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乗っかるしかない。。

今回は「宮古芳香」のテーマ作ってきました。
芳香1(PSP)
以下アイコンイメージ↓
芳香(げ~む) 芳香(みゅ~じっく)
芳香(ゆ~えむでぃ~) 芳香(ぴ~えすぴ~あっぷで~た)
別壁紙はこちら↓
芳香2(PSP)
ダウンロードはあぷろだあたりからどうぞ。。
どう考えても夏休みが終了するらしいです本当にありがとうございました!!
ま、オレには全く関係無くて逆に泣けちゃうんだけど、そんなことはどうでもいいかな・・・
本題に入ると、ぶっちゃけ・・・先週「幽谷語」内でネタのように出た悩みコメントの件ですが。
あれ、結構面白いので何かあるならしばらくガチで募集する方向で言っても良いかと思ったりしてます
ああ・・・でも勘違いしないで欲しいのは、ガチで悩みに対する回答をするのが目的ではないので基本、ふざけます。
そこら辺が理解できる奇特な人はコメント等で送ってくれると語の方でそのネタを使われるかもしれません。。
まあ、このキャラに答えて欲しいってのがあればそのキャラを出しても良い
どうせあと数話(残りの神霊廟キャラ数しかやる予定無し。今の所。。)で終わるのでこういうのもいいかと。
ネタにも困らなそうだしね!!
本当に気の乗った人だけでいいわ。
結果は既に見えてて、数人からコソコソ来るか全く来ないかの二つしかないから!!
絶対きまくるってことは無いと思うんだ!!
真面目に読んでる人、そんなに居ないと思うし!!
それじゃあ、若干期待しつつ待つこととします。。
ぼちぼちこっちも更新中「げ~むな日々Lv2」頁へ
じゃ、今日の所はコレで失礼!!ノシシ


~雪徒家のポスト~




「円光さん」
友達からだったんですか。
じゃあ友達に言っておいてくれ。
作らねぇよと。。
深夜バスのは事故とは関係無いネタです。
このネタは分かる人居なそうなので語らないでおきます。
優曇華って結構人気ですよね。
オレも結構好きな方で、順番を付けると上位に食い込みますね。
綿月姉妹は作る予定があったような無いような。
新旧鈴仙って何の事?
オレが分からないなら作らないんじゃないかな。。
げ~むやりたくない病は・・・
ただ単に他にやる事があってそっちを優先しなくちゃならないかもと自分で思ってしまい、
げ~むに集中できないってだけの話なのでそんな大それたものではないです。




「ナオさん」
そのネタは際どいから普通思い浮かばないんじゃないかな!
少なくとも初撃から!
まあ、そう言う人も居るんだと言うことにしときます。
悩みの件は語の方で存分に語らせた貰ったのでそっちをよろしくお願いします。。




「衣織さん」
課題は置いとくと最後の最後(今日か)に泣くと思いますが・・・
腐女子使いやすくて・・・
語が荒れるけど、それはそれってことで出しちゃいました!
今回から超展開連続するんで終わりに向かいますよ蓮篇。
まあ、やっと半分くらいといった所ですが・・・
メダは何を考えているんでしょうね。
頼むから早まるのは勘弁して欲しい物ですね。。
SAOだのCoDの件は語の方で語られておりますのでそっちで。




「JiiGaさん」
お久です!キャッホウ!!
また一カ月近く経ったような気がしますが・・・気にしない方向で行きます。
そうか受験生だから塾通いでしたか。
大変ですね。
受験終わるのって三月くらいだよな。
二月末くらいかな?
それくらいだと・・・鳳仙篇やってると思うよ。
今の奴がこのまま一話づつ更新だと終わるのが相当先なので・・・
この次の愛依篇はまたあっさりめの話なのでそれはスグ終わると思うのですがね。
多分、過去物語はもう一年くらいはやると思いますよ?
分かりませんけど、予定では愛依篇(蓮篇後始末篇)10話前後、鳳仙篇(格闘大会篇)18話前後、唯篇(文化祭篇)15話前後、奏篇(失われた血統篇)18話前後、由紀篇(最終決戦篇)下手すると30話前後で収まったらいいねって所です。
全部予定です。
蓮篇が予想以上に話数増えた影響で、どう考えても一年かかるのが決定しました。
むしろ完結するといいねってレベルです。
自作でこんな話膨らむなんて思いませんでしたが・・・
なので心配しなくてもゆっくり読める時まで続いてると思いますよ。
途中で飽きなければの話ですが。。
神霊廟は悩みつつも、半端に終わりたくなかったので始めることにしました。
変なコーナーつけて、ネタは閲覧者様方に投げてもらう仕様にしました。
結構良い感じなので、コレがあと数回続いてくれれば無事完結篇が書けそうです。
『盛夏祭』も近付き、大分話が動き始めましたが・・・
今後は怒涛?の展開が続きます。
むしろここから本編です。
長いプロローグ終了。来週から物語は動き出します。
メダは本当の意味で立ち直れるか?
優太が習得した新技とは?
蓮は『暁の地平線』に帰ってくるのか・・・
その全ては次週以降も読んでくれれば分かるのではないでしょうか。。
悩みに関しては語の方で適当に回収してください。
長々と失礼。
感想を真面目に書いてくれる人は本当に貴重だから、今後も時々で良いので感想を聞かせて欲しい。。


~宮古語~






芳香
「みんな!やっほーーー!誰もが待ち焦がれた芳香ちゃんの語、はっじまっるよーーーー・・・はぁ・・・死にてぇ。」

優太
「・・・・・すんません開幕早々急に死にたい宣言は勘弁してもらえませんか?」

芳香
「だってさ・・・私、生きてることに何の希望もわかないんだよ!!!」

優太
「おいおい、どうしたんだよ・・・オレで良ければ話を聞くぜ?まあ、今日初めて会ったべぇでそんなプライベートな内容を話してくれるとは思わないけどさ。て言うかお前既に死んでるから生きてる実感ある訳無いと思うけどね。。」

芳香
「いや、信頼と実績のある優太きゅんなら、なんでも話しちゃうよ( ̄∇ ̄+) キラキラキラ~♪」

優太
「いや、だからその異様なテンションの上がり下がりをまずどうにかせんか・・・」

芳香
「実はさ・・・昨日、ここ数週間頑張って作ってたフィギュアの色塗りミスっちゃって・・・うわぁああああああああああああああああ!!思い出すたびに泣けるぅぅううううう!!!」

優太
「ああ、そういうのってかなりショックだよな。オレも、スミ入れミスって大幅にはみ出しちゃった時とか泣くもん。まあ、スグ拭けば落ちるけどさ。」

芳香
「そんな感じでどうしようと思って・・・修正を試みてどうにか色は落とせたんだけどさ・・・再挑戦する勇気が湧かないって言うか・・・死にてぇ・・・」

優太
「てかどこの色塗りミスったんだよ?そんなに繊細な部分なのか?瞳とか?」

芳香
「いや、ショーツのシワなんだけど・・・」

優太
「そんな部分のディティールに凝ってんじゃねぇよ!!!」

芳香
「バカ野郎!!!パンツ信者にとってはその部分のためだけに命駆けてる人だっているんだよ!!軽はずみな発言は控えてもらおうか!!!」

優太
「その台詞をそのまんまお前に返すわ!!」

芳香
「そんなこと言ってお前だって最近フィギュア集めに凝りそうな感じらしいじゃないか・・・」

優太
「いや、それとこれとは何の関係も・・・て言うか別に凝りはし無ぇよ。もう置くとこ無いし。」

芳香
「グリフォン製東方フィギュアのさとり、こいし、天子って・・・確かスカートの下ショーツだったよね。」

優太
「え、そうだっけ?」

芳香
「さとりとこいしが紐パンで、天子は普通のパンツだったと記憶しているが・・・」

優太
「いや、そんなことサラリと言われると流石に気持ちワリィよ・・・」

芳香
「特にさとりとこいしの紐パンはスジとかシワまできめ細かに掘られてて、かなりエロティックなんだぜ!!?」

優太
「知らねぇよ!!そんなマジマジと見たことねぇから!!!」

芳香
「おっぱいには目が行くくせに・・・」

優太
「うっ・・・!」

芳香
「私から言わせれば、あんな脂肪に目が行く方がにわかだね・・・もっと見えざる物を見ないと・・・見えない部分にこそ、真の芸術が宿ってるんだからさ!!!」

優太
「何だろう・・・言ってることは凄く真面そうなのに、それがパンツの話だって知ってると途端にキモい野郎に見える・・・」

芳香
「まあ、私おっぱいもイケる口だから全然良いけどね。おっぱい最高!!!」

優太
「ダメだ、コイツ完全に終わってやがる・・・」

芳香
「既に死体だしね!!キョンシーだから!!」

優太
「じゃあその既に死んでる芳香さん・・・そろそろふざけるのも止めて本題入りましょうね。」

芳香
「そうだな!!あはは!パンツパンツ、あとおっぱいとか叫べて私は満足だ!もう帰っても良いよね?」

優太
「お前ココで帰ったら確実にただの変態野郎で終わるけどそれでもいいのか・・・?」

芳香
「ぶっちゃけ今までだってそういう人多かったじゃないか・・・」

優太
「あれは台本読んでただけじゃん!!」

芳香
「本当にそうと言い切れるのかい?そう言うネタって言ってるだけで・・・実は本当かも知れないのに?」

優太
「え、それどういう意味・・・」

芳香
「なーーんつって!!そんなことある訳無いじゃーーん!!」

優太
「え、あ、ああ・・・!そ、そうだよな!!もしホントだったらみんなブラボーな性癖持ちって話になって大変なことになるもんな!!」

芳香
「と言う訳で・・・お便りのコーナーいってみるかね!」

優太
「なんだか律儀にコメントに悩みを書き込んでる人が居たからな・・・」

芳香
「いやーーー、誰も読んでないだろうと思って自虐ネタのオンパレードにする前でよかったね!!」

優太
「悩みコメント来ないだけで自虐ネタに走るなよ!!いい加減自虐ネタは飽きたよ!!」

芳香
「とりあえず一言目・・・模型店潰れ亭困ったさんから。」

優太
「何だよそのじょしらくみたいな高座名表記・・・」

芳香
「勝手に命名してみました!!」

優太
「あっそう・・・肩書的に見ても、近所の模型店が潰れて困ってることはよく伝わってきたよ。」

芳香
「全文を載せると・・・『悩みのネタとしては、家の近く(およそ4km)の模型店がつぶれて塗料の入手が困難になった事と、アールグレイの添い寝DISC流しても全く眠れない事ですね。』ってことですが・・・」

優太
「つまんねぇ事悩んでんなよ!!!」

芳香
「何かそれ聞くと鉄板キターーってなるよね。」

優太
「マイスィート流行語だからな。。」

芳香
「で、どうしたらいいと思う?」

優太
「芳香はどう思う?」

芳香
「死ぬしかないんじゃないかな。」

優太
「重っ!!少なくとも回答としては最高に重いですよその返し!!!」

芳香
「だって模型店潰れちゃったんでしょ?悲しいよね。もう死ぬしかないじゃん。模型店と運命共にするしかないじゃん!!パンツ塗り同志として!!!」

優太
「誰もパンツ塗るために塗料欲しがってるなんて書いてないだろうが!!!」

芳香
「いや、この人確実にそんなことしてるね!!ガンプラ塗装してますとか言って、裏ではよろしくやってるタイプだよ絶対!!ソースは私!!」

優太
「全ての人類がお前と同じ行動をするとは限らないだろうが!!」

芳香
「それもそうだ。。」

優太
「サラッと納得した!!もういいや!!潰れちゃったもんは仕方ないんだし、また遠くへ行くしかないと思います!!」

芳香
「でさ・・・この添い寝DISCって、添い寝CDのことかな?」

優太
「さぁ・・・オレもそこら辺のことは詳しくないし・・・ググってみるか。」

芳香
「ああ、コレのことだったのか。知ってる知ってる。。」

優太
「言われてみれば何だかんだで気にはなってたけど買わなかった奴じゃんか・・・。試しに少し聴いてみるか・・・」



青年少女拝聴中。。~


優太
「あぁ・・・こいつはヤヴァイわーーー。」

芳香
「コレで寝る?無理無理。。私、こんなの聴きながら寝てたら確実に変なスイッチ入るって・・・」

優太
「うん、コイツはけしからんな!メロンに売ってるシリーズ全部買い占めてくる!!!」

芳香
「と言う訳で、寝れる訳無いのでもっと変な妄想を掻き立てないような静かなBGMを流せばいいと思います!!!」

優太
「あ、て言うかこのコメントまだちょっと最後に少し残ってるぞ・・・」

芳香
「なになに・・・?『後はBMI4が25.35で肥満気味だったこと位ですかね。』だと?」

優太
「運動しろ!!!」

芳香
「だそうでーーす。はい次ーーー。」

優太
「えぇーー・・・!そんな適当に流すなよ・・・もっと突っ込んでくると思ってたのに・・・」

芳香
「いや、時間も無いし適当に次いかないとダメかなーーと思って・・・次は、アスナ可愛すぎ亭死ねるさんから・・・」

優太
「おい、確かにSAO関連の悩みだがアスナが好きとは書いてないぞ!!もしかしたらヨルコさん派かもしれないだろ!!」

芳香
「私ちなみにクライン×キリト派!!」

優太
「おい止めろ!!そんな話を大声でするんじゃない!!また変なの来たらどうするんだ!!」

芳香
「え、変なのってなに?」

優太
「変なのは変なのだよ・・・よし、今日は流石に来ないか・・・ふぅーーー・・・命拾いしたぜ。。」

芳香
「で、この悩みだけど・・・結構まともな悩みじゃね?」

優太
「そうだな・・・正直つまんねぇな・・・・・・・・・つまんねぇ事聞くなよ!!」

芳香
「(ワンテンポ遅れた・・・忘れてたな。)」

優太
「げ~むかーーー・・・げ~むねぇ・・・隙あらば買いたい所だね。」

芳香
「CoDも楽しみだね!!私みたいのバッサバッサ倒すんでしょ!??」

優太
「そっちなの!?違うんじゃないかな・・・!普通路線でくるんじゃないのかな!知らねぇけど!」

芳香
「よし、結論!買え!!」

優太
「お、コレで最後か?」

芳香
「そうかも・・・少なくとも今週はコレで終わりかな。受験が忙しく亭死にたいさんから。」

優太
「おい、死にたいのはお前の事だろ・・・」

芳香
「バレた?」

優太
「もう何でもいいから読め。」

芳香
「えっと・・・『受験大変だから励ましてくらさい』だそうですが。」

優太芳香
「「甘えてんじゃねぇ!!!」」

優太
「って、違ぇよ!!流れでハモったけど違ぇよ!!励ますどころか、完全に罵倒しちゃってるだろコレ!!」

芳香
「本心だと言っちゃえよユー!!」

優太
「お前とやってると何かそういう発言が多くなっちゃうだけだっつーの!!え、えーーーと・・・とりあえず、頑張ってれば良い事あるよ!!」

芳香
「月並みで面白味が無い・・・却下。」

優太
「ココにきて駄目だしされた!!!」

芳香
「最後の質問くらいガチで答えてやれよ!!!とりあえず、癒しの専門家連れてきたんでその人に頼もう。」

優太
「え?」


「あの・・・優太さん、何ですかコレ・・・」

優太
「まさかの!!?」

芳香
「先生!!一発受験生を癒してあげてください!!」


「え?え??」

優太
「と、とりあえずキレイにまとめてくれ!!無茶ぶりは承知だが・・・何かそう言う空気なんだ!!!」


「え、えっと・・・わ、分かりました。とりあえず、励ませばいいんですよね?」

優太
「多分。」


「それじゃあ・・・色々と辛いことも多いと思いますが、その先にはきっと良い事とかが必ずあると思います。今は辛さを噛み締めて、頑張ってください!私も、応援していますよ。」

芳香
「月並みだけど、優太きゅんのダメダメ発言よりはマシなので許す!!」

優太
「ダメダメで悪かったな・・・」


「これでよろしかったんですか?」

優太
「うん、ありがとう。助かったよ・・・あとで何かお礼するからな。。」


「それじゃあ、たまには二人で旅行とか行きたいですね~~。。」

優太
「すいません・・・それをすると嫁さんに殺されるので勘弁してください・・・」


「もう優太さん、冗談ですよ~~。適当に考えておくと言うことで・・・。」

優太
「うん。さて・・・今回はそれなりに悩みが来て助かったな。」

芳香
「これ結構面白いかもねーーー。真面目に募集しちゃっていいんでない?」

優太
「雪徒の奴はマジで募集するつもりでいるらしいぞ?」

芳香
「じゃあ、次週からも同じようにやっていけたらいいね!!じゃ、本日はここまでーーー!お相手は宮古芳香と!」

優太
「大宇宙銀河でした!!」

芳香
「普通に終わるかと思ったらそう落としてくるとは・・・侮りがたし、福島・優太・エターナル!!」

優太
「え、マジでこの路線で行くんじゃないのよね?来週から表記変わったりしないよね!?」

芳香
「知るか。。」








~宮古語~ 完。。








~過去物語~「蓮篇」(12)






エリス
「ふぅ・・・これで片付け終わりましたね・・・。」



時計の針は既に日付をまたいでいる。
ネロやアラド、ゼオラを呼んでの前夜祭はかなり盛り上がり終わりが見えないくらいの状況だったが・・・
流石にみんな三日間の準備疲れが出たのか十一時くらいには線が切れたように雑魚寝状態になった。
エリスは一人みなに毛布をかけ、今の今まで片づけをしていた所だった。
それも一段落した。


エリス
「あ・・・皆さんが起きられたらお風呂に入りたがるかもしれませんね・・・。
湯を張っておかないと。」



エリスは食堂を出て、大浴場まで足を運ぶ。
昼間の内に掃除は済ませてあるので湯を張り込めばスグに入れる状態だ。
エリスは脱衣所の壁に付けられているパネルを操作する。
すると中からお湯が勢いよく出る音がする。
戸を開けて一応確認するが、ちゃんとお湯は出ているようだ。


エリス
「これでよしっと。
さて・・・私もシャワーを浴びて少し仮眠を・・・」



ピンポーン。。


ふとそんな電子音が響く。
深く考えるまでもなく呼び鈴の音だ。
夜も深まり、静まり返った洋館には妙にその音が響いた。


エリス
「こんな時間に誰でしょう・・・。」



エリスは多少疑問に感じつつも入り口に向かう。
入り口の調度左奥に浴場があるのでスグに辿りつく。
そしてエリスは扉を少し開けて


エリス
「どちらさまですか?」



開けた先に居たのは兵士だった。
暗くてよく見えないが三人くらいだ。
訝しがるエリスを尻目に兵士の一人が口を開く。


兵士A
「夜分遅くに失礼・・・
ここが『暁館』で間違いないかな?」

エリス
「はい、そうですが・・・こんな夜遅くに何の用ですか?
もう皆さんお休みなので明日にしてもらえると幸いなのですが・・・」

兵士A
「いえ、お時間は取らせません・・・
貴女に人質になってもらうだけなので。」

エリス
「え?」



次の瞬間兵士の手がエリスの手を掴む。
そのまま強引に引き寄せられると、口を押さえつけられる。
抵抗するも相手は意にも介さない。


兵士A
「別に危害を加えようと言う訳ではないんですよ・・・
少々黙ってて頂ければ何もしませんよ・・・。」

エリス
「むーー!!むーーー!!!」

兵士A
「だから抵抗しないでくださいと言っているでしょう?
うっかり何をするか分かりませんよ・・・ふふふ。」

エリス
「むーーーーーーーー!!!」

兵士A
「随分と強情なお嬢さんだな・・・まあいい。
コイツを人質に中の連中を拘束するぞ・・・全員オレにつづ・・・」



その言葉が二の句を告ぐことは無かった。
兵士の顔面に拳がめり込んだからだ。
兵士はそのまま弾き飛ばされ、門前に尻もちをつく。
エリスはその拍子に拘束を解かれ、何が起こったのか分からずあたふたしている。


優太
「こんな時間に誰かと思ったら・・・誰コイツら・・・?」

エリス
「優太様!!」

優太
「トイレに起きて呼び鈴に気付いて来てみればこれだよ・・・
どゆこと?」

エリス
「いえ、私にもさっぱりで・・・!」

兵士A
「き、キサマ・・・!ユウタだな!!
ソイツがリーダーだ!!取り押さえろ!!
相手は丸腰だ!何もできっこない!!今がチャンスだ!!!」



それを合図にしてか残りの二人が踏み込んでくる。
左右から挟み込もうと二手に分かれ、優太に向かってくるが・・・


優太
「寝起きで思考が追いつかねぇんだけど・・・
とりあえず、お前らは敵ってことでいいんだな?」



兵士二人が優太に飛びかかる。
優太は適当に首を左右に動かす。
そして


優太
「たった雑魚三人で、よくオレの前に立つ気になったな・・・
それだけは褒めてやるよ!!!」



全身から凄まじい量の闘気を発する。
それだけで兵士は三人とも動きが止まる。
いや、動けなくなったと言うのが正しいかもしれない。
兵士たちは言葉にできないような「威圧」を受け、戦意を完全に削ぎ落とされる。


兵士A
「な、え・・・お、おま・・・な、何を・・・!!」

優太
「蛇に睨まれた蛙ってとこだぜお前ら・・・
今は蛇じゃなくて龍、蛙じゃなくて人間だけどな。
今のオレはちょっとばかり虫の居所がいいから一回だけチャンスをやろう。」

兵士A
「ちゃ、チャンス?」

優太
「エリスに手を出したのは見逃してやるから・・・とっとと失せろ・・・。
それでもかかって来るってんなら、次は命の保証はできねぇぞ。」



重ねるように闘気を出し続ける優太。
その瞳に睨まれた兵士の一人は今まで感じたことの無い恐怖を感じる。
体の震えが一瞬だけ解ける。
それを合図に三人は一目散にその場を走り去っていく。


優太
「たく・・・何だってんだあいつら。
エリス、大丈夫か?」

エリス
「あ・・・ハイ。
私は特になんとも・・・」

優太
「そっか・・・ん?」



急に風の流れが変わる。
それは少しづつ大きな物に変わりながら王都中を吹き抜ける。
ふと、魔力の流れを感じる。
しかも王都中からだ。
それが少しづつこっちに向かってくる。
優太は身構えるも、何も現れない。
魔力の流れはすぐさま屋敷の前を抜けて違う方向に向かっていく。


優太
「な、何だ?誰も居ないのに・・・
魔力だけが独り歩きしてる?」

エリス
「!!
優太様!あのプランター・・・淡く光ってませんか?」

優太
「え?」



エリスが指差したのは小さなプランターだ。
確かこれは仕事で設置した物の筈だ。
優太はプランターにゆっくりと近づく。
そしてプランターを確認してみると、さっき感じた魔力をこのプランターから感じた。
しかも左右に等間隔に設置されたプランターからも同種の魔力を感じ取る。
これはまるで


優太
「プランター同士が魔力のラインで繋がってる?」

エリス
「え、どういうことですか?」

優太
「分からん・・・
でも、よく見るとプランター同士に魔力の線が走っているように見えないか?」

エリス
「私、そう言うのには疎いのですが・・・
た、確かにそう見えなくも無いですね。」

優太
「何かが、起ころうとしてるのかもしれないな・・・」



優太はその魔力の元を辿るように視線を向ける。
その先には、王城がそびえ立っている。
そしてその頂上付近に強大な魔力の渦を感じ取る。
確実に何かが起ころうとしている。
優太は肌でそれを感じるのだった。








カスム
「いささか予定より早いな・・・」


「?」

ジゼル
「大臣、私緊縛されるなら姫様にされたいのでこの紐解いて姫様に縛り直させてください。」

カスム
「お前が変態だと言うのは十分に分かった。
とりあえずもう少し緊張感を持て。」


「屋上まで連れて来て何をするつもりですか・・・。
それに、お父様はどこに・・・?」

カスム
「あの役立たずの王ならそこにおられますよ?」



カスムは顎で軽く示す。
そちらに向くとそこには確かに国王が縛り付けられている。
その喉元には剣を突きつけられており、下手なことをすれば即殺すと言われているようだ。
蓮はスグにカスムへ向き直る。



「私がどうなろうと構いません・・・
貴方のして欲しいことにも黙って従います。
ですから、お父様とジゼには手をださないで!」

ジゼル
「ひ、姫様!!そんな奴にそんなことを言ってはいけません!!!
相手はアレでも男です!!きっと○○されて、○○漬けにされた挙句に、○○○とかされて・・・!!!
個人的には超興奮しますけどやっぱりファンの人達に大打撃なのでそういうのはお止め下さい!!!」


「ちょっとジゼ黙っててくれる?
せっかくのシリアル台無しだから・・・」

ジゼル
「心得ました。
ですが、姫様・・・シリアルではなく、シリアスですよ。」


「失礼噛みました。」

カスム
「全く・・・緊張感の無いお方たちだ。
自分たちが置かれた状況がお分りにならないか?」


「いえ、そんなこともないですよ?
ちょっとばかりこういうことには慣れているだけです。」

カスム
「ふっ、まあいいでしょう。
姫様、こちらへお越しください。」



そう言うとカスムは手招きをして蓮を誘う。
蓮は黙ってカスムの元へ歩を進める。
その先には小さな魔法陣が書かれていた。
六芒星の周りには何やらびっしりと術式が書きこまれている。
蓮は一瞬だけ魔法陣を見回す。
すると



「召喚術式ですか・・・。」

ジゼル
「しょ、娼館・・・術式・・・!」


「だから黙ってなさいこのお馬鹿・・・。
娼館じゃなくて召喚!!」

ジゼル
「流石姫様!!聞いただけで漢字間違いに気づくなんて!!
ジゼは感動のあまり涙が止まりません!!」


「はいはい・・・で、大臣これで何しようと言うんですか?」

カスム
「とりあえずあの変態メイドに猿轡付けて良いですかな・・・?」


「あ、お願いします。
流石に五月蠅いんで・・・」

ジゼル
「姫様!
猿轡じゃ物足りないんでボールギャグとかだとなおいいでーーす!!!」


「だそうなんでできれば用意してあげてください。」

カスム
「ある意味息ピッタリですな・・・」





そんな感じでジゼルには本人の希望どうりボールギャグを付けてあげた。
本人が蓮に付けて欲しいとか駄々をこねるため、蓮はとりあえずしこたま叩いてからもの凄く強引に取り付けた。
ジゼルの顔は終始嬉しそうだった・・・



「失礼、時間を取らせました・・・。」

カスム
「いえ・・・て言うか逆に彼女大丈夫ですか?
随分とびったんびったんやってましたが・・・」


「何の問題も無いです・・・
知り合いにも似たようなの居ますけどああいうことされると逆に元気になるんですよ・・・。
いわゆるご褒美って奴らしいですから・・・。」

カスム
「(この人、実は普通にドSだよ!!
普段ひた隠しにしてる分解放すると凄いな!!
何か嫌な物見ちゃったなーーー!!!)」


「で・・・ここからは茶々無しのシリアスでいけますよ?
これで何をするんですか?」

カスム
「え・・・あ、ああ・・・。
これで召喚をするんですよ。」


「娼婦をですか?」

カスム
「姫様!!いい加減空気読んでください!!!
読者も真面目にやりたいんだかふざけたいんだかの境目分かんなくなっちゃってますから!!!」


「失礼、ちょっと魔が差しまして・・・
ちょっとジゼを叩いてたら胸の奥から色々湧き上がる物がありまして・・・
この気持ちはなんなんでしょうか?」

カスム
「いや、そんな目覚めちゃいました発言良いんで!!
そろそろ真面目に話させてくださいお願いします!!!」


「そこまで言うならしょうがないですね・・・
手短にお願いしますね。」

カスム
「はい!!ありがとうございます!!!・・・って違ぇよ!!
何でこっちが低姿勢でいかなきゃならんのだ!!!
逆だろ普通に考えて!!!」


「今更気付いたんですか・・・?
意外と抜けてますね大臣・・・。」

レーヴェ
「(緊張感無いなーーーこの空間・・・。)」

カスム
「ゴホン・・・。
この術式で私は神に連なる者を召喚するのですよ。」


「神に連なる者?」

カスム
「俗に言う、神獣と言う奴ですかな。」


「正気ですか?
召喚術式を発動させるのにどれだけ魔力を使うか知っているんですか?
召喚する者の格が大きければ大きいだけ使う魔力は多くなります。
神獣クラスともなれば貴方一人の魔力でどうにかなるものでは無いですよ!」

カスム
「そんなのは承知の上です・・・。
ですが、アレを見ても同じことが言えますかな?」


「?」



カスムは身を引くと、奥に行くよう促してくる。
蓮は恐る恐る前へ進む。
屋上の縁まで来た所で信じられない光景が飛び込んでくる。
王都中が光り輝いている。
正確には光の線が繋がり、一つの大きな物を描いていると言うべきか。
それは大きな大きな魔法陣。
さっきのと同じ術式を書き込まれた大きな魔法陣が城下に広がっている。



「こ、これは・・・!」

カスム
「私が三日かけて準備させた物ですよ。
魔法陣の効果で地脈から魔力を吸い上げこの城に集まるようになっています。
これで魔力の方は大体心配なくなる訳です。」


「いえ、これでも足りないでしょうね・・・」

カスム
「ふっ・・・鋭いですね。
確かにこれでは理論上まだ足りない。
ですから貴女が居るのではないですか・・・姫。」


「なんですって?」

カスム
「貴女の身の内に秘められた王家の魔力、『聖霊力』・・・。
それは無限に連なる力の一つでしたね。」


「・・・・・」

カスム
「その力は他者の傷を癒すことに特化された魔力。
それに、自身の魔力回復のスピードが常人の倍あると聞き及びましたが・・・。
流石は『無限力』の一つ。
これで魔力の心配は無くなる訳だ。」


「しかし・・・!まだ問題は残っています!!!
通常、召喚された者を操るにはそれ相応の力が必要の筈!!
貴方にそこまでの力がある訳が・・・!」

カスム
「それはもっともです。
しかし・・・それを可能にしてしまう道具があるとしたら?」


「何をバカな・・・!
そんな都合のいい道具があるわけ・・・」

カスム
「あるんですよコレが・・・。
我々の技術担当が作り出した神獣すら手懐ける道具・・・!」



カスムは右の袖を捲り、その下に付けられた腕輪を見せつける。
所々に赤い宝石が埋め込まれた見た目は普通の腕輪だが、それからは今までに感じたことも無いような嫌な魔力を感じる。
まるで人工的に作られた、自然の力とは相反する力のような・・・
妙にザラついた、気持ちの悪い魔力だ。



「ほ、本気ですか?
そ、そんな腕輪一つで・・・」

カスム
「それを今から試すんですがね・・・。
ささ、姫様・・・もう時間もありません・・・始めましょうか。」



カスムの腕輪が禍々しい波動を大気に振りまく。
それを合図にカスムの足元の魔法陣が赤く、朱く、紅く煌めく。
蓮の足元にも何時の間にか何かの魔法陣が浮かび上がる。
次の瞬間、全身から力が抜ける。
そのまま地面に倒れ込む。
それでも全身の虚脱感が抜けない。
魔法陣から体内の魔力を持っていかれている。
蓮は即座に気付くも体の自由がまるで利かない。
終わることの無い吸引が続く。



「あ・・・ああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!

カスム
「スゴイ・・・スゴイスゴイスゴイスゴイスゴイスゴイスゴイぞ!!!!!
何と言う魔力だ!!!これが『無限力』・・・『聖霊力』の力か!!!
吸っても吸ってもドンドン湧いてくる・・・!!
これなら、本当に呼び出せる!!」


「ぐっ・・・うっ・・・!!!ああああああああああああああああ・・・・・・・・っ!!

カスム
「さあ、来い!!!神獣、ヴァルヴェルド!!!!!



魔力が一点に集まる。
その力は天を裂くようにジグザグの亀裂を走らせる。
天が砕け、砕けた空の先には異界への扉が開いている。
その中からけたたましい叫び声が木霊する。


グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!


そして、そこから現れたのは・・・








優太
「何だ、コレ・・・空が・・・裂けた?」

メダ
「おい!!何の騒ぎだコレ!!!」

鳳仙
「って何だコレ!!!
空がメチャクチャ真っ赤だ!!!」

由紀
「この魔力、尋常じゃないよ・・・」

ネロ
「ねえ・・・アレ、なに?」



指の先をみな目で追う。
その先には、亀裂の中心から紅い体表に身を包んだ巨大な何かの腕とも脚とも解せない物が見える。
次々とその全貌が明らかになる。
長い長い強靭そうな尻尾。
鋭い爪がついた手足。
身長の何倍あるか分からない巨大な翼。
そして、頭には巨大な一本の角。
まるでトカゲを大きくしたようなその風貌・・・
あれはまさしく、


優太
「ドラ、ゴン?」



いま、王都上空に真紅の巨龍が姿を現す。
それは、紛れも無く戦いの幕明けとなることをその場の全員が理解した。







続く。。
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[ 2012/08/31 07:58 ] カスタムテーマ | TB(0) | CM(4)






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