過去語~高校生編⑤「暑い暑い夏と生産物販売」~

暑い・・・。
そりゃ夏なんだし当たり前なのだが・・・。
いや、でも夏は夏らしく夏じみたことをしたかった


・・・・・。


あれ、ヤヴァイな。
コレってフラグ
エンドレスフラグ??
不味いな・・・ココは冒頭をやり直そう。


~青年やり直し中~


暑い・・・。
そりゃ夏なんだし当たり前だ・・・。
いや、でも夏は夏らしく夏じみたことをしたいよな


・・・!?


あれ、何故!?
つい口が無意識的に動くぞ
このままだとエンドレスフラグが・・・。
ええい!やり直しだ!!


~青年またやり直し中~


暑い・・・。
そりゃ夏なんだし当たり前か・・・。
いや、でも夏は夏らしく夏じみたことしたいZE☆


・・・!!?


ど、どういうことだ!!
こうもナチュラルエンドレスフラグが立つなんて!
ええいままよ!!こうなりゃヤケだ、やぁぁぁってやるぜ!!


~青年またまたやり直し中~


暑い!!
そりゃ夏だし当たり前だ!!
いや、だからこそ!
夏は夏らしく夏じみたことをするんだろ!!


・・・!!!?


か、回避不能!?
このエンドレスフラグを破ることはできないのか!!


~青年またまたまたやり直し中~


暑っ!!
夏だし当たり前!!
いや!!
夏は夏らしく夏じみてるぜ!!


!!!


も、もうオレに成す術は無いのか・・・。
このエンドレスフラグはどうやっても立つらしい。


~青年またまたまたまたやり直し中~


暑い・・・つかもうそんなのどうでもいい。
どうせ夏なんだし、そんなの当たり前だし
やっぱ、夏は夏らしく夏じみたことをしたい・・・。(遠い目)


・・・。


ああ、もうこのエンドレスフラグどうしよう。
オレ・・・今回は『過去語』をまったく語れてないぜ・・・。
『あらすじ語』のみならず、ついに『過去語』本編にまで魔の手が伸びてるってことか・・・。
くそっ!!オレの『過去語』はまるで始まってないぞ!!
こんな所で終わってたまるかよ!!


~青年またまたまたまたまたやり直し中~


暑い・・・。
そりゃ、夏なんだし当たり前だよな
やっぱ夏は夏らしく夏じみたことをしたいよな
オレはそんなことを考えつつも、特にいつもと変わることなく宿題を片付けていた。
この夏は兎に角、暑く熱かった
何がって・・・。
オレは家の手伝いをして資金を貯めた
別に一人旅に行きたいからとかそういうのではなく・・・。
色々物入りだったんでな。
ブドウの販売を手伝えば軽く一日一万稼ぐ時もあった。
普通は二~三千円くらいが相場だが・・・。
ま、どう考えてもバイトした方が効率は良いが・・・。
そうすると自分の時間が短くなったりするのでオレにとっては得策ではない!
と、言ってはいるが実の所・・・働く(ちゃんと)のが嫌だっただけです。


オレの金遣い荒い
凄く荒い
一体何時からこんなに使い方が荒くなったのか、ソレは後で話すが・・・。
今はどれくらい荒いか解説しよう。
オレはこの頃年間50本近い新中げ~むを購入していた。
ふらりと立ち寄った店でおもむろに気になったからという理由で結構げ~むを買ったりしてるとコレくらいになる。
だが、そんな思いつきで買ったようなげ~むは大概面白くなくってスグに飽きる。
なので50本中10本面白いのがあれば良い方だった。
まだ高校生だったためげ~むを売るのにはの許可が必要だ。
親に黙って大量にげ~むを購入していたオレに売るって選択肢はこの頃無かった
むしろ、その選択肢は選べなかった。
親にばれたら怒られるどころでは無い
ソレはあのとき既に体験済みだった。


何時の間にかエンドレスフラグをぶち殺していた訳だが・・・そんな事はどうでもいい。
このはきっと何かがあると感じていた・・・。
それは以前にも一度だけ感じたことがあった時と同じだった。
あれは確か、中学二年生の夏休みの時だった・・・。


中二の夏休み、オレは父親が出張に行ってるのを良いことに色々と好き放題やっていた。
中古のげ~むを買い漁っていた
別に問題ないと思われるかもしれないが、この時の小遣いはげ~む一本買うのに三ヶ月はかかるような量だった。
中古と言っても平均価格2980ぐらいだ。
小遣いが足りるはずも無い
だが、オレはそれでも中古ソフトを買うことができた
裏技・・・いや、バグ技に近いことをしていたからなのだが・・・。
基本的に親の知らない所で高価な買い物はしてはいけなかった
げ~む何て黙って買える物ではない。
ま、それでも小五の時から既にげ~むを自力で買ってた訳だが・・・。
自力って言ってもお金はバグ技で入手した物を使っていたがな。
オレはそんな訳でバグ技にものを言わせて新中げ~むを買いまくっていた。
父親が居なければげ~むの違いを分かる奴は居ない
正にやりたい放題だった。
本当に楽しい夏休みだった。
やりたいげ~むがガンガンできるのだ。
オレは一種の禁断症状を起こしていた。
バグ技を頼りにオレはドンドンげ~むを増やしていった。
しかし、そんな楽しい日々が永遠に続くはずが無かった・・・。


父親が出張から帰ってきた
夏休み終了間際のことである。
帰ってきてスグに父親はその異変に気付いた。
見たこともないげ~むの山があったからだ
オレはバカだった。
携帯げ~む機以外のげ~むソフトは箱があるんだから隠しようがない
携帯げ~むは外箱を捨てればすむが、例えばプレ2ソフトのケースを捨てるわけにはいかないじゃない?
そんな感じで速攻でばれてしまった。
そして小遣い程度で買える物ではないことまでスグにバレてしまい・・・。
オレはついにバグ技の正体を言わされることになった。


バグ技の正体は誰でも分かることさ。
誰かの財布から盗ればいいのさ
オレがコレを始めてやったのは小五の時
ふと適当にタンスを開けていたときの話
見たことない赤い財布がでてきた。
中にはお札がかなりの量(と言っても当時の価値観の話)が入っていた。
オレは戸惑いながらもソレを元に戻した。
しかし、オレは急に欲しい物ができた。
げ~むだった。
当時の小遣いでは到底買えない
半年我慢してやっと買えるか買えないかだったと思う。
オレはふとあの赤い財布のことを思い出した。
アレの中にはお札がたくさん入っていた・・・。
でも、そんなことは悪いことだとオレの心は言っていた。
ソレだけはやってはならないことなんじゃないか?


でもオレは結局、財布からお金を盗りげ~むを買った
ソレからも欲しい物があったらその財布を頼るようになった
満たされていた
少なくともバレるまでは・・・。


見知らぬ物が増えていたら怪しまれるのは今も昔も変わらない・・・。
小五の時も中二の時も・・・。
中二の時点ではオレはさらに踏み込んだ盗みをしていた
ブドウの儲け金を盗っていたのだ
毎日毎日、少しづつ盗っていた。
そうすればバレたりはしない。
結局最終的に買った物品でバレることになったがな。
これで盗みをやったのは二回目・・・。
オレは反省文を書かされ、財布は没収
そして今まで盗んだ分を返済しきるまでお金を一切持たせて貰えなかった
でも、じぃやばぁがたまに手伝うとお小遣いをくれたりしたのでそれで当分生活は繋げたのだが・・・。
何でこうなった・・・。
そればかり考えていた。
あの時に赤い財布を見つけてなければこうはならなかったかもな・・・。
そうやって後悔ばかりを繰り返していた。
どうしようもなかった。
ただ黙ってオレは自分のやったことのバカさ加減に溜め息ばかりついていた・・・。


でもオレはこう思う。
コレが他人の財布だったら・・・。
ソレは紛れもない窃盗罪だ。
言い逃れはできない。
親子だったからどうにかこういう方法で済んだ。
そう考えれば今回は良かったのかも・・・。
ま、終わったことにグダグダ言ってても始まらない。
オレは地道に借金を返すことにした


とまあ、そんな訳で高二の話に戻るが・・・。
あの時感じた風をオレはこの時感じていた訳だ。
ソレはきっと何か新しいものと出会える風だったのかもしれない。
その予感は的中した。
オレはこの夏・・・「ギャルゲー」に手を出した。


今までどう考えてもコレだけはやっちゃならない気がしていた。
コレをやったら確実に自分が「ヲタク」だと言うことを認めることになるからだ。
抵抗感はぐんを抜いてMAXだった・・・。
が、
オレは迷うことなくコレを手に取り、レジへ持っていった
流石に初めてなので持って行くのに緊張したし、他人の目が気になったが・・・。
何でも試さないうちからあーだこうだ言うのは良くないとオレは酷く痛感していたので迷う必要はなかった。
それに今は前の時と違いお金を正攻法で手に入れてるんだ、少なくとも文句言われる筋合いないぜ!!
少しづつだが成長していくのが人間なのだ


「ギャルゲー」にはハマりましたね。
オレが始めてやったのは「こみっくパーティ」って奴だった。
AQUAPLUS(アレ、つづりコレで合ってる?)から出てる奴だな。
知らない人はグーグる先生か、ウィキ先生に聞いてこよう。
簡単に言えば同人誌を書いて、女の子と仲良くなるげ~むだ!!
攻略可能ヒロインは初めてやる割りに多い方だった・・・。
夏休みはみるみる内にソレで溶けていった・・・。
初めてやる「ギャルゲー」はとにかく新鮮でスゲェ面白かった。
つか2828がフルスロットルだった。
こんなに面白いものがこの世にあったのか!!ってLEVELだった。
覚えたネット通販でコレの攻略本を買い、ある意味で充実した夏休みを過ごしていた。
今さら思うと、毎日のように部屋に閉じこもりギャハハハ笑い続けたりしてたオレってかなり怪しい奴だったと思う・・・。


○ボタンをポチポチしたりニヤニヤしたり腹を抱えて笑っている内に夏休みは終わった。
こんな楽しい夏休みならエンドレスでも良かったかもしれない・・・。
そんな順風満帆だったオレの元に一通のプリントが届いた。
山本が直接渡してきたのだが・・・。
内容は、


「本日はあなたの当番日なので放課後図書室に来てください。」


オレは一瞬なんのことだか分からなかったが・・・。
よく考えればオレは「図書委員会」に入っていたことを思い出した。
そしてカウンター班掲示物班のどっちと聞かれた時にオレはカウンター班になったんだということを思い出した。
オレはその当番の日に一回行ったことがあった司書の先生自体が居なかったのでオレは帰った。
それ以来無縁の土地とかしていたが・・・。
ま、名指しで呼ばれたら行かない訳にはいかないな。
基本は真面目な人間だったようで、こうやって呼ばれるとついつい行ってしまうのだった。


オレは放課後に図書室に向かった。
うちの学校の図書室は三号館の二階にある。
二号館と三号館を繋ぐ通路の目の前にあるので場所的には見つけ易い所にある。
が、ココもの凄く日当たりの悪い所で曇った日にはかなり暗い。
普段でも結構暗い所なので普通は誰も行ったりしない。
しかも本校の生徒は読書何てものをほとんどしないので利用率はかなり低い
オレは読んでも基本ラノベしか読まないがな。
図書室の戸を開ける。
中にはやはり誰も居なかった
しかし以前来た時と違った所がある。
目の前に半開きのドアが見える。
あんな所にドアが合ったのか・・・。
そのドアの方に向かい、中を覗く。
そこには司書の先生が居た。
ああ、前もコッチに居たから分からなかったんだな。
オレはそう考えつつ司書の先生に声をかけた。
「あの~、当番しに来たんですけど?」
声をかけられたことに気付いたのか司書の先生はこっちを振り向きこう言った。
「あれ!?本当に来たの?意外と真面目なのね。」
「え?何ソレ流石に失礼すぎないか!?」
「あ、ごめんね。普通呼んでも来ない人の方が多いから今回もそうかな~と思ってたのよ。」
「ふ~~ん、じゃあオレも帰ります。」
「え?そんなこと言わずに少しやっていったら?」
その言葉に乗せられ、オレは何だかんだで五時まで仕事をした。


仕事と言ってもカウンターに座ってボーッとしてるか新しく入った本の種別を何か分厚い本のようなものにまとめるのが主な仕事だった
大概は読書してるか先生と駄弁るのが普通だった。
でも、オレはコレが凄く楽しかった
何でかは知らないが、こんな時間も悪くないと思う自分が居たのだ。
オレはそれから足しげく図書室に通うようになった。


体育祭中間テストと何事もなく行事を消化していった。
次は文化祭だ。
文化祭では「生産物販売」をやることになっていた。
二年五組は毎年コレをやらないとならないのだ。
ソレと模擬店の準備が同時にあって大変そうなイメージが強いが・・・。
みな、もの凄く余裕に構えていた
実行委員会がやる気のない奴らで、その影響かもの凄く適当だった。
最終的に費用があまりかからない「駄菓子屋」になった。
ま、これなら安いし種類も結構あるから大丈夫だろうと思ったからだ。
自転車で通学してる奴らはとにかく買い物に走らされた
かく言うオレも方々に走らされた。
とりあえず買えるだけ駄菓子を買い込んで外装はほとんどダンボールを貰ってきて作った
模擬店はそんな感じで作成した。


「生産物販売」はそれぞれの野菜植木果樹ごとに別々に作り売る。
主に自分たちで作った作物を売る
果樹はブルーベリージャムを売ることになった。
オレ達は梨と柿を袋に詰めるのが主な作業になっていたのでソレを準備期間中は細々とやっていた。


何故かオレ達の教室は「家庭部」が使うらしく、「生産物販売」と合わせて模擬店も外でやることになった。
教室を飾り付けなくて本当に良かったと思った。
教室を農業棟の二階にある教室に移して、準備を再開した。
オレはカッターでダンボールを切っていた
そうしたら何故か雄大の奴が何かを探していた
気になったオレは「どうしたんだよ?」と声をかける。
すると、もの凄く嫌なフレーズが聞こえた・・・。


「何か財布が見当たらなくてさ。」


は?
オレは何を言ってるんだ?
と思ったがどうやら冗談でもないらしい。
移動する前に教室に置いて来たんじゃないか?
そう言って教室に探しに行ったが・・・結局見つからなかった
さっき作業したろ?作業着のズボンに入れっぱなしとかじゃないか?
作業着のズボンの中にもロッカー内にも無い
もしかしたら持ってきてなかったんじゃないか?
家まで探しに行ったが結局無かった・・・。
コレはもう考えたくないんだが・・・。


盗難、か?


気付けばまたこんなことに巻き込まれていた・・・。
とりあえず山本に言うだけ言った。
ま、二次被害ぐらいは防げるかもしれないからな。
財布は後日違う教室で見つかった
中身はなくなっていたけど・・・。


文化祭当日
朝は普通どうりに登校した。
SHRを済ませてから各々準備を始める。
オレも果樹の準備や模擬店の準備を済ませてからは教室で自分の番まで寝ていた
模擬店にしろ生産物販売にしろ自分のやる時間は決まっている。
それ以外は完全にフリータイム
何していても自由である。
基本は色んな所を見て回るのが普通だが・・・。
オレはそーいうのはパスして準備期間中の疲れを癒していた。
だって走らされたり切らされたりげ~むしたり本当に大変だったんだよ。
ま、オレ以外にも駿一鍋ちゃん市川とかが居たから暇にはならなかった。


模擬店は当番じゃない女子が多く居たのでオレのやることはほとんど無かった。
なので早めに切り上げて生産物販売を手伝い始めた
コッチは普通に面白かった。
自分で育てたり、収穫した物が売れるのはかなり嬉しかった
一番人気なのは手作りブルーベリージャムで、お一人様二個までと限定しないとならないほど好きな人が多いのだ。
あっという間に無くなってしまい、来たお客さんに謝るのが大変だった。
来る人来る人口々に「ブルーベリージャムはないの?」である。
どんだけ人気なんだよ!と切に思った。


自分の番も終わり本格的にやることもなくなったオレは教室で昼飯を食べてからはずっと駿一達と駄弁ったりげ~むしてた
気付いたらもう四時・・・。
片付けが終わる時間になってた
「あ、片付け手伝うの忘れてた・・・。」
思った瞬間にはもう遅く・・・。
みなが来て四人とも(首を)絞められました
結局、その後の大片付けの時は四人でやらされた
疲れた・・・。


さて、もう残るはロードレース期末だな。
そう思いながらオレは予定表を見る。


「あれ?修学旅行?そんなのもあったのかーー。」


色々あって忘れていたが、修学旅行ロードレース後にあるのだ。
関西方面へ三泊四日の旅だ
オレは誰と班を組むかを考えていた。
せっかくなら楽しく行ってきたいしな
そうやって考えを回してるうちはよかった・・・。
まさか修学旅行で今までにないくらい大きな事件が待っていることをオレは知らなかった・・・。
そうとは知らず、みなと修学旅行について楽しく話すオレが居た
修学旅行はもう目前まで迫っている。






過去語~高校生編⑥「修学旅行の喜劇と悲劇」~へ続く。。
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[ 2006/07/24 00:00 ] 小説(完全版) | TB(0) | CM(0)