過去語~カスタムテーマ編~

今日は何だか色々語らねばならん気がしてきたのでテーマ作りそっちの気(ヲイで語ろうと思う。。
オレのテーマ作りの歴史についてだ・・・。
どーでもいい人はシカトしよう。
そして、テーマでも待っててくれ。。
きっと明日、明後日までにはできると思う。
感じとしてはシリアス成分が入ってるので苦手な人もスルーね。
所々に製作者なりの裏話、本音が多く書き込んであります。
幻滅する可能性もあるけどそれでも読みたい。とか、真理の扉の先を見たい人は見るべし!!
では、語り始めようか・・・。


オレがテーマを作り始めたのは調度、高校三年生の家庭研修期間中・・・つまり二月くらいかな?
その時期にはオレが東方に出会って間もない頃だった。
当時の「あぷろだ」には東方系の作品はかなり少なかった。
んで、オレはかなり東方にハマっていたから身の回りの物を東方に染めたい衝動に駆られていた。
だが気に入ったのも正直無かったし、だったら暇なんだからテーマ作りに挑戦してみるか~~。軽い気持ちで始めたのを覚えてる。。
始めは「ドットアイコン」↓こんなの
レミリア(ドット)
でテーマを作ってた。本当に最初だけだったが・・・。レミリア可愛いな~~~。。
まるで関係ないけどレミリアはオレの嫁!!!
初めて完成させたテーマは酷く稚拙で、センスの欠片もまるで無かったけど・・・。
オレは凄く気に入って暫くそのまんまだった記憶がある。
そして以外と楽しいことが分かり、当時のあぷろだにも「リクエスト」なる物はあったので気楽に始めてみた。
その頃はブログ何て思い付きもしなかったので、自分のYAHOOメールのアドレスを載せてソコにリクメールが来るようにした。
しかし、何故か一日で7,8件
今にして思うとかなりのペースでリクが舞い込んできた。。
当然捌けるはずも無い。
一つ消化しては次が2,3件入りが何度も続く・・・。
永遠に続くかと思われた。

「シャナ」「ファイアーフォックス」「ネギま!」「YUI」「青いテーマ」「To Heart2」・・・。
コレだけ消化した時には既にリクの総数が20を超えてた・・・。
考えられなかったな・・・。
どんだけみんな他人よがり何だろうって思った。
当時はまだアイコン一個につき一画像でテーマを作っていた時代でした・・・。ナツカシイ。。
数にして一つのテーマにつき30枚近くの画像が必要だったわけで。。
単純計算でも20×30=600枚である。
この時から思ってたこと何だが・・・。
リクをするだけして、素材からなにまでをコチラ任せにするのはどうなんだろう・・・。
いや、結構深刻にそうなんだよ。
この時は一つのテーマに画像が30枚以上いる時代だった(オレだけだけど)んだぜ?
2~3枚くらい自分で用意しろよ!!って正直思ってました。。
そうやって書いて(かなり穏便に)メールを送ったら、「素材って何ですか?」って返ってきた。


・・・・・・・。


いや、ふざけんなバカ野郎だよ。
素材って何ってなんやねん。
んなの画像に決まってるだろ!!
オレのテーマ見たならそれくらい分かると思ったが・・・。
そう、作ったことの無い人はまるで何も知らないんです。ハイ。。
中でも腹がたったのは、リク作が完成したらリクした人にはメールをやるんだよ。
完成しましたメールね。
普通だと「ありがとうございます」ぐらいは返って来るんだよ。
感謝の言葉も何一つ無いってのはどういう話なんだ?
それと本当に正直に話そう。
オレは自分の知らない作品のテーマを作るのは本当に嫌いなんだよ。
まるで楽しくないんだ。作ってて。
ある人は「みんなが作って欲しいもの=オレの作りたいもの」って言ってる人も居る。
オレはその人を凄く尊敬するね。
だってオレにはそんなこと言えないからな。
せめて自分の知ってるものじゃないとまるで制作意欲が湧かない・・・。
いや、コレマジで。ゴメン正直に言っちゃって!Orz
当時、「プリキュア」を頼まれた時は本気で勘弁して欲しかったかな。
小学生くらいの子が頼んできてるならいいかもだけど・・。
実際はどうだか分からないのもネットだもんな。
まあ、何だかんだでたくさんテーマが貯まっていって・・・。
ついにはどうやってもリクを消化しきれない状況になったわけだ。
同時期に教習所に通ってたし、ゲ~ムやりたいし・・・。
何より、本当に嫌気がさして・・・リクを全部断った。
こんな事を書くべきでは無いが、みんなあまりにも他人に頼りすぎである。
ほんの2~3日頑張ってやればテーマ作れるようになるよ?
いや、本当に冗談抜きで。
分からないことは作ってる人に聞いてみるなり、グーグル先生に聞いてみれば大抵解決できる。
なんでそのほんの少しの努力もしないでテーマ製作者(オレ達)に頼るんだろう。
何だかそんな感じの思いが心の中でグルグル回っていたのを覚えてる。


そしてオレは晴れてリクの嵐から開放された。
いや、逃げたとも言うが・・・。
それからは自分の作りたいもの、主に東方を作ってはあぷろだに上げるを繰り返していたな。
個別のテーマを作り初めて、優曇華まで作って暫く雲隠れした記憶がある。
いや、大学が思った以上に忙しかったのもあるがな。
ボチボチ東方と出会って一年が経ち・・・。
オレもそろそろ新しいことに挑戦したいな。
そう思う時期に突入した。
その時期は画像の切り抜きにハマっていて、コレを何かに活かせないかと考えた。
最終的にコレを使って壁紙が作れるかもと思い、ネットで作り方等を調べたり、自分で色々試してを繰り返した。
そして東方プレイ歴一周年を記念して初めて「自作壁紙」(と言っても画像を切って貼り付けるだけ)を作り始めた。
しばらくは腕を磨きつつ、新しい加工術を試しては悶々してた。
その年の四月にこの「げ~むな日々」を立てて・・・
さらにその年のGWには久しぶりにリクを抽選で選んで決めたっけな。
でもそれからしばらくの後、急にあぷろだでのアップロードが停止してしまった。
調度オレは農家研修が忙しくってまともに作れる状態じゃなかったので別にどうってことは無かったが・・・。
研修も終わって久しぶりに作るか~~と思って覗いてみるとまだ停止でした・・・。
復旧したのはたしか十月だったから、ゆうに三ヶ月はアップロードが止まってたことになる。
そしてオレはいつもどうりに作っていたが・・・。
ココらでまた次の段階に進みたいという気持ちが膨れ上がった。
特にオレはこの時、壁紙は「自作」(画像切って貼るだけ)だが、アイコンが未だに一アイコン一画像だった。
正直、このアイコンをどうにかしたくてかなり悶々悩んでばかりいた。
アイコンを自作で作れる人のセンスがうらやましかった。
絵を上手く書ける人もうらやましかった。
オレにはどちらも無かったからだ・・・。
どうやっても他人の画像を借りて作るしか方法が無いのだ。
でもどうやったら良いアイコンができるか分からなかった・・・。
苦悩の末にオレはまるで別々の二作品を作って自分なりに検討してみた。
片方はヘタクソだが自分で書いた半霊をアイコンにした「妖夢」のテーマ。
もう片方はデフォルメ系の画像をアイコンに使った「橙」のテーマ。
何処からどう見ても「橙」の方が良い感じだと思った。
ちなみにこのデフォルメ画像を使うという方法はある人の作品を見て閃いた。
その人の作品はキャラの画像を塗りつぶした様なのがアイコンになっていたのだが・・・。
コレがとてもカッコイイし一発で特定キャラのテーマだと分かるのが良いと思った。
ソレを少々オレなりにアレンジを加えて今のアイコンになった。
同時期に今の壁紙と同じような作り方で定着した時代だったので、オレはこの二つの壁紙とアイコンでテーマを作っていくことにした。
まあ、途中で基本のアイコンが見難いってことで白円を付けましたけどね。


そして何だかんだで今に至るわけだが・・・。
はあ、何か思い出すとココに至るまでに以外と色んな事があったな。
どうだったかな??
製作する側の裏話って奴だ。
まあ、オレはこう思ってたってだけでテーマ製作者全員がこう思ってるわけじゃないぞ。
ソコは勘違いして帰るなよ?
最後にコレだけは言わせてくれ・・・。
みんながみんなできるわけじゃないのは分かる。
オレだって最初はまるでできなかったさ。
でもさ・・・やりもしないで、努力もしないであきらめるのはどうかと思う。
どうだい?ちょいと頑張って自分オリジナルのテーマを作ってみないか?
オレや、他の人達が作ったテーマで満足なのかもしれないけどさ・・・。
自分の手で作り上げたものはそれ以上の感動が待ってるぞ。
オレが始めて作って完成させたあの東方テーマのように。
多分、自分で作った物の方が・・・オレの、オレ達が作ったテーマよりも何百、何千、何万倍の価値があるんだぜ。
ソレを忘れないでくれ。
ま、それでも作れない人はいると思うがな・・・。
一人でダメな時は周りを頼りな。
このブログは何故か知らないけどコメントで会話が続いちゃうんだぜ?
オレは常にコメントには目を通してる。
もし、分からないことがあって、どうしようもなくなったら相談してみるのも良いかもな・・・。
どんなくだらない内容にでもリアクションはおこせる自信がある。
さあ、踏み出してみようぜ。
新しい一歩ってヤツをさ!


何かとてつもなく臭い内容になったな。
つか長いよ!!
読むのスンゲェ苦労するだろうなこの記事!!
ああ、今更どんだけ内容濃くしてんだよって後悔してるよ!!
え?何でイキナリこんな事書いたかって?
さあな、誰かオレのリクがどうだのって言ってたから・・・かな??
そうだな・・・覚えのある人はコメントでも書いてけば良いんじゃないかな?
忙しい?そうか、中学生は大変なんだったけかな。
とりあえず・・・・テーマでも作るか。明日から!!
じゃ、本日はこの辺で!!ノシ
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[ 2010/06/03 21:58 ] 小説(完全版) | TB(0) | CM(6)

~あらすじ語~カスタムテーマ編

優太「しかし、今更あらすじ語ってどうすんだ?もう公開した後じゃん。」
鳳仙「いや、ダンナ何か管理人はノリでやってるから関係ねぇーー!とか言ってたみたいだよ?」
優太「何じゃそりゃ?いくら何でも適当すぎるだろ・・・。千草、テメェオレが目を離した隙に『ホットドリンク』一つ余計に取っただろ?」
千草「え?何の事かな~~、分かんないな~~~~。」
優太「嘘こけ!!オレの分が何時の間にか『支給品BOX』に入って無いじゃん!!」
千草「いや、ごめんごめん。ついつい持ってくるの忘れちゃってさ~~~。クシャル狩るんじゃ多めに必要じゃん?」
優太「だからって人のまで取るなーーーー!!!オレだって二個位しか持ってこなかったっての!!」
唯 「二人とも喧嘩はダメだよ~~~。足りなくなったら私が笛で支援してあげるよ~~。」
優太「マジで!流石に唯は空気が読めるな!!」
唯 「えへへ~~それほどでも~~。」
千草「あ、クシャル居た。」
優太「え?マジでか。よし、さっそく行くぜ!」
千草「あれ?コレ角折れてね?」
優太「ああ、オレが前やったのが残ってたかな・・・。頭ぶっ壊した瞬間に逃げられた。」
千草「はあ!?先に言ってくれよユウ君!部位破壊報酬貰えないじゃん!!」
優太「ランダムで手に入るかもしれないだろ。」
千草「いやいや、部位破壊の方が確実だから!!ああ、もう落ちようかな。」
優太「はい?って言った側から落ちた!!テメェせめて『ホットドリンク』置いてけコラァ!!!」
千草「いやいや、それは無理な相談だぜユウ君。とっととそのボロボロになったクシャル狩って新品の角の折れてない正常なクシャル狩りに行こうじゃないか。」
唯 「えへへへ。ユウちゃん二人きりだね~~。」
優太「いや、今はそんなこと言ってる場合じゃねぇから!!くそ、千草に遠距離からチクチクやらせて仰け反らせてから気刃斬りを叩き込む作戦ガガガ!!!」
唯 「とりあえずスタンさせれば早いよね。」
優太「それはそうだが・・・って早っ!!既に気絶してる!!」
唯 「お~~い、ユウちゃん早く頭に気刃入れないと起きちゃうよ~~。」
優太「そ、それもそうだな。くそ、くたばれクシャル!!」




~少年、少女奮闘中~




優太「割とあっさり勝てたな・・・。」
唯 「角が折れてたから楽勝だったね。」
千草「おお、ようやく帰って来たか!!さっそく新品のクシャルを・・・。」
優太「一人で行って来い!!!」
千草「え~~、流石に一人は寂しいじゃんか~~。」
優太「お前、さっき速攻で落ちたクセに何言いやがる・・・。」
唯 「チーちゃん、そういえばランダムで剛角と宝玉でたよ。」
千草「え?本当に出るんアレって!!」
優太「出るよ!たまに!!」
千草「いや、今まで一度たりとも手に入れた事が無かったもんだからさ・・・。」
鳳仙「ふっ、ふっ、ふっ!!!」
優太「鳳仙・・・人の部屋で筋トレすんのは流石に勘弁してくれないかな?」
鳳仙「え?ああ、ごめんダンナ!黙ってたら落ち着かなくてつい。」
優太「う~~ん、あ、そうだ。腹減ったから下に行って由紀に何か無いか聞いて来てくれないか?鳳仙。」
鳳仙「うん。分かったダンナ!!じゃ、行ってくる!!」
千草「扱いやすい子だな・・・。」
唯 「素直なだけだと思うけどな~~~。」
優太「とにかくだな・・・。千草、テメェはしばらくソロでやってろ。」
千草「えええええ?いいじゃんか~!混ぜてよ~~ユウ君~~~。」
唯 「ユウちゃん、別にそこまで言わなくても良いと思うけどな~~。」
優太「ダメだ。仲間を置いて一人だけ逃げるような奴に背中預けられるか。」
千草「ちぇっ!いいも~~んだ。私はソロで十分だもんね!一人でドスランポスくらい倒せるもんね!!」
優太「はいはい、もう突っ込むのもメンド臭いや。唯、もう一回クシャル行くか?」
唯 「う~~~ん、私そういえば『紅蓮石』が欲しいんだよね。」
優太「ああ、そんなにレアでも無いくせに集め難いんだよな~~『紅蓮石』。よし、じゃあ火山の採取にでも行くか。」
唯 「うん、行く行く!えへへ、ユウちゃんとデ~トデ~ト。」
優太「いやいや、デ~トではないだろ絶対に。」
千草「とか何とか言って、二人きりになった途端にベースキャンプのベットに押し倒すつもりなんだろ?ユウ君。」
優太「待てゐ!押し倒す機能ないからこのげ~む!!そんな如何わしいげ~む違うからコレ!!」
唯 「でも、添い寝みたいなのはできなかったけ。」
優太「あれ、どうだったかな?それは覚えてないや・・・。」
唯 「じゃあ、試してみようよユウちゃん!」
優太「え!!?いいよそんなの試さなくても!!」
唯 「ユウちゃん、私と添い寝するの嫌なんだ・・・。」
優太「いやいや、そんな事を言ってるのではなくだな!!」
唯 「じゃあ、してくれるの?」
優太「・・・・・。ああ、しょうがねぇ!!オレも男だ!ここまで来たら添い寝でも何でも・・・・!!」
由紀「ほほう、添い寝が何だって?」
優太「は?え?由紀??」
千草「ぷっ、ぶぷぷ!!!」
優太「はっ!!千草テメェ!!謀ったな!!!」
由紀「土曜の朝っぱらから随分とお元気な事で・・・。で、添い寝して何をどうしようとしたのかなこの子は?」
優太「いや、違う由紀!!げ~むの話だから!!冷静になるんだ!!!」
由紀「私は常に冷静だーーーーーーーーーー!!!」
優太「何処がーーーーーーーーーーーーーー!!!」




唯 「とまあ、ユウちゃんがお決まりの展開で吹っ飛んだのでココからは真面目に私とチーちゃんであらすじを語っちゃいます!!」
千草「過去語~カスタムテーマ編~は管理人のテーマ作りの歴史、それにその思いの数々が書き記されてます。」
唯 「この~あらすじ語~と違ってシリアス成分多めなんだよね!」
千草「そうそう、だから気をつけて読むことなのだよ。諸君。」
唯 「過去語~カスタムテーマ編~好評配信中なんだよ!!読んでね!!」
千草「よし、あらすじも語った事だしユイチー、クシャル狩りに行こう。」
唯 「ああ、その前にユウちゃんと行くはずだったこのクエ終わらせてからね。」
千草「そうか、じゃあ貼っとくから待ってるよ。」
唯 「うん、でさチーちゃん。」
千草「ん~~?何だい、ユイチー。」
唯 「聞きたい事があるんだけど、好評って何で分るのかな?」
千草「まあ、例えガラガラで過疎ってたとしても好評って書くんだけどね。」
唯 「ふ~~~ん、そーなのかー。」
千草「大人の事情って奴なんだよねきっと。」
唯 「そーなのかー。あ、あと何でユウちゃんは飛ばされちゃったんだろうね?」
千草「坊やだからさ。




~あらすじ語~カスタムテーマ編 完。。
[ 2008/02/01 00:00 ] 小説(完全版) | TB(0) | CM(0)

過去語~高校生編⑨「一番の宝物」(終)~

推薦入試の次の日の放課後。
オレは「ファミ通」「サンデー」を立ち読みして帰ろうと寄り道のコース選択をしていた時・・・。
駿一にこれからマック行くんだけど一緒に行かないか?と誘われた。
オレは立ち読みをしたかっただけだ。そんなの何時でもできる、オレは行くとだけ答えて一緒に教室を出た。
その後また色々あり、須田や尾崎の奴も連れてマックへ向かうことに。
マックは学校の近くにはあまり無く、オレ達は少し足を伸ばして「カスミ」の隣に並ぶようにあるマックまで行った。
放課後なので学生が多いかと思ったらそんなことも無かった。
オレはマックポークのコンビ(今はそんなの無い)を注文した。
基本的にオレはこういう所でドリンクは頼まない派だ。
どんな派閥だよって感じだがココはスルーの方向で・・・。
テキトーに食べつつ教室でいつもしてるような世間話をする。
本当に何の当たり障りも無い普通の話・・・。
でも今のオレはその大切さを感じつつあった。
もうすぐ12月なのだ。
期末が終われば冬休みが来る。
休みが明けたら1月末にテストがあって、ソレが終わったら3月の卒業式まで家庭研修だ。
実際には実感が湧かないでいたが・・・。
オレ達ってもう卒業するんだ。
つまりこの日常ともお別れってことだ。
こうやって学校帰りにマックを一緒に食うことも無くなる
教室でくだらない話をすることも無くなる
今あるありとあらゆる「普通」と言う名の「日常」の終わりはもう目と鼻の先まで迫っていた
そう考え出すと、この時間の大切さを実感する
もう少し・・・もう少し・・・。
そう何度も思った。
でも、全ての物事には必ず終わりが・・・
別れが来るものなのだ



期末テストが始まった。
オレ個人としてはそんな事より気になっていることがあった
推薦入試の結果。
合否についてだ。

発表日は運の悪い事にテスト期間中
結果を見に行こうと思えば、夕方まで掲示してくれてるらしいのでテスト受けてから見に行くという選択肢もあった。
が、しかしオレはその選択をしなかった。
もし行っても受かってなかったら
そんなことを考えずにはいられず、どうしても行くことができなかった。
しかし合否を心配してるのはオレだけだった。
山本は「大丈夫だろ。」の一点張りだし。
みんなは「お前が落ちたら誰も受かんねぇよ。」とか言ってる。
皆様オレを過大評価しすぎである。
オレはそんな大層な人間じゃないんですのことよ・・・。
オレだけは最後までオレを信じることができていなかった
と、言うのは建前で・・・。
本当はその合否発表の日に欲しかったげ~むが発売したんだ。
それがやりたくって合否どころじゃなかったってのが本当の話
どっちにしろ現実逃避を続けていた。


期末テストは今回は土日またぎというオレが嫌う最悪のパターンだった。
オレはこうなると金曜の午後~土曜の夜まではげ~むなどをして気持ちをリフレッシュしにかかる
オレの勉強方は基本的に暗記がメイン
つまり極論は「一夜漬け」だ。
でもコレでテストの成績が良いんだから別に何の問題も無い
「一夜漬け」するにはできるだけ頭に雑念があってはならない
なので土日またぎの場合はその半分以上を自分の好きなことに使ってリフレッシュするのがオレの勉強方だ。
そんなこんなで土曜は丸々げ~むで潰し日曜に勉強(暗記)を張り切っていた
しかしどうしても晴れない雑念が一つ
それは未だに「合否通知」が来ないこと。
合否に関わらず郵送で送ってくると言っていたのだからもう来てもいい頃だろって思っていたのだが・・・。
金曜が発表日当日だからあの日に出したとして・・・土曜は無理でも日曜、つまり今日には来るだろう
そう考えると若干肩に力が入ってしまい勉強に集中できない・・・。
どうしたものだろう・・・。
仕方ない。ココはげ~むで再度リフレッシュを・・・。


ピンポーン!


呼び鈴が鳴った。
今この家にはオレ以外に人は居ない
みんな出かけていたからだ
オレは渋々立ち上がると玄関に走った。
玄関を開けるとそこには郵便配達の人が立っていた。
サインか判子を求められた。
オレは適当にサインして、その封筒を受け取った。
何だよ、誰宛だ?こんな忙しいときに・・・。
オレは封筒に目を落とす・・・。
デカデカと「農業大学校」とか書いてある。


「・・・・・・・。」


時が止まる
本当に一瞬時が止まった。
オレはその静止した時の中で、一つだけ湧き上がってくる物を押さえつけることができず・・・
それはオレの口から流れ出した。


「ってコレ合否通知やないかーーーーーーー!!!!!」


その場で口を破った。
中身なんて気にせずに封筒を破った
中から出てきたのはまごうことなき合否通知だった。
しかしあんまりにも急だったため目の焦点が合わない
でも何か小さく「合格」の文字が見えた気がした。
オレはその部分を舐めるように、もっと正確に言うなら内角を抉るように、さらにさらに正確に言うならもう何が何だか分かんなくなるくらい間近まで紙を引き寄せて見た
その回数10往復
どうやら本当に「合格」と書いてあるらしい。
次にオレは頬をつねってみた
痛い・・・。
手近の柱に頭突きしてみる
痛い痛い。
手近のガラス窓を・・・
流石にソレは止めた。
確実に痛いじゃすまない。
とりあえず「夢オチ」という最悪なオチが無いことを確認し・・・


「現実だ!!やったーーー!!!合格したーーー!!!!!」


その喜びを噛み締めた。
来年度からもっと専門的に勉強ができる。
正に有頂天だった。
これ以上無かった。
既に頭の中で何を考えてるのかも分からなかった。
とりあえずある程度のヘブン状態を終えたオレは賢者タイムに移行した。
「勉強しよ。」
それだけ思うと、オレは部屋に戻り、椅子に座り、ノートを開いて勉強を再開した。
もうオレを惑わすものなどいない・・・。
オレはもう何も考えず勉強に励んだ。
それしかやることも無かった。
しかしオレは一つミスってしまった
書類の「本人」「保証人」判子を同じ物で押してしまったのだ。
オレの叔父に頼むつもりだったため名字は同じなのでギリギリ問題無かったが・・・。
コレはコレで親に怒られて・・・。
オレは喜んでいいのやら悲しむべきなのか分からなくなったこともあった。


テストは終わった。
「農業経営」のテストだけ全員結果最悪だったようで・・・。
自主的に追試をすることになった。
自主的になので無理に受けることは無い
自信があるなら放課後は残らずに帰っていいって話だったが・・・。
そんなことできる奴は常人じゃない。
人間じゃない
アウストラロピテクス並みの頭脳の持ち主だとさえ思う
つまり大大大大大大大大大大大大大×∞馬鹿野郎ってことだ・・・。
オレも流石に自信云々以前にもう一回できるならやり直したかったので追試を受けることにした
雄大、板垣、尾崎、鍋ちゃん、須田、途中から駿一、小松とで冗談混じりで勉強会をした。
まあ完全に勉強とかそういうものじゃなかったけどオレは楽しかったので良しとした。


そんなこんなで追試を受けた奴らはほぼ全員赤点を回避した
受けてない奴らとか一部の人はやっぱ赤点だったようです・・・。
ドンマイ。。
他の教科はほとんど最高点でした。
小松に現国で負けたけど・・・その時は少々悔しかったが、今では思い出の一頁。
「果樹」のテストが「100点」だったのは素で嬉しかった。
もうコレだけで自分のやるべきことはこなした気がした。
この期末テストは今までで一番の結果を残せた
それだけで十分すぎた。


日々は多少過ぎ去り、球技大会の帰り道・・・。
オレは駿一、須田、尾崎、大野、関根と一緒に「ガスト」で昼飯を一緒に食おうって話になった。
だが駿一の家に向かう途中。
ふざけた尾崎と自転車をクラッシュさせ・・・。
オレは左手小指の皮が深々とめくれた
それ以外無傷だったのだが・・・不思議。。
大分出血も酷かったので少し気分も悪くなった。
駿一の家で応急処置をして、少し休むと気分も治ってきたのでオレはみんなと「ガスト」を目指した。
オレは何を食べようかな~と思ってメニューを見ていると・・・。
「あ、ハカセはパスタ以外禁止ね。」
「おい、ソレ何のルール!?いつそんなの決まったの!!?」
結局は真っ赤なトマトソースたっぷりのパスタ頼んでやりましたけどね。
さっきの怪我とトマトソースをかけた冗談で尾崎ともりあがった
色々ネタムービーを撮られてメールで回された
まあみんなネタだと分かってるからかイジメまでは発展しませんでした。
いい笑い者にはなったけどね・・・。
もうコレ学校に苦情くるんじゃね?ってくらい騒いだあと・・・普通に帰宅しました。


冬休み前日になった。つまり終業式の日だ。
その日の放課後。
そのまま帰ってもよかったのだが、オレは何故か福山に誘われるままに図書室へ。
オレもそういえば図書室に用事があったことを思い出し、普通についていった。
福山はどうやら年末の蔵書整理の時にでる古くて要らなくなった雑誌を貰いに来たらしい。
オレはそんな福山はほっといて、部屋の片隅にあるドアの前へ。
そのドアはいつでも解放されている
この時季寒くねぇのかな?
それだけ思うとオレは室内に入り、顔見知りの先生に声をかけた。
「こんな日までそんなことやってるんだ。」
司書の先生はプリントから顔をあげるとコッチを向く。
「ん~?ああ、福島君か。久しぶりだったね~。今日はどうしたの?」
「報告しに来た。」
「報告?」
「うん。オレ、進路決まったからさ。その報告にって。」
「そうなんだ。それは良かったじゃない!」
「ああ、それと・・・コレだ。」
「なにコレ・・・通知表?」
「兎に角コレを見てくれ。そして今までのオレへのイメージを払拭してくれ。」
「??意味が分からないけど見ればいいのね?」
「うん。そうそう。。」
「あら?何か割と・・・あらら?福島君って頭良かったのね。」
「本当に今の今まで信じられなかったの!?」
「えーー、だってねーーー。」
「そんなにオレって馬鹿っぽい顔してるか!?」
「あ、それより明日から冬休みよ。受験終わったなら本とか借りてかない?」
「ちょ・・・!!話を逸らすなよ!教師が生徒を見た目だけで判断していいのかよーーーーー!?」
結局オレは流されるままに本を借りた
何か色々気に入らなかったがもう細かいこと言っててもしょうがないよな・・・と少し大人の対応をすることにした。


冬休み・・・。
高校生活最後の冬休み
オレは親に言われ、「普通免許」を取ることにした!
進路も決まって暇だったてのもあるが取れるときに取っとく方が良いに決まってるのだ
市役所に住民票の写しを貰いに行き、そのついでに証明写真を撮った。
オレは自転車で自動車学校まで通うことにした
電車で一駅なので自転車でも余裕だろうと踏んだからだ。
まあでも高校ほど道がハードだった訳でもなかったので楽勝だった
窓口で手続きを済ませると今度は説明会の日程などの説明が始まった。
どうやら今からだと最速でも年明け後じゃないと説明会が無いらしい
それだと始めた瞬間に学校始まっちまうな・・・。
もう少し早く始めれば良かったか・・・。
そう思った時には既に遅かった。
その日は黙って帰る以外はできなかった。
帰宅したオレはパソコンをつけてニコニコし始めた。
ふとランキングを見ていると「個人的に好きな弾幕ベスト10」と言う動画を見つけた。
「ああ、最近巷で評判の『東方』って奴か・・・。」
この時調度「東方」と言うタイトルが大きく流行り始めていた。
オレは名前ぐらいしか知らなかったが、その「弾幕」と言う物に興味を惹かれ動画を見ることにした
休み中だったからかエコノミーだった。
画質は最悪だったが・・・
そこに映る物をオレは素直に美しいと思った・・・
完全に一目惚れだった。
気付いた時、オレは「東方紅魔卿」を購入していた。


年が明け、オレは本格的に教習を始めた
MT車での免許取得を目指したが最初は兎に角「クラッチ操作」を覚えるのが大変だった。
ATでも良いじゃんと思うかもしれないが・・・。
男だったらMT運転できないでどうすんだよ!!と言われてり、家の軽トラ運転できないんじゃ話しにならないのでオレはMTを頑張ることにした。
まあ完全に前者の言い分はHEN☆KENなのでみんなは気にせず欲しい方を取るんだ!!
とりあえず少しずつ上手くなっていったので続けることは苦にならなかった。


冬休みはあれよあれよの内に終わり、最終学期が訪れた。
残す所あとはこの一ヶ月のみ
これが終われば卒業式のある3月まで家庭研修と言うなの休日が待っている
まあほとんどが教習で飛ぶと思うけど・・・。
その教習も学校が始まったお陰で土日しか入れられなくなる始末・・・。
そしてとある日の六限。
オレ達の中から数名抜擢されて二年生の前で自分の就職、進学についての体験談やアドバイスを話すことになった。
もちろんの如くオレも抜擢され、発表する破目に・・・。
オレは特に自分のやったことを正直話した。
面接練習や小論文練習なんてしなかったとか
レミリアはオレの嫁とか
実はオレ、カスタムテーマ職人なんです!!とか
どれが冗談かはあえて言わないけどな。
アドバイスも特にひねらず・・・。
「自分のやりたいことを見つけて、それを頑張ればいい。」
とだけ言って帰ってきた。
オレの体験談なんて誰が参考にするんだろう。
基本的に農業に興味なんて誰も無いのが現状・・・。
オレと同じ道を歩もう何て奴は居るわけ無いと思っていた。
というか、実際にオレが大学校に行ってる間にこの高校から受けてきた奴らは居なかったからな


「紅魔郷」を必死にパターン化している一方でオレは家庭研修中はどうやって過ごすか考えていた。
「東方」と、もう一つくらい何かが欲しかった
そこで何か面白いおんらいんげ~むはないか探した。
そして見つけてきたのが「モンスターハンターフロンティア」
「モンハン」ならオレもやり方分かるし大丈夫だろうと軽く考えてお金を振り込み早速始めることに。
研修期間は「東方」「モンハン」を頑張ってやろうと思った。


一月も中旬に差し掛かると実習系の時間は無くなった。
なのでロッカー掃除をするらしい。
名前順で順番に掃除する。
オレはどの道最後の方なのでみんなとUNOトランプをして気長に待った。
オレの番になり、ロッカーに向かった。
とりあえず雑巾を渡された。
荷物を全部出して土埃を拭き取れって話だった。
ロッカーから出てくるのは三年間の思い出の品ばかりだった。
隣に居たジョリと一緒にあの時はああだったとかこうだったとか思い出話をしながら作業を進めた
オレのロッカーはたまに掃除したりしてたので荷物が多い以外はキレイだった
その荷物をまとめてオレはロッカーを閉めた。
「三年間ありがとう。」
そう心の中だけで思い、鍵をかけた。
鍵は入り口に立っていた山本に返し・・・
「大切に使わせろよ。」
オレはそれだけ言うとロッカー室を後にした。
三年と言う長い期間、オレの荷物を匿ってくれた戦友との別れ・・・。
少し寂しいものだった。


そうこうしてる内に学年末テストが始まった。
オレは最後のテストなので気合入れて頑張ったつもりだったが・・・。
何かノリで「カラオケ」何て行ってしまったのでその次の日のテストで苦戦したりした。
でもまあ自業自得なのでしょうがないと割り切った。
テスト自体はなんの問題も無くクリアできた。
家庭研修が始まる前日。
つまりテスト最終日の四限家庭研修期間中の諸注意だった。
オレの中ではもう一月って終わったんだな~と言う思いの方が強く、先生の話は右から入って左に流れていった。
本当にこのまま家庭研修に入っていいのだろうか・・・。
何かが・・・足りない気がする。
でもそれは「何」?
ずっと楽しかったハズだ。
充実した日々だったはずなのに・・・。
何かが欠けている。
そんな気がした。
どうしてなんだ?

今は全然分からなかった・・・。


訳の分からない疑問やらなんだのを抱えつつ、オレは家庭研修に入った。
とりあえず一日暇な日も多く、オレは教習やらげ~むやらを満喫することにしてその疑問から逃げた。
教習は躍起になって進めたりせず、ゆっくりやってたので進むのは他の人より大分遅かった。
でもそれで良かった。
あまり自分の時間を削るのは嫌だったので基本的に長くて半日くらいしか教習所に居ることはなかった。
その分家と教習所を往復するのは大変だったが、それはスグに慣れた。
教習所が終わった後や休みだった時は兎に角げ~むだった。
コレがまともに取れる自由時間かもしれない!!
と考えながら「東方」「フロンティア」を進めた。
コッチはゆっくりなんて言ってないで全力で進めた。
ここら辺でオレは完全に「東方」にハマり、気付いた時には「妖々夢」「永夜抄」「萃夢想」「花映塚」「文花帖」「風神録」を続々と揃えていった。
まあでも買うのは良かったが・・・。
しゅ~てぃんぐげ~むの腕はほぼ初心者なのでNOMALをノーコンできないでいた。
しかも「紅魔郷」のNOMALだけは何度やっても上手くいかず・・・オレはに打ち当たっていた・・・。
「フロンティア」の方はフレンドを少しづつ増やし、ドンドン狩りまくった。
仲間とほとんど常に一緒にやれるので難易度的には低い気がした。
一人でやるとスリリングだったのかもしれないが・・・。
とりあえずどう考えてもお金が貯まらなくて何時までも辛かった。
同時に「カスタムテーマ」作りにハマッたのもコレくらいの時期だった。
詳しくは「過去語~カスタムテーマ編~」を読もう!!
あ、宣伝でした。続きをどうぞ。。


しばらくして、「大学校」入学説明会があった。
オレは父親と一緒に車で行った。
免許が取れたら車で行こうかな~と思っていたのだが、軽く止められた。
若葉つけてるうちからこの道は早すぎるそうだ。
そんなもんなんだろうか・・・。
昼を学校近くの「ベルク」で買って食った。
何かあんな広い「ベルク」入ったの初めてでかなりびびった。
入学説明はとてつもなくつまらない内容だった。
正直何度も寝かかった・・・。
指定の作業着があるらしく(まあ基本は自由みたいだが・・・。)それの採寸をして終わりって感じだった。
電車で通学するにしてもやっぱり遠い気もした。
でももうやるって決めたしそんなこと考えてもしょうがないと思った。


順当に日々は過ぎ去り、オレはついに「修了検定」にこぎつけた。
初めて受けた時は開始数秒で壁に寄せすぎたため不合格だった
これは正直かなりのショックだった。
開始数秒だよ?
始まってスグだよ?
え?もう終わったのオレの検定・・・。
まだ何一つ特殊な運転とかしてないのに不合格って・・・。
でも不思議と緊張が解け、その後の運転は今までで一番上手く運転できた
ま、不合格だからどんなに上手くできてても関係ないけど・・・。
一時間の補習を受けて、すぐさま「修了検定」に再挑戦した。
技能の方は二回目だったので緊張も初めよりは緩く、普通に運転できた
次に筆記試験があった。
コレは特に問題なく一発合格した。
暗記する系は得意だったのでどうにかなった。
とにもかくにも「仮免」を取得できたオレはようやく「路上」に乗り出せるようになった。
でも次の予約が取れたのは一週間後くらい。
じゃあ教習の中休みってことでゆっくりしてるか~一週間
何だかんだで予約をいれた前の日は卒業式予行の日だ。
もうすぐ三月か。
ってことは再来週にはオレももう高校生じゃなくなるのか・・・。
ちょっと感傷に浸っている時・・・。


ブーーーン、ブーーーーン!!


ふと携帯が鳴り出した。
このバイブはメールじゃない・・・着信だな。
一体誰だ?
携帯を取る。
開いてみるとディスプレイには「山本」と出ている。
何かもの凄く嫌な予感がする。
でもオレはそう思いつつもつい慣れた手つきで通話ボタンを押した。押してしまった。
オレは無意識的にこう切り出した。
「おかけになった電話番号は現在使われておりません。」
「ハカセ、今の時代そんなので騙されるような馬鹿は居ないと思うぞ。」
「そうか。自信作だったんだけどな残念だ・・・。じゃ、オレ忙しいからまた今度な!!」
自然な流れでオレは通話を切ろうとした。
「ちょっと待て。まだコッチは用件も何も言ってないぞ。勝手に切るな。」
「ちっ!用件って言うのはなんだ?」
どうせしょうもない用件だろうとは思ったが・・・。
オレはついつい反応してしまった。
このまま自然な流れで聞き流してしまえばよかったのに。
「そうだ。ハカセ・・・お前、まだやり残してる事があったな?」
「無いよ。じゃ。」
「夏休みの残りの農当はどうした?まだ三回も残ってるぞ。」
「はぁ?だってあの後、放課後残ってやったじゃんかよ。」
「アレはカウントしてないよ。」
「はぁぁぁぁ!!?何で!?自分で『夏休みの残り』とか言ってたじゃんかよ!!」
「アレはノリで言った言葉だから。」
「何でもノリに任せればいいってもんじゃないだろ!!!!!」
「とにかくさ、残り三回出ないと君卒業できないから。月曜の朝9時に四号館前集合ってことで一つよろしく!じゃ。」
「ちょ!!ま・・・」
自然な流れで通話が切れていた・・・。
出なけりゃ良かった・・・。
オレは本気で後悔していた。
家庭研修の最後はどうやら「農当」で閉めなければならないようです。


サボってもよかった。
どうせただの口約束にすぎなかった訳だし・・・。
でもオレは来てしまった。
どうしてだかは分からないが来てしまった。
やりたいことは他にも一杯あったのにそれよりもコッチを優先してしまう自分がいた
はぁ。とため息一つつき、オレは四号館の職員室に入った。
「失礼しま~す。山本先生居ませんか~?」
「あれ、福島お前どうした?まだ家庭研修中じゃなかったか?」
「いや、何時もの感じで山本に呼ばれましてね。」
「ああ、そりゃ大変だな。ごくろうさん。」
「ええ、どうも。」
「お、何だハカセやっぱり来たのか。君はやはり真面目な奴だな!」
「ちょっと・・・何、じゃあ来なくても問題無かったって言うのか?」
「そりゃ問題無かったけどな。」
「うわぁぁぁああああ!!!分かっていたけど辛すぎる!!!!」
「ほら、ロッカーの鍵。荷物はソッチに置いてこい。」
「くそ、何で本気で来たんだオレは・・・。」
ぶつくさ言いつつ、オレはロッカーのある部屋、つまりすぐ隣の部屋に向かった。
そしてつい一ヶ月前に掃除したばかりの自分のロッカーを開け・・・
「ごめん。また来ちゃった。もう少しだけよろしく。」
と心の中だけで言って荷物を入れて、着替えた。
着替えたらそのまま靴に履き替えて外に出た。
山本は既に準備万端のようだ。
「で、オレを呼ぶからには凄い実習が残ってるんだよな?」
「ああ、ハカセにしか頼めない重要すぎる実習があるんだ。」
「ほほう・・・ソイツは楽しみだな。じゃあ早速行こうじゃないか。」
オレは意気揚々と山本の後に続いた。
そして果樹の実習室(道具が置いてある所だ)に入って道具を何個か手渡され、最後に・・・。
「そうだ、君にこの帽子をあげよう。」
「は?何だよイキナリ・・・って、何だこの色褪せまくった帽子は・・・。」
「歴代果樹の先輩達が被ってきた帽子だ・・・ちなみに今まで一度も洗ってない。」
「いや!!汚ねぇよオイ!!流石に洗えよ!!!」
オレは水道の蛇口を捻り帽子に水をかけて洗った。
「おいおい、先輩達の青春の汗をそんな簡単に洗い流してくれるなよ。」
「アホか!!そんな汚い帽子洗わずに被れるかっての!!」
「先輩達は喜々として被ってたけどな。」
「果樹の先輩には変人しかいねぇのか!!?」
何か色々ゴタゴタしたが、最後の農業実習が始まった


「トップジンMペースト」と言う薬がある。
主に切り口に塗りその部分の枯れ込みを防止したり、ゆ合を促進する効果がある。
基本的にドレッシングの「1000アイランド」を思い浮かべてもらうと分かりやすい。
調度あんな感じの液体なのだ。
悪魔で薬なので食べることはできない。
オレはその薬を片手に枝の切り口と言う切り口にペタペタとソレを塗りたくっていた。
「っっっっって!コレのドコがとっておきだぁぁぁあああああ!!!こんなのオレじゃなくてもできるだろ!?山本ォォォォオオ!!!パキパキ枝切ってないで説明してくださいませんでしょうか!!?」
「ハカセ、言語は統一してくれ。日本語以外わからねぇぞ。」
「それはごめんなさいでしたーー!!だけどコレはおかしいだろ!!誰が好き好んでこんな寒空の下でヌリヌリペタペタしなくちゃならないんだよ!!」
「それをやりに来たのがハカセじゃないか。」
「納得できねぇーーー!!こんなの普通に二年生とかにやらせろよ!!」
「いや、今テスト中だし。」
「そうでしたね!!ごめんなさいでした!!」
「ハカセ。口ばっか動かしてないで手も動かせ。終わらないぞ。」
「うわぁ!!もっともらしいことを言われちまった!!!くそぅ、マジで来なけりゃよかったーーーーーーーー!!!!!
虚しくもオレの叫びが寒空の下を木霊する・・・。
オレの実習は始まったばかりだ。


結局一日ずっと塗らされ続けた・・・。
ちょっと所かかなり寒かった
もう少し防寒しっかりしてくればよかった。
そして帰り際に「明日も来いよ~」である。
もう好きにしてくれ・・・。
オレは家路を辿った。
帰ったオレは無性に疲れている気がした。
ちょっとコレはおかしくね?と思い、おもむろに体温チェック。
37度3分・・・。
があった。
まああの寒い中作業着一枚しか着てなければそりゃ風邪もひく。
夕飯は食べられたので、風呂に軽く入ってスグに寝てしまった。
明日は休めるかな~。
そんなこと考えながら夢に落ちた。


翌朝。
オレは自分の体が軽くなっていることに気付いた。
熱を測っても平熱である。
休めねぇじゃんよコレじゃぁ・・・。そう思いながらしぶしぶ学校へ向かった。
とりあえず昨日より防寒(ジャージ+Yシャツ+セーター)は完璧に施してきた
コレで昨日のようにはいかんだろう。
今日の作業は剪定枝の回収だった。
リアカーに落ちてる枝を拾って入れればいいのだ。
正直楽である。
拾ってればいいので。
山盛りになるまで積んだら外に持って行って所定の位置に撒ける。
病み上がり作業としてはいい按排だった。
昼は職員用の弁当を貰った。
行田給食って奴で、雄大とかは不味いと言っていたがオレは特に何も考えずに食べた。
別に不味くなかった。普通に美味かった。
ソレを食べてからオレは山本に昨日風邪ひいたことを伝えた。
その後オレの必死の説得により今日は半日で帰れるようにした。
プラプラとしながらオレは家に帰った。
帰ってから「東方」でもやろうとパソコンをつけてふと思い出した。
そういえばオレ来年から実習するっていう研究所の場所わかんねぇや。
パソコンもついてたしオレはYAHOO地図で検索してみることにした。
一発で出てきた。
場所もなんとな~くだが分かる位置だった。
オレはじゃあ今から実際に行ってみようって思った。
調度暇だったからだ。


しかし知ってると言ってもあそこかな~って按排に知ってる程度だったので・・・。
最初は普通に迷った
ある方向は分かっていたのでソッチに行きゃ見つかるだろうと色々と道をウネウネ曲がりながら目的地を目指した
そしてついに辿り着いた。
距離的には高校と同じかそれより少し遠い程度
なので自転車で通える範囲内だった。
最初は自転車で通って免許取ったら車で来てもいいよなこのくらいの距離
オレはそう通学予定を決めて帰宅した。
その途中で「ファミ通」を立ち読みするために本屋に寄った時・・・。
「シャーマンキング完全版」というのを見つけた。
どうやら本編で描かれなかった「真完結編」が読めるらしい
毎月2冊づつだして全27巻だから・・・。
全部集めるのに約1年はかかるな。
つまり「真完結編」が読めるのは1年後か・・・。
正直その「真完結編」の部分だけ買えばいいんじゃね?とも思った。
でもオレは全巻集めることにした。
それが作品に対する礼儀だと思ったからだ。
その後・・・オレはコレを買いつづけて良かったと思ったと言う話に繋がっていくが・・・。
まあそれはまたの機会にでもってことで・・・。


農当三日目。
もう特に何を言うでもなくもくもくと枝を拾ったりペースト塗ってる自分がいた。
仕事をすること自体に不満は無かった。
しかし一日付きっきりでやってたにも関わらずその仕事は全部終わらなかった
もう少し時間があればな・・・。
明日は大学校に書類を出さなければならないので農当には出られない。
そう山本に言ってオレは帰った。
しかしその書類は実は郵送でも良かったらしく、オレは素直に郵送することにした
そして一日げ~むに励んだ。
家庭研修最後の二日はげ~むで流れていった。


卒業式予行の日
久しぶりに会ったクラスの奴と適当に話していた。
どうやらほとんどの奴が免許を取るために教習所に通ったりしてるらしい
合宿で一気に取った奴等も居たようだし・・・。
予行自体はそんなに時間がかからなかった。
その後にあった表彰式でオレは二枚ほど賞状を貰った
「成績優秀賞」「皆勤賞」だ。
この賞状が貰えたってことはつまりあの最後の農当は本当に出なくてよかったんだ~~。
まあ分かってたけどね~~。分かってたともさ・・・。
でもオレはケジメだけはつけたかった。
みんなからの誘いを全部断ってオレは山本の元に・・・。
「山本・・・最後の農当をやろうじゃないか。」
「おお、どうした。イキナリやる気満々になって・・・まあやるって言うなら止めないけどよ。」
「おう。じゃあオレは勝手にやることにするぜ。」
昼飯(職員用の弁当【山本の】を貰い、着替えてから農場へ向かった。


最後の農当。
文字どうり、オレはコレを最後の農業実習にするつもりで挑んだ。
まあ卒業するんだから物理的に最後になるのは当たり前だけどな
最後のケジメ・・・自分がやり残した仕事を終わらせるためにオレは実習を始めた。
日が沈みかけた頃・・・。
オレはようやく全部の作業を終わらせた
「終わったーーーー。」
そう言ってついつい倒れこんでしまった。
空はもう暗くなっている。
帰ろう。
そう思った。
でも・・・その前にこの農場を見て回るか。最後・・・だしな。
オレは一人農場の外周を回り始めた
思い出されるのはあの作業の日々・・・。
一歩踏み出すたびに、懐かしくそれはオレの中を思い浮かんでは消えていく・・・。
気付けばもう出入り口だ・・・。
ココを出たらもう・・・。
少し戸惑いつつも一歩その外へ踏み出す。
「あばよ。」
自然と口からそんな言葉が漏れた。
少し視界がにじんでる気がしたが・・・汗が目に入ったのかもしれない・・・。
少し暑かったからな・・・。
オレは農場の出入り口を閉めて学校へ帰った。


学校に着くなり山本に遭遇した。
「終わったか?」
「ああ、気がすんだからもう帰るよ。」
「そうか。・・・なあ、ハカセ。」
「ああ?」
「自分がどれだけ凄いことしてたか分かるか?」
「わかんねぇ。」
「オレに言われたからだったかもしれない・・・でもお前は最後にはこうやって自主的にやるようになった。それって普通に考えても凄いことだぞ。」
「ふ~~ん。そうかな・・・コレから先はコレが普通になるんじゃいのか?」
「大人ってのはそういうものかもな。」
「じゃあオレは凄くねぇ・・・当たり前のことを当たり前のようにやっただけだよ。」
「オレは今のお前を凄いって言ってるんだ。」
「!!」
「お前はよく頑張ったよ。お疲れ、ハカセ。」
「ああ。スゲェ・・・疲れたけどさ・・・スゲェ・・・楽しかったぜ!」
「それで良い。お前はそれで良い。自分の往く道をしっかり見据えろよ。大学校でも元気でな!!」
「ああ。山本も・・・元気でやれよ。」
オレはそれ以上言葉を紡げなかった・・・。
本気で泣きそうだった。
馬鹿みたいだが・・・自分のやってきたことを認めてもらえて嬉しくなったのかもしれない・・・。
でもオレは冷静になってよく考えてみると・・・。
「あれ?そういうのは卒業式の日に言うもんだろ・・・馬鹿だな山本・・・。」
乗ったオレもオレだが・・・。
まあ良いか。
ちょっとグダグダなくらいが調度良い
オレは手早く着替えて少しロッカーを掃除した
この数日でまた汚くしてしまったからだ。
それが終わる頃にはもう日は完全に沈んでいた。
ロッカーに鍵をかけ・・・
「最後までありがとよ。」
そう言い残し、オレは鍵を山本に返して学校を後にした・・・。


卒業式の当日は朝から雨が降っていた
最後の最後にこの中登校っすか・・・。
車で送ってもらえばいいのに、オレは最後だからと無理を言ってカッパ着て自転車登校をした
卒業式自体は凄くグダグダだった。
何か全然しまんねぇな・・・。
でもま、それで調度よかったのか・・・??
さらに、その日になって知ることになったが卒業後の進路、就職先が決まってない(決めなかった)奴がいるらしい。
どういうことなんだよって思ったがオレは深く追求せずにしといた。
卒業祝いにみんなで飲もう(きっとマジで酒)って話になったがオレは午後から教習があったし、全然気乗りしなかったのでみんなに最後の別れを告げて帰路についた。
そのまま自転車に跨り校門を出る。
少し行った所で一回学校を振り返る。
コレで最後・・・。
もうこの道を走ることも無い。
もうアイツらと馬鹿をすることも無い。
もう、もう・・・

あの学校に通うことは無いんだ・・・。
その時やっと分かった。
いつの日か感じたあの気持ちの正体。
きっとオレは少しでも長くこの時間を過ごしていたかったんだ・・・。
もっと一杯、楽しいことも辛いことも、一杯、一杯・・・
たくさんの思い出を紡ぎたかった。
でも、もう全部終わった
その事実だけがオレの胸を締め付けた。
頬に何かが当たる・・・何かと思えばだ・・・。
でもずいぶんと暖かい雨だな・・・。
雨は頬を伝ってアスファルトの地面に落ちた。
雨はしばらく降り続いていた・・・。
オレはその場で声を押し殺すことしかできなかった・・・。


教習から帰ってきたオレはかつてない無気力感に苛まれていた
完全に何もする気が起きない。
布団に寝転がり、ずっと天井とにらめっこしていた。
「ずっとこうしていても仕方ないだろ・・・。」
そう思いつつもオレは実際には何もできない。
せいぜい寝返りをうつ程度。
ふと鞄に視線が向いた。
そこにはデカイ冊子が入っている。
「卒業アルバム」って奴だ。
おもむろに鞄を引き寄せ、アルバムのページをめくった。
そしてオレは一つ一つ・・・思い出を思い返していた・・・。




『入学式に会ったマリモヘッドジョリ平山のこと』
『それを皮切りに広がった交友関係のこと』
『初めて体験した農業実習のこと』
『速攻で辞めた部活動のこと』
『遠足帰りにあったカツアゲ事件のこと』
『高校初のテストで気付いたやればできること』
『池田の携帯を届けたお陰で親と大喧嘩したこと』
『二回目のテストで確信した努力の大切さのこと』
『夏の日差しの中でやった農当のこと』
『夏休み明けに急に辞めていった奴のこと』
『スパロボとの出会いで変わったオレの価値観のこと』
『体育祭の黒歴史競技の数々のこと』
『初めての文化祭でやった鬼畜ゴルフげ~むのこと』
『一年生最後にあった盗難事件のこと』
『資料0の状態からレポートを作って満点をとったこと』
『春休み中にした新学期の準備のこと』
『クラス替えによる人間関係の半リセットのこと』
『実習を果樹専門で頑張り始めたこと』
『農業研修で固まった新たな友情、そして盗難紛い事件のこと』
『「ネギま!」との出会いで覚醒したオレのオタク魂のこと』
『ネット通販にハマって色々買い漁ったこと』
『いつのまにか成績が常に一位固定になりだしたこと』
『金使いの荒さを自覚しつつ色々買い漁ったあの夏の日々のこと』
『「ギャルゲー」にハマりだしたあの夏の夕方のこと』
『ダイパが流行ってたあの文化祭準備期間のこと』
『雄大の財布を捜して家まで着いて行ったこと』
『割と楽しかった生産物販売のこと』
『修学旅行であった喜劇と悲劇のこと』
『でも楽しかったと思った気持ちに嘘はなかったこと』
『9月から頑張った図書委員会の活動のこと』
『ポチャンして買いかえた携帯のこと』
『リアルに辞めてった奴らに何も感じなかったこと』
『ジャンケンに負けて図書委員になれなくて悔しかったこと』
『寄り道のために帰宅路のパターンが増えまくったこと』
『自分のやりたいことを見つめ直して進路を考えたこと』
『司書の先生にお菓子の包みを餞別に貰ったこと』
『農業大学校への進学を決意し、見学会に行ったこと』
『乙4の資格のために補習に行ったあの夏休み序盤のこと』
『人よりも多く農当をやらされたこと』
『その時に食ったラーメンやうどんが素直に美味かったこと』
『「らき☆すた」にハマってアニメをチェックし始めたこと』
『ニコ動にアカウント登録したこと』
『「SNOW」にハマった夏休み終盤のこと』
『最後の体育祭で全学年中2位という成績を残したこと』
『「書留」の読み方が分からなかったこと』
『最後の文化祭だったのに非協力的だったこと』
『馬鹿の乱入で壊された放課後の一時のこと』
『文化祭当日に一人で30分店番したこと』
『模擬店のデザインが評価されて賞状を貰ったこと』
『同じ中学だった女の子と話してたら勘違いされたこと』
『最後のロードレースで「103位」だったこと。』
『面接練習やら受験対策そっちのけで遊んでたこと』
『その所為で学校に上履きを忘れて取りに行ったこと』
『推薦入試の「小論文」がスラスラ書けたこと』
『この世に無駄なことは無いと悟ったこと』
『面接最後の質問に自信を持って答えられたこと』
『学校帰りにみんなとマックに寄って駄弁ったこと』
『そしてこんな時間を過ごせるのもあと少しと気付いたこと』
『一人で合否にハラハラしたこと』
『テスト中に結果発表でさらにハラハラしたこと』
『結局は合格で凄く嬉しかったこと』
『感動のあまり判子を余計に押してしまったこと』
『農経の追試対策でみんなで勉強会らしき物をやったこと』
『怪我をしたけど「ガスト」での食事は楽しかったこと』
『司書の先生に報告をして通知表を見せたこと』
『色々流された挙句本まで借りてしまったこと』
『借りた本は普通に面白かったこと』
『冬休みに取り始めた普通自動車免許のこと』
『東方のプレイ動画を見てハマってしまったこと』
『進路に対する話を二年生にしたこと』
『ロッカーを掃除してキレイにしたこと』
『最後のテストだったのにカラオケとか行ってしまったこと』
『でもテストの結果は普通に良かったこと』
『家庭研修は自分の時間を過ごしたこと』
『一回目の修検で速攻不合格になったこと』
『大学校の説明会がちんぷんかんぷんだったこと』
『二回目の修検は普通に受かったこと』
『何故か夏休みの続きで農当をやる破目になったこと』
『研究所の場所を調べて実際に行ってみたこと』
『その帰りに「シャーマンキング完全版」を買ったこと』
『「成績優秀賞」と「皆勤賞」で賞状を貰ったこと』
『最後の農当をやって農場に別れを告げたこと』
『その帰りに山本に作業に対する自主性を認めてもらえて嬉しかったこと』
『ロッカーを再度掃除して本当の別れを告げたこと』
『卒業式が普通にグダグダだったこと』
『みんなの誘いを断って一人帰ったこと』
『その帰り道、やっと気付いた気持ちのこと』




「・・・・・・。」




オレは・・・勘違いをしていた・・・。
確かにこんな時間をもっと過ごしていたいという気持ちはあった。
でも、ソレは違う。
だってオレはもうこんなにもたくさんの思い出をもっているんだ。
それだけは事実だ。
そして・・・物事には必ず終わりが来る
オレの高校生活は終わったんだ・・・。
たくさんの・・・、そう『宝物』と言っていいほどの思い出をオレの中に残して。
ソレに気付かずに今まで無気力でいたのか・・・。
凄く情けない気がした。
楽しいことよりも悲しいことや辛いことの方が多かったかもしれない
でも、それでも・・・
オレが歩んできた道がそこにあるんだ。


『それで良い。お前はそれで良い。自分の往く道をしっかり見据えろよ。』


山本・・・このことだったんだよな。
アンタが言いたかったことは・・・。
オレ・・・ちゃんと見つけたぜ
オレの歩いてきた道・・・そしてコレから往く道を・・・
もう十分だった。
オレはアルバムを閉じると立ち上がり、窓の外へ目を向ける。
そうだ。オレの思い出はココにある。
この『宝物』を胸にオレは決意を新たにする
オレはオレの想いと共に未来へ新たな一歩を踏み出した。




過去語~高校生編~ 完。。
過去語~大学校編~へ続く。。
[ 2007/11/30 00:00 ] 小説(完全版) | TB(0) | CM(0)

~あらすじ語~高校生編⑨「一番の宝物」








『おい!螺豪の内部ですら敵がわんさか湧いてるぞ!!』
『「各個撃破しろ!!何とかして持たせるんだよ!!!」』
『くそ!!やるしかねぇのか!コレでアイツらミスりやがったら殴り倒してやる!!』
『喋ってる暇あるんだったら手を貸しなさい!!もう結界持たないわよ!!!』
『分かってますよ霊夢さん!!』
『アイツら・・・大丈夫かな・・・私も早くココを片付けて、外へ行かなくちゃね・・・。』


『敵が多すぎるよ!!良ちゃんどうしよう!!』
『だぁああああ!!だから正面突破なんて男らしいことなんてしなきゃよかったんだって!!』
『もうやっちまったんだししょうがねぇだろ!!やるしかねぇ、やるしかねぇんだ・・・。』
『あーーーーーーー!!』
『どうした!!』
『三番ゲートから大量に敵侵入してきた!!』
『またか!!おい、弾幕薄いぞ!!何やってんだ!!』
『「こっちだって必死なんだぜ!!無茶言うなよな!!!」』
『「流石に人数が少なすぎよ!!もう少し誰か回せないの!?」』
『くっ!!どこも人手不足だな・・・。とりあえず三番ゲートに一番近い奴は!?』
『え~と、メダさん達が一番近い!』
『メダさんーーーー!!』
『「何だこの野郎!!コッチは忙しい!!」』
『だろうね!!そんな所悪いんだけど三番ゲートから敵が大量に侵入してきてるんだ!!それを食い止めてくれ!!』
『「おい!ソレはマジで言ってるのか!?コッチだって人手不足でやってられないんだぜ!?」』
『「メダ!!ココはオレとゼオラで片付けとく!!メダはその三番ゲートに行ってくれ!!」』
『「アラド!?お前・・・。」』
『「いいから行けよ!!別に死ぬつもり無いっての!!!ココが片付いたら追いかけてやるさ・・・。」』
『「・・・分かった。アラド、ゼオラ後は頼んだぜ!!ネロ!行くぞ!!」』
『三番ゲートはそこから真っ直ぐ進んだところだ!!頼みましたよ!!!』
『「ああ、任されてやるよ!!」』


『おいおい、本当に多いな・・・。泣いちゃいそうだぜ。』
『さ、流石に疲れるわね。』
『でも、ココを通すわけにはいかないわよ・・・。』
『ああ、分かってるぜ。一匹でも多く、こいつらを打ち落とす!!恋符「マスタースパーク」!!!!!』


『こいつら・・・割としぶいといな。』
『あら?バテたのかしら・・・外界産の吸血鬼は疲れやすいのね?』
『何だと?お前もう一回言ってみろ・・・。』
『おーーい、お二人さ~んそんなことしてる暇じゃないぜ~~。』
『黙ってろホーセン、コレは私とコイツの問題だ・・・。』
『お嬢様。ココで仲間割れされても迷惑なんですが・・・。』
『分かってるわよそれくらい。私が悪かったわよ。』
『ふん、生意気なガキだな・・・。』
『コレでも私は齢500年なんだけど・・・。』
『じゃあババアじゃん・・・。』
『あぁ!??アンタ今なんつったぁぁああああ!!』
『ロリババア・・・。』
『何か増えてるし!!お前だって吸血鬼なんだから実際は数百年は生きてるんでしょうが!!』
『ああ、私はまだなってから日が浅いから見た目どうりの年齢なんだけど・・・。』
『くっそぉぉぉおおおおお!!!ジェラシィィィィイイイイイ!!!!!』
『もうカナちゃんダメだよそうやって喧嘩しちゃ・・・仲間割れはよくないんだよ?』
『うんゴメン。愛依がそう言うなら止める。悪かったなロリババア。』
『全然反省して無いだろオマエェェエエエエ!!!』
『まあまあお嬢様落ち着いて・・・。』
『あーーーーーーー!腹立つ!!この鬱憤、どう晴らしてくれようか・・・。』
『じゃああちらの方々は敵なので好きなだけボコってください。』
『よっし任せろぉぉぉおおおおお!!天罰「スターオブダビデ」!!!!!!』
『さて、私達は少し休みましょうか。』
『扱い慣れてるな~~。』
『まあ、ウチのお嬢様ですから・・・。』
『はっはーーー!!どうだこの野郎!!コレが効くか!?はははははは!!!死ね!死んでしまえ!!!』
『かなり荒れてるな~、誰の所為だ?』
『『『お前だよ!!!!!』』』


『さて、そろそろいいかな・・・。』
『でも本当にこの作戦で上手くいくのか?』
『何とでもなるさ。無理を通して、道理を蹴っ飛ばすんだよ。それがオレ達、「超銀河大グレン団」のやり方だろうが!!』
『おい、いつからそんな天元突破な団名になった?』
『いや、この決め台詞言うならこの方が語呂が良いかなって思って適当に言ってみた。』
『おい、中では激戦繰り広げてるんだ。やるなら早くやっちまおうぜ。』
『そうだな。まず、コレは連携プレーだ。一人でもミスったらそこまでだ。そこん所注意してくれ。』
『分かってるって。』
『簡単に説明するぞ。あの要塞には強力な魔法障壁が張ってある。このまま突き進んでも螺豪はその障壁が破れないと要塞に突入できない。だからまず、進路確保のためにその障壁を消し飛ばすのがオレ達の役目だ。』
『で、結局どうやってその障壁を貫くんだ?』
『この「超銀河螺旋弾(障壁破壊専用)」をぶち込む。』
『見た目からしてスゲェ重そうなんだけど・・・コレって本当に飛ぶの?』
『飛ばすんだよ。』
『ちなみにどれくらいの質量?』
『さあ・・・。メダが作れる限界の質量って言ってたけど・・・まあどうにかなるんじゃね?』
『この一戦に全人類の未来が懸かってるのにそんな適当でいいのかよ!?』
『大丈夫大丈夫。何とでもするから。』
『どっからその自信が出て来るんだよ・・・。』
『よし、割り振りを決めるぞ。まず役割はこの弾を打ち出す「砲台役」、それを打ち返す「バッター役」、それをオレのところに誘導する「誘導役」の三つだ。』
『砲台はオレがやる。その手の弾丸打ち出しは慣れてるからな。』
『打ち返すのはオレがやる。場外まで吹っ飛ばせば良いんだろ?簡単だ。』
『え?オレが誘導すんの!?』
『池田。任せたぜ。』
『誘導なんてどうやんだよ!!熊田が打ち損じて変な方向いったら・・・』
『その時は全力で追っかけてオレの方向に吹っ飛ばせ。』
『マジかよ・・・オレ責任重大じゃん。』
『全員同じだ。誰か一人でもミスったら終わりって言ったろ?』
『そうだな。気合入れるか。』
『軽くストレッチしておくかな・・・。』
『準備ができたら言えよ。この弾を直道の「千秋」に合うようにサイズ調整するから・・・。』
『それ小さくできんの!?』
『は?当たり前だろ?こんなの普通に飛ぶわけ無いじゃん。』
『うわぁ・・・イキナリ現実めいたこと言われた~~。テンション下がるわ~~。』
『でも小さくしたらその分威力とか、耐久力が落ちて射程が短くならないか?』
『小さくできるって言っても一時的にだ。オレの所まで飛んできた時には元どうりの大きさに戻るさ。』
『あ、そう。』
『よし、もう準備はいいか?』
『ああ、迷っててもしょうがねぇ・・・やっちまおう。』
『んじゃ、位置につけ。』
『うわ、本当にピッタリサイズになっちまってる・・・コイツはすげぇな。』
『あ、池田。お前はできるだけ遠くに飛ばすことだけ考えればいいからな。』
『は?どうして・・・。』
『オレは「次元跳躍」でテレポートみたいなことできるからどこ飛ばされても瞬時に追えるから。』
『早く言ってソレ!!今の今までどうしようか悩みまくってたんだからな!!』
『よし!!行くぞ!準備はいいか!!?』
『『『バッチこーーーーい!!!』』』
『よし、いくぞ。「千秋」!!「超銀河螺旋弾」、発射!!!!!』


ドウッ!!!!!


『コイツを・・・打ち出せば、い、い、ん、だな!!!!!!』


ガッ・・・・・・キィィィッィィイイイイイイイイイイインンンンンンン!!!!!!


『おぉっぉぉぉぉおおおおおおい!!相当変な方向飛んでるんですけどぉぉぉぉおおおお!!』
『大丈夫だ池田!!ギリギリファール線は越えてないぜ!!フェアだ!!!』
『そういう問題じゃないですからぁぁぁああ!!!』
『池田!!意地で拾え!!!!!』
『あーもう!!この野郎!!!!!!!』


ゴッッッバァァァァァアアアアンン!!!!!


『お、良いとこ飛ばしてくれるじゃないか・・・。直道!熊田!池田!お前等の想い受け取ったぞ!!!!!』
『ココで打ち損じたら絶対許さねぇぞ!!!』
『ぶちかませ!!!』
『頼んだぞ・・・!!!』


『『『   ーーー!!!』』』


『凄い声援もらっちたな・・・コレは外せねぇよな!!!!!超銀河!!!電磁波動砲(レールバスター)!!!!!!!!


ゴッ!!!!!!!!!!!!!!!




これは未来(あす)の希望(ひかり)を掴むために足掻き続けた漢達の物語。
それは近くて遠く、遠くて近い『世界』の物語。





『・・・た。・・・ゆ・・。優太。』


優太「ん?」
由紀「あ、やっと起きた・・・。どうしたの?何だか妙に疲れてない?」
優太「え?いや、何だっけ・・・何かもの凄く壮大な夢を見てた気がする・・・。」
由紀「へぇ~、どんな夢?」
優太「・・・何だったけ?思い出せねぇや・・・。」
由紀「夢なんてそんなものだよ。」
優太「でもさ、その夢・・・何だか懐かしい感じがしたんだ・・・もしかして、前世の夢って奴なのかな?」
由紀「う~~ん、私には分からないな。そーいうの。」
優太「ま、そんなこと考えててもしょうがないよな・・・。」
由紀「そうだよ。早く帰ろうよ。」
優太「ん、ああ。」
由紀「でも早かったよね。」
優太「え?何が?」
由紀「何って・・・私達今日この学校卒業するじゃん。」
優太「あ、そうか。今日は卒業式だったか・・・。」
由紀「そうだよ。何言ってるの優太・・・変だよ?」
優太「ああ、どうしてだろうな・・・。こんな大事なこと忘れるなんて・・・。」
由紀「もう、しっかりしてよね。みんな門の前で待ってるよ?早くいこっ!」
優太「そうすっか。」


鳳仙「あ、ダンナ!!」
千草「ユッキーお疲れ~~。」
優太「オレ起こしに行くだけで疲れるかよ・・・。」
由紀「これからどうしようか。」
唯 「お腹空いたしどっかで食べていこうよ!!」
優太「あれ、唯?お前、いいのか?」
唯 「え?何が??」
優太「だって、お前軽音部の奴らと・・・。」
唯 「別に今生の別れって訳でもないんだし大丈夫だよ。結局大学も同じ所になったしね。」
優太「・・・まあ、お前がそう言うなら別にいいんだけど・・・。」
千草「食べに行くなら焼肉が良いです!!!」
蓮 「制服着て行くところじゃないですよね。」
唯 「えぇ~そうかな?」
蓮 「私は皆さんがよろしければ構いませんが・・・。」
鳳仙「オレはダンナが良ければ。」
由紀「私もどこでもいいし・・・。優太はどうしたい?」
優太「ええ・・・結局オレに丸投げかよ・・・。いいんじゃなイカ?別にどこだって・・・。焼肉食いたいなら焼肉でも・・・。」
千草「別に吉野家でもいいんだぜ?ユウ君。」
優太「そのチョイスはなに?オレへの当て付けか?」
千草「別に~~、ただ女の子と二人で行くようなところじゃないよね~~。」
由紀「女の子?」
優太「接待!!接待で行ったの!!やましいことはなーんもないの!!!」
由紀「本当?何かもの凄く怪しいんですけど・・・。」
千草「ユウ君は知らず知らずの内にフラグを立てる天才だからな・・・。」
優太「そうやって人をフラグ量産機みたいに言うなよ・・・。」
鳳仙「ねぇねぇ、どうでもいいから早く行こうよ。オレ腹減ったよ・・・。」
蓮 「そうですね。もうお昼は過ぎてますからね。」
愛依「あ、居た!みなさ~ん!!」
優太「あ、愛依・・・と奏か。」
奏 「おい、私は愛依のついでか?お前にとってはついで以外の何でもないのか!!」
優太「は?お前イキナリ何を怒ってるんだ・・・。」
奏 「愛依~~コイツデリカシーの欠片も無いよ~~。私のガラスのハートは音もなく崩れ落ちていくよ~~。」
優太「ガラスのハート・・・はっ。」
奏 「キサマ・・・!!いま鼻で笑ったなこの野郎・・・。」
愛依「まあまあカナちゃん抑えて抑えて・・・。」
千草「さ~~て、みんな集まったことだしとっとと行こうよ。早くしないと店占領されちゃうんじゃなイカ?」
優太「それもそうかもしれないでゲソ。」
千草「しかしよくこの『イカ』や『ゲソ』ネット流行語大賞の銅賞取れたと感動さえ覚えるでゲソ。」
優太「まあそういうニーズも多かったって話しじゃなイカ?」
千草「でも金賞はやっぱり『そんな装備で大丈夫か?』だったらしいじゃなイカ?むしろそんなの金賞にして大丈夫か?」
優太「大丈夫だ、問題ない。それより千草、帰ったらモンハンやろうぜ。やっぱ大勢でやった方が楽しいと思うんだ。」
千草「君の頼みは断れないよ。帰ったら部屋に行くね。」
優太「ああ。」
唯 「あ、3rdやるの?私も一緒にいいかな~?隠しの赤い奴とか白い奴とか黒い奴とかが一人だと心許無くて~~。」
優太「そ、そうか・・・。分かったできるだけ協力してやるよ・・・。(コイツ一体どこまで進めてんだよ・・・。)」
千草「じゃあ決まり!!そうと決まればさっさとご飯を済ませて帰ろうぜ!!」
蓮 「もう帰る話してるんですか?気が早いですね・・・。」
由紀「あ、そうだ。私は夕飯の買出しも行かなくちゃな・・・。」
優太「なに?そうなのか・・・手伝うか?」
由紀「いいよ、今夜分買うだけだから。」
愛依「私も付いてくから大丈夫だよ。」
奏 「そして私も付いてくからなおのこと問題無しだ!!」
優太「ふ~~ん、じゃあ悪いけど頼むな。」
由紀「うん。」
鳳仙「なんか店に電話したら人数分ちゃんと空けてあるって。」
唯 「え?何でそんな上手い話になってるの??」
鳳仙「オレのバイト先なんだよ。もうすぐ辞めちゃうんだけど。」
優太「オヤジの奴そんな気を使わなくてもいいのにな・・・。」
鳳仙「いいんじゃない?好きでやってるんだよ多分。」
優太「それじゃあ、ご相伴に預かろうかね。おい、みんな行こうぜ?」
由紀「うん。いこいこ。」
蓮 「はい。行きましょう。」
鳳仙「へへ、楽しみだな~~♪」
千草「さて、何の装備でやろうかな~~。」
唯 「おにく~~おにく~~はおいしいよ~~だっておにくだも~~ん♪」
愛依「おねえちゃんその歌意味分かんないよ。でも、良い歌だね。」
奏 「愛依、実は私・・・箸が持てない病なんだーーーー!!だからお肉焼いて食べさせて欲しいんだけど~~♪」
優太「うわ・・・なにコレグダグダ・・・。色々あったな。でも、コレからなんだよな・・・今が終わっても、未来はきっと違う今がオレ達を待ってる。」




これは、夢を追い続けるの物語。




優太「よし、往くぜお前等!!肉が、そして未来(あした)がオレ達を待ってるぜ!!!!!」
『『『『『『『バッチこーい!!!』』』』』』』
優太「何か知らないけど最後だけもの凄い団結力だったな・・・。」




これは、夢を追い続ける漢の物語。
それはとても長いようで、短かった日々の物語・・・。
思い返した思い出の数だけ漢は前へ進み続けた。
その心に残ったのは・・・
かけがえのない、かけがえのない・・・



『一番の宝物』


その宝物を胸に漢は歩き続ける、未来への道を・・・そして漢は・・・
これは、夢を追い続ける漢の物語。





~あらすじ語~高校生編⑨「一番の宝物」 完。。
[ 2007/11/29 00:00 ] 小説(完全版) | TB(0) | CM(0)

過去語~高校生編⑧「最後の行事と推薦入試」~

いわゆる高三の夏休みは忙しい・・・。
オレの学校は就職する生徒が八割なので企業訪問、会社見学かな?をする生徒がその説明を受けに学校へ毎日のように通っていた。
オレは進学なのでそんなことはしなくて良かったが・・・違う事情からオレは学校に来ていた。
「危険物乙4類」(選択授業)資格取得の勉強会があったのだ。
基本自由参加だったがほとんどの選択生徒達が集まった。
試験一週間前から始まり一週間半日中ずっと勉強するという物だったが毎回出席率はみな高かった。
それだけこの資格には大きな魅力があるという話だ。
興味があるなら調べてみよう。。
試験は深谷というネギが有名な所の学校で行われた。
みんなと待ち合わせ、試験と無関係なことを話しながら歩いた。
板垣君が煙草吸ってたりしたがみんなでスルーすることにした。
その姿が完全におっさんだったからだ!!
試験が終わってからは熊谷まで帰ってきて昼飯をサイゼですませて適当に解散した。
オレは駿一や福山と一緒に無難に帰路についた。


この夏、オレはもう一つ記憶に残ることをした。
それは「農当」だ。
通常なら多くても3回でれば良いはずの当番だったが・・・。
担任のスキンヘッド山本に・・・
「大学校の推薦状が欲しいなら農当10回は出ないとな。大丈夫大丈夫、君ならできるできる!!」
半ば強制的にやらされる羽目になりました。。
果樹園のネットはりをしたりブルーベリーを収穫したり、収穫した物を調整して学校近くの市民プラザで売ったりした
あとから数えてみたら半分の5回くらいしかやってなかったが・・・。
それでも人よりやった。
1回も出ないで夏休み終わる奴だって居るのに・・・。
今更考えると10回だの20回だの・・・どんだけ小さなスケールで物を語ってるんだろうって思った。
それだけオレは子供だったってことだろう。
ちょっと悲しくなったが今となっては良い思い出である。
ネットはりの帰りに駿一と食いに行ったラーメンや、山本に奢ってもらったうどんは美味かった。


夏休みだったから他にも色々なことをした。
この頃やっとニコ動にアカウント登録したな。
あの頃のニコ動は良かった。
アニメとか高画質で見れたし・・・。
「らき☆すた」にハマってアニメを舐めるようにみたり、漫画も買い始めた。
ハマッたキッカケは夏休み前に小松に進められて買った「萌えドリル」の影響だった。
夏休み前半は基本的に部屋に篭って「萌えドリル」をやりまっくていた
ハイスコアを出すたびにテンションが上がりまくってたな~~。
「らき☆すた」にハマッたことでオレはアニメをチェックするようになった。
コレのお陰で今もアニメに心酔してるのだろう。
お盆くらいだろうか、乙4の結果が届いた。
普通に合格だった。
まあ分からんかった問題1、2問位しか無かったしな・・・。
どうやら駿一や福山なども受かったようだ。
落ちた奴らも居たがまあチャンスはまだあるので頑張れとだけ言って励ました。
それと同時に「SNOW」というギャルゲーにハマる。
今はなのにげ~む内ではなのだ。
画面の向こうは涼しそうだな~とか思いながらボタンを押していた。
攻略ヒロイン数はそんなに多くないが結構文章量があった気がする。
それに隠しキャラの攻略がもっともめんどくさく、残りの夏休みを全部使い切ってしまったくらいだ
色んな意味で暑い、そして熱い夏休みだった。。


夏休みも明けた。
高校最後の夏休みは兎に角暑くて熱かった。それにスゲェ充実してて楽しかった。と振り返ったもんだった。
9月下旬PSPを新型に買い換えた。
2000版は兎に角軽かった
この軽量化はマジで半端ねぇと思った。
正かこの後に画質が上がった3000版が出るなんて予想もしてなかった。
大体この時期くらいからほとんど意味も無く日記なんてものをつけ始めた
今では完全に日課になり毎日夕方に欠かさず一日の出来事を書き連ねている
真面目にアニメをチェックし始めたのもコレくらいからだった。
調度「CLANNAD」「ガンダム00」の時代である。
見始めるには調度良い時期だったと言えるかもしれない。
大学受験の方も試験内容、それと必要書類の詳細が発表されたのでボチボチ準備し始めようと思った。


必要書類の一つに「健康診断書」
とりあえず近場の医者に電話して予約をした。
何だかサッと終わって拍子抜けした。
むしろ待ち時間のほうが長かった気がした。
その次の日が体育祭だったのだが・・・。
何故か暑さと若干の緊張で気分が悪くなった
以外にもみんな盛り上がり、グダグダにはならなかった
最後の体育祭だからだろうか・・・。
オレは気分が悪いだの何だの考えないことにした。
兎に角走った。
100mリレーの選手だったからな。
ま、普通に陸上部の奴に負けたけど。
そして山本が午後から出張するらしくカメラ係を任された。
「何でオレ!?」
と、言ったら「適任だ。」との一言。
真面目に生きるってのも辛いものだとやっぱり思った
写真は適当に板垣や駿一の顔面アップを撮りまくり、ついでに種目風景を撮った
後日「良く撮れてた。」と言われた時は結局何でも良かったんかいっ!!とツッコまざるを得なかった。
最終的にオレ達は全20クラス中2位という想像以上の結果を残した。


次の週からは何の脈絡も無く中間テストが始まった。
高校生活最後の体育祭・・・思ったよりはずっと楽しく取り組めた気がする
正か全クラス中2位になるとは完全に予想外だった。
良い思い出が一つできた気分だった。
中間テストはは別に何があるわけでもなくいつもどうりの結果をキープした。
そして願書提出期間が近づいてきた。
オレは山本に呼ばれ、職員室で願書を一緒に書いた。
とりあえず校長に推薦書を貰い、願書を入れる封筒を買い、郵便局にて書留(この漢字の読み方が最初分からなかった。)で郵送。
願書に書いた文章はきっとオレ一人ではもの凄い内容になってしまっただろう。
そこは一緒に考えてくれた山本に感謝したいと思う。


願書を提出してからは文化祭の準備が始まった。
今年の文化祭はどうやら「ミスタードーナッツ」でドーナッツを仕入れてきて売るらしい。
そして何故か準備の段階から今年は気合が入っていて、ダンボールを相当量使っているようだった
傍目から見ても内装外装共に大分凝っているようだった。
まあオレは果樹班の方で用意しなくちゃいけないプレートの作成をしていたので準備の方はほとんどノータッチだった。
プレートは主に自分達が作っている作物についてをまとめてそれを展示すると言うものだ。
オレは市川と一緒にブルーベリーのプレートを作っていた。
まあまとめると言ってもほとんどウィキペディア辺りから引用して、それを自分達なりのアレンジを多少加えて終わりなのだが。
コレが良い具合に暇潰しになった。
準備期間中の三日間まるまるこれで果樹班全員でやってるフリを装いつつほとんどの時間を過ごした
プレート自体は二日目には完成してしまっていた。
体育祭で見せたあのやる気は一体何処へ消えてしまったのか・・・。
パソコンをいじりながら攻略サイトを見つつげ~むに勤しんだ。
しかし準備がおっつかないと言われて一回だけ放課後残って手伝ったりしたりもした。
準備を手伝っていると須田と関根が自腹でお菓子や飲み物を買ってきてくれた
オレも自分の割り当てに区切りをつけてから手を洗いに一回教室を出た。
何故かノリでペンキを手に塗りたくったりしてたので落とすのに苦労した・・・。
そして帰ってくると・・・。
何故か隣の六組の奴らが居た。
それだけなら別に構わなかったのだが・・・。
何故かソイツらはお菓子や飲み物を遠慮も無く、さも当たり前の用に飲み食いしていた


「は?」


オレは素直にそう思ってしまった。
何で全く関係も無い奴らが普通にそのお菓子や飲み物を食ったり、飲んだりしてやがる・・・?
それは・・・それは須田や関根が自腹切ってまでクラスみんなのために買ってきたもんだぞ・・・テメェらに食ったり、飲んだりする資格ねぇーーだろ!!
オレはそう文句を言おうとしたが須田に止められた。
気分が悪くなったオレはそのまま鞄を持って須田や関根、駿一、尾崎と一緒に教室を出て行った。
かなりイラついていた。
あの馬鹿共の所為で完全にやる気も何もかもが吹っ飛んだ。
こんな嫌な思いするくらいなら最初から手伝いなんてしなきゃ良かった・・・。


今年の前夜祭でやる勇姿によるパフォーマンスは何か文化祭当日にやる組というのもあるらしかった。
まあ結構見てて面白い物が多いので、一般公開する分には良いんじゃなイカと思えた。
しかしモテタイとか、ちょっと人気がでるよとか色々吹き込まれたらしく池田が舞台に立っていた。
完全にスベリまくりだった。
ネタも内輪ネタが多くて大抵の人達が分かんなかったんじゃイカと思う。
誰でもいいからあのおバカを舞台から下ろしてやってくれ~と素直に思った。
何か見てて凄く痛々しかったです。
文化祭当日は何だか知らないが台風が近付いているらしくかなり荒れた日になった。
それでもかなり大勢の人たちが来場していた。
オレ達は店番が無ければ兎に角暇暇だった。
体育館でやってるパフォーマンスやライブを見たり、何故かロッカーの整理をしながら暇を潰した。
オレも今更ながら何でこのタイミングでロッカー整理始めてるんだろうって思った。
オレの店番の時間になると何故かオレ一人を残してみんな体育館に行ってしまった
何か同じクラスの奴がバンド組んで演奏するらしいからだった
え?何それ、オレも見たいんだけど!!
とか言っても今更遅かった・・・。
お金を置いたまま・・・つか店をほったらかしにしたまま見になんて行けない・・・。
仕方なく一人で30分くらい接待していた
それでも午後だったからかお客はまばらでほとんど来なかったが・・・。
すると早々に須田とか雄大あたりが帰ってきた。
「妙に早かったな・・・。」
そう聞くとどうやらヴォーカル担当(ソレを目当てに行ったらしい)の奴が歌詞を全然覚えて無くって超グダグダだったらしく見てられなくなったらしい
それから少し売っているとどうにか売り切った
最後の方は烏龍茶が少し残ったので仕方なくオレはソレを片手に校内中を行脚して売ってきた。
まあほとんど押し売りにのようにして売ったが・・・。
どうやら後夜祭打ち上げというイベントが盛りだくさんだったらしいが、オレは人知れず帰った。
一人で店番したり、最後に校内中を声を出しながら売り歩いたのが地味に疲れたからだ。
というのは建前で、基本は面倒だったのでバックレたが正しい
休み明けには文化祭の片付けがあった。
高校生活最後の文化祭は馬鹿みたいに大変だった
しかし、何故か表彰で店の外内装を評価されて賞状とか貰った
ま、それだけ凝った分片付けるのはかなり大変だったがな・・・。
それに廊下についたペンキを落としたりもしたりで結構片付けも楽じゃなかった


夏休みの延長なのか放課後に残って実習をさせられることが多かった・・・。
別にもう暑くもなかったのでやること事態は構わなかったが・・・。
帰りの寄り道時間が無くなるのは少々泣けたかな
また、実習中ちょっと中学時代から一緒の女の子と話していると同じ班の奴ら全員+スキンヘッド一人「応援するよ!!」との熱いお言葉を貰ったりした・・・。
いや、すんません。ただ話してただけです・・・特にコレと言って何もありません。はい・・・。
何故か須田が事故って傷だらけで学校に来たこともあった。
朝、オレが適当にげ~むしてると近付いてきてどうしようって聞かれたりもした。
オレは、「とりあえず保健室に行け。」とつとめて冷静に言ってあげた。
事故ったって言ってもどうやら自分で思いっきりこけただけらしい・・・。
なので自転車自体は無傷だった。
その内にロードレースも終わり、季節はドンドン進んだ・・・。
そしてその日は近付いてきた・・・。


オレの推薦入試は刻々と近付いていた。
試験内容は「小論文」「面接」だ。
山本には面接練習は何度もやっておけよ
と、言われたが・・・結局一回もやらなかった
頼れるほど親しい先生はほとんど居なかったし、ぶっちゃけ本番一本でもどうにかなるかな~と軽く考えたりしていた。
「小論文」も何がテーマになるか分からないのにどう書けって言うんだ・・・。
なのでコレもぶっつけ本番で良いや~~と軽く流した。
まるで緊張感の欠片も無いご様子でした。
つまり当日までに準備しなくちゃならないのは健康な体一つだった。
緊張感の無さは一級品で、試験三日前にも関わらず学校近くにできたショッピングモールに遊びに行ったりしてた。
そんな感じだったのでオレは試験前日にちょっとうっかりしてしまった
「上履き」を学校に忘れたのである。
試験に持って行く荷物の準備をしてる時に気付いた。
気付いたのが帰ってきてスグだったので良かった。
スグ制服に着替えてから学校に引き返した。
とにかく必死にこいでこいでこいだ
普段の数倍早く学校に着いた。
下駄箱を開けて中から上履きを出してソレを前カゴに突っ込んで帰路についた・・・。
帰りは完全に脱力感の方が勝っていたのでかなりゆっくり帰った。
試験日一日前のことである。
コレ以降あまり緊張しなさすぎるのも考え物だと悟った・・・


試験日当日、オレは余裕で学校に着いた。
流石に当日は緊張していた
初めて一人でこういう試験を受けに来たからって言うのもある
高校入試のときは他にも何人か居たからどうにか緊張も緩んでいたが・・・。
今回はそんな仲間友人は居ない。
オレ一人だ・・・。
何でもそういうもんだ。
もう18歳・・・。
自分のことは自分でやっても全然問題無い年頃だ・・・。
オレは自分自身を鼓舞し、受付へ向かった。
見学の時からずっと思ってるが本当に広い・・・。
校門から入ってしばらくはが続いている。
初めての人はココは本当に学校か?と思ってしまうだろう。
少し進むと銀杏桜並木がある。
春になれば桜がキレイだし秋は銀杏臭いんだろうな~と思いながら玄関へ。
受付を済ませて試験会場へ、そこには大勢のオレと同じを持つ者達が居た。
オレは受験番号を確認して、席についた。
その日は緊張こそしていたものの体調の方は万全だった。
試験中気持ち悪くなったり腹が痛くなったりはしないだろうと思った。
しばらくして、試験についての諸注意、そして受験番号の確認が始まった。
まず始めは「小論文」だ。
簡単に言えば作文だ。
ある議題に沿って自分の考えをまとめると言う物だ。
問題はその「議題」についての知識をどれくらい自分が持ち合わせているか・・・。
全く知らないことだったらその時点でアウトだ
そんな心配もあったが、その時はその時なりに何か上手いこと書くしかないな。
そう考えていると時計の針が試験開始時刻を指した
推薦入試第一関門「小論文」が開始された。


時間と共に用紙をめくる。
議題は・・・。
どんなだったかは正直覚えていない。
多分あまりの緊張に記憶が飛んでいるのだろう・・・。
しかし、その議題の内容は「農業経営」という授業で度々聞く内容だった
「農業経営」を教えてくれていたのは一年の頃に「農業科学基礎」難しい方を教えてくれていた先生
つまりは農場長だ。
あの人の作るテストは三年になった今ですら何が何だか分からない内容だった。
毎年毎年赤点が続出する授業らしく、まともにやってても赤点取るほどらしい・・・。
そんな授業だ。
正直何を言ってるのかすら分からない・・・。
理解に苦しむような内容を延々50分も聞き続けなければならないのだ・・・。
こんなの何の役に立つんだ・・・。
オレは常々そう思っていた・・・。
そう思っていたはずだった・・・。
しかし・・・。
目の前の議題を書くのにコレ以上無いくらいの知識をオレに与えてくれていたのだ。
オレは鉛筆を走らせて時間一杯書き続けた。
あの授業が正か役に立つ日がこようとは・・・。
未だに信じられない。
でも、その授業のお陰でオレは目の前の「小論文」を書けている。
自分の知ってる知識のピースを一つづつ繋げて繋がらないところは肉付けをしつつ一つ一つはめていく
終了間際までオレの鉛筆は止まらなかった。
世の中には何が必要になるか分からないものだ・・・。
何でも知っているだけで価値があるんだと悟った瞬間だった。



昼。。
オレは緊張すると物が喉を通ってくれなくなるタイプなのでこの日はおにぎりを三つしか持ってこなかった。
それすらも入らないと思っていたが・・・。
割とスルスル入ってしまい、むしろ足りなかった
普通に弁当にすれば良かったな~と少し後悔した・・・。
コレが終わったら午後から「面接」だ。
オレはとりあえず「志望動機」だけは丸暗記した。
コレだけは必ず聞かれるし、それ以外は正直予想はできても確実性に欠ける・・・。
だったら最初から他を捨てて一番大事なことをハッキリと答えられた方が良いとオレは思った。
練習は本当に全くしてこなかったので、入退室の仕方すらうる覚えである。
高校入試の時に散々練習したし、アレが活きてればどうにかなるだろうと考えた。
そして無駄なことを考えないように・・・寝た・・・。


オレの順番がきた。
オレはうる覚えの金閣寺よろしく高校入試のとき練習した入退室をそのままやってのけた
まあアレだけ練習したんだ・・・。
嫌でも忘れないだろう。
どういう順番だったか・・・とりあえず自分の受験番号高校名と名前を言ってよろしくお願いしますと一礼したんだったか。
そして椅子に座り、まず「志望動機」をハッキリと通る声で早すぎず、遅すぎずちゃんと面接官の人全員に伝わるように述べた。
その後は動機の中にあった端々のキーワードから質問が飛んできた。
答えられる範囲で答えた。
「最近気になる農業についてのニュースは?」
コレだけは完全に予想外
普通に気になるニュースならそれなりに用意してきたが・・・。
流石は農業大学校・・・「農業」縛りできました。
オレはとりあえず当たり障りの無いように今は特に無いです的なことを伝えた。
でも、コレは最悪の答え方だ。
つまり興味が無いと取られるからだ。
何でもいいから答えるべきだったか?
でもそうするとその内容に深く突っ込まれたらもっと墓穴を掘りかねない
そうどっかの授業で聞いた。
面接ではあまり適当に答えるのは良くない。
深く突っ込まれて答えられなかったときは目が当てられないからだ。
だから分からないならハッキリ分からないと言った方がまだ良いらしい・・・。
それでもプラスに見られたりはしないが・・・。
そしていくつか質問されたあと、「コレが最後の質問です。」と言われた。
その内容は・・・


「この特産コースは特殊な専攻です。学校と研究所の間をたびたび往復しないとならない。体力には自信はありますか?それと、ソレを続ける自信はありますか?


オレは何も迷わなかった。
自然に口が動いてくれた。
今、この瞬間、オレが言うべきはこの一言だ。
「体力に自信があるわけではありません。」
それだけはハッキリ言った。
運動部に入ってたわけでもない・・・。
体力に自信があるか?
と聞かれて「ハイ!あります!!」とは答えられない。
を言うくらいなら胸張って本当の事を言うべきなんだ・・・。
そして続けてオレは言った。


「ですが・・・続ける自信は、通い続けて卒業する自信はあります!!」


そして、「面接」は終わった。
オレは退室すると真っ直ぐ家路についた。


こうして推薦入試は終わった。
試験結果、つまり合否は12月に出るようだ。
合否に限らず郵送で結果が届くようだ
推薦入試は終わったが、まだオレには期末テストが残っている。
間の悪い事に結果発表は期末テストの真っ最中の時にある
気になって勉強に手がつきませんでした。とは言えない。
オレは心の隅に合否のことは置いといてまず目の前の期末テストに集中することにした。
それでも不安ばかりが胸をよぎる。
自分自身を信じるべきだが・・・コレばかりは自信を持っていられなかった・・・。



過去語~高校生編⑨「一番の宝物」~へ続く。。
[ 2007/07/24 00:00 ] 小説(完全版) | TB(0) | CM(0)