買いかえて。。

前回と今回のタイトルが「~て」と、藍蘭島のタイトルみたいな感じになってるのはワザとではありません!!
え、そんな作品知らない?いや、ちょっとは有名な作品だと思ってたのに・・・アニメ化だってしたんだぞーー・・・
まあそんなことはさておき、最近携帯買い替えました。
うん、別にこんな所で声を大きくして言うことではないんですがね・・・
とりあえず細かいことは置いといて、携帯買い替えたんですよ!(二回目)
お金がキツかったんですが、何かドコモの人によると今より支払う額が安くなるみたいなこと聞いたんですよね。
んで、計算してもらったら確かに安くはすんでる。
まあ初回の月は事務手数料だの何だのかかって少し高くなってるけど・・・
来月以降は少し落ち着くはず!知らんけど・・・
買う時に色々入らされたサービス、無料の期限切れないうちに解約してしまおう。
それ分の料金払いたくないし・・・
そんなこんなで携帯替えてからさらに呟く率が上がって(直接的には関係ない)、さらに色々快適になって個人的には無理して買い替えて正解でしたね。。
あと、ブログの方をパソコン等で見てる人なら何となくお気づきかと思いますが・・・
色々見た目変えました。
主に変えたのはプロフ絵と、ヘッダー(一番上の奴)の画像を少し増やしました。
まあ、何でこんなことしたかと言うと・・・
今はこの作品が好きですよってことですね、はい。
ヘッダーの画像は今のところ昔の二つと、新しく追加したのが三つです。
今後増えたり減ったりするかもですが、もし未だに訪問してくれてる人が居たなら楽しみにしていてください。。
本当は予定ならもう既に新しいことを始めてるはずだったんですが・・・
諸般の事情に伴い、まだ始める気がありません。
ちなみにPS3テーマ作ったりはしません。
やっぱアレそんな簡単に作れないもん。
でも気が向いたら作るかもなので気長に待ってれば何か作るかもしれません。
色々と変わっていってますが、まだしばらくはこのブログも続けていく予定があるので、無理なくお付き合いしてくれれば幸いです。。
じゃ、今日の所はコレで失礼!!ノシシ


~雪徒家のポスト~




「ナオさん」
ええ、風邪だったんですよ・・・
思い出しても本当に性質悪くて最悪でしたね。
食欲が普通くらいはあって、ご飯一杯くらいなら食べられたのが救いか・・・
大神オレもやってみたかったんですよね!!
毎回買おうと思って忘れてる感じです・・・
でもこれで思い出せたので、機会を見て買いたいと思います!!
きっと面白いんだと思いますからね。。
また積みゲーが増える?シラナイヨソンナコト・・・


~過去物語~「奏篇」(10)






メダ
「あのバカ本当に突っ込みやがったぞ!!」

アラド
「つかこの距離でよく気付いたな・・・
ほとんど点じゃねぇの?」


「こういう時の優太さんは尋常ならざる力を発揮しますからね・・・
それより、優太さんの周囲で溶岩が噴出しているみたいですが・・・」

由紀
「あ、危ないよね・・・大丈夫かな?」


「そういう直接的な心配も必要ですが・・・
それよりも危険なのは火山性ガスの方が心配です。」

鳳仙
「火山性ガス?」


「主に硫化水素ガス、炭酸ガス、亜硫酸ガスのことをさすんですけど・・・
どれも濃度の高い物を吸引するとに至ります。」


ええっ!?


「優太さんの居る辺りは窪地みたいですし・・・
空の上はまだしも地上はそんなに風が吹いてないみたいですから・・・
ガスが滞留している可能性もあります・・・」

鳳仙
「や、ヤヴァイじゃん!!
ど、どうしたらいいの!??」


「スグに移動してもらうのが手っ取り早いんですけれど・・・
そんなの聞く耳もたなそうですし・・・」

千草
「レンチー、風があればガスは流れていくんだよね?」


「ええ、まあ気体ですから・・・」

千草
「なら私にお任せだ!!
ユウ君の居る場所の風を操って空気を回せばいいんでしょ!」

由紀
「おお!そんなことできるの!?」

千草
「ま、ここからじゃ距離がありすぎるから・・・甲板に行くよ!!
ユウ君からまだヘラクロス貰ってないし!
死なれちゃったら困るしね~~!!」



すぐさま千草は振り返ると艦橋を後にする。
静かにそれを見送る由紀の耳に甲高い音が飛び込んできた。
けたたましく響くその音に、その場の全員が何事かと動揺を隠せないで居た。
次の瞬間、モニターが切り替わる。
レーダーのような画面で、何か赤い点の様な物がこちらに向かってきているように見える。


すみれ
熱源体多数!!
方向から見るに、帝国艦隊からの攻撃と思われます!!」

アラド
はぁあ!??何で攻撃してくるんだよ!!
おかしいだろ、オレ達何もしてないぞ!!」

メダ
「いや・・・航路を外れた違う国の飛空艇から誰かが飛び降りた・・・
しかも立ち入り禁止区域にだ・・・
警告をするまでも無く攻撃と言うのは早計な気もするが、攻撃されて文句はあんまり言えない。」

女将
「ふん。
ま、ミサイルくらいでビビッててもしょうがないよ。
かすみ、適当に弾幕張って撃ち落としときな。」

かすみ
「は、はい!!
って、弾幕ってどうやって張るの?」

すみれ
「だからマニュアルくらい読んどきなさいってあれほど・・・!!」

女将
「弾幕って言ったら適当に撃っとけば大丈夫だよ。」

すみれ
「えぇ!?
そんな適当で大丈夫ですか!??」

かすみ
「そっか!適当でもいいんだ!!
じゃあポチポチポチ。。」

すみれ
ヴァアアアアア!!
そんなやたら滅多らにボタンを押すなーーーー!!」

女将
「しかし、相手さんもよく見てたね・・・
私達と距離にして50km以上は離れてるだろ・・・
人一人を視認なんて可能なのかねぇ。」


「確かに・・・
それに、優太さんが飛んでから攻撃までの転じ方が異常に早いですよね・・・」

女将
「何かあるね。
ま、そもそも領海侵犯犯してるの私達だからね・・・
文句は言わないけどね。」



巴は傍らに置いてあった煙管を取ると、それに煙草を丸めて詰める。
そして火をともし、煙を吐き出した。
それと同時に巴の頭の上に備え付けられた換気扇が回り始めた。
どうやら、すみれが空気を読んで回したようだ。


女将
「さぁ、こっちも開戦といこうかね・・・
私の設計したこの『螺豪』の力、試させてもらうよ!!
帝国第四艦隊だろうが、何だろうがかかってきな!!!」









乗組員A
「艦長、本当に攻撃をしてよろしかったのですか?」
艦長
「問題無いよ。
奴らの目的はアレだろう。」
乗組員A
「はぁ、アレ・・・ですか?」
艦長
「そもそも航路を外れた時点で警告は発しているはず・・・
それを全て無視してここまで来たのだ・・・
攻撃されても文句は言えまい。」
乗組員A
警告?
艦長
「ん?警告を十分にしたんじゃあないのか?」
乗組員A
「お言葉ですが・・・
艦長が『艦これ』に興じている間の指揮を任されたわけではなかったので・・・」
艦長
なに!?
貴様、そういうことは先に言え!!」
乗組員A
「だから先ほどから何度も申したではありませんか!!
本当に攻撃してよろしいんですかと!!
艦長
「つまり、アレか・・・
警告も無しに我々が攻撃をしたという事になってるということか・・・」
乗組員A
「そ、そうなります。」
艦長
「なぜ指示を仰がなかった!?
いくらなんでも聞かれたらちゃんと返すからね返事くらい!!」
乗組員A
「な!?
そう言っていつも『話しかけるな!!気が散る!』とか、『私は山城とプライベートタイム中だから・・・』とかとか!!
基本的に話しかけてもそんな反応しか返さないじゃないですか!!」
艦長
「し、しょうがないだろ!!
ダメな子ほど可愛い物なんだよ!!
乗組員A
しらねぇよこのダメ艦長!!
乗組員B
「(この艦、大丈夫かな・・・)」
乗組員C
「(物凄く転属願が出したい・・・)」
????
「艦長、ちょっとお話が・・・」

艦長
「あ、ああ・・・カリスト博士!
この度は情報の提供を感謝していますよ。
博士の助言どうりの場所へ確かに向かいましたからね。」

カリスト
「それはなによりでした。
それより、お時間よろしいですか?」

艦長
「ああ、構いませんよ。」

カリスト
「私の連れが戦列に加わりたいと言って聞かないのです。
つきましてはこの艦に積んであるエアボードを一つ貸してはいただけないでしょうか?」

艦長
「博士のお連れさんとは?」

カリスト
「なに、戦力としては十分な者達です。
必ずや艦長のお役に立つことでしょう・・・」









すみれ
敵艦から高熱源体多数!!
フライトユニットを装着した空戦専門の空挺兵団だと思われます!!」

アラド
「べぇ!?
もう完全にやり合う流れじゃないのこれ!!」

メダ
「ちっ!もう腹括るしかねぇか!!
アラド、出るぞ!!」

アラド
「あーーもう!
何で帝国と一戦交えないとならないんだよ!!
しかも艦隊だぞ!勝ち目あんの!?」

鳳仙
「言ったって始まらないだろ!!
やろうぜアラド!!
修行の成果、みせるだけだろ!」

アラド
「ちくしょう、どんだけお前らやる気満々なんだよ・・・仕方ねぇな!出るよ!!
フライトユニットってエアボードとかそこら辺だろ・・・!
だったらオレの専門分野だぜ!!!」

女将
「そうそうアラド、それにゼオラ・・・」

アラド
「なんすか?」

ゼオラ
「なにか?」

女将
「アルに頼まれてた物、完成してるよ・・・
格納庫にあるから好きに使いな。」

アラド
「え、何のことっすか?
特に何も聞いてないんですけど・・・
ゼオラ、何か聞いてるか?」

ゼオラ
「ううん、私も特に何も・・・」

女将
「何だ、あの野郎本当に何も言ってないのかい・・・
新しい装備だよ、一体型のね。」

アラド
「新しい装備?」

女将
「アラドのエアボード、赤龍戦の時に壊れてたはずだろ?」

アラド
「ああ、そう言えば・・・
たくさん持ってるうちの一つだから特に気にはしてなかったんですけど・・・」

女将
「アンタの力のことは聞いてる。
それを踏まえて一体型・・・
つまりドッキング機構を付けた最新式のエアボードを用意するってことだったんだけどね・・・」

アラド
「え!?
それ、本当ですか!!?」

女将
「ああ。
アラド専用機、その名も天駆ける皇帝・・・『カイザーファルケン』!

アラド
『カイザーファルケン』・・・!!

女将
「それとその補佐というか・・・
その技術を応用した普通の人間でもドッキング可能なゼオラ専用機。
戦火に舞う女帝・・・『カイゼリゲヴェーア』!

ゼオラ
ゲヴェ!?

女将
「ドイツ語で機関銃のことをマシーネンゲヴェーアとか言うらしいから適当にそこら辺付けた。以上。」

ゼオラ
「ちょっ!
ネーミング適当すぎやしませんかね!!」

アラド
「別に名前なんて何でもいいじゃん。」

ゼオラ
「そりゃあアラドのはまともな名前ついてるんだからいいわよね!!」

アラド
「じゃあ新しく付けちゃえよ。」

ゼオラ
「え?」

アラド
「別に正式名称以外に自分なりの愛称が合ってもいいんじゃねぇの?
ごひって人は自分の機体にナタクとか付けちゃうくらいだし?」

ゼオラ
「そ、そっか・・・
愛称、か・・・じゃあ・・・」



ゼオラは少しの沈黙の後、ポツリと呟く。
小さく、消え入りそうな声で


ゼオラ
「アイン・・・アインパール・・・」

アラド
「アイン、パール?
何て意味なんだよ。」

ゼオラ
「ひ、秘密!!早く行くよ!!」

アラド
「お、おい!!待てってゼオラ!!」

女将
「全く・・・若いっていいね~~」


「アインパール・・・『一対の』と言う意味ですかね。」

鳳仙
「ん?つまりどういう意味??」


番いってことじゃないですか?」

鳳仙
「??? つがいって??」

由紀
「あはは、鳳仙も行ったら?
早く行かないと相手とか居なくなっちゃうじゃないの?」

鳳仙
「それもそうかも!!
じゃ、行ってくる!!この船は必ず守って見せるからな!!!」

ネロ
「番い、か。
ゼオラ、意外と大胆だね。」


「まあ、あの三人の男共は重度の鈍感さんたちですから・・・
意味を教えても気付かないんじゃないでしょうか。」

由紀
「それは分からないんじゃないかな・・・
いや、本当に分からないけど・・・」


「それで、結局どういう意味なの??」


『二人で一つ、一心同体』とかそう言った意味合いじゃないでしょうか・・・
一緒に、どこまでも・・・と言った深い意味があったらロマン感じますね。。」









アラド
「おい、待てってゼオラ!!」

ゼオラ
「あ、あったわよ。
これ、みたいだけど・・・」



壁に立てかけるようにして置いてある二つのボード。
普通のエアボードと同じ形をしており、両者の違いは色のみとなっていた。
片方はかなり暗めの紫と銀、もう片方は翡翠のような透き通った緑と銀の配色。
大きさも通常のエアボードと同じようで、持ってみても重さをあまり感じることは無かった。


ゼオラ
「本当にコレ大丈夫なの?
軽すぎないかしら・・・」

アラド
「何だよゼオラしらねぇのか?
エアボードってのはな、それこそボードと一体になって初めて乗りこなせる代物なんだぜ。
重さを感じないってことは、お前とそのアインは相性バッチリってことだよ。
心配すんな!コイツスゲェよ!!
こんな装甲らしい装甲何一つ積んでないのにこの頑丈さ!!
最新式のはやっぱり色々違うよ!」

ゼオラ
「そ、そうなんだ・・・全然分からない・・・」

アラド
「乗ってみれば分かるって!!
コイツ、本当に凄いから!!」

ゼオラ
「と言っても私そう何回も乗ったこと無いから不安なんだけど・・・」

アラド
「大丈夫!ゼオラならスグ乗りこなせるさ!!
オレが軽く教えてやるからそれで覚えちまえ!」

ゼオラ
「う、うん。」

アラド
「一言で言えば、考えるな!感じろ!!」

ゼオラ
「ザックリすぎるわ!!」

アラド
「いや、マジでエアボードは感覚でどうこうする部分が多くてな・・・
こればっかりは自分で習得するしかねぇんだわ・・・」

ゼオラ
「だったら教えてやるなんて言うな!!
ちょっと期待しちゃったでしょうが!!」

アラド
「兎に角時間がねぇ!!出るぞ!!」

ゼオラ
「ちょ、本当に!?」

アラド
「ああ!エンジンのかけ方分かるか?
まずスイッチをONにして・・・
ホバーがかかって少し浮いたら、このエンジン近くにある棒みたいな奴を思い切り踏む!」



まるでアクセルを踏み込んだ車のような音を鳴らし、ボードのエンジンに火がともる。
それを確認したアラドはボードに飛び乗る。
そして両足を固定する。


アラド
「いいか・・・
右足がアクセル、左足がクラッチ!」

ゼオラ
「ブレーキは!?」

アラド
「んなもんねぇよ!」

ゼオラ
「どうやって止まるのよ!!」

アラド
「スノボと同じで斜面にエッジを効かせる感じで・・・」

ゼオラ
「言わんとしがたいことは分かる!
でも要領を得ない!!」

アラド
「大丈夫大丈夫。
オートマチックでそこら辺は安全装置とか効くと思うし・・・」

ゼオラ
「何か物凄く不安になってきたんですけど!」

アラド
「兎に角当たって砕けろ!!
やるだけやってみようぜ!!」

ゼオラ
「な、何でこういう時に限って強気なのよ・・・!
もう、これで駄目だったらアラドの所為なんだからね!」



ゼオラはアラドに言われたようにスイッチをONにし、キックスターターを思い切り踏み込んだ。
エンジンに火がつき、下腹に響くような低い音が連続する。
自身の肩に愛銃『デザイア』を背負うとボードに足をかけた。


ゼオラ
「思ったよりバランス取るの難しくないんだ。」

アラド
「ああ。
そこら辺の姿勢制御はオートマチックだからな。
よほどのことが無い限り落ちたりはしないから大丈夫。」



アラドは壁際にある赤いスイッチの所までボードを滑らせるように移動させる。
そしてその赤いスイッチを押すと、正面のハッチが上へと開いていく。


アラド
「ゼオラ、落ち着いてやればコントロールするのは難しくない。
オレが言えることは一つだ、アクセルは常に全開に踏み込め!!」



言い終わると同時に、アラドの体が反転。
開いた正面ハッチから出て行ってしまう。


ゼオラ
「ちょ!まだ細かいこと何も教わってないわよ!?」



『だから細かいことは体で覚えろって・・・』


耳につけられた通信機越しにアラドの声が聞こえる。
その先から、何かが爆発するような音が聞こえた。


ゼオラ
「今の音は!?」



『相手のユニットぶっ壊した音。
思った以上に敵さん数が居るぜ・・・ゼオラも早い所出てきてくれよ。
メダも既にやり始めてるけどよ・・・ちょっと数的に厳しい。』



ゼオラ
「わ、分かった!
えと・・・右がアクセル・・・」



踏んだ瞬間、何が起こったか分からなかった。
気付いたとき、ゼオラの体は空の真っ只中を駆け抜けていたのだ。
速いとか、そういう次元を超えている。
肌に当たる風が突き刺さるような痛みを全身に駆け巡らせる。
スグに『鋼猿』をかけて全身を覆うも、依然として何がなんだか分からない。
アクセルをまるで踏んでいないのに、もう飛空艇が豆のように小さく見える距離まできていた。
ゼオラの心中は完全な恐怖で埋め尽くされる。
無理。
こんなの乗っていられない。
だが引き返したくても方向転換の方法も分からない。
そんな時だった、視界の端から何かが現れたのは。
それは同じようにエアボードに乗った帝国兵士と思われる相手だった。
ゼオラは脊髄反射で『デザイア』に手をかけるも、ふらつく足場と心理的余裕の無いこの状況でもう一杯一杯だった。
相手は手に持った両刃剣を振りかぶると、それをゼオラに振り下ろしていた。
普段のゼオラなら防ぐこともできただろう・・・
だが、今のゼオラは姿勢を保つのが精一杯でそれ以外のことをまともにできない。
ダメだ・・・
そう思うと同時、ゼオラは強く眼を閉じる。


ズギャ!!


そんな重い音が耳に木霊し、ゼオラは身を縮こまらせる。
が、おかしい。
斬られたはずなのに痛みが無い。
そもそも何かが体に当たった感じもしていない。


『お前な・・・眼瞑ってたら運転できねぇだろ。』


その声を聴いた瞬間、ゼオラの思考が追いつく。
ゼオラが眼を開けると、そこに居たのはアラドだった。
さきほどまで帝国兵が居た場所にアラドが居る。


ゼオラ
「アラド・・・」

アラド
「ゼオラ、オレだけ見てろ。」

ゼオラ
「え?」

アラド
「オレと一緒に飛ぶんだよ、スグに飛べるようになるさ。
オレについて来い!」

ゼオラ
「でも、私・・・やっぱり怖いよ・・・!
震えが何時になっても止まらない・・・!」

アラド
「ゼオラ、お前にとってオレは何だ?」

ゼオラ
「え、ちょっ!
こ、こんな時になんてこと聞いてくるのよ!」

アラド
「オレ達は二人で一つ・・・一人でできないならオレを頼れよ。
二人一緒なら飛べるさ!この空をな!」

ゼオラ
「全く・・・バカじゃないの?
そんな精神論で・・・」

アラド
「オレはお前の隣にいたい。」

ゼオラ
「はへ?」

アラド
お前は最高のパートナーだ
オレにはゼオラが必要なんだ!
一緒に行こう、お前とならオレはどんな場所でも怖くねぇよ!!

ゼオラ
「!!」

アラド
「やっぱオレじゃあ頼りないか?」

ゼオラ
「ううん、そんなことないよ。
アラドは最高のパートナーだもん。
私も、アラドと一緒だから強くなれる。
そうだよね、二人なら・・・何も怖がることなんてないよね!!



震えが止まった。
肩にかけた『デザイア』を構えると、アラドの隣に並ぶように併走する。
もうその顔に恐怖など一切うつっていなかった。


ゼオラ
「行こう、アラド。」

アラド
「ああ・・・暴れるぜゼオラ!!」



二人のエアボードが空を、風を切り裂いて進んでいく。
その姿は二対の鳥が羽ばたいていくように見えた。





続く。。
スポンサーサイト
[ 2014/02/28 00:00 ] 小説(連載版) | TB(0) | CM(2)