希少価値なんだって。。

今回は「揺れない震源地さん」のテーマ作ってきました。
天子2(PSP)
以下アイコンイメージ↓
天子(げ~む) 天子(みゅ~じっく)
天子(ゆ~えむでぃ~) 天子(ぴ~えすぴ~あっぷで~た)
別壁紙はこちら↓
天子3(PSP)
ダウンロードはあぷろだあたりからどうぞ。。
すんません調子乗りましたすんません。
前回のテンションが残っていたのか、変なこと書いてしまい申し訳ございませんOrz
今回は「比那名居天子」のテーマを作ってきました。。
ホントマジすんません。
天子ファンの方にはとても不快な思いをさせてしまい本当に申し訳なく(ry
と謝罪も終わった所で本題に。。
いやーーー、ぶっちゃけ連続更新します。
随分前から言うだけ言ってましたが今週は今日と明日二日連続更新です!
誰得ですか?とか聞かないでくださいマジお願いします・・・
そんな訳でね、連続更新と言う訳で先週は結構大変でした。。
やることは決まってたのに準備は一気にやったもんだから余裕が無いの無いの・・・
どうにか今日分は完成してるんで公開間に合いましたね良かった!!
でも明日の分は・・・どうなるんでしょうね~~?
あ、ちなみにコメ辺は明日に持ち越しますのでコメ辺目当ての人は明日のもチェックしようね!!
てか告知とか先週してねぇから今日更新されてるとか誰も知らないかもな・・・
ぼちぼちこっちも更新中「げ~むな日々Lv2」頁へ
じゃ、今日の所はコレで失礼!!ノシシ


~比那名居語~






天子
「みんなが待ってた私の出番よ!」

優太
「誰得?」

衣玖
「オレ得~~。。」

優太
「うん、分かった。そのネタも十二分に理解したよ・・・だから、帰れ衣玖。。」

衣玖
「まあまあそう固いこと言わんと~~。別にいいがなーー、一人くらい変態が混じってても。。」

優太
「あ、変態って自覚あるんですね。よかった、理解ある変態なら大歓迎ですよ!!」

天子
「何を意味分からないことで分かり合っちゃってるのよ!!ほら、この私が来てやったんだからもうちょっと言うこととか無い訳!!?」

優太
「え?えーーーっと・・・ご苦労様です。。」

天子
「鉄板だな・・・だが軽い!!もっとこう敬う感じで言ってくれると舞い上がる!!」

衣玖
「今日も全く揺れなくて最高です!!総領娘様!!」

天子
「っせぇわよ!!悪かったわね小さくて!!て言うかねぇ、原作設定だと幻想郷に住んでる奴らは全員ひんぬーって設定があるんだけど!!だから私別におかしくないんですけど!!みんなの思い込みが酷いだけなんですけどーー!!」

優太
「天子、原作なんてのは別に守る必要の無い物なんだZE☆」

天子
「お前がそれ言っちゃうのかよおおおお!!どんだけ毒されてるのこの空気に!!て言うか漢字で誤魔化してるけど『てんこ』言うなぁぁぁ!!て・ん・し!!ってちゃんと呼べよコラァァァ!!!」

衣玖
「はい!!分かりました天子様!!!」

天子
「お前に言ってねぇし!!あぁ・・・でも総領娘様って長いし固いしあんま好きじゃないし・・・ま、良いか。」

衣玖
「ヒュウウウウウウウウウウウウウウ!!興奮と感激のあまり鼻息が止まりません!どうしましょう!!」

天子
「いや、普通に落ち付けよ・・・」

優太
「そうだぞ、落ち着け天子・・・」

天子
「私は常に冷静じゃあああああああああ!!あと『てんこ』言うなっつーーに!!せめて天子ちゃんマジ天使とかいいなさいよ!!」

優太
「てんこちゃんマジ天使。。(棒読み)」

天子
「悪びれも無く『てんこ』って言いよった!!!しかも棒読みウゼェ!!もっと感情込めてよ!!」

衣玖
「天子様マジ天使!!ブッヒィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」

天子
「やべぇ、何かユウタの言い方の方が百倍マシに聞こえて来ると言う事態になっちゃたわよ・・・」

優太
「そんな褒めんなよ・・・照れるぜ。。」

天子
「いや、実際の所全く褒めてねぇし・・・て言うかツッコミ疲れたんだけど、誰か変わりなさいよ・・・」

衣玖
「て、天子様にツッコんでよろしいんですか!!?」

天子
「ツッコむのはボケた時だけにしてよね・・・あ、あとツッコむとか言って変な所にツッコんだら潰すからね。」

衣玖
「それはそれで・・・イイ。。」

天子
「ユウタ、コイツマジうっさいんだけどどうにかしてよ。」

優太
「潰しちゃえばいいと思うよ・・・。」

天子
「これも鉄板だけど個人的に飽きたわーーー。もっと新鮮でフレッシュなネタ無いの?」

衣玖
「天子様、新鮮とフレッシュは同じ意味ですが・・・ワザとですか?ワザとなんですか?大事なことなので二度言いましたって感じなんですか?」

天子
「うっさいなぁ!!間違いましたよすみませんでしたぁ!!」

優太
「ところでさ・・・前回投げちゃった話の続きがしたいんだけど・・・」

天子
「えーーー?メンドイ。」

優太
「お前今週やるって言ったじゃん!!」

天子
「あまりに誰かさんが故意に名前間違いまくったりするからやる気失せたわ・・・」

優太
「いや、オレは愛称的な意味合いも込めて天子と言っているにすぎない訳で別に悪意とかそう言うのは無い!!!」

天子
「そんなの分かんないですからね!!ハッキリ言ってくれれば分かりますけどね!!あーーーもういいよ!!好きに進めればいんじゃないんですかね!!」

衣玖
「そうですね・・・では赤土春絵の・・・!!」

優太
「実は憧ちゃん貧乳疑惑が浮上して・・・」

天子
「誰が貧乳じゃああああああああああああああああ!!!!!」

優太
「お前じゃねぇよ!!ってこのツッコミもかなり多用してるんだけど!!お前らこんな毎度毎度同じようなボケが通用すると思ってんのか!!もっと気合い入れろよ!!!」

衣玖
「よっし!!気合い入れて今夜は天子様を夜這いしちゃうZE★」

天子
「お前はホントいい加減にしろ!!!てか毎夜毎夜私の部屋に侵入してるのお前かよ!!入るならせめてノックくらいしなさいよ!!ぶっちゃけ凄くビックリしてんだからね毎回!!!」

衣玖
「え、夜這いをかけるのは今夜が初めてですが・・・」

天子
「え、じゃあ昨日まで侵入してきたのは?」

衣玖
「さぁ?」

天子
「よっし!気を取り直して憧ちゃんトークするわよ!!!」

優太
「え、原因究明しなくていいの?」

天子
「やだよ!!結論がお化けとかになったら嫌じゃん!!お化けなんかよりはまだ実体のある変態の方が対処楽だもん!!!」

優太
「あーーー・・・さいですか。」

天子
「で、何で貧乳なんて話になってるのよ?」

優太
「いや、雪徒の妹が憧ちゃんの私服姿と制服姿の時の胸の膨らみ具合が違いすぎることに気付いて・・・」

天子
「それ、作画ミスじゃないの?」

優太
「知らんけど。てかオレも実際のシーン見たけど別段違いは・・・無かったよ?」

天子
「今の間は何よ・・・」

衣玖
「まあそんな痴女の事は置いといて赤土春絵の話を・・・」

天子
「そういやー、憧ちゃんが円光してるとかって言う変な設定を作っちゃってる人達が居るらしいけどアレってどうなのかしらねーーー。」

衣玖
「天子様は円光なんてしちゃダメですよ絶対!!」

天子
「しないわよそんなこと!!てか男にそこまで興味無いし!!!」

衣玖
「て、天子様・・・れ、レズビアンだったんですか!!その設定はウェルカムですけどねむしろ!!!」

天子
「そうじゃねぇええええええ!!!今の所興味が持てないだけって意味だっつーーの!!私は至ってノーマルじゃボケぇえええええええええええええええ!!!!!」

衣玖
「そうですか・・・ならドリルを具現化できれば私にもチャンスがあると!!?」

天子
「ねぇよ・・・限りなく零だよ・・・。」

衣玖
「全く、天子様はツン多めのツンデレさんですね・・・貴女がデレるまで、攻略を止めない!!!」

天子
「止めろよ迷惑だから!!!てかさっきから一向に話が進まない!!ユウタ黙ってないで話を進めなさいよ!!」

優太
「いや、いま噂の真相調べてるからちょっと時間稼いどいて・・・」

天子
「史上最強の無茶ぶりキタよコレ!!!この変態にまだしばらく付き合わないといけないって言うの!!?」

衣玖
「変態変態言いますけど天子様も大概ですよね。」

天子
「はぁ?どういう意味よ・・・」

衣玖
「本当は構って欲しいくせに・・・素直じゃないんですから・・・」

天子
「そんなことないわよ!!別に!!」

衣玖
「世間ではドMとか言われる始末ですし・・・」

天子
「いや、実際は別にそんなこと無いけど!!?ドMでは無いと思うな!!とか思いたいんですけど実際の所どうなんだか分かりません!!」

衣玖
「それを、ドMと言うんですよ・・・」

天子
「言わないよね!!勝手にそう言う流れにしたいだけだよね!!意味なんてないよね!!?」

衣玖
「意味なんて、必要なんですか?」

天子
「必要でしょ・・・」

衣玖
「ですよねーーー。。」

天子
「ですよねーーー。。じゃないわよ!!もうちょっと喰らいついてきなさいよ!!何かあっさり終わっちゃったけど!!」

衣玖
「それより、もう流石に空気読んで変態になるのも疲れたんですけど止めて良いでしょうか総領娘様。」

天子
「まさかの演技だったよ!!そりゃあそうだよね!いつもと全くキャラ違ったもんね!!気付いてたけどね実は!!!」

衣玖
「いや、それは嘘でしょう・・・リアクションがイチイチ本気でしたから。」

天子
「そういう所はあざとく見てんのね・・・ま、いいわ。何か疲れたから帰る。」

優太
「ちょっと待ってくれ!!!真相が明らかになったぞぉぉおおおおおおおおおおおおお!!!」

天子
「あ、それもうどうでもいいわ。。」

優太
「ええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇえええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!???????」

衣玖
「続く!!!」

優太
「続くの!!?」









~比那名居語~ 完。。






~過去物語~「千草篇」(10)






あの日、図書室でいつもみたいにげ~むをしてた。
その時カウンターにはたまにみかける少年が居た。
何度か見かけていたので適当に会釈だけして奥に向かった。



図書室の一番奥、いわゆる辞典類の置いてあるスペースには滅多に人は来ない。
と言うか放課後にわざわざこんなエリアに来る勤勉な連中がこの学校に居ないだけだが・・・
そこの窓際にある仕切りのある読書スペースは私の特等席のようなものだ。
前述のとうり人など滅多に来ないのでやりたい放題である。
私はいつものように鞄からげ~む機を取り出すと早速昼の続きを始めた。
調度一番最後の相手の所で予冷が鳴ってしまったので泣く泣く止めていたのだ。
でもこのげ~むはもうかなりやりこんでいると自負している。
正直まるで歯応えなど感じなかった。
まあ、これまだノーマルだから歯応えなくてもしょうがないけど・・・
上に三つは難易度残ってるからそれでもやろうかな。
そう考えていると背後から人の気配がした。
表現的にオカシイかもしれないが私は振り向かずにそちらを見た。
私の視野角はほぼ360度なので真後ろでも見えたりする。
疲れるからこれやりたくないんだけどね。
そこに居たのはカウンターの少年だった。
どうやら既にこちらが何をしているのか見えているらしい。
物好きも居た物だな~~こんな所まで見に来るなんて・・・
それとも私を攻略しようと思ったのかな?
そうやって適当に考えつつも放って置くことにした。
彼の顔は信じられ無い物を見るような感じだったからだ。
それは私がげ~むをやってるからと言うのもあるだろう・・・でも、それ以上に私のテクに魅入ってる節があった。
もしかして・・・同族??
ちょっと期待しつつ黙ってプレイを続けた。
適当にコンボが決まったので超必殺技で沈めて終わりにした。
やっぱノーマルでやること無くなったわ。
そう改めて思い直すとすぐ近くに人の気配を感じる。
どうやら真後ろで覗き込むようにして見ているようだ。


『このげ~むのこと・・・分かるの?』


気付いたらそう聞いていた。
何故だろう、まずこういう時は適当に誤魔化す所だと思っているのに・・・
さっきの彼の魅入るように見つめる眼が忘れられず、そう聞いてしまっていた。


『ああ、知ってるよ。こんな誰得げ~、よくここまで極めたな・・・素直に驚きなんだが・・・』


と、彼は返してきた。
その言葉に正直有頂天になってしまった私はつい、


『へへん!この千草さんに不可能なんて無いのさ!』


なーーんて答えてしまっていた。
やっべ!!完全に素が出ちゃったよ!!
ちょっとこのげ~むのこと知ってるって言うのが嬉しくて、それに・・・自分のプレイを褒められたのが初めてで嬉しかったから・・・


『・・・・・て言うか・・・もしかして、そっちが素なのか?』


流石にコレは引かれた・・・
確実に明日から私の今まで築きあげてきた物全部崩れ落ちる・・・
そう確信した。


『あ、やっべ!つい分かってくれる人って珍しいから舞い上がっちゃったよ・・・!』


てな訳で完全に開き直って素で会話することにした。
もうどうにでもなれーーーー・・・と完全に投げやり気味に・・・






その後、何だかんだでユウ君とは仲良くなって一緒にげ~むしたりオタク系の話で花を咲かせまくったりすることになった。
話してみたら普通に面白い人で気付いたら完全に気を許すようになっていた。
それにユウ君は「このことは秘密だよ」と言ったら黙ってくれてるようだし・・・
何か秘密を共有するのっていいなーーー。とかまるで少女のように浮かれている自分が居た訳ですが・・・
何だかんだあるうちに私もユウ君の家に押しかけたりして、ユッキーやレンチー、鳳仙にユイチー、愛依ちゃんに奏っちゃん。
それにユウ君と一緒に過ごした。
その生活の中で私は、これも『家族』って言うのかなってちょっと思うようになっていた。






そんなハートフルな日々を続け、つい一昨日げ~むやら何やらを買う資金を作る名目で『魔法界』に来た。
正直な所はあまり良い気分はしなかった。
でも、今の私にはみんなが居る。
昔のことは昔のこと。
今は今だ。
そう割り切っていた筈なのに・・・
アレを見た瞬間に全てが崩れていった、あの蜂の頭を模したマークを見るまでは・・・
見た瞬間は全然分からなかった。
少し考えたら思い出した。
忘れようとしていたあの日の出来事を・・・
失ってしまった本当の『家族』のことを・・・







『魔法界』の情報ラインは本当に凄い。
ちょっとしたことならスグに調べられるのだから。
私は次の日は鳳仙と仕事をする傍ら情報屋からある情報を入手した。
あのマークを従えている連中のトップが明日この王都に来ると言うことを。
別に私は復讐とかそういうのがしたかった訳じゃない。
でも、その情報を知ったら居ても立ってもいられなかった・・・
私はありったけの準備を整え、その夜遅くに一人でかけることにした。
みんなに迷惑はかけたくない。
多分アイツに会ったらまず間違いなく殺してしまうだろう。
それだけ今の私の中はグチャグチャになっていた。
そして、館を出ようとしたその時・・・
後ろで誰かの気配がした。
見なくても分かる、ユウ君だ。
あちゃーー、と思った。
本当にこういうことにはピンポイントに遭遇するんだなこの人・・・。
と初めて思った。


『どうしたんだよこんな時間に・・・そんな格好までして。』


いつもどうりに聞いてくるユウ君。
私は適当なことを言って誤魔化した。
ユウ君は気付いていないのか、いつもどうりに「気を付けろ」って言ってくれた。
こんな私のこと、心配してくれるんだなって思ったら自然と口元が緩んだ。
そしたら自然と


『ごめんね。』


と言っていた。
私自身意味が分かんなかった・・・
何でこんなこと言ったんだろう。
もしかしたら、急に申し訳なくなったのかもしれない。
多分事情を説明してればユウ君は、いやみんな普通に協力してくれたと思う。
そうしたら私も全うな方法でアイツを捕まえて・・・罪を償わせるとかそう言うことにできたかもしれない。
でも・・・それを分かってても言えない。
やっぱりこの手で決着を付けたいと思ってしまっていたからだろう。
その申し訳なさから出てしまった言葉だったんだと思う。






それでも何だか知らないけど『時計塔』の壁を私の『魔眼』の能力でぶち抜いて中に入ったらユウ君に遭遇した。
ああ、何なんだよコイツ!!
人が折角色々気を回したって言うのに結局突っ込んでくるのかよ!
でも、ちょっと嬉しかった。
事情は話してもいないのに私のために戦ってくれてるユウ君。
コレが終わったら全部話してみよう。
そしたら今度こそ引かれるかな・・・
ちょっと心配だけどそれは杞憂だと思う。
だってユウ君は、こんなことで人のこと嫌いになれるような人じゃないって知ってるから・・・
私の一番好きな人だから、・・・だから、多分、大丈夫だろう。。








優太
「破る方法、あるのか!??」

千草
「多分ね。あのレベルの操作魔術程度なら・・・あるいは、って感じだけど。」

優太
「もう考えてる時間も惜しい・・・!頼めるか!?」

千草
「いいよ。て言うか、無理かもって言っても、もう止めないんでしょ?」

優太
「当たり前だろ?」

千草
「ユウ君、私のこと信じてくれるの?」

優太
「何で今そんな事聞くんだよ・・・お前のことはちゃんと信じてる。」

千草
「もしかしたらまるで駄目かもしれないのに?」

優太
「やってみなくちゃ分からねぇだろ。」

千草
「そっか・・・うん、じゃあやろうか。ユウ君!」

優太
「ああ!」



そう言って千草は弓を引き絞る。
その態勢のまま優太に語りかけてくる。


千草
「ユウ君、コレが終わったらさ・・・色々話したいことがあるんだけど・・・」

優太
「おい、このタイミングでそれは止めろ。完全に死亡フラグだぞ・・・」

千草
「うん。そうかもね・・・でもさ、ユウ君が守ってくれるから大丈夫でしょ?」

優太
「・・・・・分かってるじゃねぇかよ。」

千草
「帰ったら、一緒にげ~むしようね。」

優太
「ああ。」

千草
「一緒に春アニメチェックしたいな・・・」

優太
「おぅ、オレもそう言えばまだ一個も見てねぇよ!帰ったら一緒に見っか!」

千草
「ユウ君・・・」

優太
「ん?」

千草
「大好き・・・」

優太
ブッ!!!!!!!!???



優太は完全に隙を突かれたかのように噴出した。
て言うかそのまま咳き込んで血がドバっと出た。
結構洒落にならない。


千草
「あり、ちょっとした冗談だったんだけど・・・そこまで動揺されるとこっちがビックリだよ。。」

優太
「バッキャろう!!この状況で何をかましてくれてんだよ!!危うく出血多量でぶっ倒れる所だ!!!」

千草
「めんごめんご。。」

優太
「あーーーもう!!いいから行くぞ!!こんなギリギリでやるようなネタじゃねぇよコレ!!!」

千草
「でもさ・・・」

優太
「あ?」

千草
「私っぽいでしょ?」

優太
「・・・・・・そうだな。」

千草
「行くよユウ君・・・銀河の果てまで!!」

優太
「いや、それは流石に勘弁してください。」



その掛け合いが合図になった。
優太は『速鳥』で一気に踏み込む。
それに対し、テッカは再度結界を張り出す。


テッカ
「無駄無駄無駄!!!この『風王結界』を越えることは何人たりともできねぇよ!!!」

優太
「え!?マジで『風王結界』なのそれ!!!」



軽く驚きつつ、『風王結界』に体が押し返される。
その時、背後から無数の矢が優太とテッカの周囲に突き刺さる。


テッカ
「残念、外れだ・・・!!」

千草
「いんやー?大当たりだよ・・・」



ボフッ!!!


その矢を中心にいくつかの風が巻き起こる。
優太は体に抵抗を感じなくなったことに気付く、むしろ追い風を背に受けた感じだ。
どういう原理か知らないが千草が起こした風がテッカの『風王結界』に干渉して風の向きを変えたようだ。


テッカ
「な、何っ!!?オレの『風王結界』が!!」

千草
「そんなちゃちな操作系魔術で『風王』名乗んなよ・・・私からしたら児戯同然だよソレ。ま、年期が違うって奴?」

テッカ
「この小娘がぁぁああああああああ!!!!!」



テッカは青竜刀を千草に向ける。
そして撃ちだそうとした刹那、優太がその傍らに踏み込む。
『竜牙』を振りかぶり、青竜刀を叩く。


ガッ!!!


青竜刀は真下を向き、その方向にビームが射出される。


テッカ
「しまっ・・・!!」



一度撃ちだした物を途中で止めることはできず、テッカはそのままビームの推進力に耐えられず上昇する。
さらにそれを支えるように千草の矢から発せられた風が上昇を手助ける。
その力を自身の『風王結界』が干渉して増強していることにテッカ自身気付かない。


テッカ
「う、おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!???」

優太
「やっぱりな・・・」

テッカ
「なにっ!??お前何時の間に・・・!!」



優太はテッカの肩に捕まるようにして一緒に上昇してきている。
テッカは振り払おうにも片手は切り落とされ、もう片方の手は青竜刀を握っているのが精いっぱいだ。
離したら落ちる訳だから離すわけにもいかない。


優太
「反動で射線がズレたのは威力がありすぎるから。だからスパイクなんかで足だけは固定した・・・じゃないと踏ん張りが効かないからだろ?ま、そんな威力の物を足元へ撃ちこんだらこうなるわな。」

テッカ
「き、キサマ・・・離れろ!!コレ以上オレに触れるな!!」

優太
「ああ離れるよ。もうスグ屋上だしな・・・」



テッカは上を見上げる。
確かに既に天井が見えつつある、このままでは激突する・・・
魔力を青竜刀に流している関係上今は『鋼猿』を上手く使えない、このままでは・・・


テッカ
「た、頼む!!助けてくれ!!!」

優太
「あぁ?」

テッカ
「このままじゃあ、ぶつかってお陀仏だ!!頼む、金ならいくらでも払う!!なんならいい女でも、望む物は何でもくれてやってもいい!!なあ、助けてくれ!!!」

優太
「・・・・・・何だよ、ここまできて命乞いか?随分と安っぽいプライドなんだな・・・」

テッカ
「し、死ぬよりマシだろ!!!!」

優太
「そりゃあ確かにそうだが・・・よし、気が変わった・・・」

テッカ
「!!じゃあ・・・」

優太
「自滅させようと思ってたが・・・オレがこの手でトドメさしてやる。」



優太はテッカの肩から手を離す。
そして右手の『竜牙』に千草の風を纏わせる。


優太
『風皇剣』・・・」

テッカ
「や、止めろ!!止めてくれえええええええええええええええ!!!!!」

優太
「喰らえよ、コイツが真の『風皇』の一撃だ!!!!!『翔皇(ライジング・)――――――!!!!!



『竜牙』を見る見るうちに激しく渦巻く竜巻が覆い尽くす、そのまま優太は竜巻と共に急上昇し続ける。


優太
閃風刃』(エア)ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



振り上げるとともにテッカの腹部に竜巻を叩きつける。
竜巻の刃がテッカの体中を切り裂きながら上昇を続け、そして・・・


ボゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!


突き抜けた。
天井を突き抜け、屋上とその階下の天井もぶち破りながら『時計塔』の真上まで上り詰める。
優太はテッカの胸倉を掴み下に振り下ろす。
そして『竜牙』を握った右拳に『唸犬』を練り込みテッカの顔に叩き込む。


ボグッ!!!!!!!!


今度は逆にテッカは千草の元まで急降下する。
既に骨は所々砕け、歯も何本か折れ、体中キリ傷だらけだ。
そのまま何の緩衝剤も無いような硬い地面に背中から叩きつけられる。


ドガッ!!!


テッカ
「グエッ!!!?」



まだ息がある。
どうやら最後の最後で『鋼猿』をかけ、落下の衝撃だけは和らげたようだ。
が・・・


千草
「良かった・・・生きててくれたんだね・・・」

テッカ
「ヒッ!!?」

千草
「やっぱり最後の一発は自分で決めたかったから・・・それともユウ君は私にトドメ譲ってくれたのかな~~?」

テッカ
「や、やめ・・・!も、もうこれ以上は・・・!」

千草
「大丈夫だよ・・・痛くないから・・・感じるよりも早く、テメェの息の根を止めてやるよ!!!」



千草の眼が見開かれる。
緑の奥から徐々に光が消え、まるでどこかの外道主人公のように瞳から光が消えうせる。
その眼でテッカを見据え、千草は弓を引く。
狙いは・・・


千草
『天涙・命封貫』(てんるい・めいほうかん)!!!!!



テッカの胸の中心にドカッと矢が突き刺さる。
それは完全に心臓を貫き、テッカの心臓を停止させた。
まるで線を切られた人形のように四肢を投げ出し、力無く頭を垂らした。


千草
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。私も、やっぱ人の子だなーーー・・・。」



バンッ!!!


突如目の前の扉が開く、そこには息も絶え絶えの鳳仙と唯が立っていた。
二人は千草と目が合った途端走り寄ってくる。


鳳仙
「千草!ダンナは!?」

千草
「んーーー、そういえば落ちてこないなぁーーー。」


「え!!?どゆこと!!」

千草
「上の階で引っかかったのかな?とりあえず医者呼んでから私達も見に行ってみよう。」

鳳仙
「医者・・・?って、うおわ!!何だよコイツ、ボロボロじゃん!!もしや死・・・」

千草
「死んでないよ・・・仮死状態だけど。」


「え?」

千草
「それ以上血流したら死んじゃうだろ?心肺停止させて荒い止血しといた・・・その矢抜いたら心肺もどっから早く医者呼んでやりなよ。流石に長い間そのままだと確実に死ぬから・・・」

鳳仙
「うぉおおおい!!早く言えそういうの!!唯!電話だ!!」


「えぇ!!でもどこにかければいいの!!?」

鳳仙
「とりあえずギルド本部にかければいいんじゃね!!?」


「本部って何番?」

鳳仙
「知らね。。」


「ダメじゃん結局ーーーーーーーーーーー!!!」

千草
「とりあえず・・・終わったよ、お父さん、お母さん、お祖母ちゃん、みんな・・・」



そう天を仰ぎ見た千草の目線の先には優太が開けた空洞があり、その先には青く透き通った空が見えた。
その中に、何故か見知った人達の顔が映る。
一瞬目を疑うが、そこには紛れも無く父と母、祖母と町のみんなの姿が映っている。
これも、『見通す力』なのかもしれない。
千草は頬を伝う物を必死に堪えながら、笑顔でソレを見送った。
もう、大丈夫。
一人じゃないから・・・みんなが、居るから・・・


『もう、大丈夫だよ。』


そう心の中で呟くと、その影たちは消えていく。
これ以上無いくらいの笑顔と


『頑張れ、チャル。父さんたちはいつもお前の傍にいるからな・・・』


そんな言葉を残し、消えて行った。
千草は鼻をすすり、手で涙を拭う。
そして、何食わぬ顔で後ろで右往左往してる二人の輪に何時もどうり混じっていくのだった。


千草
「番号なら私が知ってるから問題無いんだぜ?」

鳳仙
「「早く言おうよ!!手遅れになったらどうすんの!!?」」









優太は正直困っていた。
勢いとかノリでテッカと上昇したはいいが・・・
ただいま絶賛落下中である。
しかも優太自身、武空術的な感じの魔術だったりは使えない。
その割にいつも高い所から落ちたりはよく経験するのだから困った話だ・・・
これを機にソッチ方向の修行に努めるべきか。
そう考えてる間に『時計塔』の屋上が見える。
と言っても自分が開けた穴を介してだが・・・
とりあえず穴の縁に魔力を使ってしがみつけばどうにかなるかなーーー。
そう軽く考え、優太は魔力を全身に纏う。
まだ、完璧では無いが『鋼猿』モドキをかける。
これなら万一失敗して色んな所ぶつけても痛いで済むと思う。
狙いをすまし、穴の縁を両手で掴む。
が、落下の勢いと自分の体重をそんなボロボロの部位が受けきれる筈も無く、空しくも崩れ落ちた。
しかし落下の勢いを一瞬とは言え殺すことにも成功した。
優太はすぐさま部屋の中に前回り受け身感覚で転がり込む。


優太
「いって~~~~~~~!!!!」



とりあえず五体満足であることを確認しつつ周辺を見回す。
するとどうだ、さっきまで居た筈の連中が一人もいやがらない。
と言うか、部屋中もの凄い破壊のされ具合で何があったんだって感じだ。
所々にヒビが走り、そこかしこに大小様々な穴まで開いてる。


優太
「どういうこった?ジジイは、メダ達は・・・」



すると一つ下の階からもの凄い力の波動を感じる。
殺気と一緒にもの凄い量の力が優太の肌を震わせた。
優太はスグに近くの穴から下の階を覗く、そこには血だらけで倒れるスコールと、必死に呼びかけるネロとアルヴィスと・・・
体中から朱く燃えたぎるような力を放出させるメダの姿があった。
そしてメダの視線の先には見慣れない男が一人立っている。
その男は柔和そうな線の細い優男だ。
だが、その手にハメた刃渡り十センチはあるであろう鉤爪が異様に浮いている。
さらにメダを見つめながらとても満面の笑みを浮かべつつ、こぼれんばかりの殺気を乗せて


ドレイク
「良い、実に良い・・・私が求めていたのは君の様な逸材だ・・・ハハハハハハハ!!!!!!!!!!私は運が良い!こんなくだらない仕事で君の様な前途有望そうな少年に出会えたのだからな!!!」

メダ
「黙りやがれドレイク!!お前は、お前だけは・・・オレがこの手で殺してやる!!!!!!」

ドレイク
「そうだ、もっと怒ると良い・・・怒りは判断を鈍らせるが、人間本来の力を引き出す感情でもある!!」

メダ
「知ったことか!!!親父の仇、そして団長、いや・・・師匠の仇はオレが討つ!!!今日、ここで!!」







続く。。
スポンサーサイト
[ 2012/05/31 07:27 ] カスタムテーマ | TB(0) | CM(0)