポンコツじゃないわよ!!」


「そうは言うてもな~~・・・
ここいらの界隈だと、既に『ポンコツ、かわいい、エリーチカ』って呼ばれとるんよ?」

絵里
「不名誉すぎるわよ!!
別に私だって好きでポンコツしてるわけじゃないわよ!
忘れた頃にキリッと決める時だってあるでしょ!?」


「いやいや、忘れた頃やなくて、日常的にやってくれへんとダメなんとちゃうん?」

絵里
「そういうものなのね・・・分かったわ。
なら、今から私、かしこくなるから見てなさい希!」


「(いや既にそういうこと言ってる時点でポンコツなんやけど・・・
まあ、面白そうやしええか。。)」

絵里
「それにしても今日も寒いわね~~。」


「そうやね。
絵里ちは寒い時どうしてるん?」

絵里
「寒い時?そうね、暖房をつける?」


はいブブーーー!!

絵里
「え、な、なによ?」


「あかん、あかんで絵里ち!
それじゃあ全然面白くないやん!!」

絵里
「えぇ、これって面白いこと言わないといけないところだったの!?」


「そうや、一応全国に配信されてるんやからもうちょっと気の利いたこと言えんと・・・」

絵里
「え、じゃあ・・・例えば?」


「そうやねーーー・・・服を脱いで乾布摩擦してますとかは?」

絵里
「健康的だけど女子高生がやることじゃないわよそれ!!」


「え、でもちょっと前にやったげ~むでは女子高生がそんなことしてた場面あったで?」

絵里
「あるの!?乾布摩擦って女子高生するものなの!?
これでも日本での生活長いけど初めて聞いたんだけど!!」


「まあ一般的ではないかもしれへんな・・・
でも、あえてそういうことをすることによって、私達にできないことを平然とやってのける絵里ち賢い!!ってなるかもしれへんやん?」

絵里
「そ、その発想は無かったわ!!
さすがは希!!
早速試してみましょう!!!」


「(うわぁ~~あっさり乗せられとる~~・・・
絵里ち、本当に乗せやすいな~~。。)」





にこ
「ふぅ、何でこんな日に限って補修とかあるのよ・・・
まあ普段勉強してないから悪いんだけど・・・
もう始まっちゃってるわよね・・・
あの二人に任せてて大丈夫かしら。
正直不安だわ・・・何かやらかしてないといいけど・・・」



多少の不安を孕みながら部室のドアを開ける。
すると何故か正面に白く透き通った綺麗な背中?が見えて一瞬ドキッとしたけど・・・
スグに何事かと思い、声を上げた。


にこ
はぁっ!?な、なにしてるのよ絵里!?」

絵里
「ああ、にこ!調度良かった!!
あなたも一緒にやらない!?」

にこ
「いや、え!?な、何を?」

絵里
「乾布摩擦!!」

にこ
「あんた一体何してんのよ!!!
いいから服を着なさい!!!」



このあと、滅茶苦茶説教した・・・




にこ
「なるほど、話は分かったわ・・・」

絵里
「ごめんなさい・・・私も何かついカッとなってやっちゃって・・・
でも、結構温まるものね!後悔はしてないわ!!」

にこ
「しなさいよ少しは!!
まったく・・・アイドル以前に、いい歳した女子高生が人前で気安く肌を出すものじゃないわよ・・・」

絵里
「いやでもここ女子校だし、見られても同姓なら問題ないかなって・・・」

にこ
大ありよ!!
そんな羨ましいもの見せつけられて、私は精神的にショックが隠せないわよ!!」

絵里
「羨ましいもの?なんのこと??」

にこ
「うっ・・・そ、それは・・・」


「ああ、それは絵里ちのその大きなバ・・・

にこ
希――――!!
それ以上言ったら張っ倒すわよ!!!」


「やーーんもう、にこっち大胆~~。。
絵里ちの目の前で押し倒すなんて、見られて興奮するタイプなん?」

絵里
「ちょ!?が、学校で何するつもりよ!!
そういうことはお家でしないとダメチカ!!」

にこ
「いや、別にそんなつもりさらさら無いけど!?
私そっち系の趣味なんて無いし!!」

絵里
「そうなの?意外。」

にこ
意外!?何故!!??


「ほら、よく真姫ちゃんと組んずほぐれつしとるやん?
だから、にこっちそういう趣味でもあるんかな~~って??」

にこ
営業でやってるに決まってるでしょ!!?
イチイチ本気にしないでくれる!!?」


「あれ、それって言ってよかったん?」

にこ
「良いも悪いも、誤解されたまんまとか癪だからハッキリさせただけよ!!」


「そっか~~じゃあウチはこのまま絵里ちと一緒に帰って、二人きりの花園で眠りにつくことにしようかな~~。」

絵里
「えぇ!?いや、ダメよそんなの!!
私達、女の子同士だし!そういうのはせめて大人になってから・・・!」

にこ
イチイチ真面目か!!
ああもう!二人だけにしとくと何しでかすか分かったもんじゃないわ・・・
私も一緒にいくからね!」


「素直やないな~~にこっち。
一人は寂しいって言えばいいのに・・・」

にこ
寂しくなんてないわよ!!






続く。。






~過去物語~最終幕「由紀篇」(21)


第二十一話「あの日あの時(2)」




オレにとって、その時の出会いは何気ないものだった。
本当にこういう出会い方ってあるんだなって、その時は軽く思った。
だけど、オレは何でこの時、彼女に話しかけてしまったのか・・・
その踏み出してしまった一歩が、のちにまた自分の心をこんなにまで強く引き裂かれることになるとも知らずに・・・
オレは、ちょっとした好奇心から、彼女に話しかけていた。


『そんな所で、何してるんですか?』


久しぶりに声を出した所為か、上手く発音できているかと戸惑ってしまう。
だけど、彼女はこちらを振り向いて、「ああ、私に話しかけてるんだな」みたいな顔でこちらを見ているので、多分ちゃんと伝わったんだろう。


『桜を、見てたんですよ。』
『あ、ああ・・・それもそうですね・・・』



聞くまでもない。
彼女は上を見上げながら桜の木を見ている。
そんなのは見れば分かることで・・・
これだからコミュ障は・・・と自分に毒づきつつ、会話を繋げようと必死に口を動かした。


『綺麗ですよね、桜・・・
流石は農業科もある高校って感じですよね。』

『そうですね・・・でも、学校だったら大体どこにでも桜はありますよね。』



またそんな当然の返しを受けて、心が折れかかった・・・
そりゃあそうだろ、普通学校には桜の木ぐらいはあって当然だ・・・
少なくともオレが通ってた小中学校にはちゃんとあったし・・・
やはり、オレに女の子との気の利いた会話はハードル高すぎた、適当に切り上げて帰ろう・・・
明日から頑張ればイイよね、と完全に諦めムードでいた時・・・
彼女がいつの間にか近付いて来ていて、オレはわりと驚いた。
まるで気配もなくこんな近くまで近付かれていたことにも驚いたけれど、異性がこんな側に居ることも珍しく、完全に慌てふためくのがわかった。


『えっと、新入生・・・の方、ですよね?
何組ですか?』

『え!?えっと・・・オレ・・・あ、自分は六組ですけど・・・』
『え!偶然ですね!私も六組だったんですよ!
わぁ、気付かないものですね!
でも良かった・・・』



そう言って彼女は手を差し出してくれる。
その手が何を意味しているのかしばらく分からずに眺めていると・・・


『私は、霜月由紀と言います。
これからよろしくお願いします。』



そう満面の笑みでオレの手を一人で取って握らせてくる。
割りと強引な子だな・・・と思いつつも、いや悪くないだろこういうのもとか考える辺り、オレも男の子でした・・・
自己紹介を済ませ、由紀を駅まで送っていった。
と言っても、二人乗りは不味いと思ったので、自転車を手で押して一緒に歩いて向かった。
その道中、何故か自分でも不思議なくらいに話が弾んで、いつの間にか友達と話す感覚になってしまっていた。
入学式初日から、女の子との出会いがあるなんて・・・その時のオレはメチャクチャこの先の高校生活が俄然楽しみになっていた。
人間って、本当に単純な生き物だなって・・・この時は特に思いもしなかった。






それから、由紀とはどんどん親しくなり、自分でも不思議に思えるくらい毎日が楽しく、輝いて見えるようになっていった。
それは学校生活にも影響を及ぼしていった、本当にいつの間にか自分の周りに次々と人が集まってくるようになったのだ。
平山に須田、雄大、板垣・・・友人が増えるにしたがって、オレの心は少しずつ苦しかった時の記憶を忘れていけるような気がしていた。
そのうち、蓮や鳳仙、千草、唯に愛依、奏と出会い、いまのような騒がしくも楽しい毎日が始まった。
その日々が、オレの心を少しづつ癒やし始めていることにオレは自分でも気付いていた。
そして、ひょんなことから手に入れてしまった力が、オレにさらなる可能性を示した。
それは、困っている友人を助けること。
それを為した時、オレは途轍もない充足感と達成感から、過去の過ちを払拭できている気になっていた。
それはドンドンエスカレートしていき、命懸けで約束を守った時もあった。
自身の命をかけてまで達成した時は、もう計り知れないほどの満足感に浸れた。
口には出さなかったし、感謝を求めたりもしなかった・・・
自分のやっていることに酔っていた・・・
そうすることで、罪の意識から逃げることができていた・・・
考えないでよかったんだ。
オレは昔、とんでもない失敗を犯した・・・
それは取り返しがつかない。
だから、オレはいま出来る精一杯の力を持って、オレの繋がりを守ろうと思った。
それがきっと罪滅ぼしになると信じて・・・
そして、その果てでオレは・・・また、かけがえの無い大切な人を失った・・・
何もかもがどうでもいい・・・
オレはまた守れなかった・・・
オレならきっと何とか出来るとおごっていた・・・
その認識の甘さから、由紀を守ることも、救うことも出来なかった・・・
ましてや、オレはいま、戦う気力も失せ、ただボーっと座っていることしか出来ない・・・
オレは、空っぽだ・・・
このまま、満たされることのないまま、消えていくしか無いのかもしれないと・・・
オレは思ってしまっていた。






アルヴィス
「優太、黙ったままでよいから聞いてくれるかのう・・・
一人の男の、物語じゃ・・・」



オレは黙ったままで、ジジイの声に耳を傾ける。
ジジイの自分語りは異常に長い・・・
それを知ってはいたけれど、オレは反応するのも面倒で・・・
そのまま黙って聞いていれば、いつかは終わると、半ば諦め気味に耳だけはそちらに集中させるようにした。


アルヴィス
「お前、いまコイツの自分語り長いんだよなーーー・・・
でもまあ今は特に反応する気も起こんねぇし、黙って聞き流していくか。
とか思っとるじゃろ?」



相変わらず心でも読めてるんじゃないかってくらい的確な読みだ。
まあ、そのとおりなのでやはり黙って聞くことにする。


アルヴィス
「まあよいわ・・・
端的に言うとのう・・・ワシもお前と同じじゃ優太。
ワシも、大切な人を守ることが出来なかったんじゃよ・・・」



その言葉がオレの胸に刺さる。
守れなかった・・・
それがどれだけ辛く、悲しいことか、今の自分には痛いくらいに理解できたから・・・
だからオレはそのままジジイの話に耳を傾ける。
黙っているだけだったが、ジジイはそのまま話を続けた。
沈黙を了承に取ったのだろう。


アルヴィス
「ワシは、王の妹君・・・セシリア様と絶賛ラブラブだったんじゃが・・・」


「あのすいません、お茶らけながらもの凄い爆弾発言するのやめてもらえます?
私、一応王族なんですけど・・・」

アルヴィス
「ははは、問題ありませんよ姫様。
お父上にはもうとっくの昔にバレておりましたし、なんやかんやで戦争が終わったら結婚しようかというような流れでした。」


「アルヴィスさん、それイケない奴ですよ!
完全に死亡フラグですよ!
何でそんなの立てちゃったんですか!!」

アルヴィス
「ワシもちょっとばかしセンチになっておりましてな・・・
つい、盛り上がってしまって・・・」


「はいはいもう分かりましたので続きお願いします!
シリアスで行こうってところを無理に柔らかくしようと面白くもないギャグ挟まないでください!」

アルヴィス
「そ、それは申し訳ありませんでした・・・
兎に角、ワシにもそういう間柄の相手がおったのじゃ。
まあ、姫様の言うとおりそれがフラグだったのかもしれん・・・
帝国艦の放った主砲が王城を掠めてな・・・
その時に、崩れた瓦礫の下敷きになって・・・」



その先は口には出さなかった。
まあ、言われなくても分かる。
瓦礫の下敷きになって、そのセシリアさんは息を引き取ったのだろう。


アルヴィス
「その報せを聞いた瞬間、ワシもお前と同じような感覚に襲われた・・・
何故守れなかった・・・とな。」

優太
「それで、それがなんだってんだよ?」

アルヴィス
「優太・・・お前にとって由紀はかけがえの無い大切な存在だったんじゃろう・・・
お前のその様子を見れば誰でも分かる。
その喪失感が簡単に拭えないものなのも、良く分かる。」

優太
「そうだよ、由紀はオレにとって一番大切な人だったんだ・・・
何に変えても守らなきゃって・・・
そう思ってたんだ・・・
今度こそ、絶対に間違わないように後悔しないために・・・!!

アルヴィス
「やはり、昔にも同じような経験があるようじゃな・・・」

優太
「そうだよ・・・
オレがバカだったから・・・!!
逆らうことしか知らなくてずっと何だか分からないものに見栄を張って・・・!
自分は悪くない、悪いのは自分を認めてくれないアイツらなんだって・・・!!
そう思い続けた果てで、オレは家族を失った・・・

アルヴィス
「家族を・・・」

優太
「だから、今度は絶対に守るって・・・そう決めてたのに・・・!
今までずっと、上手くいってたんだ・・・
何でも出来るって思ってたんだ・・・!!
だけど、だけど・・・!!
一番大切な人一人守れなかった!!!
だけど、そんなオレにまだメダや他のみんなは期待してる・・・
何でだよ・・・!何でオレなんだよ!!
自分にとって一番大事な人を守れないオレなんかになにを期待してんだよ!!!
わっかんねーよ・・・」

アルヴィス
みな、お前を信じてるからじゃろ。

優太
だから・・・!

アルヴィス
ワシも!!!



否定の言葉を叫ぼうとしたが、ジジイの声にそれは阻まれた。
そして、ジジイはオレの瞳をまっすぐ見つめて、言う。


アルヴィス
ワシも、お前を信じておる。



不思議と、その言葉が胸を熱くした・・・
だけれど、その熱さが何かに変わるわけもない・・・
ただ虚しく消え去り、どこかへと消えた。


アルヴィス
「例えどんな顛末になったとはいえ、お前のしてきたことは立派なことじゃ・・・
誰にでもできることではない。
そんな誰にでも出来ることではないことを、率先してやってきたからこそ、皆がお前を信じているんじゃ
お前には、何かを変える力がある・・・

優太
「そんなの・・・あるわけねぇよ・・・」



素直に口から零れたその言葉が、オレの心をさらに冷ます。
しかし、ジジイの言葉は胸に響く。
それはきっと、認めてもらえたからだとオレは思う。
ずっとオレは認めて欲しかった・・・
自分じゃない誰かに、お前すごいなとか褒めてもらいたかった・・・
だけど、オレは何をやっても否定されてきた。
だからお前はだの、そんなんじゃダメだだの・・・
何をしたって出てくるのは否定ばかりで・・・
誰にも期待などされていなかった。
だから、オレは認めてもらうことに飢えていた・・・
だから、今までずっと無理を通して他人のためと言いはっては体を張って大事なものを守ってきたんだ・・・
だけど、今のオレにはそれを素直に受け止めるだけの気力などない・・・
オレは、もう空っぽなのだから・・・


優太
「オレは、ただ人に認めてもらいたかったんだよ・・・
今のジジイの言葉を聞いて、何か気が晴れたわ・・・
無理を通してきて、最後の最後に認めてもらえたなら・・・それはそれで幸せだったったのかもな・・・」

アルヴィス
「優太、ワシはお前に無理強いをするつもりはない。」

優太
「?」

アルヴィス
「お前はよくやった・・・今は休息も必要じゃろう。
じゃがな、お前のことを今も昔も待ってくれておる連中が居るということだけは忘れるでないぞ。



『待ってる』


メダのその言葉が胸の中で響いた・・・
そう、こんなになった自分を、アイツは待ってくれている・・・
そのことがまた微かにオレの心を揺さぶる・・・
まるで、迷ってるみたいに・・・


アルヴィス
お前にはお前の道がある。
それは誰にも強制することはできんし、教えることもできん
じゃから、その道は自分自身で見つけることじゃ・・・
優太、お前はどうしたい?」

優太
「オレは・・・」



揺れた・・・
激しく揺れた・・・
どっちに転んでもオレは苦しむことになるのは目に見えていた。
立ち上がっても、このままここで朽ち果てても・・・
どうせ、どっちを選んでも同じような気さえした。
だから、オレは・・・


優太
「戦いたく、ない・・・」



その言葉だけを吐き出す。


優太
もうイヤだ・・・
どうせオレには何も守れない・・・!
それは今回のことで証明された!!
どれだけ頑張ったって、結局オレは大切な人を守れないんだ!!!
だったら戦ったってしょうがないだろ!!!
どうせ誰も守れないんだ!!!
もう、もうこんな思いたくさんだ!!!
戦いたくなんかない!!!!!



俯いて、精一杯の声で拒絶した。
それを聞いたジジイは何を言うでもなく、部屋を後にした。
そこに残ったのは、蓮とオレだけになった。
頭にほのかな体温と鼓動を感じる。
そしてあやされるように頭を撫でられた。
そこで初めて蓮に抱きしめられていることに気がついた。


優太
「軽蔑したろ?
本当はオレ、こんな奴だったんだよ・・・
誰かのためっていいながら、結局は自分が褒められたくてやってた・・・
それが上手くいかなかったから駄々こねてるんだ・・・
無理に、そばに居てくれなくてもいいんだぞ?」


「私は、軽蔑なんてしません・・・」

優太
「蓮・・・」


「何のために戦ってたとしても・・・
結果的に優太さんはみんなを救ったんです・・・
そのことまで否定しないでください・・・
私は、私は何があっても優太さんの味方です。
優太さんが、戦いたくないなら戦わなくたっていいんですよ・・・
このまま、ずっと・・・ずっと一緒にいます。



一緒にいる。
それを聞いた瞬間に、緊張の糸が切れた。
溜まっていた感情の波が一気に瞳から零れ落ちて、口からは言葉にならない嗚咽を発していた。
そのまま蓮の胸に抱かれながらしばらくオレは泣いた・・・
泣く度に胸が軽くなっていくような気がして、楽だったから・・・
蓮の温もりが、愛しくて、恋しくて・・・ただ強くしがみついていた・・・
そんなだらしのないオレを、蓮は何も言わずにあやしてくれていた。
それが今のオレにとっては何にも変えがたく、胸を満たした。





続く。。
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[ 2014/12/28 00:00 ] 小説(連載版) | TB(0) | CM(1)






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